クソ雑魚貧弱オリ主   作:とく

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名前 浅野凛
性別 男性
誕生日 1月27日
身長 175cm
学校 通信制学校
学年 ─────
趣味 読書
特技 完全記憶能力。歌が上手い。
苦手なこと・もの まふゆに怒られること
好きな食べ物 まふゆのお弁当
嫌いな食べ物 病院食
容姿 白いメッシュの入った黒髪に優しげな青い目、常に微笑んでおり、10人中10人がイケメンと断言するほどに容姿が整っている。初対面は儚げな美青年と言った感じ。中身は能天気なオリハルコン製の精神持ち。トレードマークは赤いマフラー。CVはこんな感じの声かー程度で考えてくれればありがたいです!


本編
1話


見慣れた白い天井。周りには清潔感が保たれた白いベッドと、同色の部屋。相も変わらず風景の変わらない部屋に辟易──する時間はとっくの昔に過ぎ去り、もはや諦めが着いてきて早数年がたつ。とはいえ、仕方の無いことなのでとっくに諦めているのだが、それでも暇なものは暇なのだ。なので、少し昔話をしようと思う。

 

── あれは今から36万 いや、1万4000年前だったか?うそだ。実際問題これは生まれつきなもので。生まれつきあらゆる身体器官がカスみたいな性能をしていたらしく、立てば貧弱座ればクソ雑魚、歩く姿はまさにほぼ死人というね。オレは神に(悪い方の)二物を与えられたらしい。ふぁっきんごっど。とはいえ、実在するかも分からない神に喧嘩を売っていても仕方ないので普通に諦めて今に至るわけだ。小学生の頃は割と荒れていたような気もするが、年齢だけ見れば今のオレは高校生なわけで、それだけ時間も経てば諦めがつくってモノよ。一応通信の高校には通わせてもらっているので感謝感激雨嵐である。まあ、お金に関しては株取引でなんとでもなるので良いとして。何はともあれ暇なのである。暇すぎて近くの本でジャグリングするレベル。

 

それから無心で本ジャグリングを続けていると、ガラリと扉が開く音がする。本ジャグリングをしているオレと目が合った扉を開けたソイツは静かに扉を閉めようとする。

 

「ちょっと待てぇ!」

 

「叫ばないで。それで血を吐いたらどうするの?」

 

「誰のせいだと思ってんの??」

 

まあ実際、叫びすぎると血を吐くので微妙な気持ちではあるがオレ悪くないと思うんだ。

 

「…本でジャグリングしてる人がいたら引くと思うけど」

 

「うーん、残当」

 

オレが悪かったわ。だからそんなジト目で見ないでください穴が空いてしまいます…えっ、流石のオレでも視線で穴空いたりしないよね…?

 

「視線で穴空いたりしないよな…?」

 

「…バカなの?」

 

「やかましいわい。…はあ。いらっしゃいまふゆ。いつもわりーね」

 

「…別に。暇だったし」

 

「奇遇だな、オレも暇なんだよねー」

 

あっはっはと笑いながら言うと呆れたような目で見てくる我が幼なじみ朝比奈まふゆ。かれこれ十数年の付き合いで、割とお世話になってる少女だ。

 

「全く、もう少し笑ったらどうだ?」

 

「…いはいよ(いたいよ)

 

相も変わらず一切の感情を消し去った顔を見て、なんだか無性に腹が立ったので頬をムニムニしながら笑えよと言うと痛くないくらいの力加減で手を叩かれる。まああんまり強く叩かれると骨折れるからね、仕方ないね。

 

「──それで、何があったんだ?」

 

「…何がって?」

 

「いつもに増して機嫌悪いじゃーん?なんかあったんでしょ?」

 

笑いながら言うといつもの二割増くらいの呆れを含んだ目でこちらを見てくるまふゆ。えっ、なにかしましたっけ?

 

「…今日、お母さんに本をいくつか捨てられたの」

 

「そっか。…全く変わらないなーあの人も」

 

朝比奈まふゆという少女の両親──特に母親は良い親の振りをした毒親だ。自分のやりたいこと、やって欲しいことを自分の娘にやらせ、第二の人生を楽しむ愚か者。オレの両親の幼なじみではあったが、オレの母親と父親は怒りを通り越して呆れ、関わりをほぼ絶っている。まあ正直オレも関わりたいとは思わない。まふゆがいなかったら関わってなかったね、絶対。ただまあ、この少女は良くも悪くも放っておけない。放っておけば消えてしまいそうだから。

 

「ほら、おいで」

 

「ん…」

 

いつものように手を広げるとそこにすっぽりと収まるようにまふゆが抱きついてくる。昔からまふゆに何かあればこうしていた。なぜだか随分とオレの精神の習熟は早かったから、昔からまふゆをあやすのも慰めるのもオレの役目だった。

 

「全く、無理はするなよー?」

 

「…別に、無理してない」

 

「んなわけ」

 

馬鹿なことを言うまふゆの頭を少し強めに撫でるとまふゆは猫のように目を細めた。

 

「…ありがとう」

 

「なんか言ったかー?」

 

「別に何も」

 

「嘘つけぇ!」

 

なんか言ったのを聞き漏らしたんだけど何言ったんだこいつ。悪口だったりしないよね?




浅野凛/クソ雑魚貧弱オリ主
オリハルコン製の精神を持った肉体クソ雑魚オリ主。人を殴れば自分の骨が折れ、少し走るだけで吐血する。幼なじみや友人からはとんでもなく心配されているが、本人が脳天気なため特にシリアスになる予定は無い。他の人の視点になるとシリアスになる可能性が高い。大抵こいつのせい。朝比奈まふゆの感情を見抜けるチートを持っているが、だからなんだと言うのか。

朝比奈まふゆ/幼なじみ
皆さんご存知毒親の被害者。オリ主にいつも精神面で助けられてる節がある。原作ほど病んでいない。ただ、みんなの前ではいい子なのでそこら辺はほとんど変更なし。地味に依存気味。誰も優等生の自分しか見てくれない中で唯一しっかりと自分を見てくれる人がいたらそら依存するよねって話。ちなみに既にニーゴのストーリーは終わっている。そうでもしないと関わるタイミングなくなるからね、仕方ないね。
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