ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった   作:色々残念

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おまけその1、しぐれルート

悩みに悩んだ古賀が選んだのはしぐれだった。しぐれさんに話がありますと呼び出した古賀は真剣な顔で、しぐれを待つ。やってきたしぐれに、真正面から堂々と貴女が好きですしぐれさんと告白した古賀。ボクも太一は好きだよと普通に答えたしぐれ。しかしいまいち真意が伝わっていないようだと考えた古賀は、親愛的な意味ではなく恋愛的な意味で好きだと言いましたと古賀は言う。

 

そういう意味でボクのことが好きなのか太一は、と言ったしぐれは頬を赤く染めて照れる。答えはいつでもいいんで、素直な気持ちを言って下さいしぐれさんと言った古賀は去っていく。1人残されたしぐれは、古賀に言われたことを真剣に考えていたようだ。それから秋雨の元に向かった古賀。

 

秋雨にしぐれさんへ告白しましたと古賀が伝えると何故報告したのかを聞いてくる秋雨。しぐれさんの保護者みたいな人だからですかねと古賀は言う。確かにそうかもしれないねと頷く秋雨に、どんな答えが帰ってきても受け入れる覚悟はできていますと言った古賀は真面目な顔をしていた。

 

太一くんにならしぐれを任せられるとは思うが、しぐれがどんな答えを出すかだねと言いながら秋雨は、古賀が提供したお小遣いで購入した少し良い筆で書を書いていく。新しい筆の調子は、どうですかと聞いた古賀に、調子は悪くないさ、良い買い物ができたと思っているよと秋雨は笑う。

 

秋雨の部屋から立ち去ろうとした古賀の背中へと、しぐれが太一くんを嫌っているということは絶対にないとだけ断言しておこう、私個人としては応援しているよ太一くんと伝えた秋雨。ありがとうございます岬越寺師匠と振り返って頭を下げた古賀が秋雨の部屋から出ていく姿を目撃していた兼一。

 

古賀さんは岬越寺師匠に何の用だったのかなと思いながらもあまり深くは考えなかった兼一は自分の部屋に戻っていった。特A級の達人の鋭い聴覚で古賀が秋雨に言ったことが、全部聞こえていた梁山泊の師匠達。アパチャイはしぐれと太一が仲良くなるのは良いことよと思ったようだ。

 

太一がしぐれに告白したのかと考える逆鬼は、こっぴどくフラれることはねぇだろうが、どうなるかはわからねぇなと思いながら腕を組む。馬剣星はしぐれどんもタイちゃんは嫌っていなかった筈ね、頑張るねタイちゃんと拳を握って内心で応援する。当然超人級の無敵超人にも聞こえていて、タイちゃんはしぐれを選んだんじゃな、うまくいけばいいがのうと笑って茶を飲んでいく。

 

古賀がしぐれに告白したことが兼一と美羽以外に知られていることにも気付いている古賀は、いずれは知られることだから構わないと思っていたらしい。3日間ほど経過した日の朝、しぐれに呼び出された古賀が向かった先で待っていたしぐれ。古賀から告白されて改めて考えてみたしぐれは、3日間かけて答えを出したようだ。

 

色々と考えてみたけど、太一に告白されたことがとても嬉しく感じて、ボクも太一のことが好きだって気持ちに気付いたから、ボクは太一の告白を受け入れる、よと笑顔で言ったしぐれの頬は赤かった。しぐれさん、ありがとうございます、俺も貴女が好きですと言う古賀はとても嬉しそうな顔で喜ぶ。

 

梁山泊の皆には教えておく、か?ボクと太一が恋人になったことと言うしぐれに、黙っていてもすぐにバレそうですから先に言っておけば邪魔されないんじゃないですかね馬師父以外には、と言って古賀は手を差し出す。差し出された古賀の手を掴んだしぐれは、太一の手は暖かい、なと微笑む。

 

手を繋いで歩いていく2人は会話をしながら笑顔で梁山泊の皆がいる場所に向かっていく。手を繋いでいる2人が現れた瞬間の梁山泊の皆の反応は、それぞれ違ったようだ。驚く兼一、まあと言いながら笑う美羽、仲良しよと頷くアパチャイ、告白が成功したのかと安心する逆鬼、よかったじゃないか太一くんと喜ぶ秋雨。

 

