ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
人越拳神が一影の足止めをしている間に新島を担いだしぐれがミサイルのコントロールルームに到着する。陰陽極破抜き手を繰り出した人越拳神に対して虚実の技を放った一影。純粋な運試しは一影の勝利に終わり身体の自由を奪われた人越拳神。命を奪われることはなかった人越拳神だが、身体を動かすことはできない。
一影がしぐれ達を追おうとしたところで立ち塞がったジェームズ志場。急いでいるから手早く済ませようと言い出した一影に対して、我が輩はしつこいぞ!とジェームズ志場は言う。ジェームズ志場が繰り出す拳の数々を指二本で受け止めていく一影が放つ拳が叩き込まれて壁に叩きつけられたジェームズ志場は、それでも立ち上がり戦い続ける。
何度も立ち上がり続けたジェームズ志場の奮戦は確かに時間稼ぎとなり、ミサイルコントロールルームのコンピューターにウイルスを叩き込んだ新島によってミサイルの発射は食い止められたようだ。新島の様子が気になって戦いながら移動していた兼一と美羽。ミサイルコントロールルームの前まで到着した全員が見たのは一影と戦う岡本の姿だった。
暗鶚の血筋である女性2人を倒した美羽が岡本と一影の戦いを見ていくと、変装が剥がれた一影から穿彗という本当の顔が覗く。美羽の母を殺した穿彗に対して岡本の変装を剥がした風林寺砕牙が美羽に、母さんの仇をとらなければなと言って構えをとる。準超人級の一影2人による凄まじい戦いが始まり、余波が美羽や兼一と鍛冶摩里巳を襲う。
武器組のYOMIと戦っていく新白連合と無手組のYOMI。宇喜田が小太刀使いである武器組のYOMI2人を相手に圧倒していく。武田とヴァルキリーも武器組のYOMIを相手に戦っていきながら、増員された新手の断斬兵を倒す。フレイヤが杖で武器組のYOMIの大鎌使いを押しており、大鎌をいなして後頭部に杖を叩き込む。
立華凛の弟子が振るう武器を相手に接近したコーキンが、古式ムエタイであるムエボーランの技を叩き込んでいく。ヤン・エラワンという強烈な膝蹴りを繰り出したコーキンの膝が着込んだ鎧の胸部に直撃した立華凛の弟子。衝撃が確実に通ったようで大きく後退した立華凛の弟子に、頭部を肘と膝で挟み込んで首を折りにいく技のハック・コー・エラワンを放つコーキン。
師である殲滅の拳士より学んだ技を繰り出していくボリス。保科乃羅姫の弟子が振るう薙刀を潜り抜けて接近して投げを放ち、組み技を披露するボリスは静のタイプの武術家として冷静に戦っていく。コマンドサンボの使い手のボリスが使っていく技の数々は練り上げられていた。
師がいない時も鍛練を怠ることはなかったボリスの技は、兼一と戦った頃よりも鍛え上げられている。コマンドサンボの技を連続で喰らった保科乃羅姫の弟子が倒れ込んで動かなくなり、あまりのダメージで気絶をしていたようだ。追加で現れる断斬兵達を投げで倒していった櫛灘千影。
マーマデュークの弟子が振り下ろしたハルバードの軌道を逸らした千影は、ハルバードを掴むと投げを連続で放っていく。頑丈な鎧を着ていても中にまで衝撃が通る強烈な投げを連続で繰り出されたマーマデュークの弟子が、気を失うのは時間の問題だろう。相手の重心を見切る目を持っている千影にとって弟子クラスを投げることなど容易いことだ。
