ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
二天閻羅王と周囲の地形が変わる程の激しい戦いを続けていく無敵超人。共に超人級の実力者である2人は寝ずに戦いながら手近なものから栄養を補給していく。二刀流で縦横無尽に刀を振るう二天閻羅王の刃を手甲で受ける無敵超人。業物の刀と手甲がぶつかり合って硬質な音を響かせた。
二刀を自在に操る二天閻羅王の苛烈な攻撃は、無敵超人を島に長く留める為のものであるが、それに気付いている無敵超人は島から早く脱出する隙を作る為に戦っている。古賀との組手で腕を上げていた無敵超人は、二天閻羅王が仕掛ける策を真正面から喰い破った。無敵超人に魚をとらせずに栄養補給で差をつけようとした二天閻羅王を吹き飛ばして瞬時に捕まえた魚を素早く食べる無敵超人。
栄養の補給量で差をつけられることなく戦っていく無敵超人は、タイちゃんのおかげでわしの実力が少し上がっていたことが有利に働いておるなと思いながら拳を叩き込んでいく。刀で強烈な打撃を受け流す二天閻羅王は、想像以上の腕前、流石は無敵超人かと考えて刀による突きを繰り出す。
二天閻羅王の刺突を手甲で弾き上げた無敵超人が距離を詰めると技を放つ。刀を破壊する威力がある技を避けられてしまう無敵超人は、これを避けるとは、二天閻羅王が超人級であることは間違いないのうと内心で思う。無敵超人の拳の一撃で大地が大きく陥没し、二天閻羅王による斬撃の余波で数多の木々が切り裂かれて倒れていく。
島の環境が盛大に破壊されていき、徐々に島の景観も変わってきている。このまま戦いが続いていけば島が壊滅的な被害を受けることは間違いない。自然を破壊することを良しとしていない無敵超人は、あまり環境を破壊しないように気をつけているが、二天閻羅王はお構い無しに刀を振るって余波で木々を切り裂いていく。
魚を摂取して栄養補給をしていった無敵超人と二天閻羅王は、一睡もせずに寝ずの戦いを続けた。超人級の並外れた体力で睡眠をとらずに戦いながら食物を食べて栄養だけは補給して戦う力に変えていった2人。栄養の補給量は共に変わることなく互角である無敵超人と二天閻羅王。
凄まじい戦いは無敵超人の方に軍配が上がってきているが、二天閻羅王が本来の太刀筋に戻したことで動きが変わって鋭く振るわれる刃が無敵超人を島に押し留める。本来の太刀筋をこんなに早く見せるつもりはなかった二天閻羅王だが、出し惜しみはせず全力をもって押し留めねばなと考えを切り替えて二刀を振るう。
急に太刀筋が変わりおったが、これが二天閻羅王の本来の太刀筋じゃな、鋭さが違うわいと思った無敵超人は、手甲で白刃を受け流して技を披露していく。無敵超人の技が直撃することなく刀を用いて技を受け止め続けた二天閻羅王。超人級の刀の使い手である二天閻羅王は、無敵超人の技を受けても刀を損傷させることはない。
それでも刀を折る威力がある技は避けるようだが、技の威力を瞬時に見抜く二天閻羅王は判断力も優れている。寝ずの戦いで集中力を途切れさせていない二天閻羅王は、流石は超人級であると言えるだろう。無敵超人の蹴りを躱す二天閻羅王は間合いを詰めて刀を真正面から振り下ろす。とてつもない速度で振り下ろされた刀を回避した無敵超人。
ほんの少しも休むことなく超人級の体力で戦いを止めない2人は、幾度もぶつかり合っていく。戦う2人から発生する荒れ狂う暴風が止むことはない。激しい戦いの余波で地は抉れ草木は断たれて散らばった。素手と刀によるものとは思えない程の環境破壊が巻き起こる島。
互いに技を繰り出していく無敵超人と二天閻羅王。まともに技が当たることはなく繰り出された技の数々を全て受け流していく2人の動きは止まることはないようだ。戦いは更に苛烈なものとなり、栄養の補給が頻繁になっていく。互いに魚を何匹も摂取していく無敵超人と二天閻羅王は、消耗した体力を補給した栄養で取り戻していた。
