九尾がいく呪術廻戦   作:meigetu

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18話 お狐様現状確認

二か月後 皆の反応

 

五条悟

 

一番被害を追ってる人。ことあるごとに、八雲 (あお)が何かやらかし、始めはその問題から逃げ、夜蛾学長に仕事を押し付けていた。しかし逃げる先々で八雲 (あお)が必ず何か問題を起こし、当事者としてかかわらなければならなくなることに気が付き、最近は仕事を片付ける名目で迷惑な事象を避けている。とてつもなく苦労してる一人である。

 

「初めて、八雲 (あお)と対面したときは生徒たちの成長を促すいい駒だと思ったけど、こんなふうになるのであればそのまま放りだしとけばよかった。」

 

夜蛾学長

 

被害者第二号。八雲 (あお)が呪術的にやらかしたことを処理している。16話にてもらった素材はうまいこと活用しているが、その反面、もらった特級呪物を隠したり届け出を出したりと何かと苦労している。最近、28歳児であった、五条悟が、今まで放り出していた事務仕事をするようになり八雲 (あお)に少し感謝しているところもある。

 

「天元様の命であるのであるから仕方がないが、願わくば早く帰ってくれないだろうか。」

 

七海健人

 

上2人に比べ、そこまで関係していない人。一度だけ、任務を共にしたことはあったが、八雲 (あお)の槍の扱いのうまさに舌を巻いている。もともと、高専には任務を受けるために所属しているため教師兼生徒である彼女にそこまでかかわることはない。最近何かに見られているように感じて寒気を感じている。

 

「............」チラ(後ろを見る)ブルッ

 

家入硝子

 

楽しい飲み仲間。週末の暇な時間に八雲 (あお)の部屋に訪れ、よく飲んでいる。彼女自身は京都校にいる庵歌姫のほかに女の飲み仲間が増えて喜んでいる。八雲 (あお)は日本酒と、焼酎には詳しいがそれ以外の知識はほぼないと言っていたので、ウイスキーなどの海外のお酒を教えようと思ってる。

 

ZZZZZ(どうやら寝ているようだ。)

 

日下部篤也

 

特に、妖怪のほうの八雲 (あお)に関しての情報を全く持っていない。そのおかげで、上2人に比べて全くの被害はなく、ただの槍術や体術をこなすことができる先生だと感じており、たまに模擬戦などを行っている。

 

「術式が使われた模擬戦は行ったことがないが、槍を扱っている際の体の動きはとてもよかった。ぜひまた模擬戦をしたいものだ。」

 

禅院真希

 

一番恩恵を受けている人。もともと、フィジカルギフテッドで、ほとんどの呪具使いを圧倒していたが、それなしで圧倒してきたことに尊敬をしている。そのうえで、模擬戦にて、様々なことを教えてもらう師匠のような存在。

 

「自分の動体視力にあった体術を教えてくれる先生みたいな感じかな。」

 

パンダ

 

八雲 (あお)との話で、なるほど、同性間でのカップリングというものがあるのかと衝撃を受け、狗巻×乙骨などを考えるようになってしまった原作に比べて残念なパンダ。模擬戦にて(あお)と、組手をすることが多々ありよく転がされてぬいぐるみのようにモフられている。正直、よくモフモフされるので苦手。

 

ドシン。ガバ。もふもふもふ。

「あの...少し離れてもらえませんかね...」

 

狗巻 棘

 

八雲 (あお)によって、最近辞書のようなものが作られた。題名は『握和辞典』であり、おにぎり語を訳すのに用いられる。本人曰くイントネーションの違いを見つけるのが難しいだそうだ。

 

「しゃけ いくら おかか」

 

乙骨 憂太

 

最近なぜか、結構遠ざけられている人。もともとは、普通に接していたが、改めて特級クラスの呪術師になったあたりから遠ざけられるようになった。

 

「最近なんか遠ざけられてるような気がするんですよ。プラスして(あお)先生が近づくとなぜか刀が疼くような気がするんですよね。」

 

佐々木

 

週末に、よく八雲 (あお)に仕事ついでに、呪霊がいる場所へ連れていかれる。本人は色々なことがしれて楽しんでいる。最近は、呪霊を祓う巫女にならないかと誘われているが、自分では度胸がないから無理と断っている。

 

「なるほど。これが呪具というやつなのですね。」

 

__________________________________________________

 

「最近どうかしら?」

 

呪術高専に教師兼生徒として入学してから二ヶ月ほどたったとある日の牛三つ時、(ゆかり)様から直接、念話がかかってきた。

 

(ゆかり)様でしたか。一応順調ですが、(らん)はどうしました?」

「今、(ちぇん)を、寝かしつけているわ。たぶん、もうすぐ来ると思うんだけど...」

 

と、(ゆかり)様が言うと、

 

「ああ、遅れました。」

 

と、(らん)ちゃんの声が聞こえてきた。

 

「おっ。来た。(らん)ちゃんだ。」

「ちょうど始めるところだったからタイミングがいいわね。じゃあ始めましょうか。(あお)。ここ二ヶ月で分かったことは何かある?」

 

