『暗殺教室RPG』RTA 殺せんせー札害チャート   作:朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足

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 初投稿です。





Part3 烏間先生就任 〜 修学旅行

 友だちひゃっく人でっきるかな〜、なRTAはぁじまぁるよー!

 

 前回、烏丸所長と赤髪のシャンクスが本格的にE組に参戦したところで終わりました。今回はその続きからプレイしていきたいと思います。

 

 現在、画面ではカルマ君が殺せんせーの触手を一本破壊している場面が映し出されております。原作でも衝撃的だったカルマ君の騙し討ち成功のシーンです。

 こう見るとやっぱり殺せんせーは初見に弱いですね。

 ……まあ、この後彼は殺せんせーにお手入れ(意味深)されて、精神的に堕ちるんですけどね。初見さん。

 

 (ホモちゃんには関係)ないです。彼女には前回と同様に友だち作りに励んで貰います。

 学校に行って、授業を受けて、空き時間に友だちと会話して……ああ、なんか……なんかあったかい……(今は失われし青春の光)

 

 しかし、絵面的に地味なのには変わりません。と言う訳でいつものです。オラ! 倍速!(TNTN亭)

 

 

 ……(倍速中)

 

 

 この間に現段階におけるホモちゃんのE組の皆との交友関係をざっと見ていきとうございます。

 

 

 まずはカエデちゃん。

 彼女とは休み時間によくスイーツの話をします。相手と仲良くなるためには相手の好きなものについて話せばいいんだよね、それ一番言われてるからな。

 同じスイーツ好きの倉橋さんとも仲良くなれる日もそう遠くはないでしょう。

 

 次に渚君ちゃん、杉野君。

 渚君ちゃんはカエデちゃんから、杉野君はその渚君ちゃんから派生しました。

 

 渚君ちゃんとは主に殺せんせーの生態について教えて貰っています。好奇心旺盛なホモちゃんにとって、情報収集が得意な彼との会話は実に楽しいものでしょう。

 

 杉野君とはたまにキャッチボールをしたりする仲です。

 もう忘れられているかも知れませんが、本校舎にいた頃ホモちゃんはソフトボールの部員でした。野球と勝手が違うとは言え同じ球技、加えて元から運動神経が良いホモちゃんです。今では野球の投げ方もマスターしています。

 

 磯貝君とも顔見知りになりました。

 彼はE組の調和を第一に考える良い子です。ホモちゃんがクラスに馴染めているか心配で声をかけたのでしょう。

 まだ事務的な会話くらいしかしていませんが、これからもっと仲を深められればなと思います。

 

 後は……カルマ君とも。

 意外に思われるかも知れませんが、声をかけてきたのは向こうからです。

 彼が停学中の間、オリキャラが一本でも殺せんせーの触手の破壊に成功していれば、彼の方から高確率で声をかけてくるんですね。ふーん、おもしれー女(道明寺司並感)って感じでしょうか? 少女漫画かな?

 

 

 ざっと見てきましたが大体こんな感じです。

 上記の面々以外にも顔見知りはちらほらと増えてきております。目指すは、全員との友好度60%以上。まだまだ先は長いですね。オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠い男坂をよ……(未完)

 

 

 そうこうしている内にイベントです。

 イベント、と言っても殺せんせーが強化されるイベントです。原作でもあった奥田さんのやつですね。

 ただでさえ無理ゲーなのに強化パッチが入るとか……あ ほ く さ。やめたらこのゲーム? 液状になった先生が教室中を動き回っていますが、こんなもん無視だ無視無視。こんなクソゲーやってられるか! 俺は自分の部屋に戻るぞ!(死亡フラグ)

 

 

 ……スキルポイントのためにも積極的に殺せんせーの触手を破壊しにいきたいのですが、これまで何度も言ってきたように彼には余程の奇策でもない限り通用しません。

 液状化と言う強化パッチも入った以上、真正面から頃しにかかるのは愚策もいいところです。

 

 一応他にも入手できる方法はあるのですが、得られる数がかかる時間と明らかに釣り合っていません。クソ過ぎて個人的にはあまりおすすめしません。

 一番良いのは、やはり策を弄して殺せんせーの触手を破壊することでしょう。

 

 

 

 ▽「イリーナ・イェラビッチと申します。皆さんよろしく!」

 

 

 

