九尾がいく呪術廻戦   作:meigetu

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UA10000 お気に入り120 超え、ありがとうございます。
稚拙な表現などまだまだ目立つところはあると思いますが楽しんでくれると幸いです。

胃腸炎で投稿遅れましたすみません。


7話 ナナミン戦闘2

仙台市〇〇刑務所運動場

 

七海は、321と心のなかで数えつつ、先程の狐たちのことを分析してみる。

まず初めの(あお)様という単語と、次の私がいるという言葉。ここから、この二匹は(あお)様という呪霊の使い魔であることが分かる。

しかしこの狐たちは、弱く見ても一級レベルの呪霊だと分かる。

(あお)様というのは呪霊を取り込むことによって従えているのかそれとも生み出しているのか?

などと考えていたらカウントが終わり、同時に狐たちは、七海めがけて突っ込んできた。

 

「速い...」

 

七海は、尻尾が一本しかない狐に比べ数倍早いと感じ自分でも走って追いつけない速度であることを確信した。同時に、この呪霊たちの前から逃走はほぼ不可能だとも悟った。

 

「これは下手に責めるより受けることで好機を待ったほうがいいかもしれません。」

 

と独り言を漏らす。

そして、二匹は両足めがけて、口を開けて突っ込んできていた。

二匹を回避するためバク宙をし、後ろに飛ぶことによって避ける。

二匹は避けられたことに気がついたのか、一度背後に飛び退いた。

そして再度飛びかかってくる。

七海は、片方は顔めがけて飛んできた狐をナタで受け片方は体をよじることで避ける。

 

カッ!

とナタと牙がぶつかる小気味良い音がなる。

 

このように、受ける攻防をし続け相手の情報を考察していく。

 

他の人に被害を出すわけにはいかない、縛り、弱点という、情報と、呪術師を殺す気がないという言葉そして、犯罪者のみが連れ去られる今回の事件、ここから考えるに、(あお)様とその使い魔たちは犯罪者以外基本的に危害を加えることができないとも考えられる。しかし、呪術師を殺す気がないというのは確かどうかはわからない。

 

極めつけにはこの時代に呪術師が存在するとは思っていなかったという言葉。言葉通り、平安時代からどんどんと、呪術師というものは減っていくのを七海は高専で習ったが、この言い方だとまるで、実際に見たように言っていることに、七海は(あお)様という呪霊に警戒を強めた。

 

などと考えていると

ザッという布が切り裂かれる音がした。

確かに避けていたはずだったと思った七海は音のした方に目を向ける。そこには、噛みつかずに、異様に伸びた爪で切り裂かれた4つの跡が残っていた。痛みはないので、傷はないようだが、スーツがだめになってしまった。

 

戦闘へと意識を戻しつつ、ナタを大きくふることによって噛み付いている狐を剥がす。

 

振り払われた狐は上手に地面に着地したあと、すぐに頭上から異様に伸びた爪を立てて襲いかかってきた。

 

七海は爪の7対3の部分を切り上げるようにナタを振るった。

爪はきれいに切れ地面へ転がった。

狐は切られるとは思わなかったのか、そのまま地面に突っ込んでいった。

 

七海はチャンスだと思い、地面へ突っ込んでいった狐に対して十劃呪法を用いてナタを振り下ろそうとするが、右から噛みつこうとするもう一匹の狐に阻まれてしまう。

 

そこで一区切りとばかりに距離を離した。

 

『いやー、結構強いね。』

『すぐ倒せると思ったんだけど。』

 

という声が聞こえてきた。

 

「無駄な戦闘はしたくはないのですが。」

『おっ、喋った。』

『仕方がないじゃんこっちだって仕事なんだからー。』

『そうそう、ようやく術式も使ってくれたし。祓われるかと思ったよ。』

『じゃあ次行くよー』

 

という声とともに、爪を失った一匹は空へ飛び上がり、もう一匹は直接襲いかかってきた。

 

