【完】これは圧倒的美貌で凱旋門賞馬になる俺の話 作:SunGenuin(佐藤)
16話目にしてようやく報知杯弥生賞です。
何度か「報知賞弥生杯」って書いちゃって修正した。
もう残っていないはずだ(白目)
もうちょっとサクサク進めたいけど、この次に掲示板回挟みたい気もする。
半分掲示板、半分競走馬回にするか(絶対途中で嫌になる)
6/10 追記
弥生賞の実況は全部ではありませんが、スタート冒頭の走り(1番手が誰で何馬身離れているか)は2005年3月6日の弥生賞実況をベースとしています。
レース流れを史実に沿いながら進めるにあたって史実実況をもとにしていますが、
「「先頭を伺う先段レットバトラー、」以降の実況はレース結果サイト等の通過順位をもとに言葉選びなどは自分で創作しています。
ズブズブの競馬おじさんではないためリアルな感じには見えないと思いますがこれが精いっぱいです。ゆるして。
「── 競馬場に足を運ぶだけの価値がこの馬にあると思っています」
記者の前でそう力強く宣言した。
嘘は何一つない。
この馬には、ディープインパクトには、この数年で遠のいてしまった競馬ファンたちの、その情熱を取り戻すだけの輝きがあるのだから。
社来グループが、生産牧場が、馬主が。
深い情熱と執念によって続けられてきた血統研究のその成果に、僕が花道を作ってやりたい。
そのためには──。
「最後に、このレースで他に注目している競走馬がいれば、教えてください」
脳裏に1頭の白馬が過った。
少し長い鬣をなびかせて、あのとき僕をじっと睨み付けてきたあの馬。
もしディープインパクトの前に立ちはだかる壁があるとするなら、この馬だけだろうと確信していた。
「7枠9番のサンジェニュインは、全レースで逃げ先行の戦法を取っていますよね。この馬の素晴らしいところは、ゴール手前になってもまったくダレないことです。とにかくスタミナがある。逃げ馬は距離が伸びれば途中で力尽きる馬も多いですが、この馬には「尽きる」ことを期待できないので。新馬戦の時のように、最後は競り合いになる可能性が高いでしょう」
だが最後に競り勝つのは絶対、絶対ディープインパクトだ。
2005年 3月6日 中山 報知杯弥生賞 芝右回り2000メートル
枠順 | 馬番 | 馬名 | 人気 |
1 | 1 | アドマイヤジャパン | 4 |
2 | 2 | ブレーヴハート | 7 |
3 | 3 | レットバトラー | 5 |
4 | 4 | ダイワキングコン | 11 |
5 | 5 | ニューヨークカフェ | 8 |
6 | 6 | マチカネオーラ | 10 |
6 | 7 | マイネルレコルト | 3 |
7 | 8 | ニシノドコマデモ | 9 |
7 | 9 | サンジェニュイン | 2 |
8 | 10 | エイシンサリヴァン | 6 |
8 | 11 | ディープインパクト | 1 |
「天候は曇りですが良馬場の発表となりました2005年報知杯弥生賞GⅡ。出走馬11頭で争われます。注目の一番人気は大外の8枠11番ディープインパクト。もうね、圧倒的1番人気ですよ」
「ここまで無敗の3歳馬です。パドックでの様子も非常に良好。鞍上の竹騎手も今日のレースにかなりの自信を見せていますね。ここを勝って無敗のままクラシック参戦となるのか、楽しみです。あと気にされている方もいるようなのですが、確かに今回の11頭の中では最も小柄ですが、実体重よりも馬体を大きく見せるオーラのある馬ですし、馬体差はそこまで気にならない走りを見せてくれると思います」
「後方スタートになっても自身より大きな馬を追い差しできるのがこの馬の持ち味。さ、続いて2番人気はサンジェニュイン。白毛の馬体が芝に映えますねえ。枠順は7枠9番となりましたが、逃げ先行を得意とする馬ですが外枠で不利になる可能性はあるでしょうか」
「正直可能性は低いと思いますよ。小倉芝2000のコースレコードを出したレースでは大外スタートでしたがハナを奪ってそのまま大差でゴールしています。新馬戦はディープインパクトに惜敗しての2着でしたが、続く未勝利戦からここまで連勝していますし私が一番注目している馬です。ただ不安があるとすれば馬群に飲まれた経験がないので、ハナをとれずに中団につけたときにどうなるかですね」
「ここで勝てば白毛初の重賞勝ち馬になりますサンジェニュイン。スタートに注目して見ていきましょう。続く3番人気はマイネルレコルト──……」
返し馬を終えてゲート前。
パドックは安定の別周 ──枠順馬番にかかわらず一番最後に回ること── で済ませた。
11頭立て最後の11番がディープインパクトだったため、俺が最後尾を歩いていたときにやたらと振り返ってガン見されたけど、まあ前みたいに追いかけられなかったから完全に無視した。
続々とゲートインしていく他の牡馬どもを横目に、俺は空を見上げていた。
うわあ、くもりだなあ。
『ヘイ!そこの白い美馬ちゃん!!いいケツしてんね!』
「あ、こら後ろ向くなよカフェ」
ぴよぴよ。
鳥さんだなあ。
『君、先行馬は好き?俺トップスピードで走るからさ、ほらみてこの脚』
「うわわ立ち上がんなってキング頼むよゲート前だぞお」
お、あの雲の形うんちじゃね?
