ヴィーナスクラシック -GBNがサ終になった世界-   作:星龜

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【シャイニングデイズ】再始動


 

マヂッ!?

と驚く翔子(ショウ)

 

「はい☆

昔【ヴィーナスアーク】の入団テストを受けたけど、落ちちゃった娘なんですけどね…。」

と言う奈緒美。

 

(あぁ…

そういや、リーダーになった時、新メンバーの入団テストやったな…★)

と、翔子(ショウ)は思い出す。

 

 

しかし…

 

何か、気まずい…。

 

奈緒美が連れてきたいという人物が、その時に落とした人物というのだから、無理もない…。

 

向こうだって、翔子(ショウ)のことを覚えているだろうし…。

 

しかし、ヴィーナスクラシック出場のため…

 

そして、フォース存続のためにも、手段を選んでいられない。

 

来る者は拒まずだ―。

 

 

「ぜひとも、おねがいします☆」

と、奈緒美の手を取る翔子(ショウ)

 

「はいっ☆」

と、奈緒美は満面の笑みで、元気よく答えた―。

 

 

翌日の夕方―。

 

【ヴァンキッド】のイートインスペース―。

 

 

「はぁ…★」

と、ため息をつく翔子(ショウ)…。

 

このあと、奈緒美が新メンバー候補を連れてくるのだが…

 

その人物は、かつて、翔子(ショウ)が【ヴィーナスアーク】のリーダー時代に行った新メンバーの入団テストで落とした娘だ…。

 

気まずいったら、ありゃしない…。

 

 

まもなく、奈緒美が、その人物を連れて来た…。

 

「紹介するね☆

私の中学の頃からの友達の

霧島(きりしま) 優華(ゆうか)ちゃん☆」

と、奈緒美が翔子(ショウ)に、友達である優華を紹介した。

 

女神東高校1年4組の霧島 優華だ。

よろしく。」

と、翔子(ショウ)に頭を下げる優華。

 

【挿絵表示】

 

(め…女神東高校…!?)

と、驚く翔子(ショウ)…。

 

 

女神東高校―。

 

そこは、女神市にある高校の中でも進学校として知られ、巷でも

5分のヒマがあれば勉強をする

などと言われているような高校だ。

 

 

(女神東の娘がGPDやるなんて…

ちょっとオドロキ…★)

翔子(ショウ)も、朝から晩まで勉強漬けみたいな女神東高校の生徒が、まさかGPDをやっているとは、思いもしなかった…

 

…と、同時に

(つ〜か…

こんな娘、いたっけ?)

と、2年前に行った【ヴィーナスアーク】の新メンバーの入団テストの時の事を思い出してみる翔子(ショウ)…。

 

こんなインパクトの強い人なら覚えているはずなのだが…

 

翔子(ショウ)の記憶には無い人物だった…。

 

覚えが無い…

 

…ということは

GPDの実力も低い

ということだ。

 

そうでなければ、翔子(ショウ)も落としたりしない…。

 

 

しかし、今はとりあえず、メンバーを確保する事の方が重要だ。

 

これで、ヴィーナスクラシックにも出場できる。

 

 

「こちらこそ、よろしくね、霧島さん☆」

と、優華と握手する翔子(ショウ)

 

「そっちが歳上なのだ。

優華でいい。」

と言う優華。

 

「その…あの時はごめんね…。

落としたりして…。」

と、翔子(ショウ)は入団テストで落とした事を謝った。

 

「なぜ謝る?

落選したのは、私に力が無かったからだ。

力の無い者を落とすのは、フォースリーダーとして当然の事だ。」

と言う優華。

 

「それは…そうなんだけど…。」

と言う翔子(ショウ)

 

「なら、そういうことだ。

テストも無しに、GPDフォースに入れたということは、私の腕が上がった証拠だろう。」

と、微笑む優華。

 

「おっ☆

今の優華(ユウ)の顔見たの、ひさしぶり☆」

と、笑う奈緒美。

 

「これでも、自分を抑えるのに精一杯なのだ。

嬉しさのあまり、踊りだしたいくらいだ☆」

と言う優華。

 

「なら、優華の入団祝い兼【シャイニングデイズ】存続決定記念に、適当なフォースとデュエルしよっか☆」

という翔子(ショウ)の提案に

 