 じゃんじゃん飛んで次のイベントです。

 英語教師兼お色気担当、ミラ・ジョヴォヴィッチ先生がE組に参入しました。

 おっぱいがでかいパツキンのねーちゃんですがその正体は暗殺者で、殺せんせーを暗札するためにE組に呼ばれました……が、そんなことは別にどうでもいいです。

 この人もカルマ君同様、殺せんせーにお手入れ(意味深)されて最終的には皆から慕われる先生になります。

 

 それはともかく、先生としての彼女が優秀なのは間違いありません。十ヵ国語を操る能力は伊達じゃないです。

 ですが……ホモちゃんには既に語学堪能のスキルがあるので、正直彼女と関わる意味はあまりないです。

 

 とは言え、本RTAの目的を達成するためには殺せんせー本人との友好度を80%以上、E組全員との友好度を60%以上にする必要があります。この“E組全員”の括りには、実は烏間先生とビッチ先生も入ってるんですね。

 

 だから一切関わらない、と言う訳にはいきません。

 ある程度は仲を深める必要があります。

 

 

 ……。

 

 

 そう言えば、今まで友好度についてあまり言及してこなかったですね。

 

 一応説明しておくと友好度とはその名の通り、他者との交友関係の深さを表すものです。一緒に話したり、遊んだりする度にゲージが溜まります。

 100%を越えると告白ができて恋人になれます。お前のことが好きだったんだよ!(大胆な告白は女の子の特権)

 

 後、この告白、前にも言ったように複数人に可能です。最大で何人までいけるかは忘れましたが……自分好みのハーレムを自由に作ることができます。

 いや、ダメだろ。彼女がいて、他の女性と付き合うなんて……(パンケーキ並感)

 

 ただし、殺せんせーだけは90%で止まります。

 まあ教師と生徒だからね。仕方ないね♂

 

 

 ……これでゲームのシステムは大体全部説明し終えましたかね――っと、次のイベントです。

 

 

 

 ▽「さて、始めましょうか」

 

 ▽鉢巻を頭に巻いた殺せんせーが何十人にも分身する。もうすぐやってくる中間テスト、そのために高速強化テスト勉強を行うそうだ。

 

 

 

 一学期の中間テストです。殺せんせーが高速で分身し、マンツーマンで勉強を教えてくれます。

 しかし結局は理事長の妨害により、E組の皆はカルマ君を除いてあまり点数を伸ばせず終わるんですね。

 

 まあ、ホモちゃんには関係ない話です。

 知力がぶっちぎってるホモちゃんなら、例え出題範囲が変わったとしても一位はよゆーよゆー。何もしなくても楽勝です。……やっぱりなろう主人公じゃないか(呆れ)

 

 

 結果が見えている以上、これもどうでもいいです。倍速で流してしまいます。

 

 

 ……。

 

 

 一応確認だけしておきましょうか。

 えっと、今回のテストの一位は……はい、ホモちゃんですね。相変わらず全てのテストで満点です。はー、すごいすごい(棒読み) 流石だー(棒読み)

 まあ、どれだけ良い点を取ったとしても、仕様上A組にはもう戻れないんですけどね。

 

 

 そして、テストが終わってからしばらく、次のイベントが始まりました。

 

 

 

 ▽「来週から修学旅行か〜」

 

 ▽「楽しみだね〜」

 

 ▽教室の至るところで生徒たちが楽しそうに会話をしている。来週の修学旅行が待ち切れないのだろう。2泊3日の京都行き――貴女も楽しみにしていた。

 

 

 

 修学旅行篇、またの名を不良襲来篇ですね。

 原作では渚君ちゃんたちの班が突如として不良グループに襲われ、女性陣が攫われてしまいました。

 

 残念ながら、今回ホモちゃんも()()()()()()その事件に巻き込まれてしまいます。

 

 修学旅行の班は、オリキャラの場合友好度によって自動的に決まります。今ホモちゃんの交友関係で一番友好度が高いのはカエデちゃん、次に渚君ちゃん、杉野君と続くので彼らがいる班と同じになるでしょう。

 率直に言ってそれは大変困ります。大幅な時間のロスでしかありません。

 

 

 ですが、ご安心下さい!

