【ポケモン異聞帯】ポケモンがソシャゲ化したとは聞いたが、型月なんて聞いてないんだが()   作:村ショウ

7 / 10
お待たせして、すみません! 
仕事が忙しくて平日に殆どかけない。1章と2章のネタは考えてあるのに…。
後、ルルハワならぬ亜種特異点 アローラとかの設定も色々と。



07.暗躍する者たち

 チキチキ、クリプター会議始まるよー。

 という訳もクソもないが、キリ様にこっちの異聞帯を視察してもらったため、その報告会が開催されている。

 こっちはハワイこと、アローラへの拡大や様々な計画を立てている為、忙しいのだがこればかりは仕方がない。

 

 今回はカイニスを連れているキリ様同様に、こっちもトゲキッスを連れてきた。

 これは事前にキリ様とも打ち合わせた事だ。

 

 シンオウ異聞帯の情報が欲しいためか、コヤンスカヤもいた。異星の神の使徒である以上、断る訳にはいかないだろう。

 コヤンスカヤがこちらをチラチラ見ているような気がしたが、気の所為に違いない。どちらかと言えば、見ているとしたらトゲキッスの方だが。

 

(なんか見られてる気がするキッス、何者でキッス?)

 

 それを裏打ちするかのように、トゲキッスが耳打ちしてきた。

 

 よく考えると、毛があるポケモンは愛玩の獣であるコヤンスカヤにとって、能力的な意味でトゲキッスがおやつになりかね無いのでは。そんな大事な事に今更気づいた。

 毛並みを触って分かったが、アルセウスもブラッシングは可能だ。

 アルセウスまで獣の判定に入れられたら不味い。

 

(アイツはアレだ。見た目人間だがポケモンとか食べる系モンスターだ)

 

(な、なんて奴がいるキッスか!?)

 

 トゲキッスにも警戒させる為に脅しを掛けておく。

 セリフや状況を考えなければ、羽を縮めて震える怯えた姿も可愛い。別に虐めたいという訳では無いが、ポケモンはどんな表情でも愛おしい(・・・・)

 

「それで、そのシンオウ異聞帯はどうだったんだ? キリシュタリア」

 

 もっとも警戒すべき男、ベリル・ガットは探りを入れるかように聞き出す。

 

「彼の異聞帯はギリシャ異聞帯にも劣らない強さを持つ。発展度合いで言えば、ギリシャ異聞帯の方が上ではあるがね」

 

「へぇ……。ギリシャ異聞帯と同等ねぇ……。これは驚いた」

 

 キラーメガネと言うべきか、メガネを光らせて何かを考え込むベリル。

 

「私からも一ついいかしら。別に異聞帯同士の争いなんて、私には関係ないのだけど。

『ぽけもん』と言ったかしら、その魔獣(ポケモン)に見覚えがあるわ。盗み見るつもりはなかったのだけど、確かあれは訓練の後の道すがら貴方が落とした資料か何かで、トゲキッスだったかしら。スケッチされていたそれにそっくりね」

 

 黒歴史を軽くとは言え見られていただと…。しかも、クリプター会議で公開処刑とはぐっさんの割にやってくれる…。

 

「つまり、シンオウ異聞帯では既にあったものを創造し、存在させているわけだ。俺の勘が正しければ、その魔獣(ポケモン)は単なるサーヴァントのレベルじゃないだろ。ロシア異聞帯のヤガだったか、あれとも違う。人がいた上でこの魔獣(ポケモン)とやらがうじゃうじゃいるんだろ。創造となればこの中ではギリシャやインド当たりが妥当じゃーねか。

 なのに何故、これが日本なんだ?」

 

 不味い。一応、キリ様とは打ち合わせしているが、白紙化前にポケモンを認識していた事がバレた。

 後、アルセウスがギリシャやインドが近いのは間違いない。インド神話のヴィシュヌ神には千手の意味を持っていたり、創造の概念的にも千本の腕で宇宙を作ったアルセウスは近い。

 

「その魔獣(ポケモン)、トゲキッスは確かに彼の異聞帯の魔獣と、ゼウスとテミスの子を混ぜたハイサーヴァントと言うべきものだ」

 

 キリ様はトゲキッスが持つギリシャ要素について、説明する。これなら、ギリシャからシンオウに神霊を渡した程度にしか思われないだろう。アレ、かなり重大な気がするが。

 

