汚い西住の子を拾ったので虐待することにした。   作:つヴぁるnet

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救いなんて絶対ないから。
いや本当だから、諦めて。




拾った

パンツァージャケットを着た汚い子供が倒れていたので虐待することにした。

他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰ることにする。

見知らぬ男のお姫様抱っこに怯えるが急いで家に連れ込んだ。

 

家に連れ帰ったらお風呂場に連れ込……まず、俺は風呂場の外で高みの見物。 中ではお湯攻め、自身の体力を削りながら身体のゴシゴシとさせる。

その間に薬品を用意してこの後薬攻めで菌と共に苦しませる準備だ。

お湯攻めを終わらせた後、気持ち悪いくらいにふわっふわっな布でゴシゴシと体を拭かせる。

風呂場での攻めの後は、髪の毛に熱風を当てて攻めたてる。 休みなど与えない。

 

その後に、黄色の物体に甘く味付けして食わせることにする。 生命となる生き物をぐちゃぐちゃにかき混ぜて焼いた粗末な食べ物だ。 これがよっぽど残酷だったのか泣き崩れるが1つ1つ食べさせ完食させる。

そしてとてもじゃないが黒い飲み物をあえて温めシュワシュワを抜いたあと、味覚と嗅覚に強い刺激を持つ歪な根っこををすり潰して混ぜて飲ませてやった。

もちろん、温めた後にわざと冷ましてぬるくなったものを与える。 酷い味だろう。

 

その後は体力が消耗してる子供に嫌がらせとばかりにテーブルと椅子の狭いスペースに拘束させた後、正面を向かせ喋らせて消耗させる。 見知らぬ男と喋らせる恐怖を味わわせた。 おかげで涙目になっていたが気にしない。

 

ぐったりとしてきた子供に俺が毎度使っている布団に放り込んだ。 昨日たまたま綺麗に洗ったやつだ。 その子供が使用した後俺が使う事で気分悪くさせるつもりだ。 まぁ数日後その布団は無くなるから意味が無いが、言わなければどうってことない。 そしてその真実を知らない子供は逃げ場を失った事で布団に潜り込み泣き出した。

 

すると子供はこちらの手を握ると小刻みに震わせて驚かせてくる。 こちらも強く握り返して反撃。 その後泣き疲れて寝てしまったのでこちらもそのままその場で就寝。

 

明日からどんな風に虐待するか考えるととても楽しく思う。

 

 

 

 

 

 

 

♦︎

 

 

 

 

 

 

『敗北』

 

この単語1つで私の周りは悪い形で変化した。

 

黒森峰女学院はこの大会に勝利すれば10連覇の偉業を成し遂げ、歴史に名を刻むだろう。

 

しかし私は試合中にフラッグ車を放置して川に落ちた仲間を助けた。 一歩間違えれば命を落としていただろう仲間の危機を救って安息をついた。 しかしその代償に私のフラッグ車は敵に打ち取られ黒森峰は敗北してしまった。

 

それからマスコミ、チームメンバー、観客、OBなどの関係者から受ける批難の視線で重苦しい空気に押し潰される。

 

学園艦が出港する数分前。 私は黒森峰の学園艦の乗船入り口に立っていた。 足を一歩踏み込み元の場所に戻ろうと思った瞬間だ。 空気が一変した。 ああ、これまでと違う世界に入った気分。

 

足の先から指の先までドス黒く絡みつく感覚に囚われる。

 

それは本能すらも危機を知らせていた。

 

 

『裏切り』

『敗北者』

『愚者』

『戦犯』

『西住流の面汚し』

 

 

頭に入り込む情報。 それは頭に入れて気分が良いものではない。 面を向いて言われた訳ではないが、視線と『黒森峰』がそう訴える。

 

次の瞬間、私の中に浮かぶのは耐えれなくなった心だ。

 

 

「うっ……!! ううぅっ!!」

 

 

