15話になっても、原作まだ入ってない小説というのも珍しいのではないでしょうか。(すみません早めに入らせます。)
私は、彼女との対面を終えた後、稲荷神社へと帰っていった。
帰ってくると、そこには五条の末裔が退屈そうに待っていた。
「おお久しいの、五条の末裔よ。」
「久しいといわれても、昨日会ったばっかりなんだけどね。」
「どうした、そんな不愛想な顔をして。」
と、聞く。
「何時間待ったと思ってるの君?」
「早く来すぎるのがいかんであろう。おぬしのせいじゃよ。」
とあおってやる。
「こいつ...」
「まあ良い、それより、手紙を渡したまえ。」
と手を出し、手紙を受け取った。
「なるほど。時間通りに向かうとしよう。どうもな。」
といい、手紙を燃やした。
__________________________________________________
二日後
「久しいの天元よ。」
私は今、天元の前にいた。
「お久しぶりです。
「いや、その呼び方はやめてくれ。私は所詮、
「ところで、
「無論、元気じゃよ。冬の間、儂らに仕事を押し付けて、惰眠をむさぼるくらいにはな。」
天元は、はは、と苦笑いを返す。
「まあ良い、これは
と、右手を一閃させる。
するとそこからは、酒樽と、一通の手紙が出てきた。
天元はそれを受け取ると、手紙を開き読み始めた。
「
「では、すまぬが少し待ってくれ。」
「あい分かった。」
天元は手紙を書きつつ、聞いてきた。
「最近幻想郷の様子はどうなのだ。何か変化でもあったのか?」
「最近は、吸血鬼が引っ越してきた。」
「吸血鬼?」
「そうそう。何しろ、ヴラド三世の末裔の姉妹らしい。初めは、幻想郷を乗っ取るために、外の世界から攻め込んできたのじゃが、何とか抑え込んだというものだ。」
「なるほど。」
と、天元は筆を執りつついう。
「ほかには、弾幕ゲームというものが幻想郷で適用されたというものだな。」
「弾幕ゲーム?」
「そうそう。弾幕ゲームじゃ。先ほどの話に戻るが、何しろ、幻想郷が侵攻されるのは初めてのことでな、妖怪同士の本格的な争いまで発展したのじゃ。」
「本格的な争い?」
「そうだ。鬼の一部や花妖怪、挙句の果てには、私や、
と、お茶をすする。
「その結果、辛勝はすることはでき、吸血鬼を幻想郷の住民として受け入れることができたのじゃが、その後の戦後処理でな。幻想郷の結界に大穴が空いておっての。」
「大穴か?大丈夫だったのか?」
「いや、大丈夫ではないが、幻想郷は複数の結界によってできているからな。そのうちのニ枚が大穴が空いたということじゃな。」
「なるほど。」
「その復旧作業が、とてつもなく大変だったのだ。詳しく話すと二週間ほど寝る暇すらなかった。」
はあ、とため息御つく。
「そこで、
「そうですか...」
「大まかな、ルールとしては、このような普通の厚紙に、スペルカードというものを書いて、それらを打ち合うことで、勝負を決めるというものだな。」
と、天元の前に、私のスペルカードの一枚を見せる。
「これは、『式符「狐様のお堂参り」』と書いてありますが。」
「そうだ、これは、私のスペルカードなのだが、ここに描いている絵に似たような弾幕を撃ちあって勝敗を決めるというものじゃな。」
「そうなんですか。」
「このような、ルールのおかげで、妖怪同士での戦いが起きたとしても、幻想郷の結界に被害が広がらずに済んだというわけだよ。そうだ、おぬしも作ってみてはどうか?暇つぶしにはとても面白いものだぞ?」
「こちらは、日本の呪術界を見守らなければならぬから、作る時間があるまい。」
「それは、残念。」
といい、お茶を傾けた。
「ところで、外の世界ではどうなのじゃ? 最近
「あったことであるであろう。あの五条の六眼のせいじゃよ。」
「ああ、確かに。」
「あやつが、おるせいで呪霊どもが力を持ち始め、それと同時に呪術師も力を持ち始めたということだな。100年前までは、科学の進歩によってどんどん呪霊がいなくなるおかげで、仕事がなくなり200年ほどすればお役御免だと思っておったのが、最近忙しすぎてたまらん。」
「仕方あるまい。ところで、特級呪術師というのは現在何人おるのじゃ?」
天元はしたためている手紙を指さしながら、
「こちらにも書いておることだが、現在は4人おるぞ。」
「そんなにおるのか。」
「そうだ。一人目は言わずもがな、五条 悟。おぬしが、五条の末裔と呼んでいたやつだな。」
「六眼を持っとったやつか。」
「あとは、夏油傑、乙骨憂太、九十九由基だな。」
「
「目的?」
「そうだ。目的だ。一昔前は、恐れをなくすために薬物に手を出したり、呪術界上層部を皆殺しにするなど特級クラスの呪術師になればいろいろあるであろう。」
というと、天元は頭を悩ませる。
「済まぬな。基本的に、俗世にかかわらんようにしておっての。しかし五条のほうの目的はわかるぞ。」
「ほう。なんであるのか?」
と、天元に好奇心であるのか詰め寄る。
「たしか、呪術界上層部を何とかするというものであったか?」
天元はお茶を濁しつついう。
「ありきたりだな詰まらん奴だ。」
