じいさんと出会って1年くらい経つかな?時間経つの早すぎ?そこは目をつぶってくれ。
じいさんの話によると、向こうの世界ではもうさくらさんと義之が出会うぐらいまで進んでるみたいだ。
このままここにいたいのが本音だが最近じいさんが急かしてくる。
後、じいさんの話によると俺以外にも転生者が一人いるみたいだ。なんとまあ。素直に受け入れて速攻旅だったみたいだが…。
「お主には色々世話になって名残惜しいがそろそろ転生してもらうぞ」
「もう少し待ってくれないか?あと1週間…いや、7日でもいい」
「どっちも一緒ではないか!!」
「あっ。バレた?笑」
1年もいればじいさんとは仲良くなれた。しかし今回ばかりは許してくれなかった。
「今回ばかりは許せれんのじゃ、このままでは、お主は転生しないまま消えてしまうからじゃ」
なんとまあ。強制的になりそうな展開だな。行くしかないか。
「…分かったよ。じいさん。今までありがとうな。ここでの暮らし楽しかったよ」
「わしも楽しかったよ。」
悲しそうな顔をしながらじいさんは間を置いて
「…では願い事3つ叶えてやる。前の転生した奴は、ヒロインとは幼馴染みとか、イケメンとか、魔法が使えるとかそんな願いだったぞ」
「そんなこと叶えたのかよ?!」
「あぁ。何かおかしいか?」
「いや…人それぞれか」
「…人それぞれじゃ。奴は喜んで転生したからの。でわ改めて何を叶えてほしい?」
特に叶えてほしいことなんてないし別に要らないのにな。
「じゃあ、あんまり原作に関わらないとか、今すぐに桜のバグを取り除くとかは無理か?」
「無理じゃ、お主があまりに長居しすぎたからの。
原作には関わってもらわなくてはいけない。
後、こちらからはバグを取り除くことは無理じゃからな。向こうについてからお主が取り除いてくれ」
「丸投げかよ。仕方ないな…じゃ願い事の保留はありか?」
「欲がないの-。別に大丈夫じゃがそれでいいのか?」
「いいんじゃないの?着いたら速攻バグ取り除くので使うし残り2つもすぐ使うだろ?」
「ヒロインと幼馴染みは今から無理じゃが、イケメ…「別に必要ないし楽しければ良いんじゃないの?」…そうかお主がそこまで言うのなら」
そんながっかりすんなよじいさん。しゃーない。ちょっとバチが当たったって思えばなんとかなるだろう。
「でわ転生してもらうぞ。」
そうじいさんが言うと急に俺の下の床が消えて俺は穴に落ちていった
「こんなの聞いてないぞ!!おい!じじ----ぃぃぃ……」
「陵、今までありがとう。あっちに行っても頑張れよ。」
穴の方を見ながら小さな声で誰にも聞こえないように言ったそうだ。
「しかし不安じゃ、奴には世話になったし特別に魔法を使えるようにしてやるかの」
神様の小さな気遣いで俺は原作に関わる要素が増えてしまった。