わたしは生きていてこれまでに無いほど吐いた。 厳しい訓練で吐いたことは今まであったがそれは体の痛みで慣れた苦しみだ。 だがこの吐き気は心の痛みで、それは耐えられなくなり全てを戻してしまった。 わたしの真下に波立てる塩水は汚れ、濁って見えないはずの水面には酷い顔が映った気がした。

 

 

 

『逃げろ』

『ここにいちゃいけない』

 

 

 

出航合図の汽笛の音と共に私は港から駆け出した。

 

学園艦に乗り出す人混みを掻き分けて私は学園艦から逃げるように一生懸命離れる。

 

途中目つきの強い白髪の女の子が叫ぶが気にしてる余裕が無い。私は熊本の奥へ逃げ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……ひゅ……」

 

 

戦車道で鍛えられたはずの肉体は荒い呼吸に同調して悲鳴をあげる。

 

学園艦から離れる途中で私は何度も嘔吐した。

 

途中公園で口元を洗い、中を濯ぎ、水分を取り込む。 けど落ち着かない。 水道水の薬品の味が後押しするように皆の罵倒が頭の中でフラッシュバックする。 取り込んだ水分を吐き散らしてしまう。

 

公園から帰る子供たちは私の醜態に指をさして注目を浴びせる。 だがその指先は決勝戦で敗退した時にギャラリーから向けられた指先に見えた。 子供達は悪く無いが私はその幻覚に気分を悪くする。 そして痛む足と肺に鞭打って公園から逃げ出した。

 

 

 

 

がむしゃらに逃げてからもう周りは夜の時間。

 

社会の歯車となってる大人達はそれぞれの家に戻って行く。

 

 

そんな私はどれだけ駆けただろうか?

 

 

1時間?

 

たったの10分間?

 

それとも4時間?

 

 

もうわからない。

 

走り出してからかなり走ったと思う。 だって足に感覚がないから。 戦車道で鍛えられた足腰も力が入ってるか不明で仕方ない。

 

 

「………がはっ、うっ、げっほ」

 

 

また襲う吐気、それと同時に苦しむ肺が空気を欲しがって私の器官は不快な分泌物が乱反射する。

 

それと同時に数時間前の試合の内容と結果が脳裏にフェードバックする。 それが引き金に立ちくらみに意識が半分近く失っていた。

 

あはは、もうダメかな?

 

 

海に嘔吐した時どれくらい吐いたかな?

 

学園艦の汽笛一声はどんな音だったかな?

 

私が人混みかけた時に誰か倒れたかな?

 

私を呼びかけた白髪の子は誰だったろうか?

 

私は一体どこまで逃げようと必死になったかな?

 

 

「もう、嫌だ……」

 

 

冷たくなった地面に倒れてしまう。

 

ああ、パンツァージャケットの酷い香りだ。

 

試合で交えた鉄と火薬の香りと、必死に駆けて溢れた汗が混ざり合い、異臭が漂う。

 

こんなところ誰にも見られたくないな……

 

今の私は地面に伏せ、息荒く、髪の毛もボロボロで、顔はぐちゃぐちゃだ。 これが副隊長として仲間を率いていたと思えないほどに堕ちてしまった。

 

でも……

こうしないと私は壊れていたんだ……

 

ダメだ、もう、意識が、無くなってきた。

 

 

次に目覚めたらそこは病院かな?

 

それとも私の家かな?

 

もしくはこのまま放置されるのかな?

 

とても残酷だが私的には後者の方がまだ救いがあるように思えた。 でも助からない……

 

 

だが別に構わない。

 

私の戦車道は終わった。

 

仲間のために力を使える私の戦車道は無かった。

 

ああ、黒森峰には無かった。

 

ただ勝利に齧り付くだけの場所。

 

勝手に使命感とプレッシャーを持たされる場所。

 

私にはその場所は合わなかった。

 

戦車道が悪いのではなくて環境が合わなかった。

 

別に黒森峰の全てを否定してるわけじゃない。

 

苦難も、試練も、仲間と乗り越え、分かち合えた素晴らしい場所であることもわかる。 少なくとも楽しくやれたと……思う。 でも私の性格には似合わない場所だったんだろう。

