元バカとテストと召喚獣 作:バタ猿
その後、僕等の覗きに関しては学年新聞で確りと真相が語られたから濡れ衣は在る程度は晴れた。と言うのは。
新聞の一説にこんな事が書いて在ったからだ。
では何故火傷の痕を先生にでは無く自分たちで覗きに行ってみようとしたのか?主犯格のS氏はこう述べて居た。
「向こうがそう来るのならこっちも遣ってやろうじゃねーか!!」
又或主犯格の生徒の反省文の一説が此方で在る。
「ついムラっと来て遣った。今は心の底から後悔してる。」
と在り、犯人の特徴を確かめる以外にも目的は在ったようだ。
と書かれて居て結局、公表しても余り変わら無かった。
そしてその教科合宿の停学明けから1週間後、僕は美波に迫られて居た。
島田「一寸見せ為さいよ。」
吉井「あっ。」
後ずさりしていた僕が写真を取られた拍子に何かに躓いて後ろ向きにこけて仕舞った。美波もこけて今顔を間近で合わせて居る状況に在る。
島田「何でこんな物持ってるのよ。」
美波が自分のウェイトレスの写真を提示して来る。
ムッツリーニが現像が遅れたけど今朝入荷して手に入れた許りの新作だ。
吉井「う。」
島田「コソコソ撮ら無くたって、、、、、、、、、そんなに欲しいなら、、、、、、」
と言って美波は制服の釦に手を掛けて完全に脱ぐ動作に入って仕舞ってる。
(マズイ、昨日美波に勘違いはさせ無い、嘘は吐か無いって誓ったのに。)
美波が服に手を掛けて僕を押さえ付ける力が弱まった隙を突いて僕は素早く抜け出した。そした謝った。
吉井「いや~メンゴ、メンゴ。本当に欲しかったのは秀吉の写真で美波のは、、、、、、息が出来無い~~!!!」
島田「今日と言う今日は、、、許さ無いんだからね~!!!!」
吉井「僕だって何時も遣られて許りじゃ無いよ!!」
島田「先生、模擬試召戦争を行います。召喚許可を。」
鉄人「良いだろう。承認!!」
吉井「って何で美波の時だけ私的利用がOKなんだよ!!!僕の時は毎回拒否るじゃ無いか!!!!」
島田「フンっ、日頃の行いよ!!!!」
(僕だって、其処迄戦いを好む方じゃ無い。面倒だし、集中力使うし。)
吉井「僕に召喚獣で勝てるとは思わ無い事だね。それに美波のはお負けで、若し美波のが特典として付か無かったら購入は見送ってたから、購入の決め手は美波の、、、、、、、」
島田「ウチはお負けなのね!!!!試験召喚獣サモン!!!」
島田美波 823点
残念ながら説得は失敗に終わった。
吉井「試験召喚獣、サモン!!!!」
出無い。
吉井「あれ?サモン!!!!」
矢張り召喚獣は出無い。
吉井「サモーン!!!、サモン!、サモン!、サモーン!!!」
併し出無い。
吉井「おっかしいな。どうしたんだろう。」
(若しかしたら発音が悪くて聞き取れ無いのかも。)
吉井「サモン!、サモン!、サモン!、サモン!!」
色々な発音で言って見たけど駄目だった。
(早口過ぎて反応して無いのかな?)
吉井「サ~~~~モ~~~~~~ン~~~~~~~!!!!!」
すると召喚獣が出て来る幾何学模様が。
吉井「遣った幾何学模様だ。」
(でも様子がおかしい。幾何学模様は美波の平ぺったい胸じゃ無くて豊胸な、、、、、、、殺されるなぁ、じゃあ当たり障りの無い胸部から出てて、他は美波の両足の太股から、、、、、、、って当たり障りの無い胸部って何だよ。)
召喚獣は美波の胸と両足太股から計3体
(いや、良く周りを見たら他のクラスの教室にも彼方此方召喚されてるな。)
鉄人「承認中止!!!」
と言った物の、召喚フィールドが鉄人サイズに迄縮まった後再び拡大してフィールドは学園全体迄に広がって仕舞った。
(どう為ってるんだ?是は教師が召喚できるフィールドのサイズじゃ無いぞ!?でか過ぎる!!!)
