世界を救ったシンジとミサト。
二人は同居生活を続けていた。
6月6日、シンジは15歳になった。
だが、肝心のミサトのプレゼントはもらえなかった。
不機嫌になるシンジ、そんな時ミサトが帰ってきたのであった。


※こちらはバトル無し、ほぼ日常物がメインになります。



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シンジ君の誕生日を祝うミサトの話

ミサトのマンション。

 

使徒や宿敵との戦いを終えたシンジは15歳となった。

今日はリツコの頼みで14歳を過ぎてもエヴァに乗れるかどうかについてのテストを行いにきていた。

今日は誕生日、いろいろな人からプレゼントをもらった。

 

冬月からは参考書だった。

恐らくこれで勉強でもしろということなのだろう。

 

リツコからはなんと最新鋭のゲーム機だった。

彼女は最近シンジに優しい。

ずっとエヴァに乗っていたことへの負い目があったのかもしれない。

 

綾波レイからはどこで買ったのかわからないが指輪だった。

青葉は最新鋭のタブレット、これで常に音楽と一緒だということだ。

カヲルは珍しいタイプのチェロをくれた。

アスカもドイツで買った珍しい物を送ると連絡があった。

 

 

荷物をまとめて持っていくのは流石にしんどいので専用ロッカーを設けてもらった。

 

とりあえずリツコのくれたゲーム機だけでも持ってかえってきたのだった。

 

 

そこで徐々にプレゼントという名の荷物を片付けていく方針だ。

 

 

 

 

複数の友人からいろいろなものをもらえた。

それは嬉しいことであった。

 

 

 

だが、肝心な一人からもらえていない。

 

 

そう、葛城ミサト。

 

今日は仕事ではないというのにいない。

 

なんだろう、もしかして他に彼氏でもいるのかな。

よく考えれば僕はまだ未成年、ミサトさんがなぜ僕を好きになったのかはわからないでいる。

 

どうなんだろう。

 

 

 

 

「はあ。」

 

 

 

シンジは深々とため息をついた。

エプロンを巻いていた。

その様子をペンペンは心配そうにみつめていた。

 

 

「なあ、ペンペンお前はどうおもう?ミサトさん、他に好きな人いるのかな。」

 

 

ペンペンはシンジをみると不思議そうに首を傾げた。

シンジはペンペンの頭をわしゃわしゃとなでた。

 

 

 

 

「シンちゃん。」

 

 

ミサトの声だ。

 

 

 

「ミサトさん?」

 

 

シンジは振り返った。

その時だった、ミサトの両腕は素早くシンジを捕えると胸の中に吸い込んでいった。

 

 

「うわわっ!」

 

 

シンジは軽い悲鳴をあげたが、ミサトはより強く強くシンジを胸の中へと抱き寄せていった。

胸の柔らかい感触はシンジの鼻を刺激していた。

 

 

「だ~れが他に彼氏がいるって?私は一途な乙女なのよ!」

 

 

「やめてよ!ちょっと、ミサトさん。」

 

 

「嬉しい癖に!照れちゃって!」

 

 

「だからやめてよ!」

 

 

「胸の大きいいい女ぁ~!」

 

 

「なんか、それミサトさんがいっちゃダメなような気がするよ!」

 

 

シンジの顔は次第に赤くなっていった。

ミサトはさらに胸に抱き寄せる腕の力を強くすると、より胸にシンジを吸い込んでいった。

気持ちいいけど、苦しい。

 

 

 

「苦しいよ…。」

 

 

「あ、ごめんなさいっ!」

 

 

ミサトはとうとうシンジを解放した。

シンジは大きく息を吐くとようやく息ができる事に感謝した。

 

 

「もう、やめてよねっ!」

 

 

シンジは顔を赤くすると、ミサトに不機嫌な表情をみせた。

 

 

「ところで、ミサトさん。今日が何の日かわかってます?」

 

「え?」

 

「忘れてるじゃないですかッ!!!!」

 

「なに?」

 

「もういいよ、ミサトさんのわからずやッ!!!バカッ!!!」

 

 

シンジはエプロンを捨てると、ドアから飛び出そうとした。

その矢先だった。

 

 

「待って。」

 

 

ミサトはシンジの肩をつかんだ。

 

 

「シンジ君、私があなたの誕生日を忘れてると思った?ごめんね、いじわるして。だってあんまりにもシンジ君がとってもかわいいからいじわるしたくなっちゃうの。たまに。それって好きってことよね。」

 

 

「ミサトさん。」

 

 

「なんで私がシンジ君のこと好きなのか教えようか?」

 

 

「え?」

 

 

「かわいいところ。」

 

 

そういうと、ミサトは強引に自分の顔にシンジの顔に近づけるとそのままシンジの唇を奪った。

シンジの顔は一気に赤くなっていき、トマトのように染まっていった。

 

 

「っ!」

 

 

 

数分後、ミサトの接吻から解放されたシンジは自分の唇についたミサトの口紅をぬぐうと照れながらミサトの顔をみつめた。

ミサトはいたずらに微笑んだ。

 

 

「ほら、そういうかわいいところが大好きなの。」

 

 

シンジは顔が一気に紅潮し、思わず目を伏せてしまった。

そんなシンジをみていたずらそうに微笑んだミサトは言った。

 

 

 

「これが私のプレゼントっ!誕生日おめでとう、シンジ君。」

 

 

 

くっそーやられた。

流石、ミサトさんだ。

シンジは悔しそうに言った。

 

 

「そ、そうやってなんでもキスでごまかせると思ったら大間違いですよっ!」

 

 

「えへへへ、ごめんね。シンジ君。ケーキ買ってきたから早くたべよっ!」

 

 

シンジが机に顔を向けるとそこには白いケーキがあった。

なんとわざわざ15つのろうそくがあった。

シンジはミサトを疑ったことを心底詫びると二人でそのままケーキを食べていったのだった。

 

月は二人を優しく見守りながら包み込んでいったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シンジ君が誕生日ということで思わず書いてしまいました。

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