文字数はどれくらいがちょうど言いんでしょう。
感想欄で教えてください
色々調べながら書いているので随時投稿したものも直しています。
なのでたまに前回との繋がりがおかしくなりますがご了承ください。
俺たちが調査兵団に入ってから約1年の時が流れた。
あの日、霧の中で俺たちを救ったようにあいつは調査兵団の団員も救っている。
陣形がなかった頃は気づけなかったがエルヴィンが対巨人用索敵陣形を作った時に奴の異常さが顕著になった。
索敵陣形を初めて実戦投入した時のことだ。
いつの間にかやつが消えているのが分かり、俺たちは困惑することになった。
「一体どこに行ったんだあのバカは……!!おい、誰でもいい、あいつを見てねぇのか…!!」
「そ、それが我々も目を離したところいつの間にか消えていました…」
「すまねぇ、私も見てないんだ……ケインの兄貴、一体どこ行っちまったんだ…?」
「すまないリヴァイ。俺も目を離した隙に…」
ファーランもイザベルも他のやつも誰一人やつがどこに行ったか見ていなかった。
これに怒ることは出来ない。現に俺もやつを見失ったからな。
一体どこをほっつき歩いてるんだ。
まぁやつならそうそうに死ぬことはねぇだろうが。どこかの班に合流でもすればいいが…
簡易拠点を作っている時、俺がケインを探していると
ケインが団員達に感謝されているのを見つける
「おいお前たち、一体全体どうしてこのバカに感謝してるんだ?」
そう言って俺はケインを叩く。
「リ、リヴァイ兵士長!お疲れ様です!この度はケイン兵士長補佐に命を救われ、感謝を述べていた次第です!」
感謝?命を救った?どういうことだ。
「おい、そうなのか?」
一緒にいたヤツらにも聞く
「は、はい!我々第12班はこの度!奇行種に襲われていたところをケイン兵士長補佐殿に救われました!」
それを聞いて納得した。どうやらケインはあの時こいつらを助けに行ったようだ。
「そうか…どうやら嘘じゃねぇみたいだな…」
俺はケインを見て労う。気に食わねぇが団員の命を救ったのは間違いねぇ。
「ケイン、良くやってくれた」
俺がそういってもケインは何も反応を返さない。
あぁそうか…まだこいつらは認めてないからか。
「お前らもういいぞ、こいつは俺が回収する。ケイン、お前は確かに仲間の命を救ったがそれとこれとはまた別の話だ。こい」
俺はケインを引き連れて俺達の班の補給拠点に戻る。
戻る最中に俺はケインを殴る。
1年前とは違う。あの時俺はケインを殴れなかった。
こいつの行動に全てを委ねてしまった。
だが、壁外調査で仲間が死んでいく中で俺は明確にイメージしちまった。
こいつが死んで、片腕だけで俺の前に現れる様を。
だから殴る。こいつの行動はきちんと抑制しなきゃいけねぇ。
「おいケイン、てめぇ…自分がしたことをよく分かってんだろうな?