「なるほどねぇ…、それはまた。あんたらそこまでの仲で組んでるってことか。まぁ、同じAチームのメンバーだ。当然といえば当然だが。つれないなぁ。俺も神霊が欲しいもんだ」

 

「元々から彼が考えていた魔獣(ポケモン)理論は面白いものだったからね。それに協力しようと思っただけだよ。彼からも代わりにこの『ほしぐも』を貰っている」

 

 連れてきていたのか、テレポート能力でついてきたのかは分からないが、はしゃぎながらキリ様の周りをクルクル回るコスモウム。

 キリ様の話に合わせる形で、会議の中でトゲキッスに取り込んだ神霊はギリシャ異聞帯産ということになった。

 

 その後は、原作にもあったカルデアがロシア異聞帯に来るであろうことが話し合われた。

 こちらも一応はカドックに対して、 イヴァン雷帝の兵である殺戮猟兵(オプリチニキ)だけでは後々がキツイだろうし、環境適応可能な氷タイプのポケモンなりを貸し出す事を伝えたが、断られてしまった。

 まぁ、これは想定内だ。少しでも印象をよくしたい見栄であると行っても良い。

 想定外の事と言えば、リンボの原作では表現されていない動きの報告があったくらいか。

 

 そんなこんなで、再びのクリプター会議を乗り切った。毎回毎回、こうも注目されるとボロが出そうで怖い。

 

 クリプター会議は終わった訳だが、個人的にもう一つやっておきたいことがあった。それは……

 

 

「ちょっと、いいかしら。あなたがあの時、キリシュタリア様も驚いていたたった1人生き残った存在だったのね」

 

 だが、解散した直後にオフェリアから呼び止められた。いや、それに関してやりたいこと的にも都合がよい。

 ただ、異星の神との会話はオフェリアに見られていたことを失念していた。

 

「そうだとしたら? 確かに爆発は生き残れた。ただ、それだけだよ」

 

「キリシュタリア様ですら、生き残れなかった爆発を一体どうやって…?」

 

「簡単な話さ。ただただ、幸運だった、それに尽きる。もちろん、それに至る原因や理由もしっかりと存在するんだろうけど、説明はできない」

 

 アルセウスなど理由はあるが、それをおいても転生を含め幸運以外の何物でもない。

 

「幸運って…。あなた、バカにしているの? アレはそんなもので生き残れるものじゃない」

 

 確かにその通りだ。オフェリアの魔眼が生存を固定化してつかめないほど遠い運命な以上、ただの人間の幸運などで済ませられる問題じゃない。だからこそのアルセウスになるが。

 

「それに関してはこちらも事情がある。しかし、こちらも別に隠したくて隠すわけじゃない。俺が怪しく見えるかもしれないが、Aチームの中でキリシュタリア様を裏切るのは存在がいたとして俺じゃない」

 

「キリシュタリア様を裏切る存在?」

 

「まぁ、はっきりと分かるわけじゃない。君の魔眼やペペさんの神通力とも違うものだし、これもまた説明はできないが、カルデア以外でキリシュタリア様に敵対する存在がいるのは確かだ。もちろん、異聞帯同士が接触して正々堂々戦うのは含めずにだ」

 

 この言い方なら、キリ様が裏切る異星の神もアゾットしてくるベリルも対象になるので間違っていないだろう。

 

「そこでだ。キリシュタリア様を間違いなく裏切らないであろう君に提案したい。キリシュタリア様のあの行動を見たのだろう? 

 であれば、君ともしもの時の同盟を組みたいと考えている。名付けて、キリ様応援同盟だ」

 

 そう、そのやりたかった事、それはこのキリ様応援同盟である。

 

「その名前はどうにかならないの? 正直、ふざけているようにしか見えない」

 

 オフェリアに、何か軽く引かれたような目で見られている気がする。やはり、ネーミングセンスか……。

 やはり、破神同盟とかのほうが良かったか。

 

「正直、あなたも怪しいけれど、キリシュタリア様があなたを認めている以上、同盟は悪くないとは思います。それで、具体的には何をするつもり? 」

 

「そのまま行けば、キリシュタリア様が異聞帯同士の争いに勝利するのは確実。そこは問題ではない。

 今考えている事で、とりあえずやる事はお互いの異聞帯の情報共有と出入りの自由化だ。加えて、カルデアやキリシュタリア様に敵対するものに対する共同戦線だ。個人的にこの同盟の主目的はカルデア以外の敵対者を炙り出しだと考えている」