飛び上がった狐は宙に浮いた状態で自身を中心として球状に球状の弾の弾幕をはった。

その弾は人間が走る程度のスピードであったが、強い呪力が感じられ、当たるとまずいと感じさせられた。しかしもう一匹の狐には当たっても問題なく、弾を突っ切って七海に襲いかかってきた。

 

突っ込んでくる狐を避けつつ、同時に弾を避ける。

 

狐がそのまま爪をたてて突っ込んできたので、7対3の位置でナタで受ける。そのまま爪を切り落とせると思ったが、何故か鍔競り合いをし始めた。

まさかと思い狐の爪を見てみると、爪が伸びており、7対3からずれていることがわかった。まずいと思い、狐を力で押し飛ばす。

 

このままではジリ貧だと感じた七海は狐が体制を立て直している時に斬りかかる。しかし、たやすく避けられてしまう。

その際、宙に浮いてる狐が七海を警戒して動いた。

そして再度、狐が七海の襲ってきた。先ほど通り、弾をよけたうえで、狐を避けようとするが、なぜか弾道のずれた弾が目の前にあった。

どうやら、宙にいる狐が動いた際、弾幕にずれが生まれたらしい。

 

「なに!」

 

七海は、狐のことはそっちのけにして、目の前の球を7対3の位置で切る。

と同時にザシュという切られた音がした。

 

「チッッ。」

 

どうやら、左腕が持っていかれたらしい。見てみると、爪によって二つの刻まれた跡が残っていた。

動脈を切られたのか想像以上に血が出ている。

回避に専念しつつ、ネクタイを外し左の二の腕あたりに巻き付ける。

きつく締めあげることで、止血帯の完成だ。最悪失血死でしぬことはなくなっただろうと思い、敵を見据える。

 

宙にいる狐は、動いたほうが効果があると感じたのか二発ごとに動き、直接狙ってくる狐は相も変わらず私を狙っている。

 

再度、また狐がかみつこうととびかかってきた。ナタでうけ、遠くへ払おうとするが、かみついたまま狐は離さない。

前を見ると、前左右に重なった弾幕。後ろを見てもよけた弾幕がまだ残っている回避は不可能だ。これが狙いかと七海は思ったが同時にどうしようもないと思った、七海は左腕に呪力を流し込むことにより、弾幕を直接受ける。

 

ドン

 

と激しい音が鳴り、七海は後方へ飛ばされる。同時に武器を手放してしまい、体勢を崩してしまう。

襲ってくる狐はこれを好機だと思ったのか、首にかみつこうとしている。

人間の弱点を狙おうとだけ集中しているのかお腹が無防備だ。

七海は、力を振り絞り、身体の7対3の位置で殴り上げる。

 

火事場のバカ力というのか、七海の拳には、黒く光った、稲妻のような呪力が迸った。

 

「ギャッ。」

 

と、声を上げ、一匹は全身をくの字の状態にされ、金の粒子となって消えていった。

七海は近くに転がっていたナタを拾い上げ、七海に当たった時点で止まっていた弾幕を撃っていた、狐に特攻する。

 

狐は、一匹が祓われたことにとても驚いていたが、七海が特攻してきたことに急いで弾幕を張りなおす。

 

「判断が遅い。」

 

目の前にあった弾幕を三つ同時に切り伏せ、狐の前に七海は現れた。最後の抵抗で、爪があるほうの腕で攻撃を防ごうとするが、腕を切られ、3対7の位置で身体を真っ二つに切られた。

 

「ギャッ。」

 

と、いう声とともに、断面から金の粒子があふれそのまま消えていった。

 

七海は、あっけなかったなと感じ、病院に向かうのと、(あお)様という呪霊がいることを高専へ伝えるためにひとまず、看守長室へ向かうために足を進めた。

すると、

 

「もう行ってしまうのかね。」

 

と声をかけられた。声をかけてきたほうを振り向くと、そこには、国を傾けることができるほどの美人の女性が、着物を着て、七海のことを見つめていた。




弾幕のイメージは、東方紅魔郷extraフランドールスカーレットの最初の通常弾です。気になった方はぜひ調べてみてください。

次話はお狐様目線になります。
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