 

いつしか私の戦車道は分からなくなり、責任を背負わされるようになってからは栄光を勝ち取るために扱われ、私のやりたかった戦車道はそれだったのかと首をかしげる毎日。

 

それはこの大会で答え合わせをして、世間は許さなかった。 終わったのだ。 私の志は沈んだ。 もうこのまま、私も、沈んでしまいたい。

 

全て投げ捨ててしまおう……

 

もう、限界だから…

 

 

「さよ……な…ら」

 

 

その言葉と共に目を閉ざそうとしたが誰かの足音が私の目の前で止まる。 限界の限界だが瞼を耐え、その者を伺う。 どこにでも売っていそうなズボンと普通の靴、ここら辺に住んでる人だろうか? 少なくとも西住流の関係者ではない、そう思うと何故か安心してしまい意識を手放した瞬間だった。

 

ふわりと体が軽くなる感覚に包まれた。 どうやら抱き上げられたようだ。 私は女子高生の中では軽い方だが、こうも簡単に持ち上げられるのは男性くらいの力が必要だ。 そして腕に抱き上げられた時背に感じたのはガッシリと鍛えられた肉、それが男性の物だとわかる。 そうなると女性である今の私は小汚い格好なので羞恥心が駆け巡る、でも抵抗するほどの力はなく、酷使した体は震えることでしか訴える事は出来なかった……

 

 

 

 

カチャン

 

 

 

 

鍵が開く音に眠いの惑いに片足分誘われてた私は目を覚ます。 扉が開き、薄暗い廊下、そして幾つか積まれた段ボールには黒い猫のマークが貼り付けられていた。 これがどこの引っ越し会社なのかわかるが、それより気になるのはここは何処なのか? フラフラの頭でもそれは直ぐに理解できた、私をここまで連れてきた人の家だ。 辺りを力なく顔を動かして視界に情報を取り込む私に反応するとその人は椅子に座らせ、視線を合わさせて質問する。

 

 

『聞こえますか?』

『言葉わかりますか?』

『頭は働いてますか?』

 

 

私は力なく頷いて答える。

 

 

『家はどこですか?』

 

 

次の瞬間私は身を小さく悲鳴をあげて強張った。

 

その私を見てその人は少し驚いたが、何か理解したのか頷いて質問を終わらせた。 私は『家』の単語に震わせているとその人は水を目の前まで持ってきてくれた。 私は飲み物をいただく。 すべて飲み干してしまうがコップの中にある微量の水をも喉に注ごうと必死に無駄な努力をしていると、その人は少し笑ってまたお水を持ってきてくれた。 最終的にコップに注がれた水を三杯も飲み干した。

 

この時少し不思議だった。

 

吐気が無かった。 公園で水を飲んだ時は凄い勢いで頭に悪夢がフラッシュバックして吐き気に襲われたが、この時はとても落ち着いていた。 そのあと私は数時間ぶりに人と話すべく口を開いた。

 

 

『ココは?』

 

 

まず第一声にバカなことを言ったと思う。 ココが見知らぬ人の家である事はわかってるのに、それは既にわかっているのに、私は尋ねた。

 

でもそれはとある回答を欲していたから。

 

そしてその人は答えてくれた。

『ココは自分の家』だと言ってくれた。

 

 

『西住家』『黒森峰』『病院』

 

 

この単語が出なかっただけで私は凄く安心してしまった。 普通なら見知らぬ人、また見知らぬ男性の家に連れ込まれた事。 これに危機感を持つべきだのに私はホッとしてしまう。

 

その後私はお風呂場に連れていかれた。

 

早く体を清めたい気持ちが急いでしまい、パンツァージャケットを脱ぎ捨てた。 するとその人は私の行動に驚くと慌てて脱衣室を出て扉を閉める。

 

ああ、少しはしたなかったかもしれない。

 

でもその人の行動を見た私は少しだけ微笑んでいたと思う。

 

 

 

 

 

