ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
辻が山籠りをしていた最中に出会った達人から技を習得し、骨法を身に付けて山から降りてきた。突きの武田も特A級の達人級であり裏ボクシング界で破壊神シバと名の知れたジェームズ志場に弟子入りすることになる。闇の達人の無手組の頂点、一影九拳であるアレクサンドル・ガイダルの一番弟子、ボリス・イワノフが日本に来ていた。
命じられた道場破りを部下達を率いて行うボリスは59番目の道場として指定された梁山泊に突入する。内部に侵入したボリスの部下達が、悪気のない梁山泊の師匠達によって気絶させられていく。最後に残ったボリスを傷つけずに帰ってもらおうとした秋雨だったが、タイミング悪く高校から兼一が帰ってきてしまう。
梁山泊の弟子である兼一に反応したボリスが兼一を襲おうとしたところで美羽が割って入り兼一を庇うが、ボリスのコマンドサンボによる攻撃を受けてしまった。美羽が傷つけられたことで怒りを露に叫んだ兼一だったが、心を静めて怒りを抑え込み静の武術家として構えた兼一。
ボリスと兼一の戦いが始まり、三倍の修行を早めた成果が出ていたのか兼一がボリスを押している。戦いは兼一が優勢で進み、ボリスを追い込んでいく兼一。戦いの最中にボリスの部下達が持つ無線が鳴り、アパチャイが出てボリスに電話だよと言っていた。兼一がボリスにどうぞと言って攻撃を止める。
無線に出たボリスにYOMIのリーダーであるスパルナが撤退しろと言っていた。マスタークラスに包囲されて脱出は困難だと言うボリスにかまわんよ帰りたまえ!と言った秋雨の声が聞こえたスパルナが聞こえたぞ、帰ってこいとボリスに命じる。無線を握り潰したボリスはYOMIのエンブレムを兼一に投げつけた。
YOMI流の決闘状を渡して立ち去っていくボリス。これまでの小競り合いとは違う闇と梁山泊の全面戦争が開始された。高校から梁山泊に帰る途中で闇の達人達に何度も襲われていた古賀が帰ってきたのはその後で、事の顛末を梁山泊の師匠達に語られた古賀。これから始まる闇との本格的な戦いに備えて鍛練に励む古賀は、特に気負いもなく落ち着いていた。
ちなみにYOMIのエンブレムがプラチナで作られていることに気付いた梁山泊の師匠達は、闇との経済格差を感じたようだ。プラチナのエンブレムを見た美羽は、売り払えばいくらになるか気になっていた様子。いや売らないでくださいね美羽さんと止めに入る兼一は必死だった。
古賀と兼一の情報を武術界に流している闇の影響で、高校からの帰り道では日々達人級が古賀を待ち伏せしている。史上最強の弟子を倒し、闇で高い地位を得たい者や名声が欲しい者。はたまた単に史上最強の弟子の実力が気になる者まで様々な達人が、古賀の元を訪れて戦いを挑んでいく。
その全てを返り討ちにしていった古賀の名が上がり、史上最強の弟子の看板に偽り無しと武術界では判断されたようだ。これまで以上に狙われるようになった古賀を襲う闇の達人達を瞬く間に殺さず倒した古賀は、梁山泊に帰宅する。準特A級の達人となった古賀は大概の達人を容易く倒せるようになっていた。
梁山泊で鍛練を行う古賀と兼一は今日も秋雨が新たに作成した鍛練器具を使っていく。内弟子達の脚力強化と梁山泊の電気代の節約にもなる鍛練器具。発電鼠改マグナボルトを用いて鍛練を行う古賀と兼一。速く走らなければ電撃を喰らうことになる二台のマグナボルトの中で走り続ける二人。
走っている最中に運悪く転んでしまった兼一に電撃が直撃する。常人が喰らえば危険な電撃を喰らっても痛みで悲鳴をあげるだけで済む兼一は三倍の修行で、とてもとても頑丈になっていた。鍛練が終わるまで閉じられたマグナボルトが開くことはなく、嫌でも鍛練をしなくてはいけない鍛練器具に仕上がっている。
