ラグナレク技の三人衆一番の小物に転生してしまった 作:色々残念
美羽と共に過去の思い出を思い出しながら到着した駄菓子屋で第一拳豪オーディンと遭遇した兼一。久しぶりだね兼ちゃんと親しげに話しかけてきたオーディン。オーディンは兼一のことを覚えていたが、兼一はオーディンが朝宮龍斗であることにまだ気付いていない。
オーディンが駄菓子屋で買ったうめー棒の開け方で朝宮龍斗であるとようやく思い出した兼一。駄菓子屋のベンチに座って和やかに話しながら炭酸飲料を飲む兼一とオーディン。過去の記憶を緩やかに思い出していく兼一。
記憶を完全には思い出せていない兼一と全て覚えていたオーディン。現在の二人の話になり、意見が対立したオーディンと兼一。ラグナレクのグライペルを取り出して装着したオーディンが手を打ち合わせ、キミが忘れてしまった本当の約束を今こそ果たそうと言い出した。
公園に場所を移動して決闘を始めたオーディンと兼一。兼一が放った初撃がオーディンに直撃する。兼一が手加減していなければ勝負が決まっていたかもしれない一撃だったが、初撃以外は全てオーディンの制空圏で打ち落とされてしまう。
オーディンが放つ気当たりを気合いではね返した兼一は最強コンボ1号を繰り出していく。しかし山突きを受け止められてカウ・ロイが形になる前に捌かれた。今度はオーディンが山突きを繰り出してきて直撃してしまう兼一。
兼一の顔面と鳩尾に拳が叩き込まれたが、それでも倒れない兼一が繰り出した双纒手。オーディンの制空圏で防がれようとお構い無しに強引に双纒手を打ち込んだ兼一。防いだ腕にダメージがきたオーディンが、他の技とは練度が違う双纒手を警戒して受け止めるのではなく捌いた。
これ以上兼一に技を出させるのは良くないと判断したオーディンは兼一を滅多打ちにしていく。頑丈な兼一に確実にダメージを与えていくオーディン。最終的には投げられた兼一の脳天に叩き込まれた脳天地獄蹴り。それを喰らっても死ななかった兼一の頑丈さに驚くオーディン。
しかしもう立ち上がることはできない兼一。倒れ込んだ兼一からバッジをむしり取ったオーディンが代わりに取り出したバッジを指の力で折り曲げると兼一の近くに放って高笑いしながら去っていく。決闘に敗北して帰ってきた兼一を負け犬の顔してると言ったしぐれ。負け負け言ってくる師匠達に怒った兼一だった。
オーディンに負けてからやけくそのように修行に励んでいた兼一を見かねたのか無敵超人がワシの修行を受けてみんかねと兼一に言う。修行を受けてみようと思った兼一を連れていく無敵超人。これでしばらくは兼一が梁山泊に帰ってくることはないなと思った古賀は、兼一が無事に帰ってこれるように祈っていた。
兼一の茶碗と湯飲みが割れるという不吉な出来事が梁山泊で起こっていて兼一の身を美羽がとても心配している。翌日、今度は兼一のお椀が真っ二つになり箸まで縦に裂けているという状態になっており、ここまでくるともはや怪奇現象ですわと言っていた美羽。
何も知らないと言っていた秋雨が嘘をついていると見破った逆鬼。何か知っているならと秋雨に詰め寄る美羽とアパチャイを落ち着かせた馬剣星。秋雨を拷問されても秘密を吐かない人だと言った馬剣星は、しかしどんな鉄人にも弱点はあると言い、もしこれ以上皆の心配を無視するのなら今日より昼は毎日青椒肉絲のみでいくね!と宣言した。
ピーマンが食べれない人である秋雨に対して厳しい仕打ちであるそれを聞いて思いついたのか、そうですわ、今日から毎食ピーマンづくしですの!と言い出した美羽。流石にそれは嫌だったのか待て待てと言って止めに入った秋雨は観念して皆に知っていることを話していく。
