ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
開始されたDオブD初戦は新白連合の戦いとなり、これに勝利した新白連合。続いての試合で我流Xと名乗るお面を被った無敵超人の試合が始まる。超人級に敵うわけがなく圧倒された敵チームの先鋒。それから敵チームの中に潜んでいた達人であるキックの魔獣を相手にデコピンで弾き飛ばして観戦していた笑う鋼拳の元まで届かせた無敵超人。
無敵超人の試合は終わり、今度は中国三大武術チームと梁山泊の戦いとなる。3対2で人数としては不利な梁山泊だったが美羽が2人倒して残るは1人となった中国三大武術チーム。太極拳を用いる中国三大武術チームの郭誠天と兼一が戦い、逆鱗に触れた兼一に激怒した郭誠天が太極拳の秘法である雷声を繰り出す。
特殊な呼吸法で横隔膜を振動させて身体を一つの弾丸のごとくするという技である雷声に対して退歩掌波で対抗し勝利した兼一。天地無真流の田中勤も参加していたDオブD。指一本で相手を倒していく田中勤は、また腕を上げているようだ。試合が終わった田中勤が古賀の元にやってきて、予定が空いたらまた組手をお願いしたいんだけどと言ってきた。
了承した古賀が田中勤と暫く談笑していると今日は試合がこれで終わりとなったので中国三大武術チームとの戦いで疲弊している兼一にとっては幸運だったようだ。その日の夜、美羽を絞め落として気絶させて連れ去って闇に消えようとするスパルナこと叶翔。新白連合の武田とフレイヤにトールが止めに入るが叶翔に倒されてしまう。
気絶から目を覚まして倒された新白連合の三人を見た美羽が怒りに呑まれて我を失い叶翔に襲いかかる。追いついた兼一が馬式ショック療法で美羽を正気に戻したのを見て、自分の知らない美羽を知っている兼一に叶翔が苛立って殺意を抱く。抜き手を繰り出した叶翔の手を両手で挟んで受け止めた兼一。
兼一を一撃で倒すと言っておきながら二撃目を繰り出そうとする叶翔をじっと見ている美羽に叶翔は攻撃を止めて兼一を投げ飛ばす。兼一の胸ぐらを掴み決着は明日大会でつけようじゃないかと言って去っていく叶翔。明日は一撃当ててやると決意した兼一。翌日、二日目初戦の南拳チームとチームジェミニの戦いが始まった。
プロレスのリングの上で戦い始めたカストルと南拳チームの童紅玉。カストルによってリングのロープに投げつけられた童紅玉が跳ね返ってきてカストルのラリアットが決まり、今度はバックドロップが繰り出された。更に続いてボディプレスを喰らった童紅玉。倒れ込んだ童紅玉の服を掴んで起き上がらせたカストル。
服を破きながらも反撃を繰り出した童紅玉の胸が剥き出しになってしまうが、構えをとって全く隠さない童紅玉の潔さに観客から大歓声と拍手が送られた。自分よりも目立っている相手に怒ったカストルがトップロープからトドメの一撃を繰り出す。わざと自分も服がはだけるようにしたカストルがハプニングを演出して歓声を受ける。
南拳チームの金道興がリングに上がるやいなや瞬殺したボルックス。マウントポジションで金道興を殴り続けるボルックスにやめんかと言いながらドロップキックを叩き込んだカストル。姉が怖いボルックスは姉に怒られながら謝っていた。会場の寒い空気をなんとかしなくてはと考えたカストルは師匠である笑う鋼拳から投げ渡されたマイクを受け取る。
兼一ではなく思わず古賀の方に目線がいっていたカストルは古賀に対して久しぶりね梁山泊一番弟子!とマイクで話しかけてくる。貴方に救われたこの命は無駄にしないわ!と言ったカストル。貴方と戦えないのは残念だけど、その代わりに梁山泊の二番弟子を必ず倒してあげましょう、何故ならその男こそ私から全てを奪った悪魔なのだから!とカストルは最後に捏造してきた。
梁山泊の二番弟子、貴方を私は決して許しはしないわ!と叫んだカストルに捏造だ!と言った兼一の言葉が聞き届けられることはない。兼一を悪者にしてなんとか会場の寒い空気をどうにかできたカストルは安心したようだった。続いて古代パンクラチオンチームとブラジリアン柔術チームの戦いは古代パンクラチオンチームの勝利となる。
我流Xこと無敵超人が梁山泊チームを相手に零点零零零二%組手を行い始めて、美羽と兼一それぞれに教え込んでいく。DオブDの真っ最中に二人に修行をさせていく無敵超人。これで次の段階に進んだ兼一と美羽は無敵超人の合格をもらって試合が終了となり我流Xは去っていく。
