修正してほしい部分があれば指摘していただければ可能な範囲で修正します
ガシャット2つで返信するときはアガッチャ!挟むんだっけ……
謎時空につき原作の時系列は無視しています
「私は……神だァァアアアアア!!」
「うっるせえなぁオイ!!」
某日。
永夢、飛彩、大我、貴利矢達四人の仮面ライダーは黎斗に呼び出しを受けていた。
「それで黎斗さん、何故僕らここに?」
「フッ……何、最近君達は神である私に対する些か欠けているように感じられたのでね……業腹ではあるが改めて私の才能にひれ伏してもらおうと思ったまでのこと」
永夢の問いに黎斗はそう返し、ガシャットとゲーマドライバーを構える。
「あれは……プロトマイティアクションXガシャット!」
「みたいだな、だがもう片方のガシャットは……?」
黎斗が構えた二つのガシャットに対し、飛彩と大我が反応する。
片方はかつて黎斗が使用していたプロトマイティアクションXガシャット、しかしもう片方は彼らが今まで一度も目にしたことのないガシャットだった。
「安心したまえ、今回は直接君達の身に危険が及ぶようなことはない。このまま私が変身して襲いかかる、ということはないと約束しよう」
「つまりその……黎斗さんが新しく開発したガシャットのゲームで僕らと対決するってことですか?」
「その通り、私が新しく開発したこの【ウマ娘プリティーダービーガシャット】で……勝負だァァアアアアア!!」
黎斗は腰にゲーマドライバーを装着し、2つのガシャットを構える。
「グレード
『マイティアクション!エーックス!』
『ウマ娘 プリティーダービー!』
「――――変身」
『ガシャット!! ガッチャーン!! レベルアーップ!!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マーイティアクショーン!エックス!』
『響けファンファーレ♫ 届けゴールまで♫』
『STAGE SELECT...』
「――――ここは…競馬場?」
「なるほど、ダービーってこういうことか。にしちゃあタイトルがイマイチよくわかんねぇな……ウマはわかるけど、娘?」
「何かわかったのか、監察医」
「大体のイメージは、な。そりゃまぁお坊ちゃんにはわかんねーか。多分これ、競馬のシュミレーションゲームでしょ」
「シュミレーションゲームか……」
「――――そう! ここは東京競馬場芝2400m……私と君達の決戦場にして――――」
『―――日本ダービーを再現しているというわけだねぇ』
「黎斗さん! の隣にもう一人……?」
突如背後からかけられた声に永夢達は振り返り、目を見開く。
そこにいたのはゲンムに変身した黎斗、そしてその隣には……
「白衣の女性……だか医者には見えない。むしろあれは、人間ですらなさそうだが」
飛彩はそう分析を口にする。
その言葉に反論するものはいない。
なぜなら彼らの目にはくっきりと、馬のものを模したような人にはない耳と尻尾が映っていたからだ。
「だがバグスターってわけでもなさそうだ。一体どういうことだ、ゲンム」
「その通り、彼女はバグスターではない。彼女こそが『ウマ娘』……このゲームにとって欠かせない最重要の存在だ」
『では軽く自己紹介させてもらうとしよう。私はアグネスタキオン、このゲームにおけるNPCのようなものだと思ってくれたまえ』
「アグネスタキオンか……ってアグネスタキオン!?」
アグネスタキオン、という言葉に激しく反応する貴利矢。
「貴利矢さんは彼女のことを知ってるんですか?」
「いや俺が知ってるのはアグネスタキオンでも馬のほうだ。詳しい説明は省くが相当な実力を持つ馬なのは間違いねぇ」
「ふむ、実在する競走馬の女性化を行ったから『ウマ娘』というわけか?」
ポツリと飛彩が漏らした言葉に反応したのは、アグネスタキオンだった。
『ふむ、確かに君たちにとってはそういうことになるねぇ。しかし私からすれば君たちの言う馬というものは見たことも聞いたこともない未知の存在であり、私は何かを模した存在じゃあないのさ』
「うーん? つまり偶然同じ名前を持っただけで、別の存在……っていう
「――――ノゥ!!!! これは設定ではぬぁああああああああいい!!!」
「おいさっきから何度もうっせぇぞ神!」