会話が終わり修行の時間になっていた古賀は兼一がいない分だけ梁山泊の師匠達に集中して鍛えられることになった。兼一がいなかった頃の梁山泊のように悲鳴が上がることなく黙々と修行に励んでいく古賀。梁山泊の師匠達が指示する声と古賀の声だけが聞こえる梁山泊に懐かしい気持ちになった梁山泊の面々。
秋雨が調整した地獄のような鍛練を行っていく古賀は梁山泊に来てから一度も弱音を吐くことなく鍛練を積み重ねてきた。古賀のその根性は梁山泊の誰もが認めている。無敵超人が連れていった兼一の事を心配しながらも古賀を鍛え上げていく梁山泊の師匠達。
新白連合に達人級の古賀が所属していると思っているオーディンが古賀を警戒してバーサーカーに新白狩りを命じることなく時が過ぎていく。実際に古賀の実力を知らないロキが新白連合を利用してバーサーカーをトップにした神聖ラグナレクを結成しようと企んでいた。
いつもは兼一の仕事だった買い出しを梁山泊の全員で行くことになりいつも以上に沢山買い込んで帰る途中にバーサーカーと遭遇した古賀。梁山泊の師匠達を見て、明らかに自分よりも強いのが何人もいると感じ取ったバーサーカーの額から緊張で汗が垂れていた。
知り合いかねと聞いてきた秋雨に知り合いと言えば知り合いですが、いつも喧嘩を吹っ掛けてくる相手ですねと答えた古賀。なんだ太一の喧嘩友達かよと言う逆鬼にいやあいつは友達ではないと思いますと古賀は真顔で言った。あの若さで妙手にまで到達しているようねと言って感心する馬剣星に独学で我流なのに妙手になってる天才って奴ですよあいつはとバーサーカーについて語る古賀。
アパチャイが代わりにぶっ殺してこようか?と聞いてきたアパチャイに、いや自分で相手しますから大丈夫ですよアパチャイさんと止めに入る古賀は必死だった。使う?と言って手裏剣を取り出してきたしぐれにいや素手でいきますからお気持ちだけ受け取っておきますと断る古賀。
あの方待ってらっしゃるようですから荷物と重りはこちらに任せて行ってきてはどうですか太一さんと言ってきた美羽にそうだねそれじゃあ行ってくるんで荷物と重りをお願いしますと言いながら背負っていた荷物と重りを古賀は美羽に渡す。待たせたなと言う古賀にあいつらはいったい何だ、只者じゃねぇと梁山泊の面々を指差したバーサーカー。
金髪の女性以外は全員俺の師匠達だよと言った古賀にあんな化物みたいな連中に鍛えられてりゃ強くなるのも当然かとバーサーカーは納得したようだ。買い物帰りなんで早く終わらせるが悪く思うなよと言った古賀にそう簡単には終わらせねぇよと笑ったバーサーカーは本当に楽しそうだった。
C級の達人である古賀の手加減した一撃に妙手でありながら耐えたバーサーカーだったが、流石に二撃目は耐えきれずに意識を失ったらしい。それでも立ったまま倒れないバーサーカーに良い根性してるなと思った古賀は、いずれはこいつも達人になることは間違いないと考えた。
バーサーカーという天才に追いつかれる前に特A級にまで辿り着いてやろうと思った古賀。戦いが終わり戻ってきた古賀にちゃんと手加減ができていたことを褒める秋雨と逆鬼。相手の子も元気だったねと言う馬剣星。太一と戦ってあの子とっても楽しそうに笑ってたよと言ったアパチャイ。
育てば太一の好敵手になる、かもと言って頷くしぐれ。お知り合いの方は元気そうで良かったですわねと言った美羽から荷物と重りを受け取りながら、あいつはいつも何故か元気なんだよねと言う古賀。立ったまま意識を失ったバーサーカーを置いて去っていく梁山泊の全員。バーサーカーが生きていて特に怪我もないということなら問題ないらしい。