天地無真流とジェミニの試合は、試合が始まる前にジェミニの前に現れた田中勤が棄権すると言って走り去っていった。追いかけたカストルが追いつけない速度で走った田中勤。新白連合とカポエイラチームの戦いは島上空からの飛び入り参加をしてきたジークフリートを加えて試合が始まる。
カポエイラチームと新白連合の戦いは新白連合の勝利となった。試合は進み乱入してきた叶翔の参加がフォルトナに認められて試合を行っていく。叶翔と当たることになった新白連合は棄権を表明した。チームジェミニと梁山泊チームが戦いを始めようとした時、叶翔がカストルとボルックスに棄権しろと言う。
それに対して笑う鋼拳が激怒してカストルにスパルナをやっつけろと言った。YOMI同士の戦いが始まろうとした時、デスパー島が襲撃を受ける。逃げ惑う観客達は会場から足早に去っていく。オーディエンスのいない試合を我々はしないと言って引くことにした笑う鋼拳によってカストルも構えをとき立ち去る。
叶翔と兼一の戦いが始まり、古賀はそれを見届けることにした。DオブD決勝戦の激しい戦いが続いていく。流水制空圏を繰り出した兼一に対して静動轟一を使う叶翔が放つ九撃一殺を躱す兼一。叶翔の一撃をぎりぎりで回避した兼一が無拍子を叩き込む。それで限界を迎えた叶翔が拳を振るうが最後の力を振り絞った兼一が叶翔の攻撃を避ける。
DオブDの優勝者は兼一と決まったが、フォルトナ兵の残党が兼一達を狙ってアサルトライフルを撃つ。放たれた銃弾から兼一を庇う美羽を更に庇った叶翔。迷わず美羽を庇った叶翔に銃弾が命中する前に割り込んだ古賀が両腕に装着した手甲で銃弾を弾いていく。銃弾を撃ち出してきた残党に強力なしびれ薬を塗った手裏剣を古賀が投げつけると防弾服を貫通して身体に浅く刺さった。
互いにボロボロな叶翔と兼一。今日は俺が負けたが、もう次は負けねぇ、だがそれまでは、闇より降りかかる邪悪なもの全てから美羽を貴様が守れ!と言って拳を突き出した叶翔と拳を合わせた兼一は無言で頷く。限界を迎えて意識を失った叶翔と兼一。デスパー島にきた連合部隊が叶翔の身柄を確保して連れていく。
兼一を抱えて移動する古賀は赤兎馬2号にまで最短距離を飛ばしていった。古賀が兼一を抱えて運んでいる最中にうっすらと意識を取り戻した兼一。梁山泊の面々が揃っている中でよい戦いじゃったぞと言っていた無敵超人。梁山泊の師匠達も今日ばかりは兼一を褒めていた。
新白連合と合流した梁山泊は赤兎馬2号に乗り込み日本へ帰宅することになった。赤兎馬2号の動力部にいる逆鬼とアパチャイの人力で動く船に揺られながら兼一は新白連合の皆と会話していく。布団に横になった兼一に武田が話しかけていった。ジェームズ志場の修行に関する話をしたり日頃行っている地下格闘場について話をする武田。
闇の達人に荒らされてしばらく行けなくなった地下格闘場があるといった武田に、どこかで聞いた話だと思って古賀の方を見た兼一。古賀はしぐれに学んだ手裏剣術が役に立ちましたと言っているところだった。そう、かと嬉しそうに笑ったしぐれに手裏剣術を教えてくれたことに対する感謝をしていた古賀。
他の武器も教えよう、か?と聞いてきたしぐれにトンファーにはちょっと興味ありますねと古賀は言った。梁山泊に帰ったら教える、よと言うしぐれは心なしか嬉しそうだ。しぐれとの会話を終えた古賀に兼一が話しかける。古賀先輩地下格闘場についての話なんですが、闇の達人が暴れた時ってどんな感じだったんですか?と聞いてきた兼一。
俺が地下格闘場に行った時には地下格闘場の選手達が大勢ボロボロで倒れていて気絶したボルックスが闇の達人に踏みつけられた状態で、カストルが闇の達人に首を掴まれて締め上げられて首の骨を折られそうになっていたかなと答えた古賀。そんな状況になってたんですか、ああ、それでカストルが命を救われたって古賀先輩に言ってたんですねと言う兼一。
地下格闘場を荒らした闇の達人を倒してくれたことには感謝するけど、古賀くんが地下格闘場で活躍する度にジェームズ志場先生の修行が更に辛くなってたんだけどねと言った武田。正直ボクの身体が持たないじゃなーいと言って遠い目をする武田に自分で選んだ道なんだから頑張るしかないと思いますよ武田先輩と言う古賀。