 

「炙り出しについては気になるけれど、それなら同盟しても構わないでしょう」

 

「それではキリ様応援同盟の締結ということで、今後の詳細についてはまとめて送ろう」

 

 何とか同盟に持ち込んだ。

 敵対者の炙り出しと言うよりも、敵対者は決まっている以上、良いタイミングで戦う為に証拠を見つけたり、必要であれば捏造する方が大変かもしれない。

 

 

 そして、同盟締結をした俺はもう一つのある問題に取り掛かる。

 それはマスターとしての脆弱性である。

 ベリルの戦闘能力は侮れない。カルデア側にサーヴァントがいる状況ですら、ぐだを殺して相打ちにできるようなレベルなのだ。

 この強さでは、いくらポケモンレンジャーを参考にしたキャプチャーボード霊装を利用しても、ベリルみたいにふいうちしてくる相手に手順が多いキャプチャーでは分が悪く厳しいし、そもそも、ベリルに通用するかどうかも怪しい。

 

 そこでアルセウスの足手まといにならないように、マスターでも利用できる霊装や武器の必要性に思い至った訳である。

 まずは、人間が利用できるポケモン世界の武器を考えることとした。

 通常レベルの兵器の類では意味があまりないため、火力重視で考えた結果、思いついたものが一つあった。それはAzが開発し、フラダリが利用した最終兵器である。

 現状、完成品に近い最終兵器を利用するには、カロス地方まで異聞帯を拡大する必要があるが、それでは先にベリルやカルデアにやられかねない。

 

 そこで、プロジェクト『AZOTH(アゾット)』である。

 いや、某愉悦部神父が頭に浮かんでしまうが、これはポケモンORASで登場したものだ。

 前に考えたことに近いが、ORASの頭にもつくオメガとアルファを合わせたものΑΩ(アルファオメガ)といい、始まりと終わりを意味したり、そのままアルファベットに読み替えて、AtoZとすることがある。

 AtoZ、AZと言えば、カロス地方で最終兵器を開発した人間だが、この最終兵器の技術がORASでも本来の形でないが使用されている。

 ORASのパッケージの伝説のポケモン、グラードンやカイオーガを伝説クラスの封印から目覚めさせるのには、それを破壊するだけの同クラスの兵器が必要だった訳だ。そのためにこのプロジェクト『AZOTH(アゾット)』は行われ、その技術は主に潜水艦のドリルに利用されている。

 

 原作的に最終兵器の技術の鍵はデポンコーポレーションが既に握っている可能性が高い。

 また、他の繋がる鍵として上げられるのは、こちらは兵器の素体だと考えられるが、AzothのAzを除いたothの部分を担うとされるレジ系などがある。OTHが何故レジ系を表すかと言うと顔の点字の文字だったりする訳だが、その辺は割愛させて頂く。

どのような形にしろホウエン地方が存在しているので、レジ系の解析から始めるにしても、デポンから技術を得るにしても、結果的にはアゾットの最終兵器部分を解析して、本来の最終兵器を作成するのが目標となる。

 

 余談だが、このAZの最終兵器は聖杯に近いのではないかと思われる。

 冬木の大聖杯は本来、第三魔法ヘブンズ・フィールと言われる魂の固定化を行うためのものであったが、汚染されてこの世すべての悪になったりしている形だったはずだ。

 これに関しては最終兵器も似ていて、AZは戦争で亡くなったフラエッテと言われるポケモンを蘇生するために開発した。しかし、そのエネルギーを得るために多くのポケモンの命を犠牲にした。一方、冬木の聖杯は七基のサーヴァントを小聖杯に焚べて、そのエネルギーをもって根源への穴を開けることで根源へと至れる代物だ。

 さらに、AZは第三魔法の様に不老不死まではいかないものの、余波により副作用として長寿化している。

 蘇生が本来の目的で、不老不死を目的にしていないものでこれなら、上手くやれば不老不死とかも可能ではないかと思えてくる。

 そもそも、似ていると思うのは聖杯も帝都聖杯奇譚で聖杯爆弾の様な単なる破壊兵器にされてしまっているからだろうか。

 

