テラに異世界転生したら不憫さん(サリア)になっていて人間関係が泥沼過ぎる件   作:もふもふニキ

14 / 28
ウィーディちゃんメインのお話です

ウィーディちゃんいいよねかわいいよね

あと





この小説がアークナイツ(悪口)しないとは言ってない

加筆しました。ウィーディちゃんのイメージ壊れたらごめんなさい、代わりにエンカクさんが切腹します


第七話 ウィーディちゃんは頼られたい

さて、とりあえず状況を整理しておこう。そう思い偽サリアはベッドの上で思考を巡らせる。

 

先ずは体調面、気だるさは抜けないものの特にこれと行った不調は見られない。あの変なウネウネとの戦いで負った傷も無くなっている…いや、おそらくは傷は肉体ではなく精神の方にダメージが入ったと言うべきなのだろうか。

 

「…ふむ」

 

体を軽く動かしても違和感はない、しっかりと動く。骨に皹が入っているわけでもないので大丈夫そうだな。

 

次はあの夢の中の世界だ。正直あれが夢とは思えない、どちらかと言うと精神的な物に干渉するアーツといわれた方がまだいい。というかそうであってくれ。

 

スペクターとサメちゃんのサメ映画を見たのだが、エーギル3人娘との接触のせいだとか言われたけど本当だろうか。まあ、大丈夫か…多分。にしても、ここ数日まともに過ごせてる日が1日も無いんだがどうなのこれ?

 

「───!!!!」

 

さて、そろそろ現実逃避をやめようか…

 

「───はあ」

 

ドアを気だるげに開けるとそこは医療区画の一つ、おそらく病棟のような物なんだけど…問題はそこではない。うん…

 

何故一回部屋に戻ってたかというと、こういう理由がある。

 

「あ゛!の゛!ね゛!水゛道゛管゛に゛薬゛を゛流゛す゛な゛っ゛て゛何゛回゛も゛言゛って゛る゛で゛し゛ょ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」

 

キーンと耳鳴りが起こりそうな位の声でブチギレてるウィーディちゃんの声が通路…というかロドス全体に響き渡っている。医療区画でやるなよ、と言われそうだがウィーディちゃんがブチギレハイドロカノンぶっぱなしたときの為だと思う。

 

ちなみに誰が怒られているかと言うと…ご察しのとおりソーンズとエリジウムである

 

ソーンズの首からは『私は連日壊れに壊れまくってトイレすら使用不可になっていた水道管を直してくれていたウィーディ含めたエンジニア一行の努力を無駄にした大馬鹿者のクソザコ海産物です』という板が

 

エリジウムからは『私は本来であれば水道管に流れなかった筈の薬品を面白半分で遊んでたらぶちまけ、あげくにそれを報告しなかった千年に一度の顔以外何の取り柄もないダメ男です』という板が

 

二人仲良く正座しつつウィーディちゃんにお説教を食らっていた。まあ、そうなるよな…ウィーディちゃんを見れば、目に隈が出来ている。夜通しの作業だったのか肩で息をしつつもブチギレている。

 

「いや、あの薬に毒性はない。本来であれば水道管に流れたとしても少し匂う位の筈だが」

 

「あー…うん、僕が別の薬と混ぜちゃったからかも」

 

「待て、その話は聞いてはいない。簡潔に言え、下手をすると水道管が壊れたのがどうでもよく──「あ゛ぁ゛?」──水道管が壊れたのと同じぐらいの損害が出るかもしれない」

 

ソーンズが首をひねりつつ言えば、エリジウムが割りと軽いのりでポロッと溢した言葉に食いつく。そしてソーンズがうっかり放った一言にウィーディちゃんが蓄水砲

の砲口を向けるとソーンズが即座に訂正する。

 

さすがにそろそろ不味いので行くか…

 

──ウィーディside

 

「──さすがに手を出すと不味い、そして一帯が水浸しになる」

 

人がせっかく苦労に苦労を重ねて直した水道管をぶっ壊した**イベリアスラング**をお説教していれば、病衣姿のサリアが現れた。

 

「体は大丈夫?サリア」

 

体調を聞くと何の心配もないって言う風に少し笑っていた。ほっと一安心

 

「──それはそうと、話の続きだが」

 

正座してるソーンズがエリジウムに促すように話に割ってはいる。エリジウムは「え?今のタイミング?今のタイミングなの?」と言っている。サリアとの会話を邪魔されたのは嫌だけど、此方も大事だから

