ヴィーナスクラシック -GBNがサ終になった世界- 作:星龜
ヴァンキッドカップ1回戦1
DJカナンの
ヴィーナスクラシック マニアックス
Good evening☆
MEGAMI CITYのEveryone☆
ヴィーナスクラシック マニアックス
の時間だぜェ☆
今夜も、
まずは、今週と来週の土曜日、GPDアリーナ【ヴァンキッド】において、ヴァンキッドカップが開催されるぜェ☆
コイツは、ヴィーナスクラシックの前哨戦ともいえる、大事な
このヴァンキッドカップの結果は、日曜日に配信される特別編にて伝えるぜェ☆
月曜日の夕方
GPDアリーナ【ヴァンキッド】のイートインスペース―。
「天野先輩。
ヴァンキッドカップとは、どのような
と、
「ヴァンキッドカップっていうのはね…」
□
ヴァンキッドカップ―。
その名のとおり、GPDアリーナ【ヴァンキッド】で行われるGPDの大会であるが、【ヴァンキッド】の独自のルールで行われる。
・試合形式は、チーム戦ではなく個人戦
・参加人数は32名
【ヴァンキッド】のフリーデュエルスペースにある4基のデュエルステージを使って1対1のトーナメント方式のデュエルを行い、勝ち残った4名が決勝トーナメントに進む。
主催者である【ヴァンキッド】のオーナーの天馬 ノボルには、そのつもりはなかったのだが、開催時期の都合上、ヴィーナスクラシックの前哨戦に位置づけられている、重要な大会である―。
□
「なるほど…。」
と、納得する優華。
「で、今日は、その練習のために、ここに来たの。」
と言う
「負けませんよぉ〜☆」
「私もだ…☆」
と意気込む奈緒美と優華。
「じゃ、7時から3番ステージでね。」
と言う
◇
そんなこんなで、土曜日―。
ヴァンキッドカップ当日
GPDアリーナ【ヴァンキッド】のフリーデュエルスペースには、参加者の32名をはじめ、応援団や観客達でいっぱいだった。
なお、ヴァンキッドカップはヴィーナスクラシックと違い、女性限定というわけではないのだが、今やヴィーナスクラシックの前哨戦と位置付けられているからか、参加者は全員女性だった。
「あ〜、みなさん。
本日はお日柄もよく…」
と、何やら、若干、趣旨がズレているような、オーナーの天馬 ノボルの開会宣言のあと、1回戦が始まった―。
「私は1番ステージの第2試合か…。」
「私は3番ステージで、第3試合だよ。」
「私は4番で、第1試合だ。」
と【シャイニングデイズ】のメンバーは、上手い具合にバラけた。
「とりあえず、1回戦、突破しよう☆」
「うん☆」
「あぁ!!」
と、
◇
「それでは、みなさん。
1回戦の第1試合…
デュエル スタートッ☆」
と、ノボルの試合開始の宣言で、各ステージの1回戦の第1試合が始まった―。
1番ステージの第1試合は
黄色いガンダムヘイズル
vs
黄緑色のザクII改
だった。
ステージ属性は宇宙。
珍しく、
黄色のガンダムヘイズルは、両腕をガンダムヘビーアームズ(EW)の物に変えていた。
ヘイズルの高機動性はそのままに、両手に持ったダブルガトリングガンと、両肩のマイクロミサイルランチャーで、かなり火力が向上しているので、かなり強いと思われたが…
(苦戦してるじゃん…★)
と、見ている
黄色のガンダムヘイズルは、黄緑色のザクII改に苦戦していた…。
黄緑色のザクII改に向けて、黄色のガンダムヘイズルは右手に持つダブルガトリングガンを撃つが、簡単に回避され、逆にビーム兵器に設定を変更したザクマシンガンで反撃をくらってしまう…。
(ヘタね…。)
と、あきれる
どうやら、黄色のガンダムヘイズルのデュエリストは、自分の愛機を使いこなせていないようだ。
機体を安定させようと、必死になって姿勢制御スラスターを噴射しまくっている…。
その間にも、黄緑色のザクII改からの攻撃をくらっている…。
黄色のガンダムヘイズルは、両手にダブルガトリングガンを持っているため、シールドを持っていない…。
だから、敵からの攻撃は回避するしかないのだが、姿勢制御に忙しく、それどころではないようだ…。
もはや、使いこなせていないというよりも、あきらかに自分の技量に見合った
根本的に、
黄色のガンダムヘイズルの無様な戦いぶりに、観客達からはブーイングまで起きている。
とうとう、黄色のガンダムヘイズルは耐久値がゼロになり、その場に倒れたのだった…。
『DUEL ENDED.』
黄緑色のザクII改のデュエリストの勝利を称える拍手喝采よりも、無様な負けっぷりを見せた黄色のガンダムヘイズルのデュエリストへのブーイングの方が多かった…。
(こんなことなら、4番ステージの、優華の
と、
コクピットルームから出てきた、黄色のガンダムヘイズルのデュエリストは、ちょっと小太りの、背の高い、メガネをかけた、雰囲気的に大学生か成人女性のようだ。
彼女は、スタッフが回収した黄色のガンダムヘイズルをスタッフから受け取ると、観客達の罵声を浴びながら、逃げるように、小走りで去っていった…。
◇
続いて、第2試合―
「
と、対戦相手の少女が名乗るが、聞いたことも無い名前だ。
最近、デビューしたデュエリストだろうか?
向こうが名乗ったのだから、こっちも名乗る。
「【シャイニングデイズ】のリーダーの天野 翔子です。」
「よろしく、天野さん。」
「こちらこそ…。」
と、
そして、コクピットルームに入っていく―。
◇
コクピットルーム内のシートに座ると
『GUN-PLA DUEL, Stand up.』
というアナウンスが流れ、システムが起動し始めた。
正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターの光で、コクピットルーム内がほのかに明るくなる。
『Please set your GUN-PLA.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
デュエルステージが、宇宙属性を示す黒色になる。
そして、25分割されているステージの
7〜9番
12〜14番
17〜19番
グリッドが30センチせり上がっていく。
そして―
『DUEL start!!』
デュエル開始の合図が鳴り響く―!!
「天野 翔子ッ!!
ロートエンツィアン、行くよッ!!」
カタパルトデッキに設置したロートエンツィアンが射出される。
カタパルトデッキを滑走中に、ガンプラにプラネット粒子が散布されて
プラネットコーティング
が施され、ガンプラは、あたかも実機のように動くのだ―。
そして…
ロートエンツィアンが、デュエルステージに姿を現した―!!