ウケる。
『なんだこの扉ジャマ!……かわいこちゃ~ん!お話しようぜえ~~!』
「はははこいつめ、元気だなあ」
「ノリさん笑ってる場合じゃないです!ジャパンもうゲートインしたのになんでえ!?」
「今日のゲート入りはちょっと難航してますかね、1枠1番のアドマイヤジャパンが一度ゲートから出て入り直しとなりました。他の奇数番はそのまま誘導されています。いま9番サンジェニュインがゲートに収まりました」
「とても落ち着いた様子です。11番ディープインパクト、ゲート前で一度立ち止まりましたが無事入りました」
「続いて偶数番が順に誘導されていきます。ダイワキングコンやや嫌がっているか……アドマイヤジャパンが再びゲート入りしまして全頭準備が整いました。少しゲート内が騒がしいでしょうか。無事スタートが切れるとよいですが」
鞍上の芝木くんが俺の鬣を撫でる。
「サンジェニュイン、落ち着いてな」
わあってるよ。
だいじょうぶ気にしない気にしない。
例え両隣からガン見されてても、鼻息荒く話しかけられてても気にしない。
俺は冷静、冷静だから。
『マジでこの壁邪魔だぞ!ねえ~!もっとお顔見せて~!!』
『ヒョオッ!?うわびっくりした──ッア!?』
「サンジェ……!」
やっちまった~~!!
「ゲートが開きました。2005年3月6日報知杯弥生賞スタートです、が直前にニシノドコマデモが立ち上がり、隣ゲートのサンジェニュインもちょっと出遅れたか。2頭やや遅れてのスタートとなりました」
まずいまずいまずい!!
脚を前に出してできるだけ長いスライドで走る。
くっそう、出だしから先頭走って逃げ切ろうとおもってたのにい!!
フラグ回収してるじゃんもう~~!!
「まず先頭を行くのは4番ダイワキングコン。2番手は外からマイネルレコルト7番です。全体緩い流れになって内から3頭レットバトラー、ブレーヴハートとアドマイヤジャパンが先段に加わっていきます」
「まずまずのペースですね。アドマイヤジャパンがしきりに後ろを気にしているのがちょっと気になります」
「6番マチカネオーラ、2馬身離れてなんとか立ち上がってきましたサンジェニュイン、その外にディープインパクトは後方から4番手だ、エイシンサリヴァンがその内、最内のニューヨークカフェにニシノドコマデモが並びます」
目の前を走る横並びの馬体が壁になってなかなか馬群から抜けられない。
ちょっと下がってから外側に進出しようとしても、すぐ後ろにいるのがディープインパクトだからソレもできない。
くそっ、どうしようどうしよう……!
「落ち着けよサンジェ、このまま内側をキープして上がろう、な?」
イヤだ!
さっきからケツへの視線がすごいんだよ主にディープインパクトからの視線がな!!
このままじゃゴールより先に公開うまぴょいが始まっちゃうだろーがッ!!
前に出させろ~~!!
