ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
日々鍛練を積み重ねていく梁山泊の内弟子達と古賀の弟子は、今日も過酷な鍛練を続けていく。秋雨が作成した鍛練器具を用いて鍛練していった兼一と宇喜田。悲痛な悲鳴を上げる2人の声を聞きながら黙々と鍛練をする古賀。相変わらず岬越寺師匠の鍛練器具は凄いできだなと思いながら古賀は鍛練していた。
過酷な鍛練を終えた後はそれぞれの師匠を相手にした組手の時間となる。兼一は梁山泊の師匠達と宇喜田は古賀との組手となり、始まった激しい組手は妙手の弟子達を鍛え上げていく。達人寄りの妙手となった兼一と宇喜田に、師匠として色々と教えていく梁山泊の師匠達と古賀。
手加減して兼一の相手をする梁山泊の師匠達は、宇喜田よりも少し上になるように実力を抑えた古賀を見て、古賀の手加減が本当に上手だと思っていたようだ。少し上の実力を相手に組手をする宇喜田は徐々に腕を上げていた。動のタイプの武術家として進歩を続けている宇喜田は、相手の強さに呼応して実力が上がっていく。
組手を終えた兼一はボロボロになっていたが、美羽から手当てを受けるので幸せそうな顔をしていた兼一。羨ましそうに俺もキサラに手当てされてえなと声に出して言っていた宇喜田は、だいぶ打たれ強い兼一よりも頑丈になっているのでヴァルキリーに手当てされる機会などおそらくないだろう。
足手まといにならないように、ヴァルキリーを守る為に今まで強くなってきた宇喜田。守るべき存在よりも強くなったことは誇らしいことなのだろうが、好きな相手に労られる機会がなくなったことは悲しいことなのかもしれない。宇喜田はそれにはまだ気付いていないようだが、師匠である古賀は気付いているみたいだ。
強く生きて下さいね宇喜田先輩と言った古賀に、突然どうしたんだ古賀と困惑する宇喜田。ヴァルキリーに優しく手当てされる機会が強くなって頑丈にもなった宇喜田には来ないであろうことを悟った古賀は、宇喜田の願いがどう考えても叶わないだろうと思ったらしい。
再び鍛練の時間となった3人は、地蔵を背負い始める。4体の地蔵を背負ったまま秋雨の指示通りに動いていく兼一。5体の地蔵を背負って両手に一つずつ地蔵を持った宇喜田は、秋雨考案で弟子である古賀に受け継がれた筋力鍛練法を行なっていく。両手に一つずつ地蔵の頭部を掴んで筋力鍛練を行う宇喜田。
100体の地蔵を背負った古賀は超人級の身体能力で激しい鍛練を行う。常人には真似できない過酷過ぎる鍛練をしていった古賀を見ていた宇喜田が、俺の師匠は本当に人間なのか疑いたくなるぜと思っていたようだ。超人級に到達した古賀には並の鍛練では負荷にならない。
今の古賀にも鍛練になる凄まじい動きを妙手である兼一や宇喜田が無理に真似すれば確実に身体を壊してしまうだろう。だから古賀は事前に真似をしないようにと言っているが、そもそも真似できねえよと宇喜田は古賀に言葉を返す。とりあえずできる範囲で頑張ってもらおうと考える古賀。
数体の地蔵を背負うことにも慣れてきた兼一と宇喜田にも負荷になるように地蔵の数を増やそうかと考えている秋雨と古賀は、まずは地蔵を1体増やしてみようと決めていた。次回から兼一は5体、宇喜田は6体の地蔵を背負うことになりそうだ。こうして弟子達の鍛練は日々過酷になっていく。
今日の鍛練を終えた宇喜田が梁山泊の重い門を軽々と開けて出ていくのを古賀が追いかける。古賀が予想していた通りに闇からの襲撃があった宇喜田の帰り道。闇の武器組の達人達とその弟子達が襲い来る姿を見て、闇の襲撃に完全に慣れていた宇喜田は、ほんの少しも慌てることなく臨戦体勢になった。
闇の武器組の達人達を素早く叩き込んだ拳の一撃で倒していく古賀。闇の武器組の達人の弟子達を相手に戦っていく宇喜田は、古賀から学んだ対武器の戦い方で危うげなく武器を持った敵を倒していく。槍で突いてきた闇の武器組の弟子を、槍を掴んで槍ごと投げて失神させる宇喜田。