エーデルトラフトの弟子が振るう剣を避けていくボルックスが接近し、素早く経穴を突いて剣を持てないような状態にしてからマハーシヴァキックを繰り出して直撃させる。マラカンブという棒に足を絡ませて身体を持ち上げるという鍛練で鍛え上げられたカラリパヤットの蹴りは威力が凄まじく、エーデルトラフトの弟子を一撃で気絶させる威力があった。
ミルドレッドの弟子が弓から放つ矢を全て掴み取って接近したカストルが師匠の笑う鋼拳から学んだルチャ・リブレを連続で繰り出していく。空中戦が多いルチャの派手な技を華麗に披露していったカストル。新白連合や無手組のYOMIをオーディエンスとして技を見せていくカストルは大技を連続で放つ。
カストルが繰り出していくルチャの技を喰らっていたミルドレッドの弟子は、見た目だけの技かと思っていたら意外と効くと思ったようだ。笑う鋼拳によって見た目だけではなく威力も伴う技になっていたルチャ・リブレを教わっていたカストルは、鍛練を積み重ねて以前馬連華と戦った時とは比べ物にならないほど強くなっていた。
絶好調であるカストルによって数多のルチャの技を叩き込まれたミルドレッドの弟子。弓を破壊されて矢も全てへし折られたミルドレッドの弟子は、度重なるダメージで意識を保つのにも限界がきていたらしい。そんなミルドレッドの弟子の背後に回り込んだカストルが腹部に腕をまわして掴み、持ち上げると背後に倒れ込んでカストルスープレックスを繰り出す。
ミルドレッドの弟子の頭が地面に埋まるほどの威力があったカストルスープレックスは、ミルドレッドの弟子の意識を失わせていたようだ。完全に頭が地面に埋まったミルドレッドの弟子を地面から引き抜いてやったカストル。此方の戦況はだいぶ有利になってきているけど太一の方はどうなっているのかしらと内心で考えたカストルは、次々と現れる断斬兵にラリアットを叩き込んでいく。
ミハイの弟子の大鎌使いを相手に、大鎌の刃を両手で挟んで受け止めた叶翔。抜き手を受け止めた兼一のことを思い出して、今度は負けないぜと思いながら櫛灘流柔術の投げを繰り出してから緒方流の脳天地獄蹴りを叶翔は放つ。脳天を蹴りあげられたミハイの弟子は、師匠に似て打たれ強いのかそれでも立ち上がってきた。
まだ立つのか、それならこれでどうかなと言い出した叶翔が披露するのは一影九拳全員に教えを受けた一なる継承者である叶翔だからこそ使える技、九撃一殺。それぞれの一影九拳から学んだ技を連続で繰り出していくこの技は、全く種類の違う技を組み合わせることが可能であり毎回技を変えることができる技だ。
笑う鋼拳のルチャ・リブレの技から始まり、続いて拳聖の緒方流古武術、殲滅の拳士のコマンドサンボ、拳魔邪神のプンチャック・シラット、妖拳の女宿の櫛灘流柔術、拳豪鬼神の中国拳法、拳を秘めたブラフマンのカラリパヤット、拳帝肘皇の古式ムエタイ、人越拳神の空手、そして一影の風林寺家の我流に暗鶚の技、それら全ての技を組み合わせて放った叶翔。
以前DオブD決勝戦で兼一と戦った時とは比べ物にならないほどに腕を上げていた叶翔の九撃一殺を喰らって流石に意識を失って倒れ込んだミハイの弟子。ミハイの弟子から大鎌を奪うと刃を折り曲げて壊しておいた叶翔は、先に行った美羽は無事かなと考えていたようだ。
断斬兵達を相手に関節技を繰り出して四肢の関節を外し、完全に無力化していったルグがバーサーカーに、貴方は戦わないんですかバーサーカーと問いかける。俺の相手がそろそろ来そうだから待ってるところだと答えたバーサーカーが目線を向けたところから現れた闇の武器組の達人達。