電撃を喰らわずに鍛練を終えることができた古賀は、次は筋力鍛練を行っていく。マグナボルトによる鍛練の後にぐったりしていたところを叩き起こされた兼一は梁山泊の師匠達と組手の時間となる。30体の地蔵を背負った古賀は右手の親指一本を使って逆立ちした状態で腕立て伏せをしていった。右手が終わったら次は左手で同じように行っていく。
逆鬼と組手をしていた兼一は、手加減した逆鬼の拳を喰らって吹き飛んでいった。何度も道場を転がりながら立ち上がって再び挑んでいく兼一。へへっ、だいぶ打たれ強くなったじゃねぇか兼一と笑う逆鬼。弟子の成長を喜ぶ師匠の顔をしていた逆鬼に組手を見ていたしぐれが嬉しそうだ、なと言っていた。
筋力鍛練を終えて組手を始める古賀の相手はアパチャイとなる。アパチャイが放つ死なない程度に手加減がされた攻撃を制空圏で撃墜していく古賀。良い子には見せらんないパンチという激流のような拳の連打を放つアパチャイ。アパチャイから放たれた全ての拳を制空圏で受け流しきった古賀。
太一とっても強くなったよと嬉しそうに笑うアパチャイ。アパチャイさんのおかげでもありますよと言う古賀も笑みを浮かべていた。アパチャイと古賀の組手はそれからも続き、アパチャイの防御を数え抜き手で崩して打撃をいくつか打ち込んだ古賀。繰り出したカウ・ロイを古賀に受け止められたアパチャイ。互いに大きな怪我をすることなく組手は終わりとなる。
六倍に増えた鍛練の時間で休憩時間もほとんど無くなって手裏剣術の鍛練を行う時間が無い古賀。心なしか寂しそうにしているしぐれを見かねて対武器の鍛練を行うことにした古賀は、よろしくお願いしますと言って手甲を装備した状態でしぐれと対峙する。ありとあらゆる武器を使って古賀と戦うしぐれ。
最終的には日本刀を振るうしぐれの煌めく白刃を逆鬼から教わった白刃流しで受け流して打撃を繰り出した古賀。打撃は避けられてしまったが対武器の鍛練はこれで終了となる。う、ん太一もかなりできるようになったと満足気に頷くしぐれ。ありがとうございましたと言って頭を下げる古賀。
技の鍛練をしていく古賀は今まで教わった技を最初から繰り出していく。空手、中国拳法、ムエタイ、柔術と様々な技を教わってきた一人多国籍軍の古賀。技の練磨を欠かさず行っていた古賀は弟子クラスだった頃と比べれば鋭さが格段に増した技の数々を梁山泊の師匠達に披露する。
指摘されるような悪いところがあれば修正しようと考えていた古賀だったが、古賀の動きに特に問題がなかったので、駄目出しをすることはない梁山泊の師匠達。寧ろ良く練り上げられていたと古賀を褒める梁山泊の師匠達に古賀はとても喜んでいた。技の鍛練はこれで終わりとなり、後はもう寝るだけとなった古賀。
寝る前に兼一の様子を見に行くと当然のようにくたびれ果てていた兼一。大丈夫?と聞いた古賀になんかもう色々と駄目ですと答えた兼一は泣いていた。よほど三倍になった修行がキツいらしい。修行の最中に何回か死んでますけどそのたびに漢方薬飲まされて強引に復活させられてますよ僕と言った兼一。
それでも兼一が原作のように脱走を企てたりしない理由は何だろうかと考えた古賀は兼一に、逃げ出したくなったりはしないのかを聞いてみる。逃げたいと思ったことは正直に言えばありますし、修行を受けてたのが僕一人だけだったら逃げてたかもしれません、でも逃げたりはしませんよ、僕よりも明らかにキツい修行を耐えてる古賀先輩に負けてられませんからねと言った兼一。
