【ポケモン異聞帯】ポケモンがソシャゲ化したとは聞いたが、型月なんて聞いてないんだが()   作:村ショウ

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引越し等があり期間が開きました。すみません。

感想になぜこの世界が異聞帯(=剪定事象)扱いされているのかという質問が来ましたので設定公開。(不要な方は飛ばしてもらっても構いません)

結論としてこの世界は剪定事象に近い形になります。
ストーリー上での今後の展開や理由も用意してはいるのですが、この辺りをそのまま話す機会はないかもしれないので言いますと、もはや型月における平行世界・異世界のレベルではない、本来は外宇宙や領域外の存在であるポケモン世界が無理やり人類史・人理に割り込み、型月世界とポケモン世界の統合を果たそうとした結果、人類史側からしたら邪魔なもの・異物であるため、それを抑止力が排除・剪定したという形です。(この時点では観測者である主人公が居ないため、強固な歴史でなく簡単に切り離せる)

これらの事象に原因があるとすれば、本主人公の転生です。

型月世界にいる主人公を目印にして人類史の根(宇宙の始まり)から別の木の幹(ポケモン世界)を接着剤でくっつけられ様なもので、抑止力により剥がされた異物の幹がこのポケモン世界です。(そもそも、くっつけられた原因は神様転生時に、ポケモンを頼んだ為)

なので、アルセウスや主人公は同じく領域外(外宇宙)の存在である異星の神と、やっている事が近かったりします。

空想樹が異聞帯を証明することでその異聞帯が存在できるように、主人公がポケモン世界を証明することで再び切り取られた幹(剪定された歴史)、異聞帯として現れた形です。
そのため、本来なら証明する為に分岐点である138億年前からの歴史が必要ですが、空想樹の中での歴史の生育をこの異聞帯は必要とせず、138億年分の歴史がある世界を領域外から持ってきて、本主人公を空想樹代わりに貼りつけただけなのです。

本来、この世界は異星の神も空想樹も必要としない第三勢力、カルデアvs異星の神(クリプター)vs主人公なダークライ枠。

なので、キリ様はクリプターの時点で異星の神には勝てないが、本主人公はまた別になります。

追記.誤字報告・感想・評価ありがとうございます!




05.シンオウ異聞帯の道程②

 トゲキッス。

 一時は素早ささえ勝てれば、天の恵みで60%で怯ませられることからまひるみ戦術が流行り、その相手に行動させない害悪さから白い悪魔とかずっと俺のターンなど言わる存在である。

 

 そんな、トゲキッスを俺は強化した。

 強化したのは良い。 

 

 なぜこんなウザキャラ感あふれる、オスだけど下手したらメスガキっぽいセリフを吐きそうなポケモンになっていた。いや、メスガキでもないな…。

 

 とりあえず、その愛らしいフォルムにポケリフレ的に触れていた。

 

「な、何してるでキッス!」

 

 トゲキッスの語尾がアレな声が響く。つい、勢いが余ってしまった。やりずきたので流石に、俺は手をとめた。

 

「辞めなくてもいいキッス…下僕として仕えるのを許すキッス」

 

 あれ? 意外と嫌がってない? 

 案外、可愛げがある。というか、もう姿かたちがかわいい。

 俺はわしゃわしゃとやりながら、アルセウスに1式用意して貰っていた道具セットからブラッシング用の道具を取り出す。

 

「まぁまぁ、キッスね。今後も下僕として努めるがいいキッス」

 

「トゲキッス様の仰せのままに」

 

「分かればいいキッス」

 

 口はアレだが、体は正直というか明らかにフワフワと羽を伸ばして、喜ぶ姿を見ながら俺はトゲキッスを愛でる。

 

「我が主よ。流石に、そのトゲキッスはやりすぎだと思うのだが、お灸を据えて良いか? なぁに、主を守れるかポケモンバトルの練習をするだけだ」

 

 アルセウスはトゲキッスの言葉遣いに苛立ったのか、トゲキッスを殺る気マンマンだ。

 

「バトルはまだ融合したばかりだし、やめておいた方が良いと思う。トレーニング程度なら許可するが」

 

 流石にアルセウスの攻撃を受けたらトゲキッスも不味いので、トレーニングを勧めておく。

 

「殺す気かキッス!」

 

 トゲキッスはこちらの言葉に反応して、咄嗟に声を上げたがアルセウスに睨まれて縮こまっている。

 

「それと、そのブラッシングとやら我にはしてくれんのか。いや、我がしたいとかそういう訳でなく、我が主はそういうのが好きなのであろう?」

 

 アルセウスはそんな睨みを効かせつつ尻尾をモジモジと振りながら、照れくさそうに話す。

 