帰宅した梁山泊で古賀の過酷な鍛練が開始される。16体の巨大な地蔵を背負ったまま左右の親指2本を使った逆立ちで歩いていく古賀。それが終わったら逆鬼との組手が始まり、逆鬼から放たれた攻撃を古賀は流水制空圏で回避する。流れるような体捌きから反撃も行っていく古賀は達人として進歩をしていく。
次は秋雨が作成した大量にある鍛練器具を使って鍛練していく古賀。達人である古賀専用に更に改良された鍛練器具が猛威を振るってくるが怯まずに立ち向かう古賀は諦めずに最後までやり遂げる。真夜中になってようやく鍛練器具の稼働が終了して完全に疲れきった古賀に今度は馬剣星の番が回ってきた。
疲れきった古賀の状態がちょうどいいと判断し、一切の力を使わずに釣竿の先にぶら下げた壺を割るように言ってきた馬剣星。力を使わずに壺を割ることができて真夜中に行われた退歩掌波の修行をものにした古賀。これで古賀は退歩という力を一切使わない高度な攻撃技を身につけた。修行はこれで終わりとなり、ようやく寝れる古賀。
翌日も高校に行く前に古賀は朝から走り込みをしていく。帰ってきた古賀は梁山泊の温泉で汗を流して高校へと走っていった。あっという間に到着した高校で授業を受けて真面目にノートに書き込んでいく古賀。全ての授業が終わり、梁山泊へと駆けていく途中で車に轢かれそうになっていた子供を助けた古賀は、子供に道は左右をよく見てから渡るように注意して去っていく。
ちょうど兼一が梁山泊を無敵超人に連れられて出ていってから一週間が経過したが、今日の夜には無敵超人と兼一が帰ってくるらしい。ラグナレクが新白狩りをしていない為に制空圏の修行を完全に終わらせることができた兼一がどれぐらい進歩しているのかは、実際に見てみないとわからないなと判断する古賀。
兼一がいない分だけいつもより集中して鍛えられたからか古賀はC級の達人からB級の達人になることができたようだ。逆鬼の腕に巻いた包帯を手刀で切ることもできるようになった古賀は達人として確実に先へと進んでいた。かなりできるようになったじゃねぇかと弟子の成長を喜ぶ逆鬼。
触れることすらできない相手であった梁山泊の師匠達に触れることができるようになってきている古賀。後は梁山泊の師匠達に一撃でも入れることができるようになれればいいなと古賀は考える。C級からB級になったことで達人としても一人前と言えるようになった古賀。
確かに実力をつけている古賀は達人としての崖を更に深くまで落ちたということになる。夜になり帰宅してきた無敵超人と兼一。無事に帰ってこれたことで泣き出した兼一はよっぽど辛い目にあってきたらしい。今日は珍しく兼一の修行はお休みとして明日からまた始めていくようだ。
翌日、朝から古賀と兼一は組手をすることになる。無敵超人の修行によって短期間で制空圏を身につけていた兼一は武術家として更に先に進んでいた。それでも達人級である古賀に敵うことはなく手加減された状態で普通に高校に行ける程度に何回も攻撃された兼一。
はたして進歩しているんだろうかと不安になった兼一だったが、古賀にだいぶ腕を上げたねと言われて少しは自信がついたらしい。高校から帰る途中でバーサーカーと遭遇した古賀。また喧嘩かと思った古賀だったが着いてきな古賀、オーディンが話があるそうだと言ってきたバーサーカー。
喧嘩とはまた違うようで何の用かと思いながらも先導するバーサーカーに着いていった古賀。到着した場所で待っていたオーディンが単刀直入に言おう、ラグナレクに入らないか?と古賀に言ってきた。俺は不良になるつもりはないよと言って断る古賀に新白連合には何故参加を?と聞いてきたオーディン。