 こうなった時のためにもチャートはちゃーんと練ってありますからね!(激ウマギャグ)

 

 

 要は事件さえ起きなきゃいい訳です。

 取り敢えず、神崎(マドンナ)さんが修学旅行の日程帳をうっかり落としてしまうところまで飛ばします。

 

 

 

 ▽ E組の皆と一緒に電車に乗り込む貴女。車内での移動の最中、ふと貴女は足元に何かが落ちていることに気がついた。……どうやらこの修学旅行の日程を纏めたもののようだ。神崎有希子、と名前が書いてある。

 

 ▽「私に何か用?」

 

 ▽貴女は彼女を呼び止め日程帳が落ちていたことと、そしてそれを拾ったことを話した。

 

 ▽「嘘っ、気づかなかった……! 穂波さん、本当にありがとう!」

 

 

 

 工事完了です……(達成感)

 これでリュウキ君たち不良に日程バレすることはなくなり、よって誘拐事件も起きなくなります。加えて神崎さんの友好度も稼げると言う。まさに一石二鳥です。

 

 

 

 ▽しおりがあると言うのに独自に日程を纏めていたとは感心だ。貴女は彼女にそう伝える。

 

 ▽「あはは……殺せんせーのしおりは、その、ちょっと分厚いから……」

 

 

 

 あのクソ分厚いしおりをちょっとで済ます神崎さんは本当に神的に良い人だから(kousei)

 

 あ、ちなみにホモちゃんにはしおりの中身を全部暗記させています。持ち歩くの面倒だからね。しょうがないね。

 ここでも小山君の暗記術が役に立ちました。

 小山夏彦ー! 小山夏彦見てるかー! 小山君ありがとう! フラーッシュ!(意味不明) あぇ――

 

 

 

 ▽「ね、皆の飲み物買ってくるけど何飲みたい?」

 

 ▽「あ、私も行きます」

 

 ▽「私も!」

 

 

 

 フラグが折れたとは言え念には念を入れておきます。

 既に神崎さんが目をつけられていると言う可能性も否定はできません。電車での移動の間、ホモちゃんには常に女性陣のボディーガードに徹して貰います。彼女たちは俺が守護らねばならぬ(公園最強の生物)

 

 どんな些細なことでも見逃しませんよ〜。

 細かいところまで気になるのが僕の悪い癖(杉下右京)

 

 

 

 ▽「京都楽しみだね〜」

 

 ▽「穂波さんはどう?」

 

 ▽茅野からの問いかけに、貴女は無論楽しみだと頷く。京都は歴史のある街で、寺社が多く、景観をとても大切にしていると聞く。観光が実に待ち遠しい。……彼女の方は何を楽しみにしているのだろうか?

 

 ▽「私はやっぱり八つ橋かな〜。京都の名物と言えばこれでしょ!」

 

 ▽甘いものが好きな彼女らしい解答だった。貴女も彼女に同意して笑う。

 

 

 

 ……あ、そうだ(唐突)

 八つ橋には生地を堅焼きにしたものと、そうでない生のものとの二種類あります。両方ともおいしいのでホモの方は京都を訪れた際に是非食べてみてくれよな〜頼むよ〜(ステロイドマーケティング)

 

 後、テレビではよく京都県民は腹黒いだの皮肉屋だの性格が悪そうに言われますが、全部TDN風評被害なんだよなぁ……。涙が出、出ますよ……。

 全員が全員そうじゃないし、性格が悪いやつって多分県に限らずどこにでもいると思うんですけど(凡推理)

 

 

 と、何やかんやで京都に着きましたね。

 神崎さんの日程帳も無事だし、車内でもこれと言って特に何も起こらなかったため、誘拐事件は未然に防ぐことができたと言っていいでしょう。そもそもなぜ旅先で誘拐なんてされるのか私には理解に苦しむね(ペチペチ)

 

 

 んだらば後は京都の街を観光しつつ、徒労に終わる殺せんせーの暗札計画を遂行するだけです。

 つー訳で、修学旅行が終わるまで倍速です。

 ……またですか。うぇーい、チンタラやってんじゃねぇぞー!(ECZN) あくしろよ(ホモはせっかち)

 

 

 ……。

 

 

 ……ん? なんで等速に戻す必要があるんですか?

 

 

 

 ▽坂本龍馬が暗殺された『近江屋』の跡地、織田信長が討たれた『本能寺』……京都に存在する様々な暗殺所縁の地。どこか親近感のようなものを感じながら、貴女たちは殺せんせーを殺すための下見を続ける。

 

 ▽貴女たちが神崎が希望した『祇園』、人通りの少ない場所を見て回っている時のことだった。

 

 ▽「お、情報通りいやがったぜ」

 

 ▽「なーんでこんな拉致り易い場所歩くかねぇ」

 

 ▽貴女たちの目の前に、突如として学ランを着た者たちがぞろぞろと現れた。全員が貴女たちよりも一回り以上は大きい。……高校生、なのだろうか?