 

「早く言え、俺達の貴重な時間を無駄にするな」

 

「お前達が薬を流さなければその前の時間も無駄にはならなかったがな」

 

ソーンズの言葉にサリアがしれっと刺すとソーンズとエリジウムは目を反らした。その通りよ**イベリアスラング**共

 

「えーっとね…ソーンズが持ってた薬って即効性がない精神安定を促す物だよね?」

 

「そうだ」

 

「それに、夢見を良くする薬品が混ざっちゃって…」

 

「はぁ………」

 

何だ、そういう薬だったんだ…それなら、まだ──

 

「─すまない、そこのヴィーヴル…名前はサリアだったか?少し質問がある」

 

「構わないが…」

 

そう思っていればソーンズが神妙な顔でサリアに声をかける。初対面だったんだ

 

「昨日、倒れたと聞いた。その上で、何か不自然なことは無かったか?例えば──()()()()()()()とかな」

 

「…妙な夢は見たな」

 

「…やはりか、エリジウム。ドクターの所へいくぞ」

 

「え?え?何で!?」

 

「これは水道管の騒ぎではない、報告しなければ」

 

ソーンズが神妙な顔で問いかけると、サリアは少し考えたあと頷き。ソーンズはため息混じりにエリジウムの首根っこをつかみながらドクターのもとへ向かった。そしてソーンズが振り返りながらこういった。

 

「エリジウムが混ぜた薬。あれは合わさると気化し多少の幻覚と軽い昏睡状態になってしまう、効力は微々たる物だが…なってしまう者はなってしまう。すまない、サリア。改めて謝罪に来る」

 

「あ、あぁ…ん?どうしたウィーディ?」

 

気がついたら、私の脚から力が抜けていた。

 

昨日サリアがまた倒れたんだ、体力が戻りきっては居なかったサリアを私達が連れ回したせいで無理をかけたんだと思う。不意に現れたスペクターが医務室に送っていってくれたけど…それでも、結構キツかった。

 

サリアは好感を持てる人だ。身だしなみはしっかりしているし衛生面も抜かりはない。ご飯を食べる前にアルコールで除菌したり、食べ終わったあともテーブルを清掃して。椅子も綺麗にしてから帰る。クロージャに見習ってほしい位…あと、私のことも結構気遣ってくれてるみたい。

 

ロドスの食堂でバイオテロ紛いの**イベリアスラング**

が起こったとき、サリアが手伝ってくれたんだ。幾らリーフが力持ちだからって機材を運ぶのは大変、そう言うときにサリアが無言で此方を手伝ってくれたの。

 

『──大丈夫か?』

 

疲れきっているリーフに話しかけたのが初めてサリアの声。少し低音で、ちょっと怖いけど。確かな気遣いを感じれた、そのあとリーフと一緒に休ませて貰ったわ。サリアって力持ちなのよね、リーフよりも沢山機材を運べるし。弱音だって吐かないし、とにかく仕事に真面目。此処も私としては好感を持てるポイント

 

『それは私が運ぼう』

 

──体に負荷がかかりそうな作業は代わってくれる

 

『リーフ、過度な負荷をかけるな』

 

──私だけじゃなくて、リーフのことも気遣ってくれる。ほとんどの人は私は気遣ってくれてるけどリーフはそうじゃないことが多い、だからリーフもサリアに懐いている…私よりも懐いている気がしないでもないけど。

 

『一旦休憩を挟む、少し待っていろ』

 

適当なタイミングで休憩をいれて、私含めたエンジニア達の飲み物だったり。軽い軽食だったりを運んでくれてたりしてすごく助かった。

 

『ホシグマ、そこのボルト絞められるか?』

 

『了解した』

 

重装オペレーターのホシグマも一緒に手伝ってくれたよ、サリアが声をかける前に手伝ってくれてたけど。サリアと一緒に高所のメンテナンスもやってくれた。

 

本来だったらもっと時間をかけて、もっと大変な作業だったんだけど。二人のお陰で直ぐに終わった

 

ホシグマは作業が終わると報告書を書きに行くって居なくなっちゃって。サリアと私で最後の後始末をしてたときだったかな?