現れた闇の武器組の達人2人を相手に戦いを挑んでいくバーサーカーは、悪いが俺は2人で手一杯だ、後の2人は新白連合と力を合わせてなんとかしてくれと言いながら戦っていった。2人残った闇の武器組の達人を相手に現れた馬連華達が新白連合をまとめて1人を相手にする。
もう1人の達人を相手に戦う為に以前の遊園地の時には立てるようになっていたオーディンが、アタランテとハーミットに手を貸すように言う。戦況が一気に闇の陣営に傾いた中で宇喜田は、來濠征太郎の弟子である2人を相手に戦っていく。指示を下して統率することができる來濠征太郎の弟子を宇喜田が食い止めていたことから、闇の武器組のYOMIを各個撃破することができていた。
古賀の弟子となってから鍛え上げられてきた宇喜田は來濠征太郎の弟子2人を相手に圧倒することができるようになっている。振るわれる小太刀を手甲で受け流していく宇喜田は流麗な柔術の動きで接近して当て身を直撃させると、受け身が効かない強烈な投げを連続で放つ。
古賀は岬越寺秋雨から学んだ岬越寺流柔術を弟子である宇喜田に教え込んでおり、かなり達人寄りの妙手となっている宇喜田は弟子でありながらも段違いの実力を発揮して岬越寺流柔術を披露していく。師匠の古賀から教わった数多の技を使っていった宇喜田。來濠征太郎の弟子2人に受け身をとらせずに投げる宇喜田は、弟子の中でバーサーカーの次ぐらいにまで強くなっていたようだ。
日々の過酷な鍛練は宇喜田を裏切らず闇の武器組のYOMIである2人を相手に有利に戦えている。迫り来る二刀の小太刀を左右の手に装着している手甲で受け止めた宇喜田は、素早く小太刀を掴むと相手の重心を把握して投げを放ち、地面に來濠征太郎の弟子達を容赦なく叩きつけていった。
無手の体術に近い身のこなしをする小太刀使いである來濠征太郎の弟子2人。打たれ強さもそれなりにある2人だが、宇喜田の強烈な投げが効いていたようだ。先ほどよりも確実に動きが鈍くなっている2人に勝機を見出だした宇喜田は果敢に攻めていく。岬越寺流柔術の技で2人の腕関節を外した宇喜田は小太刀を手放させる。
服の襟を使った締め技で確実に來濠征太郎の弟子2人を締め落とした宇喜田は小太刀をへし折っておいた。気絶させて武器も破壊して完全に來濠征太郎の弟子2人を無力化した宇喜田は、闇の武器組の達人と戦う新白連合と馬連華達に加わったらしい。かなり達人寄りの妙手である宇喜田が加わって戦況が有利になった戦いは、新白連合と馬連華達に天秤が傾く。
静動轟一を発動したオーディンを中心として闇の武器組の達人と戦うアタランテとハーミット。静動轟一に磨きをかけて発動時間を増やしたオーディンが、静動轟一で跳ね上がった実力で闇の武器組の達人と戦闘をしていった。スピードで撹乱するアタランテと堅実に中国拳法を叩き込んでいくハーミットに気をとられた闇の武器組の達人にオーディンのグングニルが放たれる。
グングニルとは相手の防御をすり抜ける必中の連続掌底突きであり、闇の達人の攻撃のリズムをオーディンが完全に見切ったことを現す。勝負は見えてきたと判断するオーディンが更に猛烈に攻めていく。アタランテとハーミットもその流れに乗って闇の武器組の達人に技を連続で放つ。
バーサーカーの相手をする闇の武器組の達人2人は、かつて古賀に倒された闇の達人であり、古賀への恨みを晴らそうと弟子である宇喜田を狙って現れたがバーサーカーにそれは阻止される。バーサーカーと戦いながら闇の武器組の達人は、貴様も古賀には敗れているはずだ悔しいとは思わんのか!弟子を殺して恨みを晴らしたいとは思わんのか!と言ってきたがバーサーカーは鼻で笑う。
