魔導士のヒーローアカデミア 別ルート   作:北方守護

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第2話 疑問

アキが雹火の家に連れてこられて……

 

「ふぅ……ご馳走様でした。すみませんでしたこんなに食べて」

 

「ううん、気にしないで 君みたいな男の子なら沢山食べるんだから」

アキが食事を終えると赤が入り混じった白髪のメガネを掛けた女性が食器を下げに来た。

 

彼女の名前は轟 冬美(とどろき ふゆみ)と言い雹火の姉だった。

 

「あら、もう良いの?もっと食べて良いのよ?」

冬美が食器を下げて部屋を出るのと入れ違いに肩までの長さの白髪の女性が入ってきた。

 

彼女の名前は轟 冷(とどろき れい)と言い雹火の冬美の母親だった。

 

「いえ、これだけ食べさせてもらえれば充分です……それよりも大きな家ですね」

 

「えぇ、ウチの旦那がそれなりに有名なヒーローなのよ」

 

「有名なヒーロー……ですか?」

 

「そうよ、No.2ヒーロー エンデヴァーって言うの 聞いた事があるでしょ?」

冷とアキが話してると食器を下げた冬美が部屋に入ってきた。

 

「いえ、聞いた事が無いですね……それに…。()()()()ってなんですか?」

アキの言葉に3人が驚いていた時だった……

 

「おぉ、今帰ったぞ ん?誰だ貴様は……」

大柄で短めの黒髪を立てた男性が入ってきた。

 

彼の名前は轟 炎司(とどろき えんじ)と言い雹火と冬美の父親で冷の旦那だった。

 

「あっ、お邪魔してます。俺の名前はアキ・レインディアと言います」

 

「私が山の特訓所に行ったら迷い込んでて空腹だったから家に連れてきたの」

 

「そうだったのか、俺の名前は轟炎司だ」

 

「ねぇ、あなた燈くんは一緒じゃなかったの?」

 

「あぁ、燈矢なら夏雄から電話が来て迎えに行っている」

 

「またなのー?全く、燈矢兄も優しいんだから」

 

「いや、ちょうど夏雄を迎えに行く方に用事があったからついでにだよ」

皆が話してると赤髪と白髪の2人の男性が入口に立っていた。

 

赤髪の男性は轟 燈矢(とどろき とうや)、白髪の男性は轟 夏雄(とどろき なつお)と、それぞれ言い燈矢が長男、夏雄が次男だった。

 

「全く……燈矢も優しいのは良いがあまり甘やかさない方が良いぞ」

 

「分かってるよ父さん、今日は俺が頼んだんだよ」

 

「それよりも、父さん……その子って……ん?」

燈矢はアキを見てある事を尋ねた。

 

「なぁ、君に聞きたい事があるんだけど……少し前にビッグマッスルって言う(ヴィラン)から女の子を助けなかったかい?」

 

「うーん……そのビッグマッスルって言われてる奴が誰かは分からないですけど変な男に捕まってた女の子を助けた事はありますよ」

アキの答えを聞いた燈矢は炎司に耳打ちで話をした。

 

話を終えて……

 

「まぁ、今回は君は人を助けたと言う事で【個性の無断使用】を大目に見る事にしたから安心すると良い」

炎司がアキにそう言うとアキは軽く頭を捻って疑問に思っていた事を聞いた。

 

「あのー……聞きたいんですけど……その【個性の無断使用】って何ですか?俺は()()()()()()()()()使()()()()()()()()()?」

今度はアキの言葉を聞いた轟家の面々が頭を捻っていた。

 

 

 




ビッグマッスルは今後、出る事はありません。

それと轟家の口調は分からない人もいるので作者の想像になります。

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