「おーっ☆」

「悪くない☆」

と喜ぶ奈緒美と優華。

 

そして、3人で受付に行くのだった―。

 

 

【シャイニングデイズ】の対戦相手は、ドワッジを使う、男性3人組のGPDフォースだった。

 

「先鋒は、私に行かせてもらう☆」

と、コクピットルームに向かう優華―。

 

「優華って強いの?」

と、奈緒美に訊く翔子(ショウ)

 

「強いよ☆」

と笑顔で言う奈緒美。

 

まもなく、先鋒戦が始まった―。

 

 

優華がコクピットルーム内のシートに座ると

 

『GUN-PLA DUEL, Stand up.』

というアナウンスが流れ、システムが起動し始めた。

 

正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターの光で、コクピットルーム内がほのかに明るくなる。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

デュエルステージが、宇宙属性を示す黒色になる。

 

そして、25分割されているステージの、1番から10番までのグリッドが30センチせり上がっていく。

 

 

そして―

 

『DUEL start!!』

 

デュエル開始の合図が鳴り響く―!!

 

 

「霧島 優華…!!

Gアルケイン・ブレイデン、参る…!!」

 

カタパルトデッキに設置したGアルケイン・ブレイデンが射出される。

 

カタパルトデッキを滑走中に、ガンプラにプラネット粒子が散布されて

プラネットコーティング

が施され、ガンプラは、あたかも実機のように動くのだ―。

 

そして…

 

Gアルケイン・ブレイデンが、デュエルステージに姿を現した―!!

 

 

優華の愛機(ガンプラ)・Gアルケイン・ブレイデン―。

 

HG Gアルケインの背中に、SDEX シナンジュのバックパックを付けた、灰色と紺色で塗られた機体(ガンプラ)だった。

 

なお、バックパックを変更しているため、飛行形態には変形できない―。

 

 

相手フォースの機体(ガンプラ)は、ドム色に塗られたドワッジだった。

 

宇宙属性ステージなので、黒い機体色は視認しにくい。

 

それでも、Gア([優華])ルケイン・ブレイデンは対艦ビームライフルのソードモードでドワッジに斬りかかっていった―。

 

 

夜10時―。

 

帰宅した翔子(ショウ)は、タブレットで、とあるサイトを観ていた―。

 



 

DJカナンの

ヴィーナスクラシック マニアックス

 

Good evening☆

MEGAMI CITYのEveryone☆

ヴィーナスクラシック マニアックス】の時間だぜェ☆

 

今夜も、女神市(メガミシティ)で行われたGPDの結果を中心に、ホットな情報を伝えていくぜェ☆

 

 

まずは、嬉しいニュースからだ☆

 

昨年のヴィーナスクラシックの予選で敗退し、実質、解散状態だった【シャイニングデイズ】が、新メンバーを加えて再始動ゥッ☆

 

そして、再始動最初の試合(デュエル)に、見事勝利ィッ☆

 

これからの活躍に期待しているぜェ☆

 

 

続いて、他のフォースの試合(デュエル)の結果を…

 



 

【ヴィーナスクラシック マニアックス】で配信されている、【シャイニングデイズ】の試合(デュエル)の動画を見て、ほくそ笑む翔子(ショウ)―。

 

 

優華は強かった。

 

2年前、【ヴィーナスアーク】の入団テストで落とされて、一念発起して修行を積んだのだろう。

 

優華は、奈緒美とは真逆の、接近戦を得意とするデュエリストだった。

 

対艦ビームライフルのソードモードで、たちまち、対戦相手のドワッジに勝利してみせた。

 

 

続く次鋒戦も、奈緒美のハイパージャマーを用いた狙撃で、対戦相手の緑色に塗られたドワッジに勝利した。

 

 

大将戦も、もちろん、翔子(ショウ)の勝利だった。

 

 

【シャイニングデイズ】の再始動は、上々の滑り出しだった。

 

(よっし☆

ここは

ヴァンキッドカップ

に出場して、さらなるレベルアップだ☆)

と、翔子(ショウ)

ヴァンキッドカップ

出場にエントリーするのだった―。

 

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