それからシャワーを浴び終え、ふかふかで柔らかなタオルで濡れた体の水を拭き取る。 次に少し大きめのジャージが畳まれていた。 私は着替えようとした……が、しかし下着は既に洗濯機に回されており、当然男性であるその人の家に女性モノの下着は一枚もない。 私はなんとも言えない気持ちでジャージに着替えた……

 

リビングまで足を運ぶとその人は私を見て手招きするとマグカップに生姜をすり潰してから中身を混ぜて飲み物を渡してくれた。

 

甘い香り。 どうやらコーラをレンジで沸騰させて炭酸を抜いたらしい。 炭酸が抜けてカラメルの液体になり、荒れた喉に良いらしい。 そして生姜を入れたのは荒れた喉を癒すためである。 その人のお手製を頂くと私は少しずつ飲んだ。 あとマシュマロも頂いた、荒れた喉が炎症しないようにと数個渡してくれた。 次に砂糖入りの卵焼きを一口サイズに切り分けて夜ご飯として出してくれた。 ビタミンEと糖分を取り込んですぐに元気になれる知識をドヤ顔で語りながら用意してくれたようだ。 少しだけ頬が柔らかくなった気がした。

 

私は内心恐る恐る口元に持っていき、一口頂く。 とても美味しかった。 遠慮なくまた一つ、また一つ頂く。 口に放り込む度に暖かな食べ物を噛みしめる。 気づいたら私の卵焼きは塩味に染まっていく。 頬を伝う暖かい雫。 美味しいと震えた声で、そして掠れたような悲しい声で、美味しいと繰り返す。 目の前に出された一品だけの料理をわたしは食らいつく。

 

それから私はその人に話した。

 

ただし『戦車道』の単語を省いて打ち明けた。

 

 

自分は間違った事はしてない。

 

胸を張ってやり通してきた。

 

だけど世間は許してくれなかった。

 

全てを否定されてしまいわからなくなった。

 

信じてたものが信じれなくなった。

 

ここまで続けていたものを投げ捨てた。

 

今まで戦ってきた世界に戻れなくなった。

 

 

一方的に私が打ち明けるがその人は嫌な顔せず真面目に全て聞いてくれた。 私は苦しみを吐き続け、たくさんたくさん吐き続けて、それを涙に変えた。 高校生になってから泣く事はなかった。 だからこれまで溜め込んだ分が大泣きになった。 その人はいつまでも慰めた。

 

 

それから周りは真っ暗。 外に出るにはとても危険な時間だ。

 

しかしその人は私をこの時間に外へ出すつもりはなく、とりあえず今日は泊まって良いと言ってくれた。

 

見知らぬ男性の家に、子供のわたし。 危険極まりないシチュエーションだけど、私はその人に信頼を寄せていたのか、または私はただのチョロインって事なのか、男性であるその人の家で止まる事に抵抗なく心許していた。

 

その後、私は寝床を貰った。

 

見たところその人が使っている布団だろう。

シーツを変えて私にその場所を渡してくれた。 私は遠慮したが、その人は構わないと言った。 遠慮しようにも私は暖かな布に挟まれたので眠気は再び惑いに誘われ、私は何も言えなくなり瞼は半分以上閉ざしてしまう。

 

この暖かさはとても久しぶりだった。

 

中学生まではまだ家族愛の温もりは深く、幸せであったが高校生になって寮生活。 いつしか母の厳しさも激しくなり私は家族の暖かさが味わえる機会が少なくなってきた……

 

でもこの温もりは懐かしさがある。 私は散々泣いたはずなのにまた涙が溢れ出し、そして無意識にその人の手を握ってしまう。 まだまだ子供なのか、人恋しさに溺れたくて仕方なかった。

 

そして握った手は振り払われず、私が眠りに落ちるまで握りしめてくれた。

 

その人の手のひらは私よりも少し大きく、安心が与えられた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日が経った。

 

いまだに私はこの人の家にお世話になっている。 でもその人は………いや、彼は追い払うこともしなければ『家出したくなる年齢だから珍しくは無い』と言ったきりノータッチ。 そんな話も数日前にしたっきりである。