 

 

 ……。

 

 

 ……あれ〜? おかしいね、いつの間にか不良たちに囲まれてるね。

 

 

 

 ▽「へえ……リュウキから聞いちゃいたが、結構な上玉が揃ってるじゃねぇか」

 

 ▽彼らの視線は神崎と、特に貴女に対して向いている。そんな中、真っ先に動いたのは赤羽だった。

 

 ▽「……何? お兄さん等。観光が目的っぽくないんだけど」

 

 ▽「男に用はねーよ。女置いて帰ん――ガァッ!」

 

 ▽彼は一人の高校生の顔面を掴むと、そのまま電柱に容赦なくぶつける。いきなり始まった喧嘩に貴女たちも驚きを隠せない。

 

 ▽「ほらね渚君。目撃者のいないところなら喧嘩しても問題ない――」

 

 ▽「そーだねぇ」

 

 ▽しかし、そんな赤羽も背後からの不意打ちで倒されてしまう。恐らくこの場で最も頼りになる存在が倒れてしまい、もはや貴女たちにはなす術がなかった。

 

 ▽「おい、お前等。女攫え」

 

 

 

 ……えー、ホモちゃんたちは原作通り不良たちに捕まってしまいました。しかも、本来なら逃げていた筈の奥田さんまで一緒に捕まっております。

 捕まる際に抵抗することも考えたのですが、それをやってしまうとホモちゃん以外の皆が傷つけられる恐れがあるため踏み止まりました(賢明な判断)

 

 

 ……。

 

 

 いや賢明な判断じゃねーよオイ! フラグ折った筈なのに折れてねぇってのはおかしいだろそれよぉ! オラァ! 違うかオイ!?

 ああああああああ! なんでなんでなんでなんでなんでなんで!?(混乱)

 

 

 ……ふぅ。取り敢えず続行します。

 リセも考えましたが、まあこの程度は誤差の範囲です。遅れた部分は他で取り戻します。やり直すの面倒だし……。

 

 

 ……そもそもなんでホモちゃんたちの居場所がバレたんですかね? コレガワカラナイ。

 神崎さんの日程帳も無事だし……いくら旅行先が同じだからって、偶然街中で出会すなんてあり得ない……あり得なくない? 勿論完全にないとは言い切れませんが……。

 でも、こいつらが登場したタイミングを見るになんか怪しいんですよね……。

 

 いっちょ本人たちに聞いてみますか。

 何をしていた。言え。言わぬと、これだぞよ(下人)

 

 

 

 ▽「お前等みたいな良い子ちゃんは勉強ばっかで知らないだろうけどよ〜……便利なんだよなぁ、最近のSNSっつーのは」

 

 ▽助手席に座っている男――恐らくリーダー格と思われるこの男は、そう言うと貴女に携帯の画面を見せた。

 

 ▽そこに映っていたのは……貴女の顔写真。当然、貴女に覚えはない。そして、その写真の下には『修学旅行先の京都で友人とはぐれてしまいました! この娘を発見された方は至急ご連絡下さい! #拡散希望』『おかげ様で無事に見つかりました! ありがとうございます!』と白々しい文章が書かれていた。

 

 

 

 はー、成る程成る程。ホモちゃんの写真をこっそり隠し撮りして、それをSNSに載せることで情報を集めたんですね〜。はぇ^〜すっごい知的……。

 つまり、こいつらは電車に乗ってた時からホモちゃんに目をつけていたと……お前らノンケかよぉ!(驚愕)

 

 オートモードで適当に作ったホモちゃんのこの容姿、実際のところかなり目立ちますからねー、良くも悪くも。情報も集まり易かったことでしょう。

 ……あれ? 結局この誘拐事件が起きたのって、もしかしてホモちゃんのせい?