 最終兵器は聖杯にも似ているがその性質はどちらかといえば、普通の魔術師でもえげつないレベルにまで強化できるものを作れるアトラス院の世界を壊す霊装の類にも近い。

 その一例が、マシュに与えられたブラックバレルなどだ。

 聖杯はどちらかといえば、願いを叶える観点だけを見ればジラーチの様だ。逆に、雰囲気的にはジラーチは小聖杯見たいなものに感じるが。

 ある程度解析して分かったことだが、ポケモン世界にはポケモン自体の能力や伝説クラスのポケモンが使用する道具としてなら、聖杯やそれに類するクラスの力が存在している。

 だが、この最終兵器に関しては人間が作り上げ、ポケモンをエネルギー源として必要としてはいるが、人間が使用できる兵器だ。

 

 さらによくよく考えれば、力の集め方自体は普通の聖杯戦争よりも海上油田として登場したセラフィックスの生死不明のマスターを利用したエネルギー収集法に近いのかもしれない。

 ポケモンの場合はサーヴァントのようにマスターを用意せずとも沢山生息しているため、もっと簡単にエネルギーを利用できたわけだが。

 もちろん、最終兵器はそのまま利用したら、ポケモンを大量に犠牲にすることになるのでそのまま利用する訳にはいかない。

 だが、犠牲のない応用方法や利用方法なら幾つか思いついてはいる。それを一つ一つ試していくか、連射性は落ちるが打つ度にアルセウスの力をチャージして貰う方式を取った方が良いかもしれない。

 

 とりあえずはホウエン地方で情報収集をしなくてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは常夏の島。そんな島には似つかわしくない突如として現れた城で、スーツ姿の男と古風な見た目の男のアンバランスな二人組が話を始めた。

 

「ンンン、サカキ殿。怨霊ポケモンと言いましたか、貴方から頂いたミカルゲなる魔獣は拙僧の体に良く馴染んでおりまするぞ。ヌケニンなる魔獣も取り込み、拙僧は昂ぶっておりまする。して、そちらはいかがですかな」

 

 ポケモンとの融合。それは奇しくもトゲキッスに行われたものに近いが、方法論としてはその逆である。

 シンオウ神話では元々、人とポケモンに差はなかった事により成立する術式。

 サーヴァントがポケモンを取り込むという形。

 

「ミカルゲとヌケニンに関しては構わん。あの樹のほんの礼だ。

 それで、計画に関してはこちらも順調だ。

 ガラル地方のムゲンダイナとそちらの英霊、第二熱力学の法則の否定、マクスウェルの悪魔との融合実験はうまくいった。そちらではデミサーヴァントといったか。

 アレはかなりピーキーなものだが、ムゲンダイナとの相性は良い。運用法は考えねばならんがな」

 

 2人の男は中心に柱のような太い樹が植えられた城で、談笑を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところ変わって、南の島々のうちの一つの島にこれまた異質な存在が表れていた。

 

 ピンク色、いや桜色ともいえなくもないその島の守り神であるポケモンは、迫り来た島の危機に対して助けを求める形で、月の聖杯戦争の管理AIと意気投合していた。

 

 そう、カプ・テテフとBBである。

 守り神としての権能や力を与える形でカプ・テテフはBBとの融合を果たしていた。姿はBBのままであるが、元の能力に加わる形で、能力は引継いでいる。

 

 言うなれば、BB・テテフである。

 

「さぁ、始めましょう。常夏の楽園のサマーバケーションを」

 




リンボ「忘れもしませぬ、あれは拙僧が不思議な守りミカルゲだった頃…」

誰もが1度は考えた不思議な守りミカルゲ。抜け殻と怨霊ポケモンとか道満と相性良さそうなので詰め込んでしまった()

偽りの生活続命+不思議な守りとか、害悪、畜生すぎる…。

今回は残虐性を持ち合わせるテテフとBBちゃんの悪魔合体もぶっ混みました。(合体事故感)

争いを止めるために元気になる粉を与えて、その人間が暴走して全員死んで争いが無くなるとか、ホントにポケモンか…?
争いが苦手(迫真)


ムゲンダイナが取り込んだマクスウェルの悪魔しかり、本主人公がやってる事は敵もやってきたりする感じです。

そういえば、BBちゃんはサバフェスだと某神の権能を取り込むことになるわけですが、こちらでは島の守り神と関係があって月にも関係があるあのポケモン辺りを取り込むことになりそう…。


次回は早めに続きを出したい…。

追記:誤字報告·感想·評価ありがとうございます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。