学園お抱え装蹄師の日常    作:小松市古城

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(102):幕間12 老紳士の告白

 

 

 

 

 サーキットで見かけたシンボリルドルフは多忙を極めていたようだった。

 

 ヘリコプターというおよそ常人には必要のない交通手段で来場し、彼女が移動するときにもさまざまな人間から声をかけられ愛想と威厳が両立する態度で応じ、用意された部屋に入ってからもそこへは来客が引きも切らない様子。

 

 無理もないことだ、と研究員の男は思う。

 

 生ける伝説であるシンボリルドルフの競走ウマ娘時代の偉業は言うに及ばず、彼女の引退後のキャリアについても、トレセン学園の下っ端研究員である男でも一般常識のように知っている。

 

 引退後、URAの職員となって早々に頭角を現し、背任事件で地に堕ちた組織イメージの回復に尽力。

 自らが初代王者となったトゥインクルスタークライマックスを中心に、これまでのG1レースを頂点とする競技スタイルから、通年でのポイントにより争われるというシリーズ戦という見どころの軸を新たに定着させた功労者である。

 

 しかも、彼女の伝説はそこに留まらない。

 

 URAの改革を5年ほどかけて実行し、周囲の期待以上の成果を出してひと段落したのち、彼女は国政に進出したのだ。

 

 彼女自身の絶大な名声と、URAやそれを支える各名家、そしてウマ娘たちといった支持母体をバックに、彼女は無所属で衆院選に立候補し、見事にウマ娘初の国会議員として議席を獲得した。

 

 その後も当選を重ねて今は押しも押されぬ中堅の国会議員であり、ウマ娘を含めた社会の幸福の追求という理想を掲げて邁進している。

 

 現役時代の綽名である「皇帝」は、国会議員ともなると洒落にもならないが、自らの掲げた理想と目標に邁進する姿は、紛れもなくウマ娘界の皇帝でありつづけていた。

 

 そんな生ける伝説が老紳士と研究員の男の近くを通り過ぎようとしたとき。

 

「よぉルナちゃん。相変わらず忙しそうなこって」

 

 老紳士は気楽に、またこともあろうに彼女の幼名で声をかけた。

 

 その声に気づいたシンボリルドルフはお付きの黒服が慌てるのも気にせず、こちらに進路を変えて近づいてきた。そしてシンボリルドルフと老紳士はどちらからともなく握手をする。

 

 研究員の男が間近に見るシンボリルドルフは、腰まで届く栗毛は輝くようにつやめいていて、タイトスーツの身を包んだ姿は些かの隙もないように感じるが、適度に表現されている女性らしいボディラインが美しい。

 表情は自信と余裕の成せる業か、多忙でもそれをを感じさせない威風と慈愛に満ちた瞳が印象的だった。    

 

「こんなところで顔を合わせるとは奇遇…ではないな。そうか、君が名代というわけか」

 

「忙しいのにわざわざ開会宣言のセレモニーに来てもらって悪かったな。これでウチのチームの顔も立つってもんよ」

 

 シンボリルドルフは老紳士と旧知の間柄らしく、親し気に話しながら、ちらりと流し目で研究員の男を見る。その視線に射抜かれた気がして、研究員の男はびくりと身を震わせた。

 

「はて…君に子か孫なんていただろうか。こちらの若者は?」

 

「…聞いて驚け。エアグルーヴの例の報告書、その執筆者だ」

 

 一瞬、シンボリルドルフのアメジスト色の瞳孔が窄まったように見え、そして彼女の瞳は真正面に研究員の男を捉えた。

 

「そうか、君が…」

 

 ルドルフが何事かをいいかけたタイミングで、お付きの男が割って入る。どうやらスケジュールが押しているらしい。彼女はほんの少しだけ苦笑いを浮かべると、鷹揚に頷いた。

 

「…一度、君とゆっくり話をしたいものだな。いずれ、近いうちに」

 

 シンボリルドルフは皇帝の威信たっぷりの、それでもどこか柔らかさを感じさせる笑顔で研究員の男にそう告げると、付き人とともに足早に去って行った。 

 

 

 

 

 

 

 シンボリルドルフを見送った後。

 ピットビル屋上の片隅の喫煙所で、研究員の男は老紳士とともに喫煙に興じる。

 コース上では前座レースが行われているが、会話を妨げるほどの爆音はしない。軽自動車のワンメイクレースは、それは静かに、しかし熱く、ホームストレート上でスリップストリーム合戦が繰り広げられていた。

 

 いつのまにやらブレイクランアウトと同じピットシャツを身に纏っている友人もそこに合流すると、老紳士は喫煙所に似つかわしいこぼれ話として、シンボリルドルフがここに来た経緯を解説してくれた。 

 

 