どうやら古賀の存在が兼一の負けん気を刺激していたらしい。一人じゃないから頑張れることもあるかと頷いた古賀は、もう寝る時間だからそろそろ部屋に帰るけど、兼一も確り寝て身体を休めなよと言って去っていく。布団に入って一人考える古賀。今のところは闇の達人を倒せているが、もしも特A級の達人が来たら倒せるかはわからないなと古賀は考えた。
早めに俺も特A級にまで到達しなければいけないなと決意した古賀。翌日早朝から鍛練を行っていく古賀は、六倍の鍛練をこなしていく。朝の鍛練が終わりとなって朝食の時間。しっかりと朝食を残さず食べてから自分の分の弁当を作った古賀。寄り道せずに真っ直ぐ高校へ行き、古賀は授業を受けていく。
高校で昼食の時間になり自分で作った彩りの良い弁当を食べて、うん、良い出来と自画自賛する古賀。焼き鮭と卵焼きが上手く焼けていて味の加減も良かったようだ。メインのオカズを一口食べてから、茹でたほうれん草におかかをかけた物を食べていく古賀。食べ終わってから両手を合わせてごちそうさまでしたと言った古賀は満足のいく食事ができたらしい。
全ての授業が終わりとなり帰宅している途中で待ち伏せされていた古賀。現れた達人は闇の人間ではないが、史上最強の弟子の実力が気になって出向いてきたようだ。古賀と同じく準特A級の達人であった男が正々堂々と真正面から勝負を挑んできたので、持っていた鞄を放った古賀は学ランのまま構えをとる。
その若さで達人級に到達している実力を見せてくれと言いながら連続して拳を放つ準特A級の達人。豪雨のように放たれた拳打を残らず制空圏で捌いた古賀に楽しそうに笑った準特A級の達人は更に拳の弾幕を繰り出してくる。その全てを受け流して反撃を打ち込む古賀に良いぞ、もっと来い!と獰猛に笑う準特A級の達人。
打撃一辺倒という訳ではなく強靭な肉体も持っている準特A級の達人に死なない程度に手加減した無拍子を叩き込んだ古賀。今のはとても良かったぞ!と笑っている準特A級の達人にはまだまだ余裕がありそうだ。更に勢いと重さを増す拳の連打を反らしていく古賀は、梁山泊の師匠達を除いて今まで相手してきた達人の中で一番強いかもなと考えながら身体を動かしていく。
突きが駄目なら蹴りを使ってみるかと判断した古賀は、放たれ続ける拳のリズムを完璧に掌握して準特A級の達人の両拳を受け止めた。拳に秘められたあまりの威力に受け止めた瞬間、周囲に衝撃波が広がっていく。コンマ一秒無防備になった準特A級の達人に古賀の蹴りが叩き込まれた。
今まで梁山泊の基礎鍛練で鍛え上げられてきた足腰を使った渾身の蹴りは準特A級の達人を一撃で倒す威力があり、倒れ込む瞬間に準特A級の達人がまさしく蹴りの古賀!と言ってから意識を失う。ラグナレクで技の三人衆になってないのにその異名で呼ばれたことに驚いた古賀。
そう呼ばれるのは運命なのかなと思った古賀は鞄を拾いあげてから梁山泊へと帰宅していく。帰ってきた古賀に今日の相手はどうだったねと聞いてきた馬剣星に今までで一番強い相手でしたねと正直に答えた古賀。今のタイちゃんにそこまで言わせるとはかなりの腕前だったようねと頷く馬剣星。
タイちゃんが大きな怪我せず帰ってこれて何よりねと言って笑う馬剣星に心配してくれてありがとうございますと言った古賀。愛弟子を大切に思わない師匠はいないねと言う馬剣星。女性が絡まなければ本当に良い師匠だと考えた古賀は、普段のアレなところが無ければもっと尊敬できるのにと思った。
同格である準特A級の達人との戦いで得るものがあった古賀は、その熱が冷めない内に鍛練に励む。自らの武術を更に発展させていく古賀。準特A級と特A級の間にある壁を打ち壊していく古賀は、確実に先へと進んでいた。日々の鍛練を積み重ねていった古賀は準特A級を超えていく。
