ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった   作:色々残念

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第29話、久賀舘弾祁

杖術の達人である久賀舘弾祁が孫のフレイヤを人質に闇に捕まっていた。完璧なボケ老人のフリをした久賀舘弾祁に闇の武器組は、本当に使い物になるのだろうかと疑問に思っていたようだが、YOMIのティーラウィット・コーキンは久賀舘弾祁から武術の残り香を感じ取る。

 

久賀舘弾祁に持たせていたGPS付きの携帯で位置を確認していた新白連合の面々に兼一としぐれに古賀が久賀舘弾祁とフレイヤを闇から救いに向かう。全員で向かった先で久賀舘弾祁とフレイヤを発見した新白連合の面々としぐれに古賀。闇の武器組と一緒に移動していた一影九拳のアーガード・ジャム・サイとしぐれが戦い始めた瞬間。

 

闇の武器組が捉えきれない速度で久賀舘弾祁とフレイヤを救い出した古賀は、フレイヤの手錠を手早く外しておく。裏ムエタイ界の魔帝、拳帝肘皇の異名を持つアーガードを相手に戦うしぐれに、これは困った久賀舘弾祁と人質を取り返されてしまうとはと言ったアーガード。

 

まともな人員を寄越さない闇の武器組にも問題があるが、此方の落ち度ということになるかなと言いながらアーガードは拳を振るう。闇の武器組達を一瞬で気絶させた古賀に出る幕がなかった新白連合の面々。流石は新白連合の隊長だ!と言う新島に物凄く手加減したデコピンを叩き込んで悶絶させた古賀は、新白連合に入ったつもりはないよと言い放つ。

 

遅れて到着した闇の武器組の達人である蛮刀使いが古賀に襲いかかろうとしたが、古賀が放った気当たりを喰らって思わず飛び退くほど怯んだところに接近した古賀に四肢の関節を外されてから腹部に打撃を叩き込まれて失神する蛮刀使い。武器の蛮刀も古賀に無惨にへし折られて無力化された蛮刀使いは古賀に確保されていた。

 

武器組の達人もやられてしまったようだし、今回は退かせてもらおうかと言ったアーガードに、逃がすと思う、かと言って刀を構えるしぐれ。軽く捨て身の勝負をしようと言いながらクリョー・ルーシー・ハーンを繰り出したアーガードの攻撃を避けたしぐれだったが、アーガードを逃してしまう。

 

ティーラウィット・コーキンが運転する車に乗ったアーガードは去っていく。助け出した久賀舘弾祁に向かって古賀は、戦いたくないならもう戦わなくていいですよ久賀舘弾祁さん、俺が頑張りますからと拳を掲げて笑った。そんな古賀にボケ老人のフリをしたまま、何か知らんがありがとうと言った久賀舘弾祁。

 

こうして無事に久賀舘弾祁とフレイヤを救い出すことに成功した新白連合としぐれに古賀は1人も怪我をすることなく騒動を終えることができたようだ。闇の武器組の達人である蛮刀使いはビックロック行きとなる。後日、久賀舘弾祁によって闇の拠点が幾つか潰されていたようだった。

 

久賀舘弾祁は闇との戦いを再び始めたらしい。トールやワルキューレ達にフレイヤをこれからも指導していく久賀舘弾祁。突かば槍、払えば薙刀、持たば太刀、杖はかくにも外れざりけり、これからも神武不殺の道を貫いていく久賀舘弾祁は闇に落ちることはないだろう。

 

今日も鍛練を続けていく梁山泊の内弟子達と古賀の弟子。秋雨が作り上げた怪しげな鍛練器具を使って鍛練を行う兼一と宇喜田。鍛練を続けながら鍛練器具の貸し出し、ありがとうございますと秋雨に礼を言った古賀に、可愛い弟子の望みぐらい叶えるのが、師匠というものさと言う秋雨。

 

悲鳴を上げる兼一と宇喜田は同じ苦しみを味わう仲間として通じ合っていて師匠が相変わらずとんでもないと考えていた。妙手に入った2人の鍛練になるように調整された鍛練器具が稼働していく。かなりの速度で稼働する鍛練器具に全力で立ち向かっていく兼一と宇喜田。

 

悲鳴が絶えることのない梁山泊で古賀は自らの鍛練も行いながら宇喜田の鍛練を見ているようだ。鍛練器具を相手に必死に鍛練をしている宇喜田には余裕はない。絶えず全力を出さなければいけない鍛練器具を使って鍛練をしていく宇喜田は、今日の鍛練もキツいぜと思いながら鍛練をしていた。