といい、興味をなくしたのか天元から離れた。
「所詮、皆殺しにしたところで、奴が死ぬころに首がすげ変わっているだけであろう。」
と、興味をなくしたのか、尻尾からキセルを取り出し火をつけた。
天元は、手紙をしたため終わったのか、手紙を差し出してきた。
「これを
「あい分かった届けておこう。」
「ところで、これから、どこで活動するつもりなのじゃ?」
「ああ、先ほど送った稲荷神社のほうで、活動をし続けるつもりじゃ。」
「できれば、高専で、先生として働いてみぬか?」
といいつつ、天元は思い返す。
「天元様、今後、八雲
「それが困りものでの。下手に自由に動かれて、やらかされても困るしの。何か良い案はあるか?」
と、三人で頭を悩ませる。
「そうだ、高専内で働かせたらいいんじゃない。」
と、五条が言った。
「監視をする一点に関してはよいと思うが、すると様々な問題が生まれると思うのだが。例えば、生徒たちへのダルがらみなどとか。」
「問題ないと思うよ。向こうさんは妖怪なのだから、この世界に長期滞在できないと思うし。」
「呪術界上層部の報告はどうするんですか?」
「あの妖怪は、人間へと化けることも容易だから、外様の呪術師で、呪術を学ぶ兼、生徒たちに高専では無視される呪術以外の高校の授業内容を教える役としても使える。」
「めんどくさがってこないということは?」
「たぶんないと思うよ。向こう側が僕たち呪術師に直接接したということは、接触しなければならない理由があったからだと思うんだよね。で、なければ、前に来られた
「おぬし、もしかして
「いやあ、ばれちゃった」
「やめておけ、あのお方は、おぬしに勝ることができるほど圧倒的な力を秘めておる。しかしあれは諸刃の剣じゃ。一度暴走を始めたらそうなるかわからんぞ。」
「だって、術式の効率化なんて使ってくれたら、生徒たちが力を持って上層部にいろいろとできるようになるじゃん。」
「本当にやめておけ。おぬし自身が痛い目を見ることになるぞ。しかし、教師として雇うのは、監視できると考えれば、よいかもしれぬな。」
「でしょ。」
「本当によろしいのですか?」
と、七海が危惧して聞いてきた。
「本当に嫌なのだが、どうしようもあるまい。このまま外に放置されるほうが何をされるからわからんから、せめて高専内におったほうがまだましであろう。」
というものだった。
「先生でというと?」
「文字どおりじゃよ。高専の先生も人員不足が解消される上、おぬしにとっても、
「確かに...もし勤めるとしていつまで勤めればよいか?」
「いつでも良いぞ。最悪、
「すまないが、その言葉に甘えさせてもらおう。では、私は生徒たちに何を教えればいい?」
「なんでもよいぞ。おぬしが得意な数学と、術式の関係について説いてもよし、体術や剣術、槍術などを教えてもよし。」
「あい分かった。では、そのようにしよう。」
私は少し考えた後天元にこう聞いた。
「私の立ち位置的にはどうなるのであるか?」
「一応は、呪力を制御することができる一般人で、呪術師によって助けられた。呪術師を目指そうとするがお金を稼ぐ必要があるから、一応一般教養を教えるための教員と言う設定でやるつもりじゃ。」
「手回しがよいの。ありがたい。あとは、生徒に手を出してよいのか?」
「手を出すとは?」
「文字通りじゃよ。おぬしもかわいい
天元は言われたことを理解し
「いやそれは、ダメにき...」
「いやあ、それはよかったぞ。前からあこがれておったのだ。教諭と生徒の禁断の恋というやつを。どうだ、かわいい子はおるのか?」
「いやだから、ダメだと...」
「今、何人生徒がおるのじゃ?そして何人
「いや...」
「とても楽しみであるな。」
天元は、話を聞かなくなった
__________________________________________________
「ありがとうな天元よ。
「面倒なことになりそうであるからやめてほしいのだが。」
「少しぐらいつまみ食いしても問題ないであろう。そうカッカするな。では、呪力を抑えた状態で人間に擬態して来いということでよいか?」
天元ははぁと、ため息をつきつつ、
「そうだ、それをなさねば付き合う以前の問題になってしまうからな。」
説得することをあきらめた。
「了解した。」
天元はこの際だし、気になったことを聞いてみた。
「しかし前から思っておったのだが、今回の件、しかり、八雲
「いや、今の奈良時代の頃ぐらいか?それぐらいの頃に
「はぁ。」
「それがとてもよくての。今までは、
「なるほど。」
「とても良いぞ。おぬしも
「いや、すまない、勘弁してくれ。」
天元は手を振りいう。
「それは残念。どうせ、時がたち飽きが来るであろう。その時の暇つぶしにはとても良いぞ。まあ良い。正月は幻想郷のほうに帰るので三学期の初めから失礼するぞ。」
ではな、というとはた迷惑な九尾の妖怪は帰っていった。
ちなみに八雲 緑の古代に生まれたということもあり貞操観念はとてつもなく緩いです。
ですから、3股4股しても特になんとも思ってないという感じです。