刀を振り下ろしてきた相手に、刀身の側面に強烈な当て身を当てた宇喜田は、体勢を崩させて間合いを詰めると投げ飛ばす。鎖鎌を使ってきた敵を鎖を掴んで力付くで引き寄せて宇喜田は背負って投げる。弓から矢を放ってきた闇の武器組の弟子に、放たれた矢を掴みながら接近した宇喜田は当て身を叩き込んで体勢を崩させると接近して絞め技で絞め落としていく。
戦いを終えた宇喜田と古賀は闇の武器組の達人達と弟子達を道の端に寄せると、へし折った武器も一ヶ所に束ねておいた。時間が経てば闇の回収部隊が全てを片付けていくだろう。武器に襲われても冷静に対処できるようになっちまったなと言い出した宇喜田に、対武器の鍛練が無駄になっていないようでなによりですよと言う古賀。
自宅に帰っていく宇喜田を最後まで見送った古賀は梁山泊に戻って鍛練をしていくようだ。過酷な鍛練をしている梁山泊の内弟子達は今日も就寝時間ギリギリまで鍛練をする。寝る前に一度古賀と組手をするように梁山泊の師匠達に言われた兼一が古賀の元に来た。夜に道場で始まった古賀と兼一の組手を観戦する梁山泊の師匠達。
スロースターターな兼一が全力を出せるように組手を長引かせた古賀は、身体が暖まってきた兼一が放つ無拍子を無拍子で迎撃していく。今の兼一よりも少し上になるようにとてつもなく実力を抑えた古賀が放つ攻撃を築き上げた制空圏で兼一は受け流す。古賀から連続で繰り出される蹴りを危険だと判断して発動した流水制空圏で避けていく兼一。
組手の最中に強くなっていく兼一に合わせて徐々に実力を開放していく古賀。常に兼一よりも少し上の実力をキープする古賀は、今の兼一の実力を兼一より知っていた。組手はそれからも続いていき、兼一の流水制空圏を柔術の組み技で破る古賀は兼一を投げて畳に叩きつける。受け身をとった兼一に絞め技を繰り出そうとする古賀に、素早く逃げた兼一は距離をとっていく。
古賀の制空圏を破ることができない兼一は、孤塁抜きを繰り出そうとするが蹴りを叩き込もうとした瞬間に避けられてしまう。完全に動きを先読みされた兼一に、今度は古賀の蹴りが叩き込まれて吹き飛んだ兼一。畳を転がってイーサンやコーキン以上の凄い蹴りだったと感じる兼一は、立ち上がって再び古賀に接近する。
兼一が放つ双纏手を受け止めた古賀は、山突きを繰り出して兼一の顔面と鳩尾に拳を打ち込む。続けてカウ・ロイを放つ古賀に、それを素早く避けた兼一。腹部に打ち込む烏牛擺頭から流れるように足を掴んで投げる朽木倒しに繋げた古賀。投げられながら最強コンボ1号はボクの必殺技なのに、古賀先輩が使うとボクよりも完成度が高いと考えた兼一は悔しいと思ったようだ。
就寝時間が迫っていたので、そこまでと梁山泊の師匠達に言われて止められた組手。まだ組手をやれる体力は2人ともあったが、貴重な睡眠の時間は無駄にしてはいけないと判断した梁山泊の師匠達の指示に従う2人。部屋に戻って静かに眠る梁山泊の内弟子達。早朝に起きて鍛練を始める古賀と兼一は、基礎の鍛練を疎かにすることなく行う。
日々積み重ねた基礎鍛練が古賀と兼一の強靭な足腰を作り上げたのは間違いない。武術家としての基礎が足と腰である梁山泊の内弟子達は、強烈な蹴り技を持っている。特に超人級である古賀の蹴りは、まともに当たれば超人級だろうと確実にダメージを受ける凄まじいものなっていた。
朝の鍛練を終えた古賀は朝食を食べると弁当とお菓子を作ってから高校へと向かう。高校で授業を受けてから昼休みとなったところで古賀は弁当箱とお菓子を持って屋上に行く。現れたレイチェルと弁当を食べさせあった古賀は、食後にお菓子を提供して感想を聞いてみる。美味しかったと好評ではあったので問題はないようだと判断した古賀。
久遠の落日とやらが近付いているようねと言い出したレイチェルに、穏やかな日々を崩すようなことはさせないよと古賀は言った。私も太一と過ごす日々は嫌いじゃないけど、一影九拳や八煌断罪刃にもやる気になってる人達がいるからYOMI1人じゃ止められそうにないわと言うレイチェル。
