テラに異世界転生したら不憫さん(サリア)になっていて人間関係が泥沼過ぎる件   作:もふもふニキ

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なんか続いた


あ、この話以降の感想はサリア(偽)が返します

サリア(偽)「アイエエエエエエ!?」


3話 ご飯は粗末に扱ってはいけません

「…夢オチでしたということにはならなかったか」

 

メディカルチェックという名のアーツ測定が終わった後、自室に戻って考え事をしようとしたらなんか寝ていた。やっぱり昏睡から目覚めた後は体力が落ちてるのか、単なる気疲れなのかすぐに寝ていたらしい。起きたらAM4:40だった。サリアさん早起きですねぇ…

 

朝目覚めたら夢オチでしたーってことじゃないらしいのはショックだった。

 

まだ少し時間がある…どうしたもんか。

 

(アーツ使えなかったのはショックだったなぁ…)

 

サリアさんの激ヤバアーツさえ使えれば、研究と称して引きこもり、以前のサリアさんとほぼ変わらずに生活できたってのにさぁ…はい、俺のせいです。本当にごめんなさい。

 

着替えて、その他もろもろしてたら7時を回っていた。そろそろ部屋から出るかな…なんて思ってたらインターホン押された。ロドスの部屋ってインターホン式なんだな。知らんかったよ

 

「サリアさん、おはようございます…昨日はよく眠れましたか?」

 

アーミヤが起こしに来てくれたようだ。多分昨日の様子から見て心配してくれてたらしい。なんだこのいいこ、ブラックCEOとはなんだったのか…あれは悪ーミヤだったんだなきっと。きっとそうにちがいない。きっとそうだ。レユニオンのプロパガンダなんだな

 

「…やはりお体の様子が?」

 

そんな風に思ってるとアーミヤが心配そうに見上げてくる。少し自分の世界にトリップしてたみたいだ。悪い癖だぜ…

 

「ああ、大丈夫だ…心配してくれてありがとう」

 

そういって薄く笑うとアーミヤの耳がピコピコ動いている。よし、お気に召したようだな

 

「…立ち話もなんだが、朝食でも食べに行くか?」

 

「…!はい、是非!」

 

なんとなく行けそうな気がしたのでアーミヤを誘ってみたところ、何だか分からんけどすごく嬉しそうにしてくれている。うん、良かった良かった…これもサリアさんの日頃の行いのお陰か…?

 

───

 

そんなこんなで食堂へとやって来たわけだが…

 

「………………………」

 

「~♪」

 

『……………………』

 

なにこの状況?いつものサリアさん顔(だと思う、だと思いたい)してるサリア(偽)となんか知らんけど上機嫌なアーミヤ、尻尾までゆらゆら揺れてる。何でこんなに上機嫌なんだろ?わかんねぇ…

 

問題は遠巻きに見てるギャラリー連中だよ、なんだよその珍獣を見る目!はい、珍獣ですね。間違いない(確信)

だって普段引きこもってた人がいきなり二人で朝から食堂に出現とか注目されるに決まってるんだよな。何故一緒に来たし。親睦を深めるためだよ(適当)

 

まあいいや…そんなこんなしているうちにテーブルにつく、何故か上機嫌なアーミヤがこっちの朝食まで取ってきてくれるらしい。パシリじゃないよ?パシリじゃない、あの子が自発的にやってくれてるんだ

 

──ヒソヒソ

 

──ヒソヒソ

 

絶対に何か言われてるよ…絶対に何か良からぬこと言われてるよ…これ、サリアさん(真)出てきたときヤベーんじゃねえの?大丈夫じゃないよね?ダメですねはい…

 

「………………」

 

朝イチから憂鬱なのはどうにかならんか…どうにもならんか…ならんよなぁ

 

「…はぁ」

 

これが食堂の中央だったらデストローイ確定だったけどテラスみたいなところの端っこだったからまだ即死ではない、致命傷だけど。

 

ロドスの食堂はいつもとちょっぴり変わっていた。一般のオペレーターから外部協力者までとある人物を

 

そう、サリアである。作戦行動にサリア有り、危機契約にサリア有り。どこにでもいるのがサリア、でもどこにでもいないのがサリア、そんな生きる都市伝説みたいなもんがサリアなのである。

 

そんなサリアが自室から作戦でもないのに出てきており。あまつさえアーミヤと一緒だと言うことにオペレーターではない非戦闘員まで興味を隠せないでいた。此処にライン生命出身のオペレーターが居ないことは不幸中の幸いだろうか

 

そんなときである

 

サイレンが鳴り響いたのだ

 

「なんだ、何事だ?」

 

ただならぬ雰囲気にサリア(偽)もシリアスモードになる。もしかしたら、はじめての実践になるかもしれないのだから

 

そう思っていたときである

 

「全オペレータへ、厨房で非常事態だ。容疑者は女性、153cm、髪は紫、無意識テロリスト、劇物の製作者だ」

 

…はい?