振るわれた刃を掻い潜って接近した無敵超人が放つ拳を、刀を使って受け止めた二天閻羅王は至近距離で柄による打撃を繰り出す。顔面を狙った鋭い打撃を回避した無敵超人の頬を降り注ぐ雨が伝って落ちる。たとえ島の天候が変わろうと2人の戦いが止まることはなかった。
豪雨の中で戦いを続けていく無敵超人と二天閻羅王は、雨を身体に受けながら動いていく。雨の雫を幾つも切り裂いていく二天閻羅王の刀が無敵超人の手甲と触れ合って弾かれた。二天閻羅王の目に雨粒が一つ入り込み片目をつむった瞬間を見逃さなかった無敵超人が叩き込む拳が二天閻羅王に直撃する。
島から脱出することは出来なかったが二天閻羅王に有効打が一撃でも命中したことは無敵超人を有利にしていたようだ。偶然が味方をしてくれたようじゃなと考える無敵超人。拳を振るっていく無敵超人の重く速い拳を刀を使いこなして受け流す二天閻羅王は、一撃喰らった程度ではまだまだ元気らしい。
思ったよりも長い戦いになりそうじゃなと覚悟を決めた無敵超人は、充分な間合いをとると油断なく構える。二刀を構えた二天閻羅王は無敵超人に接近し、左右の刀を自在に操って猛烈な攻めを行っていく。刺突に斬撃と凄まじい速度で刀を振るう二天閻羅王の攻撃を手甲で弾いていく無敵超人だった。
すぐに戻ると言っていた無敵超人が3日経っても帰ってこないことを妙だと思う梁山泊の面々。それでも兼一の修行に手を抜くことはない秋雨。鍛練を続けていく兼一には、長老はどうしたんですかねと秋雨に聞く余裕があったようだ。どうしたんだろうねと言いながら鍛練器具のパワーを上げてみる秋雨に、兼一は悲鳴を上げる。
宇喜田が地蔵を5体背負った状態で鍛練をしていた姿を見ていた古賀は、100体の地蔵を背負って鍛練をしていく。100体の地蔵を背負っても平然としてるとか俺の師匠は相変わらずとんでもねえなと思った宇喜田に、じゃあ次は、すり足で素早く動いてみましょうか宇喜田先輩と指示する古賀。
指示通りに動いていく宇喜田の動きは以前と比べるとかなり素早くなっていたらしい。5体の重い地蔵を背負ったままで普通に動くことができるように鍛え上げられた宇喜田の全身は、非常に発達したピンク色の筋肉となっていて、通常の筋肉以上の性能を持っている。瞬発力と持久力を兼ね備えたピンク色の筋肉を更に鍛え上げていく宇喜田。
まだまだ妙手であるが達人寄りになってきていた宇喜田は、気の開放まで修得しており、古賀の元で気の運用もしっかりと学んでいるようだ。弟子の中でも一際強くなっている宇喜田に、師匠である古賀は強くなりましたね宇喜田先輩と喜ぶ。鍛練を終わらせた宇喜田の次の予定は、古賀との組手となっている。
今の宇喜田よりも少し上程度に実力を抑えた古賀と行う組手。柔術の構えをとった宇喜田が間合いを詰めて古賀に当て身を繰り出す。当て身を当て身で迎撃した古賀は入り身で接近して宇喜田の腕を掴み投げ飛ばそうとするが、投げられる前に古賀の手を外した宇喜田は距離をとった。
離れた分だけ距離を詰めてくる古賀から逃れることはできなかった宇喜田は、覚悟を決めて古賀の腕を掴みにいく。古賀が繰り出した突きを掴んだ宇喜田が腕に飛びついて関節技に移行しようとした時に正拳突きを放つ古賀に宇喜田は弾かれる。空手の身体用法で弾き飛ばされた宇喜田は、こんな技の使い方があるのかと驚いていた。
動の気を開放した宇喜田は上昇した身体能力で強引に投げを繰り出そうとするが、制空圏を築き上げた古賀には対処されてしまう。なんとか古賀の制空圏を抜けた宇喜田が掴んだ古賀の腕を背負って投げる。戦いの中で腕をまた上げましたね宇喜田先輩と思いながら空中で体勢を立て直して着地する古賀。
連続で古賀が放つムエタイの蹴りを回避していく宇喜田。当たればただでは済まない古賀の蹴りが幾度も放たれていく。どうにか全てを避けきった宇喜田に古賀は、ムエタイの首相撲をしかけた。首を古賀の両腕で作られた輪の中に入れられた宇喜田は、古賀の両腕に首を引き寄せられて逃げられなくなり、脇腹に膝蹴りを喰らってしまう。