『確かに協力者君がえらく喧しいことに関しては私も同意だ。というわけで私の方から何が起こったのかを簡単に説明しよう、構わないかい?』
「あ、はい。よろしくお願いします」
『宜しい。私は先程このゲームにおけるNPCのような存在だと言った。この言葉に嘘はない。要するに私はNPCそのものであるかと問われれば否ということになる』
「……妙な話だな、さっきアイツはバグスターではないと言っていた。じゃああんたは一体何なんだ」
『それに答えるにはもうしばらく説明を続ける必要がある。協力者君は神を自称する男だが、今回彼が起こした所業は確かに神の御業と呼ばれる領域に足を踏み入れているのだよ』
「確かに黎斗さんはゲーム作りに関しては天才ですけど……」
『世界と世界の間に存在する壁を越え、
「……おい、それじゃあまるで――――」
『私が実在する世界が存在するみたいじゃないか、と言いたくなる気持ちはわかるがこれは事実さ。それに私だってウマ娘が存在しない世界があるなどと聞かされて驚いた口だからねぇ』
大我の言葉を引き継ぐように、アグネスタキオンが答える。
「つまりあなたは、別の世界の人間ってことですか?」
『人間ではなくウマ娘……と言っても伝わりにくいかな? まぁその認識で構わないとも』
「……おおよその事情は理解した。それで俺たちはどうすればいい」
飛彩の言葉に、永夢達は頷いた。
黎斗の言葉通りであるのならば、このゲームを用いて勝負するということなのだろうが……。
「当然、私とこのゲームで勝負してもらう。というわけで私からの神の恵みを受け取りたまえ」
「おわっと! これは……ガシャットじゃねぇか」
放り投げられたものを貴利矢が受け止める。
それは永夢達にも目新しいガシャットだった。
「それこそが『ウマ娘プリティーダービーガシャット』、もっとも私が使用しているのはプロト版だがね」
「なるほどな、コイツを使って変身……って一個しかねぇぞ」
『それについては私の方から説明しよう。そのガシャットというのは私にもよくわからない不思議な性質を持ち合わせていてねぇ……そのガシャットを使って変身すると、私の存在する方の世界から一人ウマ娘が選ばれる仕組みになっているのさ。つまり協力者君のガシャットで呼び出されたのが私というわけだ』
「ちなみに正式版では私の手によって組み込まれたマッチングシステムにより、あらゆる要素を複合的に判定してウマ娘が選ばれる仕組みになっているゥ……さぁ早く変身するんだァ!」
「うっせーなわかったわかった、つまり全員一回変身してみて一番勝てそうなやつを代表にすりゃいいんだろ? つってもアグネスタキオンが相手ってのは厳しそうだが……」
貴利矢は受け取った『ウマ娘プリティーダービーガシャット』と『爆走バイクガシャット』を構える。
「ノリノリでいっちゃうぜ~! 六速!」
『爆走バイク!』
『ウマ娘 プリティーダービー!』
「――――変身!」
『ガシャット!! ガッチャーン!! レベルアーップ!!』
『爆走バイク!』
『響けファンファーレ♫ 届けゴールまで♫』
「――――っと、それで俺はどの馬と組まされたんだ?」
『変身者は選ばれたウマ娘の適正やパラメーターは確認できるようになっているけれど、アバター本人から聞いても構わな――――』
『――――誰だか知らないけどターボを選ぶとはお目が高いやつだな!』
「おわっ!?」
そこに立っていたのは小柄で青髪のツインテールをなびかせた、なんとも風変わりで目立つ少女だった。
「コイツが俺のパートナーか……ん? 今ターボって言ったよな、まさかツインターボ!?」
『んお? 確かにターボはツインターボだぞ?』
「マジかよ……」
その言葉に貴利矢は肩を落とす。
ツインターボという名を聞いてもピンと来ない永夢達だったが、どうやら貴利矢には心当たりがあるようだった。
「確かに俺の一番好きな馬だけどよぉ、ツインターボで日本ダービーは無理があるだろ。てかマッチングシステムがどうとか言ってたけどターボだからツインターボって駄洒落じゃねぇか!」
『む、無理じゃないもんターボ有馬記念出たことあるし!』
「黙れェ! 私の開発したマッチングシステムは断じて駄洒落などではない!!」
「倍うるせぇ! ったく……これじゃ俺は無理か。ま、別世界で女になってるとはいえツインターボをお目にかかれたのは嬉しかったけどな」
『ガッシューン……』