 今日のレースは全日本格式という、国内ではトップカテゴリーのフォーミュラ選手権である。その参戦枠をひとつ、しかもウマ娘主導のチームをねじ込むにおいて、主催者側とはひと悶着あったらしい。

 

 その見目麗しい外見はともかく、膂力に優れるウマ娘であるからして、ヒトが競う自動車レースにおいては同じようには競えないのではないか、という懸念だ。

 

 とはいえもともとモータースポーツの世界では男女の区別はなく、ヒトにおいて性差なく興じることのできる数少ない競技でもある。

 それであればウマ娘であっても参戦が許可されてしかるべきだが、さすがに国内限定とはいえ最も格式高く、高度なカテゴリーであるため前例がなく、議論は紛糾した。

 

 そうして喧々諤々の議論の上で示された参戦条件のひとつとして出されたのが、ウマ娘界の頂点であるシンボリルドルフの後見が欲しい、という要望であった。

 

 シンボリルドルフの理想である「すべてのウマ娘が幸福になれる時代」とは、まずもってヒトとの垣根を限りなくなくしていくことにある。そしてこの参戦企画の仕掛け人が旧知の人間であったことから、あっさりこの要望はシンボリルドルフの承諾するところとなった。

 

 そしてシンボリルドルフは後見人としての任を果たすべく、またルドルフの名声を活用したいというレース主催者からの要望に応えるべく、普段から分刻みであるスケジュールを豪快に3時間ほどこじ開け、このレースの開会宣言をするためにヘリで駆け付けた、という次第であった。

 

「なるほどですねぇ…まぁこれまでも、ウマ娘がル・マン24時間出たりとかしてましたけど、賞典外での出走でしたもんねぇ…確かあれも日本のチームでしたけど…」

 

 研究員の友人は老紳士の話に合いの手を入れる。

 

「あぁ。アレも俺たちの仕掛けだぜ。あれはル・マンの主催者の懐が広くてよ。話題にもなるってんで二つ返事でOKだった。まぁさすがに耐久となるとドライバーの体力がモノをいうのと、諸々の出場資格が怪しかったもんで賞典外ってことになったんだがな。ブレイクランアウトも2回、ルマンを走ってる」

 

 研究員の男もあれこれ調べる過程で、現役引退後に自動車レースの世界で活躍したウマ娘が居たことは知っている。朧気な記憶だったが、ブレイクランアウトのほかにも数名、居たはずだ。

 

「ま、それもこれもあんちゃんが調べてる人間の趣味みたいなとこもあるんだけどな」

 

 思わぬ言葉が老紳士から飛び出し、研究員の男が耳を疑った。

 

「…装蹄師の方が、ですか…?」

 

 老紳士はにやりと笑って、穴という穴から紫煙をもうもうと吹き出した。

 

 

 

 

「…あんちゃんが調べてる装蹄師な、俺の大学時代の先輩で…ビジネスパートナーで…まぁ人生の師匠みたいな人なんだ」

 

 最初に連行されたピットビルの部屋で、老紳士は楽しそうにコース上を眺めながら呟いた。

 

 コース上では前座レースが終わり、いよいよウマ娘レーシングが参戦する今日のメインイベントのスタート進行が始まっている。

 

 スターティンググリッドは最後列となったウマ娘レーシングの白いマシンは、観客によるピットウォークの時間帯、初めての参戦とは思えぬほどの観客を集めている。

 

 その輪の中心には、レースクイーンのポジションと思しきウマ娘がふたり、立っている。ストレートの芦毛とふわりとした栗毛、両者ともスタイルは文句なく抜群、それぞれ赤系の勝負服のようなコスチュームを纏った長身が映え、パラソルをさしてマシンに華を添えている。遠目にもモデルのような思うようなオーラが察せられる美ウマ娘の至近で、友人はその中にしれっとスタッフ面をして混ざり、生き生きとファンたちの整理をしていた。 

 

 それを眺めながら研究員の男は老紳士に訊ねた。

 

「装蹄師の先生って、一体どんな人なんでしょうか」

 

 これまでのアグネスタキオンやサイレンススズカとのやり取りを踏まえ、それでもなお茫洋としてイメージがつかめない装蹄師の男を、研究員はこれまた茫洋とした質問で尋ねた。

 

「…本人曰く、村はずれで何してるかわかんないようなおっさんになりたい、って言ってたな。まぁ結果的に、見事にその夢を叶えたおっさんになったな。もう爺さんって歳だな」

 

 そういうと杖でコース上のマシンを指し示す。

 

「あれも、先輩のアイデアや技術があちこちに組み込まれてる。もちろんレースのレギュレーションをきっちり守った上でな」

 

 あの、グリッド上でスタートを待っているレーシングマシンにも…?