最終的にはムエタイの飛び膝蹴りであるカウ・ロイを逃げられないような状態でクリーンヒットさせられた宇喜田は気絶する。気を失った宇喜田に活を入れて起こした古賀は、首相撲からの逃れ方を教えていく。今の実力ならそろそろ宇喜田を地下格闘場に再び連れて行ってもよさそうだと考える古賀は、宇喜田に地下格闘場へ行く気はあるか聞いてみた。
地下格闘場に行く必要があるんなら行っても構わないぜと言う宇喜田は乗り気だ。じゃあ早速行きましょうかと言って宇喜田を背負った古賀は走り出す。かなりの速度で地下格闘場に到着した古賀と宇喜田に近付いてきた地下格闘場のオーナーが、お久しぶりですねマスター古賀とそのお弟子さんと言う。
今日は弟子に頑張ってもらおうと思ってるんだと言った古賀に、ということは今日はお弟子さんが試合に出るんですね言って笑った地下格闘場のオーナーは楽し気だ。今の宇喜田なら準達人級にも1人で勝てると判断した古賀が宇喜田の試合を組んでいく。始まった宇喜田の最初の試合は完全に間合いを把握した宇喜田の投げが決まり終了する。
徐々に対戦相手の実力を上げていく古賀によって延々と戦いを続ける宇喜田は、一度も休むことなく戦っていった。遂に準達人級の相手をすることになった宇喜田は動の気を開放して準達人級を圧倒していく。危うげなく準達人級を倒した宇喜田に、次から次へと準達人級と試合を組む古賀。戦いは連続で続いていき、戦闘スタイルの異なる準達人級を相手に戦った宇喜田は経験を積み重ねる。
地下格闘場の全ての相手と戦って勝利した宇喜田は、やり遂げた気持ちがあったようだ。宇喜田の勝ちに賭けていた古賀が賭け金を地下格闘場のオーナーから受け取り、そろそろ帰りますよと古賀は宇喜田に言い出す。お弟子さんも良い試合でしたよと言ってきた地下格闘場のオーナーに頭を下げた宇喜田は、古賀に背負われて地下格闘場を去っていった。
宇喜田の自宅の前で宇喜田を背から降ろした古賀は、地下格闘場で稼いだ賭け金の半分を宇喜田に渡しておく。まだ前にもらった金が残ってるんだがと言った宇喜田に、将来の為に貯金でもしておいたらどうですかと古賀は言う。そうだな、そうするぜと言って頷いた宇喜田は封筒にみっちり詰まった万札を古賀から受け取る。
宇喜田の自宅から梁山泊に戻る途中で、闇の武器組の達人達が現れて古賀を襲う。振り下ろされた刀を白刃流しで受け流して顔面に拳を叩き込んだ古賀。刀を両手で挟み込む真剣白刃取りで受け止めた古賀は、白刃折り三日月蹴りを繰り出して闇の武器組の達人を気絶させる。
刃金斬りで刀の刀身を切断した古賀の拳が腹部に打ち込まれて意識を失う闇の武器組。倒した闇の武器組の達人達をまとめて道の端に寄せた古賀は、持っていた刀も全てへし折って一ヶ所に束ねておく。今までよりも腕の良い闇の武器組に久遠の落日が近いことが原因かと感じ取った古賀は、警戒を深めることにしたようだ。
梁山泊に戻ってきた古賀に組手を頼んだ梁山泊の師匠達。まず最初に秋雨から始まった組手は、とても激しいものとなり、超人級の古賀を相手に喰らいついていく秋雨は全力を出しきっていた。次は馬剣星の番となった組手で、あらゆる中国拳法を使いこなす馬剣星が放つ奥義を容易く受け流した古賀に、最後まで諦めることのない馬剣星は違う奥義を繰り出していく。
続けて逆鬼の順番となった組手で豪快な空手の技の数々を披露する逆鬼。その全てを捌いていく古賀に、太一も立派になりやがったなと涙腺が緩む逆鬼が涙を拭いながら拳を突き出す。次はアパチャイの番になり、手加減した全力を出していくアパチャイは古賀に古式ムエタイであるムエボーランの技を放つ。
アパチャイの技を全て容易く受け止めた古賀に、太一は凄く進歩したよと考えたアパチャイは笑顔になる。最後はしぐれに順番が回ってきたようだ。業物の手甲を装着した古賀に容赦なく斬りかかったしぐれ。斬撃を避けていく古賀へ武器と一つになる境地を見せつけたしぐれに、あっさりと手甲で受け流した古賀。