確かに古賀に負けて悔しいって気持ちがあるのは認めよう、だがそれでも弟子を狙うのは間違っていると俺にだってわかる、あんたらと俺を一緒にしないでもらいたいぜ、俺は古賀と対等な勝負ができるようにならないといけないんでな、強くなる為に限界を超えさせてもらうぜとバーサーカーは言い放った。
バーサクモードという動の気を開放する技を使ったバーサーカーの動きが凄まじいものになっていく。共に実力としてはA級の同格で2対1であり、間違いなく有利なはずでなのに押されていく闇の武器組の達人。限界を超えたバーサーカーが準特A級の領域に足を踏み入れかけていたことが原因だろう。
加えて我流で無形であるバーサーカーの攻撃は変幻自在であり、物凄く避けづらいことも理由の1つとなる。右拳の突きだと思っていた攻撃がいつの間にか左肘打ちに変化していたりもして、まともに喰らってしまう闇の武器組の達人。バーサーカーの攻撃を避けきれずに直撃する度に痛んでいく闇の達人達の身体。
闇の武器組の達人2人を圧倒していくバーサーカーは止まらない。より鋭く力強くなっていくバーサーカーの数多の攻撃。全く型にはまっていない自由な我流の攻撃を繰り出していくバーサーカーの激しい攻めは続いていく。俺はもっと強くなってみせると決意しているバーサーカーは間違いなく強くなっていた。
闇の武器組の達人が振るう武器の前で右から左に頭を往復させたバーサーカーは、凄まじい変化を見せる蹴りを放つ。躱しきれずに命中した蹴りの威力は凄まじいものでまさしく達人の蹴りである。武術の素人でありながらA級の達人にまでなったバーサーカーは、A級の殻を破って準特A級となりかけていたようだ。
櫛灘美雲と戦っている真っ最中である古賀を見ている特A級の達人達は、超人級すらも超えた凄まじい戦いを繰り広げていく2人を武人として見守る。静動轟一を発動している櫛灘美雲が連続で突き出す手刀を流水制空圏で捌いていく古賀。超人級の更に先に到達している古賀と静動轟一で一時的にその領域に至っている櫛灘美雲。
互角の戦いを続けていく櫛灘美雲と古賀は、周囲の地形を完全に変えていきながら戦う。凄まじい戦いで荒れ狂う暴風が巻き起こり、戦いを見守っていた特A級の達人達の衣服が大きくはためいた。攻め込んだ古賀が放つ拳が流れるように櫛灘美雲に叩き込まれて、櫛灘美雲が繰り出した手刀突きが古賀に突き刺さっていく。
古賀の強靭な胸板に僅かに刺さった櫛灘美雲の指先は、これ以上進まずに筋肉に締め上げられて抜けなくなっていた。その隙を逃さずに中段廻し蹴りを放つ古賀によって腹部に直撃した蹴りは櫛灘美雲に重大なダメージを与えたようだ。これ以上古賀の蹴りを喰らってしまう前になんとか手を引き抜いた櫛灘美雲。
わざと手刀を流水制空圏で受け流さずに身体で受け止めて隙を作った古賀は、より大きなダメージを櫛灘美雲に与えることに成功したらしい。戦いはそれでも終わらずに、櫛灘美雲が気当たりを用いた投げを放っていく。凄まじい数の気当たりによる分身を披露した櫛灘美雲は古賀を連続で投げるが、特別製の身体を持っていてとてつもなく打たれ強い古賀は立ち上がり続ける。
今度は逆に櫛灘美雲を投げていく古賀によって幾度も投げられていった櫛灘美雲。受け身が効かない投げで地面に叩きつけられていく櫛灘美雲は、ガキにしては憎らしいほどにやりおるのうと考えて立ち上がった。間合いを詰めた櫛灘美雲が首を狙って鋭い手刀突きを放ってきたところで、瞬時に発動した流水制空圏で古賀は攻撃を躱す。