鉄人「何だ!!?フィールドの制御が出来んぞ!!!?」
次の瞬間大量の召喚され過ぎた僕の物理干渉の出来る召喚獣が学園の全ての窓を割って外に飛び出して仕舞った。
事件の発端は30分前
事件は何時も前触れ無く訪れる。人通りの少ない召喚システムサーバー室前。余計な電磁波を出さ無い様にする為電灯は付いて居無い。
タッタッタッタッタッ(何者かが暗闇を走る音。)
土屋「(小声)誰?」
?「っ!!!!」
土屋「(小声)合い言葉は?」
吉井「(小声)性欲を持て余す。」
土屋「(小声)良し。」
吉井「(小声)ブツを。」
土屋「(小声)現ナマと引き換え。」
チャリン。
ムッツリーニから写真を受け取る。
吉井「うっ。」
土屋「フッ。」
ペラッ(写真を捲る音。)
吉井「ファ~~秀吉のウェイトレス生写真!!!はぁ~生きてて良かった~。」
根本「クッ。」
土屋「(小声)フッ、未だ序の口。着替え中の写真。・・・・・値段は二倍、、、、」
吉井「(小声)え~~?負けてよ、ムッツリーニ、今週はもう塩水しか飲んで無いんだよ?」
(土屋:食い付いた。落とせる。)
土屋「今なら是もセット。」
美波のウェイトレスの写真。
(吉井:スラッとしてて可愛い。)
吉井「あ゛ぁ~んだったらまぁ~、、、、、、、」
根本「フッ。」
タッタッタッタッタッタッタ 再び駆け出す。
サーバー室扉前。
ピッピッピッピッピ ピー
サーバールームの入り口のセキュリティーを突破した音。
入室した先にはシステムを司るコンピューター。
根本「糞、手間を掛けさせて呉れるじゃねぇか。」
カタカタカタカタカタカタカタ(キーボードでプログラミングを打つ音。)
ピッ
パスワードを要求する画面に出た。プログラムを変える時にはパスワードが要求される。
根本「あっ、又セキュリティーか。パスワードはっと。」
(確か鉄人の机にプログラムパスワードのメモがあったな、確かあのパスワードは、、、、、、)
カタカタカタカタカタ
ピーキュァー(エラー音。)
画面には ERRORパスワードが間違って居ます。 の文字
根本「矢場い!!!」
ダッタッタッタッタッ。
その時根本は気付いて居た、逃げる際に足に何かが引っ掛かりコードが切れた事を。
根本「あ゛ぁぁ!!!構ってられるか。」
何とか逃げ切った根本。
根本「くそぉっ、脅かしやがって、、、、サーバールームの防犯システムを封鎖出来たから良い物を、、、、、、」
ポンッ
突如根本が壁に付いた手の少し上から明久の召喚獣が出た。
根本「え?はぁぁあぁ~~~~~~!!!?」
根本が大量の明久の召喚獣に押し潰され、悲鳴を上げた。
学園長「何か在った様だね。」
ガチャッ
学園長室のドアが開いた。
高橋「失礼します。・・・・・・学園長、試験召喚システムに問題が。」
学園長「嗚呼、分かってるよ。」
吉井「あ~あ、こんな所迄、、、、、」
僕は今、大量に召喚された僕の召喚獣を箒で掃いて居る。
FクラスY「邪魔だな~。」
Fクラスのクラスメイトが机の上に乗って居た僕の召喚獣を手で払った。
吉井「痛っ!!」
FクラスY「向こう行けよ。」
クラスメイトが足に乗って居た僕の召喚獣を蹴り飛ばした。
吉井「うおぉ!!!」
誰かが僕の召喚獣に座った。
吉井「あ~重い!!!重い!!!」
清水「汚らわしいです!!!」
吉井「うおぉぉ~~~!!!!今思いっ切り背中蹴ったの誰!!!!?」
鉄人「吉井、御前又何か悪さしたのか!!?」
鉄人の鼻や耳の穴と言う穴には僕の召喚獣の片足が入って居て、その、、、、、、、、、、見て呉が悪い。
吉井「何で一番に僕を疑うんですか!!!」
坂本「何遣ったんだ?明久。」
秀吉「早く白状した方が良いぞ?」
土屋「誰も責め無いから。」
優子「吐き出す方が楽に為るわよ。」
工藤「隠し事は良く無いよ。」
吉井「皆迄~。」
島田「だって様子がおかしいのアキの召喚獣だけだもの。」
と言った側から美波の召喚獣が消えた。
島田「あれ?どうして?」
秀吉「システムが不安定に為って居るのかのぅ。」
姫路「私も召喚してみます。サモンです!!!」
大人バージョンの姫路。特徴は胸しか無い様だ。
秀吉「大人バージョンじゃな。」
姫路「いやぁ~~~~!!!見ちゃ駄目です~~!!」
凝視する雄二。と、、、、
坂本「ギャーーーーー!!」
目潰しで在る。
霧島「雄二、見ちゃ駄目。」
(あのぅ霧島さん、雄二が痛すぎて転げ回ってるんですけど。少しは優しく目潰してあげて?)
{吉井;ジョボジョボジョボジョボ}
吉井「ひぃめひぃさんもこんな風に成長ふるのかな?」
(坂本:そんな状態で喋るな声聞くだけで鼻血出してるのが丸分かりだろ!?)