「もちろんだとも」

 

 しなかったら後が怖いし、アルセウスの毛並みも気にならないというのは嘘になる。

 

 俺はアルセウスのブラッシングを終え、キリ様を招待する準備を開始する。

 

 

 ─シャドウ・ボーダーにて─

 

 

「そろそろ浮上になるけど、カルデアのデータベースを検索したら面白いものが出てきた」

 

 シャドウ・ボーダーのAIとして搭載されたダ・ヴィンチが、発見された資料をスクリーンに移す。

 

 そこには虚数潜航直後に現れた蛇や百足の様にも見える龍が、ふたつの姿で模写されていた。

 

「ふむ。この模写は一体どこから?」

 

 ホームズは興味深そうに観察する。

 

「これは絵の下に名前がある通り、彼によって描かかれものだ。勿論、白紙化される以前に」

 

「では、あの人が…これを」

 

 その名前はマシュ・キリエライトも何度も話をした事がある人間のものだった。しかし、その人間はいつも顔を見る度に辛そうな顔をしていた。そう、マシュ・キリエライトという存在を見る度に。

 

「彼は元々、動物科に属していた。代々受け継がれた魔術刻印はそれなりのもので、魔術回路も良い部類に入る優等生というべき人間だ。だが、精神性だけで言えば、一般人や立香くん、君に近いのかも知れない」

 

 Aチームでありながら均されたような平均的な人間について、ダ・ヴィンチは語る。カドック・ゼムルプスとはまた違った意味での平凡さを。

 

「彼について特筆すべきはその魔術特性と自家製の霊装だ。動物(キメラ)科に属する彼はその霊装、キャプチャ・スタイラーと呼んでいたそれをよく利用していた。

 キャプチャー・ディスクと言われるものを射出し、対象を3次元的に円形状の光の輪に収めることで隷従させるという手間の多い霊装だ。彼曰く劣化した模倣品に過ぎないらしいが、手間の多いためか強制力は高く魔術霊装としては一級品だ。サーヴァント相手には足止め程度にしかならないとは考えられるけどね」

 

 それはその男が知る限りはポケモンが存在しなかったが為に、動物(キメラ)という領域を学び作ろうとした悪足掻き。また、ポケモンにいつ遭遇しても良いように会得・作成した霊装だった。

 

「そして、何より重要なのはこの絵の後ろのページにあった彼が残したと思われる説明文なんだよねぇ」

 

 そうやって、男が存在しないポケモンを記憶に残そうと書いた絵と文章(黒歴史)が公開される。もちろん、原作の説明文が殆どであったが、その中に考察もあったことは間違いない。

 

『常識の通用しないこの世の裏側にあると言われる 破れた世界に生息するポケモン。

※破れた世界(別説明)…時空がねじれ、時間や空間の概念がない、この世の裏側にあるという反転世界。

 ギラティナについて

 ・反転世界・反物質を司る。

 ・ドラゴン・ゴースト

 ・シンオウ三神の一体

 ・アナザーフォルム:H150 A100 B120 C100 D120 S90

 ・オリジンフォルム:H150 A120 B100 C120 D100 S90…… 』

 

 他にも雑多にその『ポケモン』と言う名の魔獣について記載されていた。

 

「この値が、多分だけど戦闘能力の様な数値を表している可能性が高い。ボディサイズという様なことも有り得るかもしれないけれど。

 後は別ページにタイプ相性表なるものがあったから、このドラゴン・ゴーストは属性やクラスに近いものだと思われるね」

 

 推測を述べるダ・ヴィンチ。

 

「何だね。彼はそのポケモンとかいう動物(キメラ)か魔獣か分からんものを作成し、この虚数空間にまで放ってると言うのかね? 」

 

 震え声になりながら、新所長は事実確認を行う。

 

「確認したいのだが、他に資料はあるのだろうか?」

 

 会話に割って入ってた探偵は全ての情報を知るために、質問をする。

 

「キミの言う通り、まだ沢山のポケモンと言われる魔獣の情報が乗っていたよ。シンオウについては北海道や樺太に全く別の街の名前がついた地図まであった。

 厳重に暗号化されセキュリティが掛かったフォルダーやファイルもあったが、この万能の天才ダ・ヴィンチちゃんが解除しておいた。

 これは全員の共有データにアップロードしておくから、確認しておいてくれたまえ」

 

 そして、黒歴史はカルデアのメンバー全員に公開された。

 

 

 

 

 

 




黒歴史公開回でした()

今回のカルデアのデータはポケモンとしてのデータや白紙化前の主人公の考察で、主人公がまだ実際のポケモン世界を見てないため、異聞帯との差異が生まれています。

追記:一部修正。
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