致命傷となりえる攻撃は必ず回避する古賀は櫛灘美雲に大技を繰り出させる隙を与えずに攻めていく。古賀のとてつもない速度の入り身から放たれた尋常ではない速さの当て身。それを受け止めた櫛灘美雲が残像を残しながら古賀の腕を掴んで投げると地面に叩きつけられた古賀から衝撃波が発生する。
それだけ凄まじい威力の投げを喰らいながら平然と立ち上がる古賀に、始末するには手間がかかりそうじゃなと呆れたような顔で櫛灘美雲は言う。やはり消せる者から消しておくとするかのうと言い出した櫛灘美雲が、戦いを見守る特A級の達人達の元へ向かおうとしたところで強引に止めた古賀。
行かせませんよおばあちゃんと言って櫛灘美雲の動きを止めた古賀は、岬越寺、輪廻煉獄手鞠という技を繰り出した。相手を手鞠をつくように地面にバウンドさせながら叩きつけて何度も跳ねさせていき、最終的には地面に叩きつけて終わらせるという技。地面から立ち上がってわしは手鞠かえ、酷い男じゃのうと言った櫛灘美雲。
まだまだ元気そうな櫛灘美雲へとムエタイの技であるバー・クワン・サバッド・ナーを古賀は放つ。回転しながら連続で肘を振り下ろしていく技であり、櫛灘美雲に古賀の肘が連続で叩き込まれていく。肘を受け止めた櫛灘美雲が繰り出す螺旋状に回転を加えた強烈な投げが古賀を地面に深々と突き立てる。
素早く地面から抜け出した古賀に櫛灘美雲の当て身が直撃した。凄まじい威力の当て身に額から血を流した古賀は、流れる血も気にせずに両手を使って山突きを放つ。櫛灘美雲の顔面と鳩尾に容赦なく叩き込まれた両手突き。続けてムエタイの飛び膝蹴りであるカウ・ロイが放たれて櫛灘美雲の顔面に膝が打ち込まれていく。
更に鳥牛擺頭を繰り出した古賀は櫛灘美雲の腹部に頭部を叩きつける。最後は朽木倒しで足を掴んで投げた古賀は、兼一の最強コンボ1号を櫛灘美雲に披露したようだ。今まで梁山泊で学んできたこと全てを繰り出していった古賀。確実に櫛灘美雲を追い詰めていた古賀は、微塵も油断することはない。
多彩な櫛灘流の技を連続で放ってくる櫛灘美雲に対して跳躍した状態で頭上から風林寺押し一手を繰り出した古賀は、地面に叩きつけられた櫛灘美雲の背後に巨大な掌の跡を残す。風林寺の技まで扱えるとは、なんとも面倒な奴じゃなと言って静の極みの技を発動させた櫛灘美雲。
流水制空圏を使った古賀と技撃軌道戦以上の読み合いを続けていた櫛灘美雲は、迷いなく距離を詰めて古賀の腕を掴む。腕を掴まれた状態で繰り出す投げ技である岬越寺無限生成回帰を披露した古賀によって投げられる櫛灘美雲は地面に叩きつけられた。それでも瞬時に反応して1回投げられただけで手を離した櫛灘美雲は流石と言えるだろう。
数え抜き手を放っていく古賀に対して避けることを選択した櫛灘美雲を追いかけて追い詰めていく。四本から指の本数を一本ずつ減らしていく数え抜き手を披露していった古賀。最後の一本抜き手で櫛灘美雲の防御を完全に貫いた古賀は、隙ができた櫛灘美雲の静動轟一を外部から静めて流水無拍子を繰り出す。
空手、柔術、ムエタイ、中国拳法、4つの武術の要訣を1つにまとめた突きに、突きを打ち込んだ相手の体内を気で癒す効果まで加えたものが流水無拍子。櫛灘美雲の腹部に叩き込まれた流水無拍子によって、静動轟一で破壊されていた櫛灘美雲の体内が癒されていった。