 

え、え?どゆこと?厨房で非常事態とかどういう───

 

なんだかわからない状況に内心目を白黒していると…

 

「───っ」

 

すさまじい異臭がした。無意識にサリアさんのからだが飛び退いたらしく、かなりやばい状況らしい。オペレーターも職員も蜘蛛の子を散らすように逃げていた。

 

 

だが、どうやら逃げられていないオペレーターが居たらしい

 

「これ一体何なのよ! ……ああぁ!異臭はする、パイシートは生焼け、私は拉致られる、劇物処理を手伝えなんて突然メチャクチャは言い出す。かと思ったら人を(飯)テロに巻き込んで大勢死人(胃が壊れた)は出す、挙句はハイビスカスを持ち上げる。あんた人間なの!?お次はメインディッシュときたわ。ラヴァが、劇物を撃とうとしたんで助けたわ。そうしたら私まで食べさせられる身よ!一体何があったのか教えてちょうだい!」

 

「駄目だ」

 

「駄目ぇ!? そんな! もうやだ! 食べたくない!」

 

………………………

 

どうやらハイビスカスが劇物を作ったらしいんだけど、それをブレミシャインが食わされている様子だ。あ、ニアールさんも居る。ブレミシャイン、半べそかいてるよ…よっぽど不味いんだろうな。なんというかブレミシャインは半べそが妙に似合う、それとなく巻き込まれ属性で。それとなく貧乏くじ引きそう

 

「…うぷっ」

 

ニアールさんがニアールさんらしからぬ声を出したな、よく見れば顔が若干青い。ニアールさんのメンタルでもキツいんか…メンタルがキツイというよりはあれか。不味すぎるだけなのかも、それも十分キツイが。頑張れ輝騎士、負けるな輝騎士…!姉妹ともども不運だったのかなぁ

 

 

ん?もう一組居るぞ…?

 

「や、やって見せてよ。ドクター…!」

 

「な、なんとでもなるはずだ…!」

 

「胃薬だと…!?」

 

どっかの環境テロリストみたいなこと言いながらプルプル震える手でブレイズ、ドクターも食べてた。ドクターはともかくスパルタ、スパルタ、スパルタがすべてなブレイズがダウン寸前なのか。無理するなよ…てかケルシー先生なにしてんすか。あんたそういうことするキャラじゃないでしょ。胃薬持ちながら震えてるんじゃないよ。なにそのお前になら負けてもいいさみたいな顔してるの?

 

シリアス、シリアスどこ行った?俺の知ってるアークナイツってこう。もっと泥々しててもどかしさとやるせなさ満載じゃないの?

 

ていゆか、本当に臭いぞ…これ

 

「さ、サリアさん撤退しましょう…」

 

ほら、アーミヤだって顔色悪くなっちゃってるし…俺?俺はサリアさんの強靭な体だから大丈夫、大丈夫だよな?

 

「あ、あぁ…」

 

「さすがにこの状況で食事するのは大変ですから…」

 

それもそうだよなー…さっさとおさらばすっか。

 

そう思って踵を返すときに視界にふと誰かぶっ倒れてる。さすがに見捨てるのもあれだから助け……

 

 

「…………」

 

アイエエエエエエ!?フェンチャン!?フェンチャンナンデ!?

 

フェンちゃんが泡吹いて倒れてた。とりあえず起こして気道を確保しないと…!

 

「…げ、ほっ…げぐっ」

 

何とか呼吸は出来てるみたいだ、あのままぶっ倒れてたら窒息してるか。誤嚥性の肺炎になってとんでもないことになってたぞおい…。

 

これは…死人が出る

 

などという唐突なシリアスモードになった。マイフェリバリッドフェンちゃんを犠牲にするわけにはいかん

 

 

()が守らねば────!!!!!

 

そんなことを思いつつ、アーミヤにフェンちゃんを託して俺は戦場へ向かうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サリア(偽)「シリアスが息してないんだけど!」

作者「シリアスならハイビスカスの料理食って死んだよ」

サリア(偽)「惜しい奴を亡くした…」

アークナイツ(悪口)は居る?要らない?

  • 居る
  • 要らない
  • もっとイチャコラしろ
  • もっと不憫しろ
  • もっと周りが拗らせろ
  • もっと腕にシルバー巻くとかさ!
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