 

更に言えば私の境遇に同情してくれたのか『戻りたくないなら戻らなくて良い』と言っていた。 むしろ『虐待だな』と言っていた。

 

うーん虐待……なのかな? 多分ほかに正しい言葉があると思うけど私があの場所に戻れなくなったのは変わりない、もう……戻ろうと思わない。

 

 

ピーンポーン

 

 

インターホンの音に反応して彼は扉を開けて、引っ越し業者を家の中に呼び込むと軽く挨拶をして打ち合わせを行う。 そして私は少し大きめの荷物を持ち、大きな麦わら帽子で顔を隠して、アパートの外に出た。

 

その後、彼は外に出ると電話。 数分後、道を迷っていたレンタル車に手を振って居場所を教える。

 

レンタル車が家の前まで来ると彼はレンタル車を持ってきた関係者に挨拶してその車に乗り込んだ。 私も荷物を後ろに乗せると私は人目に入ることを恐れてそそくさと後ろの席に座った。

 

そんな私を見てた彼は少しだけ笑うとレンタル車の関係者と話す。 しばらくするとサイン書に名前を記載して、鍵を受け取ると彼は運転席に乗り込みエンジンをかけた。

 

 

「忘れ物は無いな?」

 

「はい」

 

 

私は短い返事をして、挙動不審に周りを気にする。

 

 

「降りるなら今だぞ? もう熊本には戻らないからな」

 

 

もう戻らない。

 

この言葉に一瞬だけ寂しさを持つ。

 

何せここで今まで頑張って来たのだから。

 

だけど私はバックミラーに視線を飛ばし、彼とその鏡でコンタクトを取りながら…

 

 

 

「…大丈夫です。 私も連れて行ってください」

 

 

アクセルが蒸され、車は発進する。

 

レンタル車の関係者は帽子を外して見送り、ハンドルを握りながら彼は引っ越し業者に軽く手のひらで挨拶、雇い主の挨拶に気付いた引っ越し業者もペコリとして私たちを見送ってくれた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国道3号に乗り込んだ。 しばらく楽しい話をしながら私は彼とドライブを楽しむ。 そして数十分走ると福岡の鹿児島本線に入り込み、海が見えた。

 

そして学園艦が海の上を漂っていた。

 

サイズからしてとても大きく、それは身に覚えがあるサイズだった…

 

 

「…」

 

「……いやなモノでも見たか?」

 

 

楽しく笑って会話してた私の変貌に彼は尋ねる。

 

その言葉に少しだけ私は俯くと…

 

 

 

「いえ、少し熊本のラーメンが恋しいと思っただけです」

 

 

 

海を漂う学園艦を横切りこの車は前進する。

 

もうあの場所に帰る日は来ないだろう。

 

 

家族も、戦車も、友達も、記憶も

努力も、友情も、功績も、努力も

 

何もかもあそこに捨てた。

 

 

この先に…

 

また私にとって胸を張れる世界があるかな?

 

また私にとって積み重ねれる物はあるかな?

 

それはわからないけど…

 

私は新地に踏み込んで行く。

 

 

 

 

「……なぁ」

 

 

「は、はい?」

 

 

「次赤信号になったら助手席に座りな。 そんな後ろじゃ寂しい」

 

 

 

彼の声に私は嬉しく返事して、先ほどの不安は簡単に拭われた。

 

隣に座った私は今どんな顔をしてるかな?

少なくとも笑えていると思う。

 

いまは彼の背中に甘えているがそのうち大きく恩返しをしよう。

 

そう決めると私はまず新しいところで何をしようか考えながら、彼の顔が良く見えるように大きな麦わら帽子を外す。

 

 

 

 

気付いた時には関門橋を通過して九州の外にいた…

 

 

 




久しぶり。
元気にしてたかな?

おやおや?
もしかして残虐非道なこの小説が消えてホッとしたかな?

残念だったな! 忘れた頃に虐待は訪れるのだ!!
再び盛大に苦しんでくれたまえよ。
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