九尾がいく呪術廻戦   作:meigetu

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UA6500ありがとうございます


5話 ナナミン始動

東京駅

 

私は家の近くのパン屋さんで買ってきたパンをかじりながら、昨日高専でもらった、報告書を再度確認していた。

 

狐が数匹確認されたということから、呪霊同士が手を組んでいるか、もしくは、それらを使役できるほどの大きな呪霊がいるのかどちらかである。さらには今回の人攫い事件、全てにおいて犯罪者が捕らわれている。なぜなのかと考えつつ顔を上げると、ラウンジのテレビが目に入った。

 

ラウンジのテレビには、仙台市〇〇刑務所集団脱走か?!という見出しで、大盛り上がりしていた。

 

「流石にマスコミも嗅ぎつけるのが早いですね。」

 

と、小言を漏らす。

いつもの呪霊による事件ならば、変死体など惨たらしい証拠が多々出てきて、テレビなどでは報道的な規制が敷かれるので、表には出てこなかったが、マスコミは本当に鼻が鋭いようだ。

 

「私が行くことでなんとか解決してくれるといいですけど...」

 

と、思いつつ先日、五条悟から言われたことを思い出す。

これは本格的に気をつけなければならないな。と思いつつ到着した、新幹線へと乗った。

 

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仙台市〇〇刑務所

 

入り口には、マイクやカメラを持った人々がわちゃわちゃしていた。相手をするのがめんどくさそうなので、裏口へと回ってみたが、人数的には対して変わらなかった。仕方がないので、直接入ろうとした。

 

すると、私のことを刑務所関係者だと思ったのか、どんどんと、人が集まってくる。

さらには、

「今回の脱走事件はどう思いますか?」

などなどと聞いてくる。

 

それらを無視して私は中へと入っていた。

 

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中へ入ると、外の喧騒と真反対でとても静かだった。

1人の看守が連絡があったのか近くで待っていた。

 

「あなたは、警視庁が言っていた、高専の七海建人さんでよろしいでしょうか?」

「はい。」

 

と、事前に貰った書類を渡す。

看守は一通り確認したあと、

 

「これより看守長室に案内いたしますついてきてください。」

 

私は看守長室にノックをして中に入る。

 

「失礼します。高専より派遣されました、七海建人です。」

「君が警視庁から派遣されると言われていた人か。私は、この看守長をしている、大谷 文(おおたに あや)だ。よろしく。」

 

と握手を求めてきた。

豪胆な人だなと思いつつ、握手を仕返す。

 

「よろしくお願いします。こちら東京土産の、ひよ子です。」

「ああ、すまない。ひとまずお茶でも沸かそうか。」

 

と席へと促した。

 

「では、すみませんが、現在の状況について教えてもらえないでしょうか。」

「ああ、では三日前ほどから話そうか。その日、いつも通り、夜に巡回を担当していた奴がいたんだが、そいつが『看守長、脱走です。10人が脱走しました。』と叩き起こされたのが発端だ。その後、そいつらの部屋を調べたんだが、全くの証拠が出てこなかった。巡回もサボりはなかったし錠前のピッキング跡や、壁を登った跡などなど何も証拠がなかったんだ。」

 

「なるほど。」

「次の日は、本部からの警官が多くやってきて、刑務作業などなどの時間を削ったんだ。」

「しかし、脱走者は抑えられなかったと。」

 

看守長は、お茶をかたむけてから答えた。

 

「そうだ。昼の間は、何も起こらなく、囚人たちもおとなしくしていたのだが、夜の間に再度、10人ほど脱走者が出た。」

「その際の目撃情報などはありますか?」

「すまないな、その日はなにもなかったんだ。夜勤をしていた看守全員に聞き込みをしてみたにだがなんの情報も得られなかった。先日同様に、ピッキング跡なども何もなかったんだ。」

「では先日は何かわかったことはありましたか?」

「先日ならば、皆がわからないというので、私が直接宿直をしたんだ。寝袋を、囚人たちが収監されている部屋の廊下に位置するとこで、寝て待っていたのだが、何か気配を感じて、飛び起きたんだ。そこに近づいていくと、狐が10匹ほどいたんだ。」

 

七海は大谷が呪霊が見えたことに驚いた。

 

「その狐はどんな特徴があったんですか?」

「なんか神々しかったな。暗い中でも月明かりに照らされて金色の毛皮で覆われているようなそんな感じの狐だった。」

「その後どうされたんですか?」

「囚人の首元に噛み付いてどこかに持っていってたから、一匹に殴りかかったんだ。けれど、そのことを察知した狐たちに噛みつかれてしまった。気がついたら寝袋の中で朝になっていたんだ。」

「そうですか...」

 

七海はどのように対応するべきか考えていると唐突に看守長が立ち上がった。そして、

 

「できれば、その狐どもを追い出してくれ。頼む。」

 

と懇願された。

 

「わかりました。よろしくお願いします。」

 

とお互いに頭を下げた。

 

 

 

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