今回上手くいったから良かったなで済むわけねぇだろ」
ケインは黙っているが心なしか落ち込んでいるようにも見える。
「テメェがしたのは明確な単独行動だ、お前には何が見えてるか知らねぇがここは壁の外だ。
お前が対処出来ねぇ巨人がいつ出てくるか分からねぇ、なにかの事故で死ぬかもしれねぇ。
そうなったら俺は……自分を許せねぇ。
だからケイン…どこにも行くな」
ケインは何も言わない。
しかし、その後の壁外調査でもこいつの行動は治らなかった。
いつの間にか消えては団員を助ける。
何度言っても、何度殴ってもこいつは止まらなかった。
「おいケインテメェ……!!何度言えば分かるんだ…!」
調査兵団の宿舎で俺とケインが向かい合う。
俺は何度いっても分からないケインを殴り飛ばし胸ぐらを掴みあげる。
ケインが抗議の目を向けてくる。
「なんだその目は…!テメェ自分の立場がよく分かってねぇみたいだな…!」
俺がもう一発殴ろうとする手をケインが止める。
咄嗟に蹴るが止められる。
あぁ分かってる、何年一緒に喧嘩してきたと思ってるんだ。
こいつの方が強ぇのは分かりきってるんだよ
でも…それでも…俺は止めなくちゃならねぇ。
それが俺のお前に全てを委ねてしまったケジメだ。
ケインがいっそう厳しい目で俺を睨んでくる
「なぁテメェ……言いたいことがあるならはっきり言ったらどうだ?」
ケインは答えない
ただやはり俺を非難するように見つめてくるだけだ
「テメェはいつもいつもそうだ。何も言わずに勝手な行動ばかり…いい加減うんざりしてたんだよ…!お前の行動には」
1度距離を離す
「ケイン。ケリをつけよう」
それから俺たちは殴り合いの喧嘩を始めた。
でかい音を出していたので団員達は気づいてはいただろうが誰も止めに入ることはなかった。
数刻後。俺たちはお互いボロボロだった。
今まで何度か衝突はあったがここまでの殴り合いは初めてだった。
俺はケインの上にまたがり、殴る
「いい加減……折れてくれ!!」
一発
ケインはまだ抗議の目を向ける
「お前がいなくなる度に……ッ!!」
二発
ケインを見る。変わらない。
「俺は………!!!」
三発
ケインは俺を見るだけだ。
「俺は…!」
四発目は、とうとう出なかった。
俺はケインの上で蹲る。
今まで言えなかった本音が自然と出てくる。
「お前が心配で……!」
そうだ、お前が心配だったんだ
「お前がいつか、死ぬんじゃないかって……!」
初めて仲間を見た時に想像したんだ。
「お前がいつか……本当に死ぬんじゃないかって………!」
身体が帰ってくれば幸運な方で、全身を食われてどっかに行ってしまったやつもいる。
調査兵団ではよくあることだった。
「母さんやケニーみたいに……いなくなるんじゃないかって……!」
あの日死んだ母さんや、どこかに行ったケニーのように
「だから頼む……」
頼む
「居なくならないでくれ…」
死なないでくれ。
その時、俺はケインに殴り飛ばされ胸ぐらを捕まれる
ケインと目が合う。
今までにないほど
「リ…………ヴァ…………イ」
ケインが言葉を発する。
「お前……言葉が……!?」
だがその後に続く言葉に俺は絶句する。
「ミ…………テ……テ…………ク……レ」
リヴァイ見ててくれ
俺はケインの本気を見た。
ケインの目が物語っている。
ーー俺を見ていろ、俺に任せろ
そんな風に言われた気がした。
「それがお前の選択か……」
俺は根負けした。
「分かった。なら死ぬな……!死ぬことは俺が許さない……!」
ケインの決断は聞いた。俺は納得した。
ならもうすることはないだろう。
俺が出ていこうとドアを開けると調査兵団の奴らが全員聞き耳を立てていた。
「リヴァイ。君の家族愛の深さは見せてもらった」
「リヴァイ……君、凄く優しいんだね。私感動しちゃった」
エルヴィンとハンジがそういう。
「兵長……俺……兵長のこと誤解してました…」
「俺も……兵長があんな家族思いだったなんて…」
「兄貴ィ……俺は死なねぇから……」
それに続いて団員のそれぞれが各々の感想をこぼす。
「テメェら……………覚悟は出来てるんだろうな………?」
その後全員もれなくエルヴィンまでもがボコボコにされた。
ケインside
なんかいつも迷子になるんですけどもぉ!!
それをリヴァイが怒っている。
いや!しょうがないじゃん!ならちゃんと俺の事を監視するなりなんなりしてよぉ!
そう思っているとリヴァイが殴りかかってくる、理不尽な暴力が俺を襲う。
ふざけんなよォ!?そっちがその気なら俺もやってやりぁ…!
その後数刻殴りあった末にリヴァイを泣かせてしまった。
おぉよちよち。なんてやって貰えると思ってんのかボケェ!!
しょうがねぇ…俺の本気を見せてやるよォ!
よーく聞けよリヴァイ、1度しか言わねぇからな!
「俺を見ててくれ」
よーしよし、よく言えたぞぉ俺。多少噛んだがまぁ許容範囲内だろう。
これでリヴァイも俺が迷子にならないように見ててくれるだろう。
一件落着だな!
なんで監視もないし怒ってもくれなくなったんですか?
え?見捨てられた?見捨てられちゃった?
やだぁぁああ!!!見捨てないでくれぇええ!!