 

 いよいよ訳が分からなくなる。

 

 装蹄師というからには蹄鉄の専門家であるはずで、その職人がレーシングマシンに何をするというのだろうか。

 少し考えてから、やはりイメージがつかなかった研究員の男は、まとまらない疑問を老紳士にぶつけた。

 

「あー…そうか。まぁつながらんよな」

 

 老紳士は笑って少し逡巡したあと、言葉を繋いだ。

 

「まぁ、もともとはクルマというか、メカに強いヒトだったんだがな。色々あって装蹄師に弟子入りして、いつのまにやら装蹄師生を生業としたんだ。その過程でウマ娘の為に尽くすようになった、と言えばいいのか…なんつーかなぁ…改めて聞いたことはないが、あのヒトはウマ娘たちに自分の人生を救われた、と思ってるんだろうな」

 

 老紳士はそう言うと、少し間をあけて、考えるような風になる。 

 

「…だから、ウマ娘のために自分が出来ることなら、寝食忘れて没頭しちまう。それに、世間体とか気にしない仙人ぽさがあるというか…まぁ、ヒトとして何かが欠けてるといえば、そういう面もあるかもしらん」

 

 老紳士は自らの内部と対話するかのように、言葉を選びながらゆっくりと話していく。

 

「…良くも悪くも、あのヒトは自分の腕でもって、シンボリルドルフの理想、<すべてのウマ娘が幸福になれる時代>、その一翼を担おうとした、と俺は思ってるよ」

 

 どうやら装蹄師の先生というヒトは、とんでもない大人物であるらしい。老紳士の抽象的な語りの中に、研究員の男は人物像の一端を垣間見た気がした。

 

 しかし同時に疑問も湧き上がる。

 そのような人物であるなら、何故調べても何も出てこないだろうか。

 

 ウマ娘界の舞台裏については定期的に各種媒体などで紹介されており、ウマ娘界を裏方で支える人たちは一種の畏敬の念をもって見られることが多い。

 

 レース自体が国民的エンターテイメントと称されて久しく、そこから生み出される様々なドラマから、スターウマ娘が生まれれば、そのトレーナーは名伯楽として世間に名が知られている。ウイニングライブの楽曲なども広く世間に浸透した結果、ウマ娘界発で著名になっていく作曲家や作詞家、さらには舞台監督や振付師などもいる。

 

 そのウマ娘たちの根本である脚元を支える装蹄師、というのはもっと注目されてしかるべきであるように思われた。その存在はいかにも通好みではあるかもしれないが、本の一冊や二冊出ていても不思議はないし、例えば老紳士と出会ったあの博物館で、しっかりと取り上げられてもいいはずである。

 

 研究員の男は拙いながらもその疑問をなんとかまとめて口にし、老紳士に問うた。 

 

「…あんちゃん、天皇賞秋のサイレンススズカの怪我のこと、知ってるだろう?」

 

 研究員は頷く。

 

「あの時、サイレンススズカの怪我は先輩の造った蹄鉄が原因じゃないかってんで、世論がヒートアップしちまってな。もちろん、先輩が造った蹄鉄はレギュレーションに則ったもので、URAも使用を許可したもんだ。なのにURAは世論に日和って、こともあろうに先輩を蜥蜴の尻尾のように切り落とそうとしたのさ」

 

 コース上では観客が退去しはじめ、いよいよレース前の緊張感漂う様相を呈し始めていた。

 

 そこから目を離さずに、老紳士は続きを語る。

 

「そこで、先輩を護るために俺は一計を案じた。だいぶグレーな手も使った。結果的にURA上層部で逮捕者が出たりなんだりした、あの事件につながったわけだ」

 

 まるで罪を告白しているようだ、と研究員の男は思う。

 そしてその印象はきっと、間違いではない。

 今この時、目の前にいる老紳士は自らの罪を懺悔し、独白するように語り、聞かせている。

 それを自覚した研究員の男は、歴史の裏側にある何かを今まさに覗き込んでいることに、軽い興奮を覚えていた。

 

「…まぁ別にURAの上層部に逮捕者が出たことについてはなんとも思っちゃいない。連中、それだけのことをしてたからな。だが結果的に、手を回した俺の会社はURAに食い込んで日の目を見て、先輩を歴史の裏側に封じてしまうことになった…といったら、あんちゃん信じるかい?」

 

 老紳士は微動だにせず、コース上を見つめたまま研究員の男に問いかけた。

 

 先ほど老紳士が差し出した名刺の書かれていた社名は、ウマ娘レース界では知らぬものはいない。

 

 URAの公式パートナー企業であり、ウマ娘のシューズや勝負服、コース設備やグッズなどを一手に取り仕切る企業だ。

 

 本業は商社であり、企業としての実態はそちらの方がはるかに大きい。それゆえかウマ娘関連からの収益はURAへの協賛やウマ娘社会への還元事業といった方面へ費やされており、ウマ娘関連の事業はほぼ慈善事業のような様相を呈していることでも有名である。

