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幕間の物語
八雲
「天元様、当たりといっていたほうの、八雲
「そうそう、僕も気になっていたんだよね。
天元様は驚きのためかピクリと固まってしまった。
「天元様大丈夫でしょうか?」
「いやすまん。あの二人が付き合っているとは意外であったからな。性格的には真反対で相性が悪いと感じておったのだが。」
「そうかな、振り回す彼女と振り回られる彼氏みたいな感じでお似合いだと感じましたね。」
「そうそう」
と、天元様へ言う。すると、
「先に勘違いしていると思うが、八雲
「マジか」
「話を聞いている限り男だと思っていたのですが」
「そうか。まあ良いそれで、八雲
「玉藻の前?確か、殺生石になって、封印されたはず。」
「そうそう違ったけ。」
「そのとおりだ。殺生石になってしまったが、ここで別の妖怪が介入してきたのじゃ。それが八雲
「なぜそのようなことを?」
「多分憶測上での話になるが良いか?」
「お願いします。」
天元様はお茶をすすりながら話を始めた。
「多分、幻想郷の結界の管理が目的だと考えられるのじゃ。お主らは結界術というものを行使するしたことが、ないからわからんと思うが、儂の物を隠す結界一つ貼るだけでも、それ相応の計算が必要になるのじゃ。ましてや、幻想郷は、外の世界と幻想郷を完璧に切り離す結界。つまり、この世界の中に、別の世界を作るために貼られた結界なのだ。その時の計算量なんて考えたくもなくなるようなほど膨大なのだ。その結界を維持するための、助手を雇う必要があったと私が考えておるが。」
「なるほどね。」
「では、なぜ
天元様は少し考えられてからこう話された。
「多分、伝説を読んで見ればわかると思うが、玉藻の前は、ただ単純に天皇に取り立てられ鳥羽上皇から寵愛を受けるようになった。そこからは、玉藻の前は、ただ単純に鳥羽上皇にさんざん尽くして来たのだが、鳥羽上皇自身が玉藻の前の呪力や妖力に当てられたのであろう次第に床に伏すようになったのだ。」
「なるほど、それで封印されたと。」
「その通りだ。ここから分かることとしては、ただ単純に、鳥羽上皇が呪力に弱かっただけで、玉藻の前は、妲己とは全く異なり、ただ単純に尽くしておっただけなのだ。実際、八雲
「確かに、惚れ話を聞いている限り確かに尽くしていたね」
と、話を思い返した。
「それゆえに、良識も基本的にわきまえておるし、基本的に利益さえ示せば、外の世界にいる呪霊を退治してくれるであろう。さらには知的好奇心からか、唐突に変なことをしないと考えると、圧倒的に
「なるほどね。」
「確かに。」
満場一致であった。
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手紙について
「天元様、差しさわりなければこちらの手紙には何が書かれていたのかお聞きしても?」
「まっておれ、おぬしらもこの事件に巻き込まれた身じゃ。できる限り情報は渡してやるぞ。」
と、
「あやつめ、いい加減日本語で書けと何度言えば...」
はぁ。と大きなため息を一つついた。
「すまぬが、三番目の棚の二段目にある右から四番目と五番目の本をとってきてくれぬか?」
「わかりました。」
と言われ、七海は立ち上がり、本棚へと向かった。
「これは...」
天元様が指定された本は、漢文の辞書のようなものだった。
天元様は辞書をめくりつつ手紙を読んでいき最後まで読み終えたところで、
「基本的にいつ伺えばいいかという内容であったぞ。あとは、お前の結界抜けるのがめんどくさいから訪れた際、結界を緩めないと正面突破で破ってやるぞいう脅し文句だったがな。」
「本当に自分勝手なお方なんですね。」
「その通りじゃな...それに、いうことを聞かぬと本当に結界を破ってくるお方だから従うしかあるまい。」
と目頭を押さえつつ天元様はおっしゃった。
「五条、すまぬが、これからしたためる、手紙を明日のうちに○○稲荷神社まで、届けてくれぬか。」
「僕が?」
「すまぬな。この手紙には、儂が結界を緩める時刻が記載されることとなる。そのような最重要事項、普通の呪術師に運ばせるわけにはいかんであろう。」
「一応これでも特級なんだけど。」
「興味本位で、私の任務先に来たのが運の尽きです。あきらめて従ってください。」
「まじかー。」
珍しく、五条悟が振り回される姿を苦笑いしながら見る二人であった。
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幕間 幻想郷縁起 八雲
著 稗田 阿求
九尾の数学者 八雲
能力 万物を数式に置き換える程度の能力
危険度 高
人間友好度 普通
主な活動場所 何処でも
前のページに書いてあるとおり、妖獣は尻尾が多いほど力が強くながければ長いほど賢いと言われる。そんな妖獣の最高峰のもう一つに位置するのが九尾の狐の八雲
大きな尻尾を9つつけた狐で、輝かしい毛並みを持っており神々しさを醸し出している。
八雲
現に、私も口説かれたことがあり、配慮がしっかりとしておりとても魅力的な女性に見え、お茶をするところであったが、仕事をサボって来ていたのか八雲
知能は
普段は八雲
目撃情報例
「九尾の妖狐二人組が仲睦まじく油揚げを一枚買っていったのが印象的だった。」...豆腐屋
隣りにいるのは多分、八雲
「もともと、妖怪になんか興味なかったのに、あの人が来てくれると楽しくてついつい話しすぎて他の悩み事とかなくなっちゃうのよね。」...とある人形魔法使い
妖怪の中でも長寿の部類に入るので、悩み相談などはお手の物であろう。助言などを貰えればきっと役に立つであろう。
「たまに、本を借りに遊びに来るわ。妖怪であるのに魔法も詳しいようで、時たま魔力を抑えるための魔法陣を提案したり、魔法陣の間違いを指摘してくれたり、してとても優秀だと感じたわ。機会があれば魔法談義をしたいものわね。」...七曜の魔法使い
たぶん、それは、魔法陣を能力で読み解き、数式へと置き換えることによって効率的なものを計算したのであろう。たぶん魔法的な談義を持ちかけたところで魔法に関して理解は深くないと思うので、談義は成り立たないと思われる。
次話、少し遅れます