(ゆかり)様が聞いてきた。

 

「はい。ひとまず、天元様からの手紙から、4人の特級クラスの呪術師がいるということは覚えておられるでしょうか?」

「ああ、確か...五条悟、夏油傑、乙骨憂太、九十九由基の四人だったかしら。」

「そうです。ここ二ヶ月で、判明した彼らの術式などを説明していきます。まず初めに五条悟。彼は言わずもがな無下限呪術です。前回の報告通り、六眼を持っておりそれのおかげで、現代の呪術師のトップに立っている存在です。」

「たしか、外の世界の呪霊たちが騒ぎ出した原因の一因を作った呪術師のだったかしら。」

「そうです。」

 

と、私は頷いた。

 

「前回の報告では、彼は二十代前半ということから、外の世界の呪霊が騒ぎ出した27年前とずれるということから、呪霊が原因ではないのかという報告もあったけどそれはどうだったの。」

「すみません。私の報告違いでした。教師をやっていて調べたことですが、実際は28歳で、ちょうどその時に重なるかと...」

「なるほど。次から気をつけなさい。」

「申し訳ございません。」

「彼は、特級になって何を目指しているの?」

「多分、呪術界の上層部の壊滅が目的かと。見ている限り呪術界上層部は昔、同様に腐りきっているようで、そのことにうんざりしたことから生徒たちに力をつけさせ革命を起こすために教師をやっているのかと。」

「なるほどね。」

 

と、(ゆかり)様は頷かれた。

 

「では、次。夏油傑は、どんな呪術師だったの?」

「はい。使う術式は呪霊操術というもので、呪霊を、球状にして口の中から取り込むことによって、呪霊を支配下におく術式だそうです。彼は我々にとって危険な思想を持っており、呪術師ではない人間を抹殺することで呪術師だけの世界を作るという思想を持っていましたが、ちょうど12月24日。外の世界でいうクリスマスの時期に五条悟によって殺されたそうです。」

「なるほど。現在の特級クラスの呪術師は三人ということでいいの?」

「はい。話を聞いた限りそのようです。」

 

と、私は頷いた。

 

「次の乙骨憂太は、普通の少し気が弱い、呪術師です。東京都立呪術高専の生徒で、一度特級から四級レベルの呪術師と、階級を落とされたようですがつい先日、特級呪術師へと、返り咲いたという経緯がありますね。」

「術式は何を使っているの?」

「里香という術式を使っています。」

「里香?人の名前かしら?」

「はい、ややこしくなってしまいますが説明をすると、もともと、婚約者の怨霊がとりついた、一般人だったそうで、そこから多くの問題を起こし高専へと入ったようです。」

「怨霊か、大丈夫だったのか。」

 

と、(らん)ちゃんが心配して声をかけてきた。

 

「一応、今は大丈夫だけど、報告の続きをすると、12月24日に、それを祓うことができたと高専側は認識し一度、四級へと降格したようです。しかし私が解析してみると実際は、乙骨憂太が持っている刀に、その怨霊が憑くことによって乙骨憂太が支配する、ただの怨霊には変わりありません。そのうえで、奴は肉の肉体が欲しいのか私が近づくとたまに乗っ取ってこようとしてくるんですよ。」

「祓わないのか。」

「正直、今すぐにでも祓ってしまいたい。ついでに、乙骨憂太とやらも一緒に処理したいのだが、最後に説明する九十九由基の件があるので、できないのだ。」

「どういうことかしら?」

 

と、(ゆかり)様は聞かれた。

 

「先に、九十九由基について説明します。九十九由基は、先に言いますが有用な情報は得られませんでした。しかし、2つほどわかったことがあります。」

「それは何かしら?」

「はい、一つ目は呪術師なのですが、呪霊を祓うことをほぼせずに、何かの研究をしているようです。二つ目は、その研究内容ですが、普通の人間から、呪力をなくす方法を研究しているようです。」

「それ以外はわからなかったのかしら。」

 

と、(ゆかり)様は真剣な雰囲気で聞かれた。

 

「はい。私の使い魔を、高専内に多くはり、人間の情報を集めていましたが、秘匿されているのか、またはあまり高専のほうに来ていないのかこの二つの情報しか入ってきませんでした。」

「研究室の場所もわからなかったのか?」

「そうだね。これ以外何も情報を得られなかった。」

「それは...困るわね。」

 

と、(ゆかり)様はそう、こぼされた。それもそうだ、人間が呪力を持たなくなると、外の世界から幻想郷へと人間を輸入できなくなってしまうからだ。

 

(ゆかり)様どういたしますか?」

「どうしましょうか...ひとまず、冬眠を今とらなければ、幻想郷内の結界が弱まってしまうから4月ごろまで冬眠させてもらうけど、冬が明けたら私のほうでも、外の世界での調査を私のほうでもはじめさせてもらうわ。」