タイちゃんとしぐれどんが幸せなのが一番ねと告白の成功を祝う馬剣星、うまくいったようでなによりじゃなと笑いながら髭を弄る無敵超人。言う前から色々と悟られていることは理解できたが、それでも一応伝えておこうと思った古賀。俺の告白を受け入れてくれたしぐれさんと付き合うことになりましたと言った古賀に、驚いたのは兼一と美羽だけだった。

 

何で皆さん驚いていないんですかと梁山泊の師匠達に言って詰め寄る兼一を押し留めながら、幸せそうな太一としぐれの雰囲気で察したと答える梁山泊の師匠達。確かに幸せそうな感じはしたかもしれないと思う兼一だった。美羽がはしゃぎながら古賀としぐれに質問していく姿を見ていた兼一は、美羽さんは恋愛に興味津々だなぁと思ったらしい。

 

いずれはボクも美羽さんと恋人に!と内心で燃えていた兼一に、まずは長老よりも強くなる必要があるから頑張ろうねと内心を見透かしたかのように言って古賀が肩を軽く叩く。そんなにわかりやすかったですかねと言う兼一へ、まあ兼一が何考えてるか予想は簡単につくよねと頷いた古賀。

 

ちょっとタイちゃんとしぐれどんの2人ともこっちにきて抱きあってみるねとカメラを構えながら言い出した馬剣星。そんな馬剣星のカメラにしぐれから手裏剣が飛び、馬剣星の脳天に古賀のチョップが叩き込まれる。手裏剣はなんとか回避した馬剣星だったが古賀のチョップを喰らってダウンすることになった。

 

師父に対してすることじゃないねと言った馬剣星に、エロ親父に対する対処としては正しいと思いますよと古賀は言う。無念ねと言いながら気を失った馬剣星を古賀が、馬剣星の部屋まで運んでいく。色々と如何わしい本とカメラが置いてある部屋に、凄い部屋だなと思った古賀。

 

手早く馬剣星を部屋に寝かせてから戻ってきた古賀は、いまだに美羽から質問されて困っているしぐれを助けることにした。そこまでにしておいてくれるかな美羽ちゃんと止めに入った古賀に、古賀さんにも色々と聞きたいことがありますわと目を輝かせて質問をする美羽。

 

今の内に逃げて下さいと目で合図した古賀に頷いたしぐれが美羽と距離を置く。美羽からの質問に答えていく古賀は、しばらくは質問が終わりそうにないなと考える。美羽から離れたしぐれに秋雨が近付いて話しかけていった。太一くんの気持ちに応える気になったのだねと言う秋雨に、う、ん、ボクも太一が好きだからと言ったしぐれ。

 

太一くんとしぐれが、お互い両想いなら私が言うことはないさと笑った秋雨は嬉しそうな顔をしていた。逆鬼はめでてぇことだし祝い酒とすっかと酒を用意し始めており、アパチャイが逆鬼のツマミをもらうよとニコニコしながら逆鬼に着いていく。無敵超人は、これも若人の青春じゃのうと言いながら笑う。

 

恋人になったとはいえ武器を使った鍛練に手を抜くことはなく、真面目に取り組んでいく古賀としぐれ。武器使いとして腕を更に上げていく古賀は遂に香坂流の最終奥義を身につけることができたようだ。敵の武器までを己の一部とする境地に辿り着いた古賀。数多の武器を構えたしぐれを相手に総刃共練斬を使った古賀の武影がしぐれには見えていた。

 

技撃軌道戦の更に上であり、古賀の次の動きが幻影として見えているしぐれ。数多の武器と相手の武器まで己と一つにして使いこなす古賀を相手にしぐれもまた総刃共練斬を使い始めていく。互いに互いの武器を己の一部とする古賀としぐれは、相手の武器の動きを完全に見切っていた。

 

準超人級にまで実力を抑えている古賀は、純粋に技量だけでしぐれと打ち合っていくが、徐々に古賀がしぐれを押しはじめる。古賀の技量が上がっていくことを感じ取ったしぐれは勝負を決めにいこうとするが、それをさせずに防いでいく古賀。しぐれの技量を超えていく古賀が、しぐれを追い詰めていき、古賀の振るうトンファーの一撃がしぐれに叩き込まれてしぐれが気を失う。

 