貴利矢が変身を解くと同時に、ツインターボと名乗っていた少女のアバターは消えていた。
どうやら変身中しか出てくることが出来ないようだ。
「とりあえず俺は辞退だ、次は誰が行く?」
「次は俺だな」
大我は自ら名乗りを上げ貴利矢からガシャットを受け取り、『バンバンシューティングガシャット』と共に構える。
「第陸戦術……」
『バンバンシューティング!』
『ウマ娘 プリティーダービー!』
「――――変身!」
『ガシャット!! ガッチャーン!! レベルアーップ!!』
『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』
『響けファンファーレ♫ 届けゴールまで♫』
『――――ハウディ! アナタがワタシのパートナーですか?』
現れたのは腰にピストルを携えカウボーイ風の衣装を身にまとった長身の女性だった。
「ああ、アンタを呼んだのは確かに俺だ。 ……これはどう見ればいいんだ?」
「どれどれ、見せてみ」
大我の眼前にステータスを表示した画面が映し出されたが、競馬に詳しくないせいかイマイチピンと来ない。
その様子を見て画面を覗き込んだ貴利矢の表情が驚愕したものに変わる。
「おいおいタイキシャトルじゃねーか! かなりの名馬だぞ」
「競馬に詳しくない俺でもこの女……いや、タイキシャトルが相当な実力がありそうなのはわかる。雰囲気が違う」
『オゥ……そこまで言ってくれるのはうれしいのデスが……』
「おっと、そういやそうだったか」
大我の言葉に申し訳無さそうな表情を浮かべるタイキシャトル。
その様子をみて貴利矢は重要なことを思い出していた。
「タイキシャトルと言えば歴代屈指の最強マイラー、それは間違いねぇけど……ダービーだと距離が長すぎる。それこそマイル戦ならアグネスタキオンどころかあらゆる馬を含めても敵なしなくらいなんだがなぁ」
「チッ、そういうことなら仕方ない……折角呼び出したのに悪かったな。機会があれば一緒に組ませてくれ」
『イエース! その時はよろしくお願いしマース!』
『ガッシューン……』
大我が変身を解くと、先程のツインターボと同様にタイキシャトルは姿を消していた。
「飛彩さん、僕は最後でいいのでお先にどうぞ」
「わかった、次は俺がやろう」
永夢が飛彩を促し、大我から『ウマ娘プリティーダービーガシャット』を受け取る。
そしてゲーマドライバーを装着し受け取ったガシャットと共に『タドルメグルガシャット』を構える。
「術式レベル6」
『タドルクエスト!』
『ウマ娘 プリティーダービー!』
「――――変身!」
『ガシャット!! ガッチャーン!! レベルアーップ!!』
『タドルメグル タドルメグル タドルクエスト!』
『響けファンファーレ♫ 届けゴールまで♫』
『――――デュフ、デュフフフ……』
「…………」
『おや、デジタル君じゃないか。どうやら呼んだタイミングが悪かったようだねぇ』
そこに現れたのは白目をむきながら横たわっている、大きなリボンとよくわからないうめき声が特徴的な少女だった。
特徴的というにはいささか、みっともない姿ではあったが。
「デジタルって、アグネスデジタルか? 実力も申し分ないし距離不安もない、馬のほうはだけどな」
「…………」
『ガッシューン……』
飛彩は一言も発することはなく変身を解く。
「研修医、お前に任せる」
「え、でも貴利矢さんはいけそうだって……」
「任せる」
「あ、はい」
半ば無理やり押し付けるような形で永夢の手に『ウマ娘プリティーダービーガシャット』が渡る。
苦笑を隠せていなかったがすぐに表情を真剣なものに切り替えると、『マイティアクションガシャット』を構えた。
「大・大・大・大・大・大――――」
『マイティアクションX!』
『ウマ娘 プリティーダービー!』
「――――変身!!」
『ガシャット!! ガッチャーン!! レベルアーップ!!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エックス!』
『響けファンファーレ♫ 届けゴールまで♫』
『――――僕が来たからには君の勝ちは間違いなし!』
そこに現れたのは白を基調とした衣装に身にまとった小柄な少女――――――
『このトウカイテイオー様に任せとけ!』
――――トウカイテイオーだった。