 

鍛練器具による鍛練が終わりとなって、さあ次は楽しい組手の時間だと言い出した秋雨。梁山泊の師匠達と組手をすることになった兼一。逆鬼から始まり、続けて秋雨に、馬剣星となり最後にアパチャイの順番が来た兼一は、最後のアパチャイに蹴り飛ばされて宙を舞う。

 

古賀と組手をしていた宇喜田の元まで飛んできた兼一に、思わず手を止めて兼一を受け止めた宇喜田は心配して、大丈夫か!と聞いていた。大丈夫です、もう慣れましたと答える兼一に慣れていいことなのかと疑問に思った宇喜田の肩を軽く叩いて、梁山泊ではよくあることですと言った古賀。

 

闇もヤバいが、ここも充分ヤバいところだって思うぜ本当にと言う宇喜田に、闇と一緒にしてはいけませんよと古賀は言いながら構えをとる。そろそろ兼一を降ろして下さい、組手を続けますよと言ってきた古賀に、ああ、わかったと頷いた宇喜田は兼一を降ろすと柔術の構えをとった。

 

宇喜田さん、受け止めてくれてありがとうございます、そろそろ修行に戻りますねと言ってから梁山泊の師匠達の元へ向かっていく兼一。ああ、頑張れよ兼一と言いながら古賀との激しい組手を再び続けていった宇喜田。動のタイプの武術家として先へと進んでいく宇喜田は、動の気の発動を掴みかけている。

 

気の発動をものにすれば更に先へと進むことができる宇喜田を修羅道に落とさないように鍛えていく古賀。動のタイプはリミッターを外して戦うが、リミッターが外れっぱなしになって危険な状態となる可能性も動のタイプには存在しているので古賀は宇喜田を慎重に鍛えているようだ。

 

師匠との組手を終えたところで走り込みになった兼一と宇喜田。特A級の達人級でも重いと感じる重りを背負った秋雨と古賀。それぞれの師匠と重りの重量をタイヤに乗せて引きながら走る兼一と宇喜田は、やっぱり走り込みはキツいなと思ったらしい。駅8つから更に離れた場所まで走って梁山泊に帰ってくる兼一と宇喜田。

 

走り込みを初めた頃に比べれば驚異的な速度で梁山泊に帰ってくることができるようになっている弟子達。兼一と宇喜田の確かな進歩に頷いた秋雨と古賀。再び過酷な鍛練を始めていく2人の弟子をそれぞれの師匠が見ていた。地蔵を3体背負っている兼一と宇喜田は、その状態で師匠から教えられた筋力鍛練を行っていく。

 

遂に兼一も地蔵を3体背負うようになっており、鍛練が宇喜田に追いついたが、次回から宇喜田は4体の地蔵を背負うことになる。更に先へと進んでいく宇喜田の鍛練。日々の鍛練で兼一を上回り続ける宇喜田だが、兼一との組手での勝率は宇喜田が負け越しているようだ。

 

兼一が今まで積み重ねてきた鍛練は決して無駄にはなっていないらしい。宇喜田が兼一よりも上であるのは柔術の腕と打たれ強さであるが、それだけでは兼一に勝てないことは証明されている。宇喜田が兼一に勝てるように鍛練を続けさせる古賀は、弟子である宇喜田に次の段階に進んでもらおうと考えていた。

 

鍛練が終わりとなって帰っていく宇喜田を見送った古賀は、自分の鍛練も始めていく。85体の地蔵を背負いながら鍛練を行う古賀。まさしく超人級の肉体を酷使して鍛え上げていく古賀を見ていた梁山泊の師匠達。今日も梁山泊一番弟子は鍛練を欠かしていないようだと確認した梁山泊の師匠達は、古賀と兼一の鍛練を静かに眺めていた。

 

鍛練を終わらせた古賀と兼一は夕食を食べに食卓へ向かう。今日の夕ごはんは刺身であり、無敵超人が喜んでいたそうだ。何種類かの刺身の盛り合わせを食べていく梁山泊の全員。今日もおかわりを何杯もしていくアパチャイはエビが美味いよと言っていた。ブリもなかな、かと古賀の隣で言うしぐれ。

 

両方食べて、どっちも美味しいですねと言った古賀は笑っている。和やかな夕ごはんとなった梁山泊。食事を食べ終えた梁山泊の内弟子達は再び鍛練の時間となった。武器の鍛練をしている古賀の近くに寄ってきたしぐれ。今日もやってる、なと言ってきたしぐれに、武器はまだまだですからねと言いながら武器を振るう古賀。