「では、私は高専内で、調査を引き続きしますね。報告があれば一か月後の念話の際にお伝えいたしますね。」

「私は、いつもどおり、幻想郷内の結界の調節をしておきます」

 

と、(らん)ちゃんが言った。

 

「まあ、ひとまず高専で調査していくうえでなにかほしい物とかある?」

「ひとまず近くにいる特級術師の怨霊を何とかしたい。怨霊を祓うことは容易だが、九十九由基を対処し終わるまでは、できれば高専に残り続け情報を仕入れたい。なにか、いい案ない?」

 

と、私は二人に聞いた。

 

「祓えれば即解決なのだがな...」

「その場合、わかっていると思うが高専の私の席がなくなる可能性が十分にある。できればそれは避けたい。」

「そうよね...そうだわ、紅魔館のほうに魔女がいなかったかしら。」

「ああ、パチュリーのことですね。」

「あの魔女に頼んで怨霊が入れる妖怪に近い肉体を持ったホムンクルスを作ってもらえばいいんじゃないかしら?」

 

と、(ゆかり)様はおっしゃられた。

 

「しかし、最近紅霧異変が起きたばかりですし、紅魔組に借りを作るのは...」

 

と、(らん)ちゃんが言う。

 

「いや、問題ないわ。ところで、(あお)、結界の調節の仕事さぼるときどこ行ってたのかしら?」

 

と、唐突に話を振ってきた。

 

「いや、さぼってませんけど」

「そういうのはいいから、どこに行ってたのかしら。」

 

これは、ごまかすのが無理そうだと感じ正直に話す。

 

「よく人里に行ってますけど、最近、紅魔館が転移してきてからはお忍びで図書館に行ってましたよ。」

「そうよね。その際に『あの紫婆の下で働いているめんどくさくて逃げてきた』なんて言ってなかったかしら。」

「すみません。本当に勘弁してください。」

 

(らん)ちゃんからジト目で見られている感覚を受けつつ私は(ゆかり)様に謝る。

 

「いいのよ。その代わり、今週末に幻想郷へと帰り、パチュリー・ノーレッジに『友達として』怨霊専用のホムンクルスを作るように頼みなさい。」

「拒否権は?」

「この段階であると思っているのかしら?」

「了解しました。」

 

と、私は否応なしに頷づかされた。

 

「あと他に必要なものはあるかしら?」

「特にはないですが、できれば九十九由基を発見し処理する際は手伝ってほしいということぐらいですかね。」

「そういえば、あなた人間を殺せない縛りがあったわね。わかったわ。その際は呼んでちょうだい」

「ありがとうございます。」

「以上でいいかしら。じゃあ、私は寝るから落ちるわね。」

 

というと、(ゆかり)様は一つあくびをしてから念話が切れた。

 

「結界の仕事をさぼって探しても見つからないと思えば紅魔館にいたのか。(あお)。」

 

どうやら、愛しの(らん)ちゃんはお冠のようであった。

 

__________________________________________________

 

「じゃあ、幻想郷は、今でも冬真っ盛りなんだ。」

「そうだ。今年はなぜか冬が長続きしていてな。」

 

と、雑談をしてた。

 

「ほかに、幻想郷側で変わったことは何かあるの?」

「あとは、(ゆかり)様がスキマで外の世界を見る機会が増えたぐらいかな。」

「外の世界を?何を見ているの最近?」

「軽く覗くことができたからわかるのだが、先日、我々三人で、呪術師の力量を測るということをしたでしょ。」

「ああ、三ッ尾狐を二体ぶつけたやつか。」

「それだ。その呪術師を、何故か(ゆかり)様はすごく気に入っているようでよく覗かれているのだ。」

「なるほどね。その呪術師も災難なものだ。」

 

と、私は苦笑いをする。

 

「そういえば前回は、どんな男だったっけ?」

(ゆかり)様の男か?たしか、100年ほど前だから、外の世界の男だったか。」

「ああ、そうそう100年前だった。たしか、その男が本当に死にかけた際に救い出し、スキマに閉じ込めてスキマ内でその男が朽ちるまで飼い殺しにするのだったか。あいも変わらず、いい趣味をしておるよな。」

(ゆかり)様をそこまで悪く言うな。まあ、これに関しては同意はするが...」

 

と、(らん)ちゃんは苦笑いをする。

 

「まあ良い点もあるではないか、普段作ることがない食事を毎日作るようになったり、洗濯の類をしてくれるようになるではないか。」

「その反動として、その男が死期が近づいた際、一日中、スキマから出てこなくなったり、亡くなった後でも、その遺体をまる一年かけて食べたり、挙句の果てには冥界へ無理やり突撃し幽々子殿に無理言って会わせてもらったりなど散々ではなかったか...」

「ああ、確かに、特に最後のあれはひどかった。我々は幻想郷を守るために結界を維持しているはずなのだが、その結界を管理者自ら破っていったのだからな。」

 

と、これから起こるであろう苦労に、二人でため息をついた。

 

 

 

 




妖怪が怨霊に弱いというのは東方地霊殿から来てます。


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