九尾がいく呪術廻戦   作:meigetu

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0話 幻想郷にて

幻想郷某所

 

とある一室で、一匹の化け猫と、一匹の妖狐が炬燵にくるまって暖をとっていた。

 

(あお)さま(あお)さま。(らん)さまのところに行かなくてもいいんですか?」

 

と可愛らしい化け猫だ聞いてきた。

 

「問題ないわよ(ちぇん)(らん)様からは(ちぇん)の様子を見てくるようにと言われて帰ってきたんだから。それよりも、妖術の操作は上手になったかしら?」

「はい、ちゃんと同時に式をとばすことができましたよ。」

「すごいじゃない。ご褒美に背中のしっぽでモフモフしてあげる。」

 

と、(ちぇん)を尻尾で捕まえてあげる。

 

「くしゅぐったいです。(あお)さま」

 

というのでかわいいなと思いもっと尻尾でぐちゃぐちゃしていると、玄関からおおきな音が聞こえてきた。

 

「やべ」

 

小声で言いつつ、名残惜しさを残しつつ、(ちぇん)を床に下す。

たぶん、結界の座標を計算する仕事から逃げたことに、(らん)が気づいたんだろう。

 

「どうしたのですか、(あお)さま」

「ねえ、(ちぇん)、多分もうすぐ(らん)様がここに来ると思うの。その時にね私のことが聞かれると思うからきかれたら、『(あお)さまは、ここには来ていない』と伝えてほしいの。」

「急にどうしたのですか?(あお)さま」

「ちょっと急用ができちゃってね。ごめんね(ちぇん)

 

と言って、炬燵がある部屋から出ていき、妖術を使って、近くにあった狐の置物と入れ替わるように姿を変化させた。

 

 

そこで聞き耳を立てていると、(らん)がかえって来たらしい。足音から考えるに相当おかんむりらしい。

 

「ねえ、(ちぇん)(あお)がどこに行ったのか知らない?」

 

よし、予想通り、うまいこと(ちぇん)が、(らん)を言いくるめてくれるだろう。そして、(らん)が別のところに探しに行ったらその間にまた(ちぇん)とあそぼうなどと考えていると、こんな声が聞こえてきた。

 

(あお)さまは、ここには来ていないと、(あお)さまが(らん)様に伝えてほしいと言ってました。」

「うん、そうありがとうね、(ちぇん)

「どういたしまして(らん)様。」

 

ん?ちょっと待って、そういうってことは、ばれないか?家に私がいるってことが...。

やべえ、逃げないと。

と急いで狐の置物から変化を解き逃げようとしている私の耳に激痛が走る。

 

「ミツケタ」

 

気が付くと、(らん)に耳をつかまれており、ホラー映画さながらの顔で見降ろされていた。

 

その後、(らん)に監視されながら、さぼった分の二時間分の仕事をさせられた。

 

____________________________________________________________

 

 

そんな一幕があった日の夕食時、(らん)が作った鍋を四人でつつきながら、今日起こった出来事を話していた。

すると(ゆかり)様が唐突に

 

(あお)、外の世界に興味があるかしら?」

 

と聞いてきた。

私は毎度のさぼり癖が原因で外に追い出されるのかと思ったので、私は

 

「さぼってしまいすみませんでした。」

 

と、頭を下げた。

 

「いやいやそういうことじゃないのよ」

 

と笑いながら(ゆかり)様は言った。

 

「私たちがなぜ、幻想郷を作ったのかあなたは覚えているかしら?」

「たしか...外の世界では私たち妖怪に対する恐れというものを人間が持たなくなってしまったからですか?」

 

(ゆかり)様はうなずきながら、

 

「そうね、詳しく言うと、私たち妖怪は人間の恐れなくして世界に存在することができない。それゆえに現代の科学技術が発達してしまった、外の世界では妖怪なんて存在しない、と考える人が多くなってしまった。だから、外の世界で生きていくことができなくなってしまったから、わざわざ幻想郷という場所を作ってある一定の人間を人里に入れ定期的に私たち妖怪が、妖怪に対する恐れをもらいそしてその見返りとして人里を守護するというものだね。」

 

そこで一息をつてから、(ゆかり)様は話をつづけた。

 

「そこで今回、外の世界で一つの異変を発見したの。もともと、外の世界にも、一定数は弱い呪霊はいることは知っていたのだけれど、最近これらの呪霊が力を持ち始めているの。」

 

「呪霊がですか...」

 

と、(らん)がつぶやく。

 

「そう、呪霊よ。ここからが本題なんだけど、今回は(あお)になぜ突然、呪霊が力を持つようになったのか?という調査と、あわよくば私たち妖怪に対する恐れを外の世界で確保し動きやすい環境を作るのが目的よ。」

 




八雲 (あお)
オリキャラ、八雲家から一人主人公としたかったが(ゆかり)様は忙しいし(らん)も幻想郷の管理で忙しそうだったので、登場させた。
もとから快楽主義で、(らん)の尻を追っかけていたら、いつの間にかに、八雲家に入ってた。今でもたまに伽をともにするらしい。
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