 

 その端緒が装蹄師の男だったのだ。

 

「…俺の会社が今の立場を築いたのも、その先輩を俺が囲ったから、という面がある。だが、それをしたが故に、先輩を慕っていた娘たちに呪いをかけちまった、というところもある。あいつら、口に出しはしないが、恨んでるだろうな、俺を」

 

 呪い、とはなんとも穏やかではない。

 慕っていた娘たち、というのはアグネスタキオンやサイレンススズカを指すのだろう。もしかしたらシンボリルドルフや、エアグルーヴ理事長も、呪いをかけられたのかもしれない。

 そう考えると、エアグルーヴ理事長がことのほか自分の独自研究を気にかけてくれていることと符合するような気がした。

 

「その頃はうちの会社は、まぁ小回りの利く中堅商社、ってくらいのもんだった。URAに関わるようになってからは、そこから上がる利益はほとんど何らかの形で還元しちゃいるが、うちの本業にもとてつもない追い風になった。彼女たちが提供するエンターテイメントにはそれだけの影響力がある」

 

 端的に表現してはいるが、実際にそうなのだろう、と研究員の男は思う。

 

 URAとの長年のパートナーとしての信頼と実績は、即ち国民的エンターテイメントの提供者としての顔を持ち合わせている、ということだ。

 ビジネス面での好影響は、並みのスポーツへの協賛とは比較にならぬほどの信頼と広告効果を老紳士の会社にもたらしたことだろう。

 

 場内放送では、君が代が流れている。それが終わるとグリッドの先頭でシンボリルドルフによる開会宣言の音声が流れてきた。

 

 彼女の短くも威厳に満ちた開会宣言により、各車のパワーユニットに火が入る。とはいえ現代のレーシングマシンは電動であるから、昔のように内燃機関の爆音がするわけではなく、静まり返ったサーキットにインバーター由来の磁励音が響くのみである。

 

「その先輩ってのは功名心も野望もないヒトでね…今の樹脂蹄鉄や蹄鉄一体型シューズの基礎も先輩の手になるものなんだが…ただウマ娘が安全に、安心して駆けられればそれでいいってんで、日々の寝食と煙草代、それにいくらかの趣味が楽しめればそれでいいってんで、ロクにカネも受け取ろうとはしない。困ったもんだ」

 

 その話を聞いて、研究員の男は老紳士が装蹄師の男を示して「仙人」といった意味を理解する。

 

「ま、だからこうして趣味に大金突っ込んで無茶もできるってもんだがな」

 

 どうやら趣味というのはこのレースへの参戦のことも含んでいるらしい。

 そうこうしているうちにコース上では先頭のマシンからゆるゆる動き始め、スタート前のフォーメーションラップが始まる。

 

 ゆっくりと走り出すレーシングマシンを眺めながら、研究員の男は、自分の感情もまた、動き出すような思いを抱いていた。

 

 ここまでの老紳士の話を聞いて、いよいよ装蹄師の男に会う必要性を感じる。研究の為、という側面ももちろんあったが、会ってみたくなった、というのが素直な心境であった。

 

 そして老紳士が言うところの「歴史の裏側」に封じられた装蹄師の男の生きざまを世に伝えるのが自分の役割ではないか、と思い始めていた。

 

「…装蹄師の先生に会うことは、可能でしょうか」

 

 この部屋で話し始めて初めて、老紳士が研究員の男の方を向く。

 

 老紳士の瞳は研究員の男を見定めているような色がありながらも、どこか、縋るような感情があるように感じられた。

 

 コース上にはフォーメーションラップから戻ってきたマシンたちがスターティンググリッドを埋めていく。

 

 煩くない程度に聞こえてくる場内実況がスタートを煽るような文句を謳い、シグナルが点灯、カウントダウンするかのようにひとつひとつ消えていき、最後のひとつが消灯すると、マシンが一斉に飛び出していく。

 

 老紳士と研究員の男は、並んでマシンが整然とスタートを切り、1コーナーに消えていくのを見送った。

 

「…まぁ、まずはあんちゃんはシンボリルドルフと話すんだな。彼女の御眼鏡に適えば或いは、会えるかもしれん」

 

 研究員の男は、さきほどのシンボリルドルフの威風に満ちた姿を思い出し、思わず背筋が伸びた。

 

 場内実況は初出場のウマ娘レーシングが無事に1コーナーをクリアし、早速先行勢に襲い掛からんとしている状況を伝えている。

 

 ウマ娘たちはまたひとつ、新しい挑戦の扉を開いたのだな、と研究員の男は思った。

 

        




なんか妙に時間(日数)かかるなと思ったら、文字数いつもよりだいぶ多かったんですね…。

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