「少し緩い流れのまま1コーナー回ります、依然ダイワキングコンが先頭半馬身のリードを取りますが、コレをマイネルレコルトが第1コーナーカーブから第2コーナー向かうところで並び3番手をちょっと離しています」
「先頭を伺う先段レットバトラー、ブレーヴハート、アドマイヤジャパンはまだ横並びだ、マチカネオーラがちょっとダレ始めたか。後ろサンジェニュインが2馬身差を縮めてマチカネオーラを躱そうとしています」
「鞍上の芝木騎手が綱を後ろに引いていますね、馬が前へ前へと行きたがるのを止めているようです」
「完全に掛かっている状態ですがサンジェニュイン、マチカネオーラを抜かして外に出ます。後方にいたディープインパクトも少しずつ外に進出しすーっと伸びていきますよ」
先頭まであと何頭コレ!?
実況なんか言ってたっけ?
いや言っててもわかんないわかんない、走ってる最中に他の音まで聞こえるかってんだ!!
ああもう、少なくとも目の前にいる3頭は絶対抜かす!絶対抜かすぞ!
芝木ィ、手を緩めろや!
「……覚悟きめるか。サンジェッ!!先頭まで一気に抜かしてちぎるぞ!!」
おうよ!!
って、エッ?先頭まで一気!?
それは覚悟キメすぎなんだよなあ!?
「3コーナー回って先頭は4番ダイワキングコン、ダイワキングコンが走り続けますが7番マイネルレコルトとの競り合いが続いています。先段はアドマイヤジャパンとレットバトラーが膠着状態、ブレーヴハートは1馬身半下がっている」
「いっぱいいっぱいに見えますね。とはいえ鞍上に焦りは見えません、まだ想定内でしょうか」
「そのすぐ後ろ外から白毛の馬体サンジェニュインが猛追します。ブレーヴハートをサッと抜き去ると、アドマイヤジャパンとレットバトラーに並んで、ッいや並ばず躱す!躱していきますサンジェニュイン、脚色はまったく衰えていません!」
「ぐんぐん突き放していきます。このまま競り合う2頭を捉えきることができるでしょうか」
前は残り2頭。
どちらも俺をみて若干速度が緩んだ。
……こうなるのほんとイヤ!!!!
「サンジェニュイン完全に突き放したか!」
「先頭がサンジェニュインにかわった途端レースが一気にハイペースになりました」
「後方もスピードが上がってきたか、2番ブレーヴハートも再び上がってくる、最後方シンガリは9番エイシンサリヴァンも先行するニシノドコマデモ、ニューヨークカフェに追い縋ります」
お前らちゃんと走れよな!!
この顔と馬体見て見惚れるのは仕方ないけどな、それで手を、じゃなかった脚を抜かれると顔だけで勝ったみたいになるだろ俺が!!
いや俺の顔は完全に「勝ち」なんだけどそうじゃないんだよね、レースはレースだから、俺は俺の走りで勝ちたかったのに。
ぐぎぎぎ、なんか悔しい……!!
こういう勝ち方いやだわ!!
「う、そだろ……」
あん?どうした芝木……ッ!
え?
「ッ大外から!大外からディープインパクトが上がってサンジェニュインを抜かしました──!」
はあ?
「鞍上竹はまだ鞭を使っていないぞ、持ったまま直線に入ります、サンジェニュインは追いつけるか?」
こういう勝ち方はいやって言ったけど負けてもいいとは言ってないんだわ……!!
もうやだなにこの馬、なにこの馬!?
脚に力を入れ、首をぐっと前に出す。
なんか心臓がバックバクいってるけど気にしてる場合じゃない。
もっと速く、速く走らなければ。
前へ、ひたすら前へ……!!
うなれ俺の末脚、力を貸してくれターボ師匠ッ!
いやターボ師匠に末脚パワーはなかったわ猛省。
くっそお、スズカ俺だ~~!!今だけ俺に異次元の末脚を!!
「残り200メートルだ!サンジェニュインはまだ諦めていないか!差が詰まる1馬身、半馬身、あと少しか間に合うか、あっディープに鞭が入る芝木も鞭を振る、最後は完全に一騎打ちだ!」
真横のディープインパクトと一瞬だけ視線が合う。
けどお互い前を向いて、最後の叩き合いに入った。
「ディープかサンかディープかサンか!?」
唸れ俺のスズカ式末脚~~!!
差しっきれぇ!!
