アキはローブの人物に向かいながら攻撃を加えた。
「テメェが何者で何で居るか知らねぇけどよ!この島から出て行きやがれ!!火竜の咆哮!!」
「……フンッ!」ジャラジャラジャラ!!
「何だと!?この魔法は……まさか!?グワッ!!」
アキが口から炎を出して攻撃するがローブの人物は右手の人指し指と中指を前に出すと魔力の鎖を出してアキの両手を縛るとそのまま振り回して投げ飛ばした。
「チッ!もしかしたらテメェは……いや、考えてる余裕はねぇか!雷竜方天戟!!」
「ハアッ!!」
「今のは……やっぱりな……なら……」
アキが雷で作った武器を相手に投げたが破壊されて逆に攻撃が来たが、そのまま受けて爆煙が巻き上がった。
「アキ!?何で……」
「おいっ!お前らは一体何者で目的はなんだ!!」
「まぁ待てよ2人とも、アイツは今
「えぇ、彼はどうやら気づいたみたいね」
雹火と燈矢がローブの2人に声をかけるが2人はアキが何をしたか説明していた。
「なんだと?何でアキがそんな事をするんだよ!!」
「そうだよ!燈矢兄の言う通りだよ!!」
(簡単だよ雹火、燈矢さん……それは俺の事を確かめたかったからだよ……」
爆煙が晴れると氷の壁で攻撃を防いだアキが立っていた。
「アキ!無事だったんだ!!良かった……」
「ごめんな雹火、心配をかけて」
「けどアキ、何でワザとアイツの攻撃を受けたんだ?」
アキが近づいて雹火に頭を撫でると安心したのか泣いていて燈矢は理由を聞いた。
「彼が俺の考えてる人なら、傷付ける様な事はしないと思ったからですよ……そうだろ?」
[ふむ、やはりお前だったのか……魔導士ギルドフェアリーテイルの魔導士、アキ・レインディアよ」
「あぁ、久し振りだな。フェアリーテイル2代目ギルドマスタープレヒト」
アキが自分に攻撃をして来た人物に心当たりがあり、その人物の名前を言うと相手はローブを脱いでその正体をばらした。
その顔は金髪のオールバックにツリ目で右目に眼帯をしていた男性だった。
「アキ……フェアリーテイルって確か……前に話してくれた……」
「あぁ、俺が
「うむ、それは俺にも分からない……お前は
プレヒトの言葉にアキは苦笑しながらうなづいたので、その後は話さなかった。
「それよりもアキ、お前が生きていた時と言っていたが……お前も……」
「あぁ、俺も命を落としたんだよ、仲間達を守る為にな」
「やはりな……それでお前もこの世界に来たと言うのか……それで私がこんな事をしたのは
「ん?頼まれたって誰にだ」
「それは私ですよアキ」
アキがプレヒトに理由を尋ねると何処かから声がしたので見ると地面まで届く程のパーマがかかった金髪で白いローブの様な物を纏った少女が少し離れた所に立っていたがアキにとっては懐かしい人物だった。
「あ、あなたは……まさか……フェアリーテイル初代マスター……メイビス・ヴァーミリオン……」
「はい、久し振りですね、アキ」
アキに声をかけられたメイビスは花が咲いた様な笑顔でアキを見るとアキは両手と膝をついて泣いていた。
「メイビス……済まなかった、あの時俺が……俺が……」
「アキ……あなたは何も悪くありません……アレは私が望んだ事なのですから……」
メイビスはアキに近づくと優しい声でアキを慰めた。
その後……
「そうですか……メイビスも気付いたら、この世界にいたんですか……」
「えぇ、私はあの時に命を落としました……それで気が付いた時には、この世界にいました……
アキはメイビス達に島内に会った遺跡跡に連れてこられて事情を聞いていた。
「え?あの人ってまさか……」
「あぁ、僕の事だよ」
アキが誰か心当たりがあったのでその者の事を聞こうと思ったら入り口から黒髪に黒い服を着た青年か入ってきた。
「やっぱり、お前だったのか……黒魔導士ゼレフ……けどお前は確か……」
「うん、アキ、君の思ってる通り……僕はあの時に
ゼレフは歩みを進めるとメイビスの隣に座った。
「ゼレフ……お前もここに来てたのか……けど、そうやっているって事は……」
「そうだよ、一度命を落とした事でアンクセラムの呪いは解かれているんだ……だからこそ」
「ふぇっ!?な、何をするんですか!!」
メイビスはゼレフに抱き抱えられるとそのまま膝の上に乗せられて顔を赤くした。
「なるほど、そう言う理由だったから俺達がこんな近くにいても大丈夫って事か」
「ねぇアキ、近くにいても大丈夫って……」
雹火は気になった事をアキに聞いた。
「あぁ、俺が知ってるゼレフは呪いに掛かってたんだよ アンクセラムの呪いって奴に簡単に言うと近づくと死ぬってな」
「なっ!?じゃあ俺たちは……あれ?なんで、まだ……」
「それは今はもう呪われてないからだよ……エンデヴァーのサイドキックの轟燈矢君?」
「俺の事を知っているのか?」
燈矢は自分の事が知られている事に驚いていた。
「あぁ、これでも有名なヒーローやヴィランの情報は調べているからね……そろそろ僕たちも元の世界に戻ろうか」パチン
ゼレフが指を鳴らすと、そこにいた皆がその場から姿を消した。