完全に全力を出し切って古賀に敗北して気絶したしぐれが目を覚ますまで優しく膝枕をしていた古賀の膝で起きたしぐれが、武器の扱いでも太一に負けるようになった、かと言い出す。ここまでくるまでよく頑張ったな、太一と笑ったしぐれに、頑張りましたよしぐれさんと古賀も笑う。

 

一緒に温泉行く、か?と聞いてきたしぐれ。ええ、行きましょうかと古賀は答える。2人で梁山泊の温泉に向かった古賀としぐれは温泉に浸かっていく。温泉の中で並んだ古賀としぐれの2人が汗を流していった。洗いっこするかと言い出したしぐれに、特に抵抗なく良いですよと了承した古賀。

 

まずは互いに背中を石鹸を泡立たものを使って洗ってから、向かい合って上半身を洗っていく2人。遂にはその手は下にまで伸びて全身を洗いっこした古賀としぐれは、少し顔が赤かった。それは互いに下半身を丁寧に優しく洗っていく最中に色々と反応してしまった結果である。

 

全身を洗い終えた古賀としぐれは再び温泉に浸かるとぴったりと密着して寄り添う。恋人となって距離が縮まった古賀としぐれの2人。互いの体温が伝わる密着した状態で古賀としぐれが会話をしていく。会話の内容は古賀が梁山泊に来たばかりの頃の話となる。あの頃と比べたら太一は物凄く強くなった、なと言ってきたしぐれ。

 

あれから何年も経ちましたからね、進歩ぐらいしますよと言う古賀。凄い進歩した、な、太一と言いながら古賀の頭を撫でるしぐれが微笑む。しぐれさんもよく笑うようになりましたよねと言った古賀に、それはそうかも、なと言ってしぐれは頷いた。しぐれさんの笑顔が見れて幸せですよと笑った古賀は嬉しそうな顔で喜ぶ。

 

そんな古賀の肩に頭を乗せたしぐれが太一とずっと一緒にいたい、なと言い出す。今日はできる限り一緒に過ごしましょうかと古賀が言うと、う、ん、そうしよ、うと言ったしぐれ。温泉を上がってからも離れることのなかった古賀としぐれは2人で過ごしていく。胡座をかいた古賀の膝に座り込んだしぐれが身体を古賀に預ける。

 

しぐれを抱きしめて支えていく古賀は腕の中にいるしぐれをとても大事にしていたようだ。2人だけの時間を過ごす古賀としぐれは幸せな時を刻む。古賀の膝の上で体勢を変えたしぐれが古賀と向かい合って全身で抱きつく形になり、互いの背中に腕を回した2人が顔を見合わせると距離が近付いていく。

 

顔を近付けた古賀としぐれの2人が口付けを交わす。顔を離した2人の顔は真っ赤になっていたが再び距離が縮まってもう一度口付けをする2人。互いの想いが確かに通じ合っていた古賀としぐれは幸せを感じていた。しばらく抱きあっていた古賀としぐれは顔を見合わせて笑う。

 

顔真っ赤ですよ、しぐれさんと言った古賀に、そう言う太一の顔も真っ赤だ、よと言ってきたしぐれ。お揃いですねと笑う古賀へ、そうだ、なと言いながらしぐれも笑って古賀の胸板に頭を預ける。激しい心臓の鼓動が聞こえるな、凄くドキドキしてる、ぞとしぐれが言う。好きな人がこんなに近くにいますからね、ドキドキするのは当然ですよと言った古賀。

 

幸せな2人だけの時間を過ごす古賀としぐれだったが、夕食の時間が来たので一旦離れることになる。それでも手を繋いで食卓に向かった古賀としぐれは、とても仲が良く見えたことだろう。食卓で隣に座って食事をしていく古賀としぐれはまるで夫婦のように見えていたらしい。

 

しぐれとの結婚も当然考えている古賀は家族を養う為には仕事もしないといけないなと思考を巡らせていく。屋台の売り上げを貯金したものはいくらか貯まってきているが目指す金額までは半分くらいでまだまだ足りていないと思った古賀。将来は喫茶店を開こうと考えている古賀は色々と下調べをしているようだ。

 

料理とデザートは問題はないので喫茶店のアルバイトを掛け持ちして紅茶とコーヒーを貪欲に学んでいく古賀は、物凄い勢いで技術を身につけていった。大学を卒業する頃には1流以上の腕を身につけた古賀は、貯金を使って喫茶店をオープンする。料理とデザートに紅茶とコーヒーが美味しい喫茶店として有名になって客足が増えていき、満員になることが多くなって忙しい日々を過ごす。