「ディープインパクト、サンジェニュイン2頭そろってゴールしました!3着入線はアドマイヤジャパン、アタマ差でマイネルレコルトが4着入線です。1着と2着は写真判定が行われます。お手持ちの馬券はお捨てにならず、そのままお持ちください」
ゴール板を抜ける。
詰めていた息をバァッと吐き出しながらも、視線だけはずっと前。
芝木くんの鞭もとっくに止んでいたけど、それでも俺は脚を緩めず、そのままターフを走り続けた。
走り続けようとした。
「サンジェ……?」
あれ?
なんか身体がめっちゃ重い。
えぇ、すっごい重いんだが……芝木くんちょっと降りてくれない?
このままだと走って逃げ切れん……他の牡馬に追われてうまだっちされちゃう。
「サンジェ、止まれサンジェ!」
だから止まれないってば!
ここで止まったら追われちゃうんだから……ほんとなにこれ、なんか身体が……。
うん?
芝、近くね?
「サンジェニュイン!!」
あれえ……目の前、真っ暗じゃん。
「写真判定の結果── 1着はディープインパクト、2着はサンジェニュインとなりました。ハナ差3センチです」
そのアナウンスに競馬場がドッと沸いた。
思わず息を飲む接戦。
最後の最後まで、ゴールした後でさえどちらが1着になったのかわからないくらいの競り合い。
手に汗握るとは、まさにこのこと。
トライアルレースでさえこの熱戦ならば、クラシック本戦ではどうなるのか。
競馬場に足を運んだファンだからこそ、これからを期待して止まない。
今年のクラシックは例年以上の盛り上がりを見せるだろうと、ファンも、そしてJRAも確信していた。
その、一瞬までは。
会場は途端に、悲鳴と怒号であふれた。
目の前でその馬体が崩れ落ちた時、僕は思わず手を伸ばしていた。
ディープインパクトの鞍上で、届きもしない距離で、それでも手を伸ばしていた。
「さ、さん、サンジェニュイン……!!誰か馬運車を、馬運車を早く!!」
目の前で取り乱す若い騎手にろくなアドバイスもできず、ターフに横たわる白い馬体に昔の記憶がフラッシュバックしていく。
輪郭も顔も毛並みだって全く似ていない、それでも倒れ伏すその姿に、栗毛の馬体が重なって目が離せなくなってしまった。
「──ッ!ディープインパクト、落ち着こう、ちょっと離れよう」
ディープインパクトがサンジェニュインに向かって歩き出したことで、沈んでいた意識がすっと戻ってきた。
相棒が倒れてひどく動揺している若い騎手を刺激しないよう、姿が見えるギリギリまで距離を取る。
他の騎手たちも同様の考えのようで、それぞれがグッと手綱を引いて後退していた。
その中でただ一人、ベテランの縦山さんだけが駆けつけた厩務員に馬の手綱を預け、騎手── 芝木くんに近づいた。
「芝木くん、今スタッフに馬運車お願いしてきたからね。だから君も治療を受けて、ね?」
その言葉を聞いて初めて、芝木くんがケガしていることに気づいた。
サンジェニュインが倒れる手前、ギリギリで飛び降りたように見えていたけどそうじゃなかったみたいだ。
「お、俺の、俺のことなんていいんです!さん、サンジェニュインが……ッ!サンジェを先に、どうか」
自分はいいからと頭をふる姿に息が詰まる。
よく見ると右足が赤くなっているように見えた。
倒れる寸で飛び降りる前に鞍の部品に引っかかってしまったのかもしれない。
痛いだろうに、駆けつけた救急車に乗ることも拒否した芝木くんはずっと、サンジェニュインを見つめていた。
一切目が離せなくなる、その気持ちは痛いほどよく分った。
僕にも同じ経験があったからだ。
「竹騎手も、戻りましょう」
「あ、ああ、はい、そうですね」
どれくらいそうしていたか、馬運車がついていよいよサンジェニュインを移動させる段階で、僕は縦山さんや他の騎手たちとともに一度検量室へと戻ろうと綱を引く。
ディープインパクトは離れたくないのか、なかなかその場から動こうとはしなかったけど、それは僕も同じだったからなかなか強くは押せなかった。
「サンジェニュインは大丈夫でしょうか」
「……どう、ですかね。走っている最中に倒れたわけではなかったので、結構、減速してからだったから」