 

『今日はありがとう、私達だけじゃこんなに早く終わんなかったよ』

 

『礼は要らん、私も助かったからな』

 

『そっか…そっか。それは良かった…ねえ、サリア?』

 

『なんだウィーディ』

 

『私、皆の役に立ってるかな?』

 

お互いに手を止めず、機材の後片付けと清掃をしながら会話を続ける。そして不意に言った言葉にサリアが動きを止めた。

 

『心配はない、ウィーディの頑張りは皆わかっている。不安に思うだろうが…大丈夫だ』

 

何度か言葉を選びながら、それでも此方を気遣ってくれるサリア(貴女)ウィーディ()は好感を持たざるをえなかった。

 

次の日も普段なら一人での食事を取るはずが一緒に食べてくれたりもした。いつも会話をする二人とも打ち解けてくれたし、アズリウスのことも受け入れてくれた。

 

──嬉しかった、本当に嬉しかった

 

昨日の水道管の掃除をするとき、知らないオペレーターが何人か手伝ってくれるようになった。サリアとの会話でコミュニケーションを取りたがらないわけじゃないってことが伝わったみたい。

 

だから──

 

だから──

 

──自分の認識の甘さに寒気が止まらなかった。そもそもサリアは重症を負って昏睡状態だった、何日も何日も。勿論体力が万全なわけがない、作戦にも参加してない辺り何処か悪いのかもしれない。

 

そんな…そんな当たり前のことを考えて居なかった。整備だって早く終わったとは言え日付が変わる前辺りだ、病み上がりの体には堪えないわけがない。その上で昨日連れ回して、さらに…

 

これ以上考えるのは精神的に無理だった。意識がぼぅっとしてくる、動悸が止まらな───

 

──────

 

「ん………」

 

気がついたらベッドの上だった。どうやら倒れちゃったみたい。気だるさが一気に来た体はあまり言うことを聞いてくれなかった。

 

「そのまま寝ていろ」

 

「…サリア」

 

両手にトレーを持っているサリアが起き上がっていた私の体をゆっくり寝かせつつ。休めと言ってくれる、どうやら私も軽度な過労らしい。

 

「薬の件、どうやらかたが着いたらしい」

 

あのあとエリジウムがこってり絞られまくって減給でケリがついたんだって。幸いほぼ効果が無かった為大事にはならなかった。

 

ソーンズ曰く

 

『過労しているオペレーターを強制的に休ませる為の試験薬のようなものだ。効果が出たオペレーターは待機だ』

 

…とのこと。

 

「というわけだ、しばらく休め」

 

そう言いつつ、トレーに乗せた食事を持ちながらベッドに横になっている私に向けてスプーンを向けてきた。

 

「じ、自分で食べられるから」

 

「駄目だ」

 

「流石にはず──むぐ」

 

抵抗していると口が空いた時にスプーンを入れられておとなしくムグムグと咀嚼する。容器にはスープにパンを浸した物で、食べやすいようになっていた。

 

「…それ、厨房から貰ってきたの?」

 

「いや?」

 

おとなしくサリアに食べさせられていると、ふと気になったことを問いかけてみる。するとそうではないと返ってきて少し驚いた

 

「じゃあ、医療オペレーターから?」

 

「いや?」

 

「なら購買部から?」

 

「いや?私が作った」

 

「ゲホゲホッ!」

 

不意にサリアから言われた言葉に思わず目をぐるぐるとさせてしまう。少し心配そうに「大丈夫か?嚥下が上手く行かないか?」と言われたのでジェスチャーで大丈夫と伝える。

 

え?これサリアの手料理?本当に?嬉しいんだけど申し訳ないし、わざわざ自分で作らなくても──

 

「サリアが、作ったの?」

 

簡素ではあるが付け合わせも有り。どれも消化に良く、胃に負担をかけないように選ばれている。しっかり考えてくれているメニューだ

 

「あぁ…そうだが?」

 

「…何でサリアが作ったの?」

 

「嫌─「嫌じゃないよ」そ、そうか」

 

なんて会話をしている間に粗方食べ終わっていた。胃に食べ物が入ると軽く睡魔が出てくる。

 

「理由としては、購買部の物は良くわからん。厨房は今忙しい様子だったからな」

 

「そっか、そういう」

 

「それにウィーディに変なものを食べさせる訳には行かないからな、大切な友人には良くなってほしい」

 

「ゴヘッ…ゴホッ !」

 

危ない、危ないよサリア。ちょっとドキッとしちゃった。当の本人は不思議そうに首をかしげてるけどそういうところだよサリア!