レイチェルが無理をしなくていいさ、止めるのは俺と師匠達の役割だよと言って笑った古賀に、期待してるわよ太一、久遠の落日が成功したらこうして太一と一緒にお昼が食べられなくなるわ、それは嫌よとレイチェルは言った。本心で言っていることがわかった古賀は、約束するよ、俺と師匠達は負けないってねと言いながら立ち上がる。
屋上を後にする古賀の背中に手を振るレイチェルは、必ず勝ってね太一と言っていたがその言葉は古賀に届いていたようだ。負けられない理由が、また一つ増えたかなと考えて闘志をみなぎらせる古賀は、高校が終わって梁山泊に戻ってから凄まじい鍛練を積み重ねていく。
6体の地蔵を背負うことになった宇喜田は、相変わらず地蔵が重いぜと思いながら古賀の指示する通りに鍛練をしていった。5体の地蔵を背負った兼一がぐおおおっ!と苦しそうに声を漏らしながら秋雨の指示通りに動いていくが、秋雨に動きが遅いぞ兼一くんと指摘される。
100体の地蔵を背負った状態で普通に動ける古賀は宇喜田や兼一と距離をおいて鍛練をしていたが、離れて見ていても古賀の鍛練の異常さはよくわかったらしい。俺の背負ってる地蔵の10倍以上を背負って平然としてるとか、俺の師匠は本当にとんでもねえなと思った宇喜田。
兼一も古賀を見て超人級の鍛練はとても真似できないなと考えたようだ。地蔵を使った鍛練を終えた3人は、組手をすることになり、兼一は宇喜田と古賀は梁山泊の師匠達と組手をすることになる。兼一と宇喜田の組手は、今の兼一よりも実力が少し上である宇喜田が有利な戦いとなっていた。
動の気を開放した宇喜田の猛攻を流水制空圏でなんとか捌いていく兼一。荒々しい動の気を完全に乗りこなしている宇喜田が更に攻めていくと捌ききれなくなった兼一が当て身からの投げを喰らう。投げられながらも受け身をとった兼一に絞め技を繰り出そうとした宇喜田から一旦逃げた兼一は、冷静に無拍子を繰り出す。
全力の無拍子が宇喜田に直撃するが普通に耐えきった宇喜田に、今度は孤塁抜きを兼一が放つ。強靭な足腰から放たれる強烈な蹴り技が宇喜田に叩き込まれたが、それでも倒れない宇喜田はとてつもなく打たれ強くなっている。動の気を開放した宇喜田の打たれ強さは並の達人以上になっていた。
コーキン以上に打たれ強いのか宇喜田さんはと考えた兼一は、ならば倒れるまで打ち続けてみせると気合いを入れて挑む。最強コンボを1号から3号まで叩き込み、蹴り技を片っ端から放っていく兼一。その全てを受けきった宇喜田が繰り出す受け身が効かない投げを喰らった兼一は、受け身をしたのにダメージがきた、なんて投げだと思ったようだ。
古賀と梁山泊の師匠達の組手は、弟子達よりも数段激しいものとなったらしい。全力の特A級の達人を相手に戦っていく古賀には余裕があったが油断はしなかった。梁山泊の師匠達の実力を引き上げていく古賀。長く続いた組手を終えた梁山泊の師匠達と内弟子達に古賀の弟子。
宇喜田が自宅に帰ってからも鍛練をする梁山泊の内弟子達。日々の鍛練を止めることはない内弟子達は、積み重ねた鍛練で実力を上げていく。鍛練を終えた古賀と兼一は2人で温泉に向かっていった。温泉に浸かりながら会話をしていく2人は、色々な話題を出して笑う。
楽しそうな2人は鍛練での疲れを温泉で癒していたらしい。それで兼一は美羽ちゃんとの関係は進んだのかなと聞いた古賀に、うっ!それはそのと言う兼一は言いづらそうな顔をしている。言いたくないなら無理に言わなくてもいいけどと言った古賀は優しい顔をしていた。
て、手は握れましたと言ってきた兼一に、何もないなら、ないでいいんだよ兼一と優しく言い聞かせた古賀は微笑む。可哀想なものを見たかのように優しくしないで下さいよ!仕方ないでしょう長老が厳しいんだから!と言った兼一。まあ、間違いなく厳しそうだね長老はと古賀は頷く。
DオブDに優勝して美羽さんと交際する権利はOKもらったのに、手を握る以上は禁止とか辛すぎますよ、しかも美羽さんの夫になる為には長老を倒さないといけないしと項垂れた兼一。じゃあ今よりも強くならないといけないね兼一はと言う古賀に、それはそうなんですけど長老に勝てるようになるまで何年かかるんでしょうと兼一は頭を抱えた。