それでもまだじゃ!と古賀に襲いかかる櫛灘美雲へと手加減した孤塁抜きを繰り出した古賀。凄まじい威力を持つ古賀の孤塁抜き。櫛灘美雲の孤塁の防御をぶち抜いて蹴り抜いた古賀は、一撃で櫛灘美雲を気絶させていた。こうして長く続いた古賀の戦いが終わったようだ。
鍛冶摩里巳との戦いの中で気の掌握を体得した兼一は達人級となり、塊・鎬断を繰り出した鍛冶摩里巳の気を己の身体を貫通させて後ろに逃す。鍛冶摩里巳がそれに驚いている隙に流水無拍子を放って鎬断でズタズタになっていた鍛冶摩里巳の気の流れを癒した兼一。活人拳か、完敗だと兼一に対して敗北を認めて気を失った鍛冶摩里巳。
互いに深い傷を負った風林寺砕牙と穿彗の戦いが一時的に中断されたところで穿彗が持っていたミサイルの直接起動スイッチを奪い取っていた風林寺砕牙がそれを見せつける。直接起動スイッチを奪い返そうと動いた穿彗が負っていた傷の深さはかなりのものであり、無理に身体を動かし過ぎて絶命してしまう。
ミサイルの直接起動スイッチはしぐれによって切り刻まれて起動が二度とできなくなった。こうして闇が計画した久遠の落日は失敗に終わったようだ。到着した無敵超人が、わしがいなくとも皆がいれば久遠の落日は防げたようじゃな、若人達の成長は素晴らしいのうと嬉しそうに言って髭を弄る。
新白連合と馬連華達は闇の武器組の達人を連携して1人倒しており、オーディン達も限界を超えた戦いを続けていたらしい。スピードが更に上がったアタランテが披露した緒方流八方啄木鳥烈脚とハーミットが繰り出した剛兇叉が闇の達人に打ち込まれていき、オーディンが放つ静動陰陽太極が最後に叩き込まれて闇の武器組の達人を倒す。
弟子の中でも特に実力が高い3人で闇の武器組の達人を1人倒したオーディン達。闇の達人を2人相手にしていたバーサーカーはどうなったと考えたオーディンが見たのは、優勢に戦うバーサーカーの姿だった。1人で戦っていたバーサーカーは更なる領域へと進み、A級である闇の武器組の達人2人を圧倒していく準特A級に到達する。
戦いの最中に成長したバーサーカーに敵うことがなくなった闇の武器組の達人達は、ミサイルが発射されないことで闇の陣営の敗北を悟りながらも止まることはない。バーサーカーが放った変化していく突きをまともに喰らった闇の武器組の達人2人は意識を失いそうになりながらも抗うが、続けて踵落としを繰り出したバーサーカーによって完全に意識が飛ぶ。
敗けることなく勝ったバーサーカーは、空を見上げて古賀はまだまだ遠いぜと考えながらガムを取り出して噛み始めていた。今回は久遠の落日を成功させることができなかった闇の陣営の敗北であり、活人拳の勝利となる。倒された八煌断罪刃と拳聖に櫛灘美雲は連合部隊に引き渡されてビッグロック送りとなったようだ。
鍛冶摩里巳との限界を超えた激しい戦いの中で遂に達人級へと到達した兼一。一時的なものではなくしっかりと気の掌握を体得した兼一は達人級となり、まだ妙手である美羽の実力を遥かに超えることができていた。美羽に守られるのではなく美羽を守れるようになったと兼一は喜ぶ。
それでもまだ達人級に到達したばかりで立派な達人とは言えない実力ではあるので、兼一の修行の日々に終わりはない。かつて達人級に至った古賀に使われていた弟子クラスには使えない鍛練器具が全力で稼働して兼一に負荷を与えていく。達人級に辿り着いていようと兼一は、いつものように悲鳴を上げる。