新白連合に参加したつもりはない、勝手にメンバーにされているだけだよと言った古賀。じゃあ新白連合を潰しても問題はないってことかなと言うオーディン。それは勝手に着いてきていた兼一に聞いてくれと言って振り返る古賀。古賀がバーサーカーに連れられていくのを追いかけていた兼一が、古賀のその言葉で現れた。
皆に手は出させないと構えた兼一の後ろから、兼一の後を着けていた新白連合の面々とトールとハーミットまで現れる。ロキがおいおい来るのは古賀だけじゃなかったのかオーディンと声を上げたが、何てなと言って指を鳴らすと次々と現れるラグナレクの兵達。周囲を囲まれながらも構える新白連合の面々。
同時刻に猫を見ていた美羽とヴァルキリーもフレイヤ率いるワルキューレに襲われていた。ラグナレクと新白連合の戦いが始まり、ロキを狙うハーミットは借りを返しにきたらしい。喧嘩ではなく実戦相撲の稽古をしているだけと理由をつけて戦っているトール。
新白連合の面々も負けずにラグナレクを倒していく。兼一とオーディンの戦いが始まり、共に制空圏にまで至っている者達の戦いは陣取り合戦のようになっていた。短期間で制空圏を身につけていた兼一に驚いていたオーディン。賑やかになっていた周囲とは裏腹に静かに対峙するバーサーカーと古賀。
間に割って入ろうとしたラグナレクの者達は二人によって排除されていく。お前とやるのはこれで何回目になる?と聞いてきたバーサーカーに軽く40回は超えてるかなと答えた古賀。そうか、そんなに俺はお前に負けてたのかと言って頷くバーサーカー。冷静なバーサーカーは力に飲まれていた最初に出会った頃とは確実に違っていた。
ラグナレクに俺が入ってたらどうしたんだと聞いた古賀にどうもしねえよたまに喧嘩しようぜって誘うだけだと答えたバーサーカー。敵だった相手が仲間になることには抵抗はないんだなと言った古賀に俺は自分が認めた男としかつるまねえ、お前は俺が認めてるとバーサーカーは言う。
じゃあそろそろと言い出した古賀にああ、やるかと言って笑ったバーサーカー。本当に楽しそうに戦うバーサーカーを相手に手加減した古賀も笑っていた。B級の達人と達人寄りの妙手という実力の違いがあっても、互いを認めている者同士が戦う時、そこには奇妙な友情があった。
手加減した古賀の一撃で意識を失いそうになりながらも立ち上がり、いずれお前と対等に戦えるようになるから待ってろ古賀太一と言って意識を失ったバーサーカー。そんなバーサーカーにじゃあ俺はお前に追いつかれないようにもっと修行をしようバーサーカーと言った古賀。
兼一とオーディンの戦いが無敵超人の修行を受けた兼一の優勢で続いていく中でオーディンが静動轟一を使い始める。古賀と兼一の帰りが遅いことを心配して梁山泊から出ていた師匠達がそれを見て、オーディンの師匠に対して怒っていた。オーディンの師匠である拳聖が静動轟一を使い始めたオーディンに対して笑いながら自分の足元まで上がってこいと言って楽しそうに戦いを眺める。
もう一度キミの為にキミを倒そうと言った兼一が放った拳がオーディンの顔面に直撃した。静動轟一を発動したオーディンと拮抗する兼一。静動轟一によって崩壊を始めているオーディンの身体に気付いている兼一が繰り出した一撃がオーディンを吹き飛ばす。
決着が着いた戦いで手を伸ばす兼一にバッジを投げ渡したオーディンの顔は険が取れて穏やかな顔をしていた。敗北したオーディンを連れ去っていく拳聖。兼一の元にきた梁山泊の面々。こうしてラグナレクとの戦いは終わった。