 

安定した生活を送れるようになったと考えた古賀は、働いて貯めた貯金で指輪を買ってしぐれにプロポーズをすることにしたらしい。指輪を見せて俺と結婚して下さい、しぐれさんと言った古賀に、う、ん、結婚しよう太一と了承したしぐれ。それからは式場とウェディングドレスを選ぶことになり忙しくなった。

 

結婚式は慎ましく開かれて正装をした梁山泊の面々と新白連合の面々が参加したようだ。ウェディングドレスを着たしぐれと誓いの口付けをした古賀。幸せな2人を見たヴァルキリーとフレイヤも何か感じることがあったらしく、自分の相手に意味深な視線を送る。それに気付いた男連中も何かを察した。

 

超人級に到達している宇喜田と特A級の達人である武田も結婚を考えるようになったところで、近付いてきた新島が2人の肩に手を置いて連合の式場なら色々と安くしとくぜと言い出す。新白連合に存在する白鳥のおしゃれ部門は結婚関係の方面にまで手を伸ばしているようである。

 

結婚式を終えた古賀としぐれは夫婦となって距離が更に近くなったりもしたが普段通りの日々を過ごしていく。喫茶店のマスターとなった古賀は忙しい日々を送っているようだが妻であるしぐれとの時間は、ちゃんと毎日作っているらしい。いちゃつく古賀としぐれを写真に撮ろうとした馬剣星は古賀に毎回撃退されているようだ。

 

師父として馬剣星を尊敬はしているが、それはそれこれはこれと古賀はこの対応を変えるつもりはないようである。しぐれに対するセクハラも完全にシャットアウトする古賀には馬剣星に対する容赦などなかった。妻となったしぐれをエロ親父である馬剣星から完璧に守りぬく古賀。

 

そんな日々を過ごしていく内にしぐれが妊娠して子供が産まれることになった。母となったしぐれは産まれてきた男の子の名前を既に考えていたようだ。子供の名は一と書いてはじめと読む。太一の一から取った名前らしい。古賀一と名付けられた男の子はすくすくと育って今では武術を学んでいる。

 

超人級を遥かに超えた先へいる古賀からは4つの武術を、超人級であるしぐれからは香坂流の武器術をそれぞれ学んでいる古賀一は神童と呼ばれる才能を持っていた。両親から教育を受けていく古賀一の好物は父が作るイチゴのショートケーキであるようだ。甘いものが大好きな子供らしい一面もある古賀一。

 

愛する家族がいて幸せな3人は今日も元気に鍛練をしていく。鍛練が終わってから2人でボールを使って遊んでいく古賀と古賀一を見ていたしぐれの顔には笑みが浮かぶ。楽しそうな2人をしばらく眺めていたしぐれは幸福を感じていた。最終的には2人に混じってボールで遊ぶしぐれの姿がそこにはある。

 

今日も楽しそうに過ごしていく3人を見ていく梁山泊の面々も笑顔になっていたようだ。しぐれに古賀が幸せですかしぐれさんと問いかけると、ボクは幸せだ、よ、太一と答えが返ってきたので安心する古賀。今度はしぐれが、太一は幸せ?と聞いてきた。幸せですよ、しぐれさんと古賀は答えを返す。

 

貴女と一緒にいるだけで幸せな気分になりますよと付け加えた古賀に、ボクも太一と一緒にいられて幸せだ、よと笑うしぐれ。2人の距離が近付いて抱きしめ合った2人。夫婦となってからますます互いに愛情を抱くようになった古賀としぐれは互いを離さない。今日も2人は幸せに過ごしていくようで、それに加わる古賀一の頭に闘忠丸が乗っていたりもする。

 

大きな2人に小さな1人と更に小さい鼠が加わった4つの影が地面に映って揺れていく。仲が良い家族の光景を眺めていた馬剣星が写真を一枚撮るが、よこしまな気持ちが無かった為に今回は邪魔をされることはなかったようだ。たまにはこんな写真も悪くはないねと頷いた馬剣星の手に持った写真には古賀としぐれに古賀一とVサインする闘忠丸が笑顔で映っていた。

 

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