美羽ちゃんがおばあちゃんになる前には倒せるんじゃないかなと言った古賀。流石にそこまで美羽さんを待たせるわけにはいきませんと言って覚悟を決めた兼一は、ボクは強くなりますと決意する。まだ美羽ちゃんと交際もできてないのはどうするんだろう兼一はと思ったようだが古賀は声には出さない。
温泉から上がった梁山泊の内弟子2人は、部屋に戻って布団をしくと横になる。強くなろうと決意した兼一は、明日の鍛練について考えながら眠りにつく。古賀は明日の弁当とお菓子を何にしようかと考えて決めてから就寝した。朝になってやる気に満ち溢れた兼一が凄い勢いで鍛練をこなしていく姿を見ていた古賀は張り切ってるなと思ったようだ。
古賀も兼一に負けてられないなと過酷な鍛練に励んでいく。鍛練を終えた梁山泊の内弟子達は朝ごはんをしっかりと食べて栄養を補給する。弁当を手早く作り上げて弁当箱に詰め込んでいく古賀は次にお菓子を作ると袋に詰めていった。鞄に弁当箱と袋を入れて高校に向かって走り出した古賀。
高校に到着してから古賀に話しかけてきた武田が、今日も古賀くんは元気そうじゃなーいと言うと笑う。ええ、元気ですよ、武田先輩はどうですかと聞いた古賀に、ボクも元気さ、ただ身に付けてるギプスがちょっと前よりも太くてキツいかなとは思うけどねと答えた武田。
会話している古賀と武田に近寄ってきたヴァルキリーは、またギプスを着けてるのかい武田はと言って、師匠がいると色々と大変みたいだねと言った。3人で会話を続けていく古賀とヴァルキリーに武田へ宇喜田が近付いてくる。よう、どうしたんだよと話しかけてきた宇喜田に、ヴァルキリーが武田のギプスの話をしてたところさと言う。
そういや新島が新白連合で、また対武器の鍛練をやってほしいと古賀に伝えてくれって言ってたねと言ったヴァルキリーへ、別に構わないよ、また新白連合の本部に行けばいいのかなと聞いた古賀。それでいいと思うよ、やる気があるなら自然と集まるさとヴァルキリーは言い放つ。
高校でやることを終えた古賀は数種類の武器を袋に入れて持つと新白連合の本部に向かう。待っていた新白連合の隊長達を相手に武器を構えた古賀は武器を振るっていく。手甲で古賀の武器を受けていく新白連合の隊長達に、もう少し速くしても大丈夫そうだなと判断した古賀は速度を上げる。
速度を引き上げた古賀に着いていく新白連合の隊長達の実力が上がっていった。それを敏感に感じ取った新島は定期的に対武器の鍛練をやってもらおうと考えたようだ。新白連合が強くなることは悪いことじゃないと思った古賀も定期的に対武器の鍛練をやってもいいかもしれないと考えたらしい。
無敵超人が何の音沙汰もなしに1週間も帰ってこない状況に妙だと思った梁山泊の面々。そんな時に梁山泊へと駆け込んできた本巻警部。一影九拳の長である一影が公の場に姿を現す、それにともなって他のメンバー全ても一堂に会するらしいと言った本巻警部に、正確な情報かよと聞いた逆鬼。
どうやら一影九拳は政府の重要施設に現れるという情報を伝える本巻警部は、悔しそうに手を握りしめて警察には一影九拳の警備にあたるように命令が下っていると言う。政府自体がボクらの敵になったんですねと言った兼一に、そうとも言えんね、ビッグロックがまだ機能している、おそらく今がすべての改悪の過渡期なのだろうねと冷静に言って兼一を落ち着かせた馬剣星。
本当にすまない皆!と辛そうな顔で言う本巻警部に、へっ、気にすんなよ、おやっさん、おもしれえじゃねぇか、一影九拳の残り全員、ビッグロックにたたっこんでやらあ!と逆鬼が言い放つ。よーし、では諸君、ここは一つ、ごはんにしよう!と言った秋雨。梁山泊の全員で食卓を囲む中に混じっていた本巻警部。
食が進んでいない本巻警部は、わかっているのかね?明日我々警察隊は君達に銃を向けることになるのだよ?と言っていたが梁山泊の面々は気にせずに、じゃあ、なおさら食っとかねーとなと言うと豪快に逆鬼は笑う。フッそうですとも、我々は手ごわいですよと言った秋雨も笑っていた。