鍛練器具による鍛練が終われば梁山泊の師匠達との組手が兼一を待つ。達人級になった兼一を相手にした逆鬼が、遂に兼一も達人級になりやがったかと感慨深くなっていたが手を緩めることはない逆鬼。逆鬼の正拳突きが兼一に叩き込まれて吹き飛んだ兼一が壁に叩きつけられた。
本当にボクは達人になったんですかね逆鬼師匠と不安になった兼一が聞いてきたが、確かに達人にはなってるがまだまだ入り口から入ってきたばかりだからな、俺達と実力に差があって当然だぜと答えた逆鬼は笑う。長老に勝てる日はいつになるのかと落ち込んだ兼一の肩を叩いた逆鬼が、いずれじじいにも勝てるようにしてやるから安心しなと言ってから、組手を続けるぜ兼一と言い出す。
構えをとった兼一が、行きますよ逆鬼師匠と言うといきなり無拍子を放つ。無拍子を受け止めた逆鬼は、最初は何回かに1回しか出せなかったこの突きを普通に繰り出せるようになったのは成長と言えるんじゃねぇかなと思ったらしい。弟子の成長が嬉しいようで思わず笑みが溢れる逆鬼は組手を続けていく。
逆鬼の中段前蹴りが兼一に直撃して、あまりの威力に兼一は倒れ込む。今日はこの辺にしとくかと言い出した逆鬼。組手が終わっても倒れたままの兼一に駆け寄る美羽。兼一を心配して手当てしてくれる美羽に感謝した兼一。美羽の手を握って美羽さんはボクが守りますと言った兼一に、兼一さんと言う美羽は微笑んだ。いい雰囲気の2人に無敵超人からの気当たりが飛ぶ。
明らかに妨害しようとする大人気ない無敵超人を古賀が担いで走り出す。何をするんじゃタイちゃん!と言う無敵超人に、少しぐらい許してあげてもいいと思いますよと言った古賀。超人級と超人級を超えた男の凄まじい攻防が繰り広げられていく。そんな古賀の援護もあって美羽と距離が縮まった兼一は、美羽を抱きしめていた。
抱きしめただけで満足してしまった兼一が、腕の中にいる美羽が動いたことに気付いてどうしたんですか美羽さん?と問いかけた瞬間。兼一の頬に美羽からのキスが優しく触れて感極まった兼一が卒倒してしまう。気を失った兼一は、物凄く幸せそうな顔をしていたらしい。
戻ってきた無敵超人と古賀が目撃したのは気を失った兼一を膝枕する美羽の姿であり、何があった美羽と聞く無敵超人にないしょですわと答える美羽は顔が少し赤かった。わしを倒してからでなければ手を繋ぐ以上は許さんぞいと言い出す無敵超人。たまに長老を強引に連れ出して兼一達の仲を進めさせてあげようと決意した古賀。
まあ、本当は兼一が長老に勝って美羽ちゃんの夫となる権利を手に入れることができれば話は早いんだけどしばらくは無理そうだなと古賀は判断する。とりあえず兼一にはもっと強くなってもらうとして、ヴァルキリーとデートに行ってる宇喜田先輩はうまくいってるかなと古賀は考えた。
高校卒業する前にキサラと恋人になってみせるぜと宇喜田先輩が宣言していたけどうまくいけばいいんだけどなと思った古賀は、無敵超人の邪魔をする為に中断していた自らの鍛練を始めていく。武器を使った鍛練をしていた古賀に近寄ってきたしぐれ。太一も心刃合練斬は使えるようになってた、なと言ってきたしぐれに、しぐれさんのおかげですよと言った古賀。
香坂流最終奥義の方はどう、だとしぐれが古賀に聞いてきたので、まだまだそっちは難しそうですねと正直に答えた古賀は武器を振るう。太一ならきっとできる、よと言うしぐれは古賀を信じている。期待には応えてみせますよと言って笑った古賀に、笑顔を見せたしぐれ。穏やかな梁山泊の一時は続いていく。