日夜続けていた鍛練は着実に古賀を前進させていた。特A級に続く道を歩む古賀はあと少しのところにまできている。何かきっかけがあれば特A級に辿り着けるのは間違いない。悩む古賀を見かねたのか無敵超人が古賀に提案をする。ワシと組手してみるかのタイちゃんと言った無敵超人。
始まった組手は格上の超人級を相手にしたものであり、古賀は無敵超人に何度も打たれて蹴られて投げられた。諦めることなく最後まで組手を続けた古賀。戦いの中で限界を超えて最後の最後に無敵超人に攻撃を当てることに成功した古賀は、今の自分がこれまでの自分とは違っていることに気付いた。
遂に念願の特A級の達人となった古賀。今までとは段違いな身体のキレに到達した頂きを感じ取った古賀は、ようやくここまで来たかと感慨深いものがあった。目標としていた特A級に辿り着いたとしても鍛練は止めずに続けていく古賀。新しい目標である超人級を目指して鍛練を行っていく。
準特A級の達人を倒したことで蹴りの古賀として裏では有名になった古賀。高校からの帰り道に今まで毎日来ていた達人達がぱったりと来なくなり、静かに帰宅ができる日々を過ごしていた。古賀と戦った通算百人を超える達人は全て返り討ちになり、特に腕が立つ準特A級の達人が倒されたことで武術界も慎重になったらしい。
武術界で弟子クラスの者達は兼一を狙っているようだが、美羽と兼一に敵う者は今のところいないらしい。闇の一影九拳の弟子達が出てくれば話は違うだろうが、まだまだ兼一に手を出すことはないようだ。しかし狙いやすい場所に兼一が向かう時を待っているのは間違いない。闇の魔の手は古賀と兼一を狙っている。
久しぶりに闇から古賀の命を狙って現れた達人達が襲いかかってきた帰り道。特A級になっていた古賀に敵う闇の達人はおらず、残らず死なない程度に痛め付けられて返り討ちにあって山積みにされていた。30を超える闇の達人で作られた山の上に、ふてぶてしい顔をした野良猫が乗っかって鳴いている。
闇の無手組で特A級である今の古賀と勝負になる存在は限られている。史上最強の一番弟子を相手にするなら一影九拳クラスでなければ勝負にならないと判断した闇が達人を送り出してくることは少なくなったが、それでもゼロになった訳ではない。無手の者に負ける筈がないと考える武器組が特に古賀へと刺客を送り込んでいた。
明らかに手加減したしぐれに劣る武器組を相手に手甲を用いて攻撃を受け流して打撃を叩き込んだ古賀は、武器を持った連中を一人も殺さずに無力化して武器を残らずへし折っておく。高校から帰る途中で武器を持った集団に襲われようと対武器の鍛練が無駄にならなくて良かったと前向きな古賀。
梁山泊に帰宅してしぐれに真っ先に色々とお礼を言いに行った古賀にしぐれはう、ん渡した手甲が役に立って良かったと笑う。それから久々に手裏剣術の鍛練をしていた古賀の元にしぐれがやってきて古賀が手裏剣を投げていく姿を見ていた。何とか二つなら手裏剣の軌道を自在に操ることができるようになっていた古賀に太一は進歩してる、なと言っていたしぐれ。
古賀の手裏剣術の鍛練が終わりとなりしぐれが去っていく。その後に兼一と組手をすることになった古賀。特A級になった古賀を相手に戦っていく兼一は、古賀の気当たりを喰らってまるで師匠達みたいだと感じていた。組手が終わりとなって疲れきった兼一には基礎の鍛練が待っている。
道場に呼び出されて梁山泊の師匠達と向き合った古賀。特A級に到達した弟子を祝して我々の秘技を伝授しようかと思うがどうかな皆と言った秋雨に賛同した梁山泊の面々。こうして梁山泊の師匠達の秘技を集中して教え込まれた古賀は更に強くなった。