 

 

 ……。

 

 

 そ、そう言えばリュウキ君ってスマホも持ってたんですね。原作だとガラケーだけだったのに。まあこんだけ悪いことしてるやつらなら、携帯くらい複数台持ち歩いててもおかしくないか(露骨な話題逸らし)

 

 

 

 ▽「……っ! それ、犯罪ですよね? 勝手に人の写真を撮って、SNSに上げて……男子達にも暴力を」

 

 ▽茅野が怒気を含ませてそう言うが、彼らはへらへらと笑うばかりだ。縄で縛られている私たちなど怖くも何ともないのだろう。

 

 

 

 ホモちゃんの顔が全国に晒されたことに対しカエデちゃんが怒ってくれましたが、世の中には顔どころか素っ裸の全身を無断で晒されたあげく、それを切り抜かれてBB素材にされて、その素材で奇怪なBB劇場を作られ、皆から散々笑いものにされ、そのうえ喘ぎ声や排泄音で音MADを作られたりする人たちもいるんだよなぁ……。

 

 そう思えば顔が晒されたくらい何のそのって感じです。ネットの世界って、怖いですよねぇ?

 

 

 ……今のところこいつらの目的はホモちゃん一人。それなら他の子は頼めば解放してくれる可能性が微粒子レベルで存在している……?

 すいません他の皆は許して下さい! ホモちゃんだけが何でもしますから!

 

 

 

 ▽「そう言う訳にはいかねーな」

 

 ▽リーダー格の男は、懐から今度は別の携帯を取り出す。その画面に映っていたのは、今とはかなり雰囲気が異なる神崎の姿だった。

 

 ▽「どっかで見たことあったのよ。目ぼしい女は報告するよういつもツレに言っててよ」

 

 

 

 ああ、やっぱり神崎さんも目をつけられてたんですね。……これもう無理ゾ。もう終わりだぁ!(レ)

 

 

 さて、こうして捕まってしまった以上できることは限られています。精々他の皆を励ますくらいです。殺せんせーたち皆が助けにくるまで大人しくしていましょう。

 まま、そう焦んないで。もうすぐ助けが来るから大丈夫だって安心しろよー。(心配する必要は)ないです。

 

 

 

 ▽「いいか? お前等には今から俺等十人ちょいを夜まで相手して貰う。宿舎に戻ったらこう言え、ちょっと知り合いとカラオケに行ってましたってな」

 

 ▽恫喝の言葉を聞かされても貴女が動揺することはない。貴女には確信があった。きっと大丈夫だと、先生たち皆が助けに来ると。

 

 ▽そして、貴女のその予感は的中する。

 

 

 

 ……はい。原作通り助けが来ましたね。

 後は流れに任せるだけ――と言いたいところですが、ガバった元凶のリュウキ君はもう許せるぞオイ! もう許さねぇからなぁ〜?(二律背反)

 

 オラ! 烏間先生直伝、対男用究極の護身術をくらえ!

 

 

 

 ▽「さて……私の生徒達よ、彼等を手入れしてあげましょう」

 

 ▽殺せんせーの号令と同時に、三人は鈍器(しおり)を振り下ろす。残るはリュウキと呼ばれていた男のみ。

 

 ▽「こいつら……何の躊躇いもなく頭を……!」

 

 ▽勝ち目がないことに気づいた彼は逃げようとするが……そんな彼の前に貴女が立ち塞がる。皆を危険な目に遭わせたことに貴女も腹を立てていたのだ。

 

 ▽「――グオッ!」

 

 ▽彼の股間を思い切り蹴り上げる。しばらく悶絶した後、彼は動かなくなった。

 

 

 

 よかった、これで解決ですね(シュルク)

 一応皆にも謝罪しておきましょう。こうなってしまった原因の二割程はホモちゃんにもありますからね……。

 

 皆さん、申し訳ナイス! センセンシャル!

 

 

 ……。

 

 

 ぬ嗚呼ああん“魂”を奪われたもおおおおん。ザ・バックミラーキツかったっすねー今日は。

 

 本来のチャートでは殺せんせーと祇園を回るだけだったのが、結果散々な一日になってしまいましたね……。

 今回、せっかく身につけたホモちゃんのスキルもあまり役に立ちませんでしたし……。まあ、ある程度情報がないと発動しない『未来予測』はこう言った突発的な事態には非常に弱く、『直感』に至ってはスキルポイントを全く振ってないので仕方ないと言えば仕方ないのですが……。

 

 何はともあれ、これで修学旅行もほぼ終わりです。

 次回からは新たな転校生、律こと自立思考固定砲台ちゃんがノルウェーから来日――

 

 

 

 今回はここまでです。

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 




 ポッチャマ……。

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