 

とっても恥ずかしいから食べ終わって布団に潜ろうとすると、ウェットティッシュで口の周りを軽く拭いてくれる。やっぱり敵わない…

 

「ウィーディ、此方を向いてくれ」

 

「何…って近い、近い!」

 

振り替えるとサリアが顔を近づけてきていた。私の抵抗も気にせず、おでこを合わせたり。手を握ったりしてくるからもう動悸が…!動悸が…!

 

止めは顎の辺りに指を添えられたこと、喉の様子を見てたみたいだけどそれどころじゃなかった…。

 

「声の出しすぎ以外で特に他は大丈夫そうだな」

 

サリアがカルテかなにかを見ている際、私はもうグロッキーだった。恥ずかしいぃ…!

 

─数日後

 

「あー!あー!あぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

ウィーディは無事医療区画から戻ってくるなりベッドの上にダイブしたあと、枕に顔を埋めながら大声を上げて絶叫する。本来なら枕に唾が飛んで汚いとか衣服を取り替えたりとかいろいろあるんだけどそういうことを考えている場合ではない。

 

 

 

サリアとの同室生活はいろんな意味で精神的に辛かった。だってナチュラルに距離近いんだもん、ウィーディ悪くないもん!(幼児退化)

 

 

 

(朝昼晩ご飯毎回毎回作ってくれるし、元々体が弱いからっていう理由で病衣の洗濯とかもしてくれたし…あと暇にならないように適度に話しかけてくれたりとか、本を持ってきてくれたりとか。卓上でできる機械弄りなんかも用意してくれたりとかなんなのこれサリアは私のお母さんか幼馴染みか彼女(?)か何かなの教えてちょうだいリーフ、あとナチュラルに距離が近いのもちょっと困る普通だったらちゃんと身だしなみきっちりしてるのかとかいろいろ考えるしそもそも距離が近いのを忠告するんだけどサリアは身だしなみしっかりしてるって言う信頼あるから私も自然に距離が近いのにも気にしなくなっちゃったけど距離が近すぎるのは心臓に悪いし私の方がしっかり出来てるかとか、汗の匂いとかしてないかとか気になって気になってどうしようもない。そもそもサリアと私の関係ってどれぐらい?サリアは大切な友人って言ってくれてるけど私はどう思っているんだろ。確かにサリアとは話も合うし料理の味の好みも近かったりとかいろいろ相性はいいと思うけど、大切な友人って言われたとき嬉しかった嬉しかったけどなんと言うか、こう…少し寂しいと感じてる私が居たりとか内面ぐちゃぐちゃになってくるところに気遣ってくれる台詞言うのずるいずるいずるい!そういうことを素面で言うしなんなら心配そうに言ったりとか、わざわざ言う必要も無いだろう?っていう顔でフォローしてくれるところ本当にサリアそういうところだよ!本当に!そのせいで風邪引いてもいないのに体が熱くなったりとか動悸が止まらなかったりとかして無限ループまさに無限ループ!そうやって他のオペレーターたらしこんでるんでしょ!ドクターみたいに!ドクターみたいに!かーっ!みんねリーフ!たらしかサリアばい!(早口))

 

 

 

等と言う限界オタクめいたことを高速詠唱していれば、脚をバタバタとバタつかせてうーうー唸っている。リーフはというとウィーディに呆れた様子で眠っている

 

すると

 

『ウィーディ、起きているか?良ければ朝食を───「今から準備するから待ってて!」───あ、あぁ…分かった』

 

サリアからのお誘い!とりあえず跳ね起きてさっさとシャワー済ませて準備支度…!ああもう今日に限って髪の毛跳ねるんだけど!**イベリアスラング!**

 

「お、お待たせ…っていきなりどうしたの?」

 

ジーッと此方を見てくるサリアにそういうと、サリアは無言で距離を詰めたあと。髪のくせっ毛を治してくれたり、服のしわを伸ばしてくれた

 

「これでいい、さて。行こうか」

 

だからナチュラルに距離詰めて来るの辞めてくれない?そう思いながらウィーディはサリアのあとを追いつつ談笑する。

 

彼女の足取りは軽かった

 

 

 




アークナイツ(悪口)しないとは言ってないと言ったな?

あれは嘘だ

追記
もっと腕にシルバー巻くとかさに投票したやつ出てこい、まるで意味がわからんぞ!

シリアスルートは要る?要らない?

  • 居る
  • 要らない
  • 曇らせるなら要る
  • イチャコラルートも平行できるなら要る
  • 何で俺に気持ちよく閲覧させねぇんだ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。