太一は凄く強くなった、なと思ったしぐれは満足気に頷く。全力を出した梁山泊の師匠達全員と組手をしても全く疲れていない古賀の体力も超人級と言えるだろう。再び組手を始めた梁山泊の師匠達と古賀は、幾度も組手を続けていった。超人級である古賀との組手で更に腕を上げていった梁山泊の師匠達。実力が上がった梁山泊の師匠達は古賀に感謝する。
梁山泊の師匠達との組手を終えてから技の鍛練を始めた古賀は、今まで学んできた技の数々を繰り出していく。空を切る鋭い技は直撃すればただでは済まない技ばかりであった。蹴り技を連続で放つ古賀から発生した暴風が梁山泊に吹き荒れるのを眺めていたしぐれ。太一は毎日真面目だ、なと言ってきたしぐれに、鍛練は欠かさないようにしていますからねと言った古賀。
そろそろ武器の鍛練もしようかと思ってるんですけどお願いしてもいいですかしぐれさんと古賀は言う。いい、よと言って笑ったしぐれに、ありがとうございますと古賀は笑顔で言った。部屋から武器を持ってきた古賀と武器を打ち合わせるしぐれ。武器使いとしての腕前もかなりのものとなっている古賀は、自由自在に武器を振るう。
武器と一つになる境地を見せるしぐれに、同じく武器と一つになる境地へと辿り着いた古賀も披露する。以前は一瞬だけしか武器と一つになれなかった古賀だが、今ではそれなりの時間でも一つになっていられるようだ。太一もこれで武器使いとして一人前と言えるようになった、なと言って嬉しそうな顔をしたしぐれ。
太一には香坂流の最終奥義を見せておこ、うと言いながらしぐれは刀とトンファーを構えた。香坂流最終奥義!総刃共練斬!としぐれが言い放つ。武器と己を一つにする境地、心刃合練斬の更に上をいく、敵の武器までを己の一部とする境地を披露したしぐれ。技撃軌道戦の更に上であり、次の動きが幻影として現れている武影が古賀には見える。
凄まじい技を見た古賀は武器の扱いではまだまだしぐれさんには敵わないなと考えた。いずれは太一にもできるようになってもらう、よと言ったしぐれに、そう簡単にはできそうにはないですねと言う古賀。太一ならきっとできる、よと言ってきたしぐれ。頑張りますと言った古賀は武器の鍛練に励む。
就寝時間ギリギリまで武器の鍛練をしていた古賀に、寝る時間にはしっかりと寝、ろとしぐれが忠告する。部屋に戻った古賀は数種類の武器を置いて、たたんでいた布団をしくと横になった。長老は今頃二天閻羅王と戦っているんだろうなと考えた古賀は、無敵超人が無事に帰ってくることを願う。
八煌断罪刃もいずれは現れるのは間違いないからな、日々欠かさず鍛練して気を引き締めていこうと思った古賀。それから眠りに入った古賀は朝までぐっすり眠っていたようだ。早朝になり目が覚めた古賀の鍛練は朝から始まる。朝の早い時間から走り込みに行った古賀がこれまで以上の距離を今まで以上の速度で走りきって梁山泊に帰ってきた。
朝の鍛練を終えて温泉に入った古賀は汗を洗い流してさっぱりしてから朝食を食べにいく。食卓で朝ごはんを食べた古賀の次の行動は、弁当とお菓子作りであるようだ。作り終えた弁当を弁当箱に詰め、お菓子を袋に入れた古賀は鞄にそれをしまうと高校まで走って向かう。
到着した高校で自分の席に座った古賀が鞄から取り出した教科書とノートを机にしまっていると近付いてきた3人。武田とヴァルキリーに宇喜田の新白連合に所属する面々。新白連合での対武器の鍛練は好評だったみたいじゃなーいと言った武田。全員間違いなく腕が上がったって言ってたねとヴァルキリーは言う。
やっぱり俺の師匠である古賀の指導力は凄いと思ったぜ、俺も遂に準達人級に1人で勝てるようになったしなと言った宇喜田に、諦めずに宇喜田先輩が鍛練を続けた成果ですよと言う古賀。和やかに武術に関する会話を続けていく4人。穏やかな日常の一幕を大切なものだと思っている古賀は、戦争を巻き起こす久遠の落日は確実に阻止しなければと決意していた。