あの馬と同じように。
ゆっくりと失速していって、騎手を派手に振り落とさないように、ゆっくりゆっくり。
そうして最後はぱたりと、倒れてしまった。
「予想通り、サンジェニュインが一番の強敵だったな」
「……沼さん」
「しかし惜しいことだ。あの熱戦、次の皐月賞でも競い合う相手はサンジェニュインか、それかヴァーミリアンかと思っていたが」
まるですでにサンジェニュインが死んだかのような口ぶりだった。
確かに、動かず倒れている姿に希望を見ることはできないだろう。
けど僕は、あの場を立ち去る前の芝木くんの言葉が頭から離れなかった。
『サンジェは、サンジェはまだ生きています!生き足掻いているんです!!』
生き足掻いている。
それは若手特有の、受け入れられない現実逃避の言葉にも聞こえるけど、芝木くんのあの目は本気なのだとすぐわかった。
本気で、サンジェニュインはまだ生きていると、生きようと足掻いているのだと信じている。
それがどうしようもなく、眩しかった。
「僕ならきっと、生き足掻いているとまでは言えなかったでしょうね」
「竹?」
「サンジェニュインは皐月賞に出ますよ。そしてまた、僕とディープインパクトが勝ちます」
あの先頭を絶対に譲らない根性の大逃げを指して、彼をこう呼ぶ人が居るのは知っていた。
── 白のサイレンススズカ
けれど僕は、サンジェニュインをそう呼ぶことを受け入れられない。
サイレンススズカは僕の理想のすべてだった。
彼と別れてから何頭もの馬に乗った。
彼に似た馬を探し続けた。
けど見つからなかったよ。
だってサイレンススズカはこの世に1頭しかいなかったから。
代わりなんてなかったんだ。
ディープインパクトと出会ったことで、僕はいよいよ、サイレンススズカとの夢物語を閉じたつもりだった。
それなのにどうして、君は僕の前を鮮やかに走ったのか。
僕はサンジェニュインを白のサイレンススズカと呼ぶなんて、やっぱり受け入れられない。
どんなに強く、理想の馬に見えても、生涯そう呼ぶことはないだろう。
だって生涯、僕は彼の背に乗れないんだから。
序盤と終盤に竹さんを使う戦法
……やめて!竹さんのサイレンススズカへの思いで、サンジェニュインをいい感じ思わせてしまったら、ケツ追っかけられてるから逃げてるだけのサンジェニュインがウマ娘になったあと美談にされちゃう!!
お願い、死なないでサンジェニュイン!あんたが今ここで倒れたら、テキや目黒さん、芝木くんとの約束はどうなっちゃうの? レースはまだ残ってる。ここを耐えれば、凱旋門賞馬にだってなれるんだから!
次回、「サンジェニュイン死す」。うまぴょいスタンバイ!
サンジェニュイン 牡3
こっそり「白のサイレンススズカ」と呼ばれている(少数)
まさかの出遅れ(白目)
初めて馬郡の飲み込まれ、中段からのスタートになるも根性で先頭へ
と思ったらディープさんに抜かされ、終盤は差し合いをすることに
そしてレース後……
芝木くん ヒト族 男
サンジェニュインの主戦騎手
いますっげえ病んでる
竹さん ヒト族 男
亡き相棒・サイレンススズカと主人公を重ね気味
でもこいつの背には(芝木くん乗るから)生涯乗れんのやろ?
じゃあスズカとは呼べんな!(大泣き)
ディープインパクトさん 牡3
その日、馬房に戻っても何も食べなかった
6/15 追記
競走馬の病気、怪我、それに関連した予後不良の認識についてご指摘いただいた中で、竹騎手のセリフが誤解を招く恐れがあるという指摘に納得したため、セリフを修正いたしました。
元のセリフは、
「僕ならきっと、薬を打ってくれと言ってしまうでしょうね」
でしたが、主人公はレース中に怪我等で予後不良の診断を受けたわけではないので、この場面で竹騎手が薬に言及するのは違うのではないか、という点で修正しています。
レジェンド騎手をモデルとした作中人物に誤解を招く発言をさせてしまい、申し訳ありませんでした。
以後描写には十分注意してまいりたいと思います。
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