 

武器を身体の一部や手の延長にすることには成功している古賀は武器使いとしてもかなり腕を上げているが、本人は満足していないらしい。絶えることのない向上心で武器の鍛練を続けていく古賀。う、ん、やる気のある弟子で何よ、りと言ったしぐれは満足気に頷いていた。

 

しぐれに見られながら武器を巧みに操り振るっていく古賀は、悪いところはありますかとしぐれに聞く。特にない、よと答えたしぐれは、太一が教えたことを忠実に守ってるのがよくわかる、ぞと言う。しぐれさんの教えには間違いはありませんからねと言って笑った古賀。

 

香坂流を継いでくれる相手ができてボクも嬉しい、よと言ったしぐれも笑みを浮かべる。多種多様な武器を振るう古賀は香坂流をある程度まで修めていた。これからも色々教えて下さいね、しぐれさんと言ってしぐれを見た古賀。太一には香坂流を極めてもらう、よと言うと武器を構えたしぐれ。

 

戦いながら教えるから太一も構えた方がいい、よと言ったしぐれに、わかりました、お願いしますしぐれさんと言いながら古賀も武器を構える。始まった武器を使った戦いは苛烈なものとなり、妙手でも目で追えない速さで戦う2人。振るわれた武器がぶつかり合って火花が散っていく。しぐれが作り上げた業物の武器同士を打ち合わせていく両者。

 

武器使いとしてはまだ古賀を上回っているしぐれを相手に、武器を扱う技量が更に引き上げられていく古賀。武器使いとしても一流になっていた古賀を超一流のしぐれが鍛え上げる。休みなく武器を振るうしぐれと古賀は、激しい戦いを続けていく。攻めるしぐれの攻撃を防御して受け流していく古賀は武器の扱いが更に上達していた。

 

今度は古賀が攻めていき、手に持った武器を自由自在に振るって攻撃をすると、熟練した動きで防いでいったしぐれ。攻防を繰り広げていく2人は、構えた武器を縦横無尽に振るう。あらゆる武器を扱う香坂流を実戦で伝えていくしぐれに着いていく古賀は戦いの中で学んでいた。

 

戦いの最後に心刃合錬斬を繰り出したしぐれ。己が武器と1つになる境地を実戦で見せつけたしぐれに、全てを学んでいく古賀は武器使いとして更に実力をつけていく。戦いが終わったところで温泉一緒に入ろ、うと言ってきたしぐれに1人で入って下さいと言う古賀。

 

一緒に入った方が効率的だ、よと言ったしぐれに、それはそうですが落ち着かないんで嫌ですと言って断る古賀は頑なだった。しぐれさんお先にどうぞ、俺は後に入りますからと言うと武器を持って部屋に向かおうとした古賀。そんな古賀の肩を掴んだしぐれが、一緒に入ってくれないともう武器の鍛練してあげない、よと言い出す。

 

それは卑怯ですよしぐれさんと言った古賀に、太一は武器の鍛練したいよ、ねと言うしぐれ。わかりました、一緒に温泉に入ればいいんですよねと言って肩を落とした古賀。洗いっこもしないと駄目だ、よと言い出したしぐれ。条件増やさないで下さいよと言った古賀は完全に困っていた。

 

しぐれと一緒に温泉に入ることになった古賀は、しぐれの顔だけを見るように気をつけていたが、この後に洗いっこもしないといけないんだよなと頭を悩ませる。古賀と一緒に温泉に入れて嬉しいのか笑顔のしぐれを見ながら、しぐれさんは強引なところがあるなと思っていた古賀。

 

そろそろ洗いっこしよう、かと言い出したしぐれに背中だけですよねと古賀は聞く。前もだ、よと答えたしぐれに、前もですかと驚いた古賀は物凄く困っている。じゃあ洗お、うと言ってきたしぐれが温泉から上がって古賀を手招きしてきた。覚悟を決めた古賀がしぐれの元へ向かう。

 

まずは背中か、らと言ったしぐれの背中を丁寧に優しく洗っていく古賀。今度はしぐれが古賀の背中を洗っていった。次は前だ、よと言ってきたしぐれの上半身を洗っていった古賀は無心で洗っていく。続いて古賀の上半身を洗っていったしぐれは、太一は筋肉が物凄く発達してる、なと言いながら上半身を洗う。

 

洗いっこが終わって温泉に再び浸かった2人。満足しましたかしぐれさんと言った古賀に、う、ん太一と洗いっこできたか、らと頷いたしぐれ。古賀の隣に寄り添いながらしぐれは、太一、ありがとうと言って笑う。お礼を言われるようなことしましたっけと首を傾げる古賀に、ボクのわがままきいてもらったか、らとしぐれは言った。