それはそうなんだけどねと言った武田は肩を落としていた。会話を続ける兼一と武田に古賀の三人。その会話にカポエイラチームとの戦いで負傷して横になっている宇喜田も加わる。古賀に話があると言った宇喜田の近くに寄って話を聞く古賀。俺をお前の弟子にしてくれないかと言ってきた宇喜田に本気で言ってるんですか宇喜田先輩と古賀は驚いた。
今回のDオブDで自分の力不足を痛感した宇喜田は、強くなりたくて古賀を頼ることにしたようだ。以前古賀と李天門の戦いがあった時から古賀に弟子入りすることを考えていたらしい。自分では到底太刀打ちが出来ない相手である李天門に対して柔術で圧倒した古賀の姿に感じるものがあったそうだ。
それでも今まで言い出せなかったのは流石に高校の後輩に弟子入りすることに抵抗があったからだったが、今回のDオブDを経験して細かいことを気にしている場合ではないと判断した宇喜田。弟子にしてくれ古賀!と痛む身体を動かして頭を下げた宇喜田に、梁山泊の師匠達が良いと言ったら弟子入りを受け入れますよと言った古賀。
梁山泊の師匠達に宇喜田先輩が自分に弟子入りしたいと言ってきたんですがと言う古賀に、今回のDオブDで新白連合も活人拳側の存在だと闇に知らしめてしまったからね、彼の命を守る為に鍛えてあげてもいいかもしれないよと言う秋雨。へへっ、太一も弟子をとるようになったかと言って笑う逆鬼。
今のタイちゃんならきっと良い師匠になれるねと頷く馬剣星。ガンバよ太一!と応援してくれるアパチャイ。手裏剣術なら教えてもいい腕前になって、ると言うしぐれ。まあ、タイちゃんも師匠となるのは初めてじゃろうが弟子を持つことは悪いことではないぞと言って髭を撫でる無敵超人。
梁山泊の師匠達は宇喜田の弟子入りを受け入れているようだった。師匠達が良いと言っているので、宇喜田先輩の弟子入りを受けようと思いますと宇喜田に言った古賀。まずはその怪我を治してからになりますけど、完治したら梁山泊に来て下さい、俺の修行は厳しいんで覚悟だけはしておいて下さいねと古賀は言う。
波に揺られながらメロディが湧き出してきましたよ!と言って紙に思いついたメロディを書きこんでいくジークフリート。痛めた身体を擦りながら達人への道は険しいようだのうと海を眺めるトール。ヴァルキリーと会話していくフレイヤ。新白連合の面々と今後のことを話している新島。
逆鬼とアパチャイの人力で進んでいく赤兎馬2号。船の上で古賀はあっという間に時間は過ぎていくなと今回のDオブDを振り返っていく。日本に帰ってきた赤兎馬2号。戦いは終わり、普段の日常が帰ってきた。兼一が驚異的な回復力で完治した身体を酷使して修行を始めていく。
こうして兼一の悲鳴を聞くと梁山泊に帰ってきたって感じがするなと考えながら過酷な修行を行う古賀。準超人級に到達している古賀にも負荷になる鍛練を行っていく。準超人級と超人級の間を隔てる壁は高く厚い。少しずつ壁を破壊していく古賀。確実に進歩をしていっている古賀は基礎の鍛練も欠かさない。
内弟子達が鍛練に励む梁山泊の門を叩く一人の男。岬越寺接骨院に通いつめて怪我を完治させた宇喜田が梁山泊の門を叩いていた。門を開けたアパチャイが宇喜田を古賀の元に案内する。60体の地蔵を背負った古賀が筋力鍛練をしている真っ最中だったが、それを見て驚く宇喜田。
筋力鍛練を中止して背負っていた地蔵を降ろした古賀は、覚悟はしてきましたね宇喜田先輩と言った。お、おうもちろんだと言う宇喜田に古賀が梁山泊の師匠達に頼んで用意してもらっていた鍛練器具を使わせる。宇喜田の両手に壺を一つずつ持たせた状態で筋力鍛練を行わせる古賀。
ゆ、指がちぎれそうだっ!と言った宇喜田にそう言ってちぎれた者はいませんよと古賀は言う。筋力鍛練を終えてから走り込みになりタイヤに乗った古賀を引いて走ることになる宇喜田。とりあえず初日ですから軽めに駅四つは離れた場所まで走っていきますよと言って鞭を打つ古賀。
梁山泊に帰ってきた宇喜田は、まだ体力に余裕がありそうだったので宇喜田に秋雨から提供された投げられ地蔵を投げさせる古賀。初日の鍛練が終わり立てないほど疲労困憊となった宇喜田を背負って家まで運んでいく古賀に悪いな古賀と言う宇喜田。まあ、初日ですから軽めにしましたけど続けられそうですか?と聞いた古賀。
これで軽めだったのかよと言う宇喜田はちょっと引いていたが、ああ、続けるぜ古賀と言った宇喜田は真っ直ぐな眼差しをしている。じゃあ明日からはもうちょっと厳しくいきますけどいいですかと聞いてきた古賀に、お、おう大丈夫だと言った宇喜田の声は震えていた。