テラに異世界転生したら不憫さん(サリア)になっていて人間関係が泥沼過ぎる件 作:もふもふニキ
今回は短いけど許して!
怪物とスペクターがにらみ合いを効かせながら両者とも間合いを取りながら牽制し合う、スペクターが戦うお陰で腕の措置をする時間が生まれた。出血は硬質化で無理矢理止めていたので痛みが強まっていたから助かる。危なくないところに腰かけつつ趨勢を見届ける
「──!」
仕掛けたのは異形の怪物の方だった。放たれた触手の速度を見る限り、俺だと正直疲労感も相まって逃げそびれる可能性がある。
まあ、スペクターは余裕で避けるどころかステップを刻みつつ、触手も刻んでいるんだが…
「では、今度は此方から」
んでもって本家本元のスペクターが突進しながら電ノコのギアを1段階上げて突っ込む、異音を立てながら構わず触手を解体してく姿は正直怖い。偽スペクターは突進からの振り下ろしだったが此方は足を止めずに突っ込んでくる。どっちが怖いかと言われれば後者である
「堅~い」
…うん、薄々勘づいてはいだんだけど…これ素ペクターだわ、サメちゃんだわこれ。ノリが軽い
ただ、攻めは怒涛にて苛烈。ブンブン振り回される電ノコはまるで解体ショーさながらに怪物を切り刻んでいく、ぶっちゃけ戦いになってなかった。
──数分もすれば怪物はバラバラになってた。
ソレと同時にロドスらしき空間は消え失せ、またあの浜辺…と似てはいるが少し違った。
海面と陸を隔たる溝は深く、此方には来れないようすだ。
──彼岸の境界線 AM?!:]7
「…助かった」
「ふふ…」
極めて冷静に言うもののスペクター…いや、サメちゃんでいいか。サメちゃんは周りをぐるぐると周りながらクスクス笑ってる、ちょっと怖い。補食前に品定めされてる感じがする。
「…ところで、私は何故此処に居る?…此処が何処だかは分からないという事は置いておこう」
さすがに体力が無くなっているので砂浜に腰をかけてサメちゃんに問いかけてみる。何時から夢の中なのかいまいち良く分かっていない
「なるほどなるほど、つまりは自ら『此方側』に来たのではなく迷いこんで来たということですか。大方同族…あの猛毒の弓使いと、機械仕掛けの海牛、虚弱なタツノオトシゴの『潮気』に当てられたのでしょう」
此方側って言うのは良くわかんなかったけど、どうやらエーギル組と一度に連続接触したのが不味かったらしい。何度かに分ければ問題ないらしいのだがそんなことは分からない。
「…まあ、良いでしょう。どちらにしろ『此方側』にくるには少々アレだから…そういえば、アーツは此処では使えないのだけれど。どうやって使ったのかしら?」
あぁ、硬質化はアーツだもんな。まあ…別にアーツが此処で使えるか使えないかはぶっちゃけ問題じゃないんだよねこれ。
「ハッタリだ、アレは…本当はこういうカラクリさ」
「?」
首をかしげているサメちゃんを尻目に服についていた装置の電源を押した。すると先ほどのように衣服の強度がまし
「こういうことだ、相手はどうやらこういう設備については知識はなかったようだな。それも幸いした、相手が此方の事を知っていればこれは通らなかった。一か八かの限りなく失敗の確率が悪い賭けだったが…何とか勝つことができた」
相手側が此方を狙い打ちしてきたら勝機はゼロ、そんな危ない橋だったけどやるしかなかった。アーツが元々使えないからアーツ使用不可にされても問題なかったもんね!グスン…俺もアーツ早く使いたい、使いたいよ…グスン
「ふぅん…なるほどなるほど」
「…なんだ、そこまでじっと見て」
サメちゃんがまた囲い込み漁みたいなことしてくる。ものすごくコワイ、これが実写版ジョーズですかそうですか…
「…ふふ」
何その意味深な笑顔!?サメちゃんがそういう笑い方するととても恐いからやめようね !本当にやめようね!!!!
「そうそういい忘れてたのだけれど」
「…まだ戦いがあるとでも言いたいのか?」
さすがにそれはノーセンキュー、体の節々が…痛くなかったわ。痛くなかったわ…
「貴女、そろそろ起きるわよ?」
「ん?」
サメちゃんがそう言うと首をかしげた偽サリアだったのだが猛烈な勢いで上に引っ張られる感覚に見舞われる。
「これ、夢の中だから」
「そういうことは先に言え阿呆───!!!!」
衝撃的なカミングアウトの末、偽サリアは唐突に現実へと放り出された
「……さて、邪魔者も居なくなったことだし。そろそろ理由、聞かせてくれないかしら?彼女…っていっていいのかわからない者を引きずりこんだ黒幕さん?」
───ロドス医務室
「──っ!?」
ガバッと体をベッドから引き剥がすと最初目覚めた医務室だった。どうやら無事…といっていいのか分からないが帰還できたらしい。そんな風に思っていると
「───」
「……」
サメちゃんではなくスペクターが此方をずっと見ていた、声を出さなかった俺は偉いと思う。そんなことを思っているとスペクターはスッと何処かに消えていった。
「なんなんだったあれは…」
それに答えてくる者はない、そう思いつつもそう呟くしかなかった。此処にはいい思い出がないのでとりあえず部屋の外に出るか…そう思って扉を開けた偽サリアだったのが────
バタン!
すぐに閉じてまたしばらく横になった
シリアスルートは要る?要らない?
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居る
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要らない
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曇らせるなら要る
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イチャコラルートも平行できるなら要る
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何で俺に気持ちよく閲覧させねぇんだ!