 

わがままというか脅しだったような気がしますけどと内心で思いながらも古賀は、まあ、何かもうしぐれさんと温泉に入るのにも慣れましたから大丈夫ですよと言って笑顔を見せる。じゃあ今度からは毎回一緒に温泉入れる、なと言うしぐれは、とても嬉しそうな顔をしていた。

 

毎回は止めてほしいですね、美羽ちゃんとも温泉に入ってあげて下さい、馬師父対策にはしぐれさんが必要になるでしょうからと言った古賀に、確かに美羽には剣星対策は必要だ、なと納得したしぐれ。よし、これで毎回は避けられそうだと内心でガッツポーズした古賀。

 

温泉から上がった2人が並んで歩いているとしぐれが、今度は全身洗いっこしよう、かと聞いてきたのでそれは止めておきましょうしぐれさん!と必死に止める古賀だった。部屋に戻った古賀は布団に入ると温泉での出来事を思い出して今日は凄いことをしてしまったような気がすると頭を抱える。

 

流石に全身洗いっこはなかったけどそれでも充分凄いことをしてしまったのは間違いないなと思った古賀は、色々と面倒なことになりそうだから馬師父にはバレないようにしようと心に決めていた。弟子との触れ合いにしても度が過ぎているような気がするけど、しぐれさんは恥ずかしそうにはしてなかったよなと考えた古賀。

 

しぐれさんが何を考えているのか全くわからないなと思った古賀は、とりあえず全身洗いっこは絶対に阻止しようと決意する。部屋で1人色々なことを考えていた古賀は、とりあえず武器の鍛練は続けたいからしぐれさんと今後も温泉に一緒に入ることになるのかと想定していた。

 

まあ、温泉に一緒に入って洗いっこする以上のことはないんで問題は、普通にあるけどないということにしておこうと考える古賀。鍛練の為ならどんな苦行にも耐えられるが、これは方向性がだいぶ違うような気がするなと思った古賀はため息をはく。瞼を閉じて眠りに入ろうとした古賀は、明日も温泉にしぐれさんは入ってくるんだろうかと考えた。

 

言質は取られたから普通に入ってきそうだなしぐれさんはと思う古賀。顔だけを見ればいいが、洗いっこの時の感触はどうにもできないからなと考える古賀は、どうしようかと困っている。そんなことを考えている内に古賀は眠りに入っていた。起きたところで考えていても仕方ないと開き直った古賀は今日も鍛練を頑張ろうと決めていく。

 

早朝から走り込みに行った古賀は超人級の中でも特に優れている脚力で、これまで以上の距離を今まで以上の速度で走りきって走り込みを終わらせた。凄まじい健脚で梁山泊に帰ってきてから基礎の鍛練も疎かにすることなく行う古賀。鍛え上げられた超人級の身体にも負荷となる鍛練をこなした古賀は、かいた汗を流す為に朝から温泉に入っていくようだ。

 

しぐれが入ってくるようなことはなく、安心して汗を洗い流すことができた古賀は、いつもこうならいいのになと思ったらしい。朝食を食べて高校に行った古賀に教室で話しかけてくる武田と宇喜田。机に教科書を入れている古賀に、宇喜田がまた腕を上げたみたいじゃなーいと言ってきた武田。

 

ジェームズ志場の元で鍛えられて相手の実力がだいたいわかるようになってきている武田には進歩している宇喜田のことが理解できているようだった。兼一にはまだ負け越しだけどなと言った宇喜田に、兼一と宇喜田先輩に実力差はそこまでありませんが、兼一には孤塁抜きという技がありますからねと言う古賀。

 

孤塁抜きか、確かにあれは凄い蹴りだったぜ、喰らったら一撃で倒されちまったと頷く宇喜田。その内孤塁抜きを喰らっても問題なく戦えるようになりますよ宇喜田先輩ならと言った古賀に、師匠である古賀が言うならそうなんだろうなと納得した宇喜田。ボクも負けてられないじゃなーいと拳を握った武田は気合いを入れている。

 

朝から元気だね、あんたらと言うヴァルキリーは眠そうな顔をしていた。どうやらヴァルキリーは猫のゲームをやり過ぎたらしい。あんたのおかげで伸び悩んでた実力がまた伸びたよ、ありがとうとヴァルキリーは古賀に感謝している。鍛練がしたくなったらまたいつでも構わないよと言った古賀は笑った。

 

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