土屋「部分的に特に成長。」
島田「ウチだって、、、、、、、サモン!!!!」
島田の大人召喚獣 胸はそんなに無い。
吉井「へ~本人に似て美波の成長にムラが在、、、、」
美波が是又凄い跳躍力で僕の首の上迄ジャンプして僕の首に足を絡めて来た。
(え?是結構危険なプロレス技なんじゃ?)
美波はその儘体重を斜めに掛けて僕を倒そうと為る。
実際に倒された。
吉井「ウゲッ!!」
パシャッ
(ムッツリーニ、未だ撮ってたのか。)
土屋「ハッ、若しや。」
ムッツリーニはカメラのレンズを姫路さんの召喚獣の胸部に入れる。僕と清水さん以外のは映像だからそんな事が出来る。
土屋「斯うすれば服の下が、、、、、、、」
吉井「流石ムッツリーニ!!!」
姫路「あ、いや駄目!!駄目です!!やだです!撮っちゃ駄目~~~~~!!!!!!」
FFF団「撮ってぃ!!!」
姫路「や~め~て~~!!!」
土屋「ウッムゥゥ~~ン。」
パシャッ
土屋「・・・・・骸骨。」
吉井「発想は悪く無かったのにね~。」
土屋「もう少し手前なら、、、、」
秀吉「何やら面白そうじゃの。儂も召喚して見ようかの。サモン!!」
秀吉大人召喚獣 美少女
土屋「び、美少女。」
吉井「思った通りだよ!秀吉~!!!!僕は何も間違っては居無かったんだ!!!!」
秀吉「明らかに間違いじゃ!!!システムが故障しとる!!!!!」
坂本「んじゃ、俺も試して見るか。サモン!!」
雄二の大人召喚獣 何か強そうなヤンキー
大胸筋をも見せびらかすかの様に自信で引っ張ってる。
霧島「・・・・素敵、、、、私も。サモン。」
霧島さんの大人召喚獣 完璧な美女
Fクラス総員「うおぉぉぉ~~~~~!!!」
霧島「御似合い。」
霧島さんの召喚獣が雄二の召喚獣に寄り添ってるのを見て霧島さんが頬を赤らめてる。
坂本「ムッツリーニの方はどうだ?」
土屋「サモン。」
ムッツリーニの大人の召喚獣 何処となく新撰組の様な雰囲気が漂うイケメンで在る。
と雄二の召喚獣がムッツリーニの召喚獣の服の中に手を入れた。
土屋、坂本「う゛ぇえっ!!!」
後ろで霧島さんが殺気立ってる。雄二も其に気付いたみたいだ。
坂本「おい!待て!!是は召喚獣が勝手に!!!!ね!!止め、ガダァァァ~~~。」
霧島さんのスタンガン。今迄の中でも出力が一番強い70万ボルト、、、、
霧島「裏切り者。」
ムッツリーニと雄二は霧島さんに遣られた。霧島さんはそそくさと教室を出て仕舞った。
(霧島さん、ムッツリーニは被害者なんだから勘弁してあげてよ。)
工藤「じゃあ今度は僕の番だね~。」
優子「私も召喚して見ようかしら。」
工藤、優子「サモン!!」
二人の大人召喚獣は可愛かったが、、、、、、、、
木下さんが工藤さんの服に手を入れて、、、、、
工藤「あれれ~木下さんBLからGLに為っちゃったのかな~?」
優子「是はシステムが暴走してるだけよ!!!」
姫路「吉井君の召喚獣はどんなのに為ってますか?」
島田「見せてよアキ。」
吉井「試して見よう!!サモン!!」
大量の召喚獣。
吉井「ダァ~~~~。」
結局僕の召喚獣は空き教室に詰められた。
吉井「おっかしいな~どうして僕の召喚獣だけ皆と違うんだろう。ん?」
皆の召喚獣が消え何時も通りの召喚獣に戻ったけど、、、、
吉井「何か様子が変じゃ無い?」
工藤「そう?」
優子「別にそんなには思え無いわよ?」
姫路「気の所為ですよ。」
島田「そうよ。何時も通りに戻ったじゃ無い?」
秀吉「良かっでは無いか。」
と突如南達の召喚獣の目が赤く光った。
優子、工藤、秀吉、島田、姫路「え!?」
次の瞬間美波の召喚獣が途轍も無い速さで移動して室内に旋風の様な物が出る。
姫路「キャー!!」
姫路さんのスカートが捲れた。ムッツリーニが空かさず写真を撮る。
(何と言う冷静な判断。)
皆の召喚獣が四方八方にジェット機並の速さで動き回る。
秀吉「どうしたのじゃ!!?」
坂本「コントロールが効かねぇ!!!!」
皆の召喚獣が窓の外へ、そして真ん中迄来たら皆が反発する様に四方八方に飛び去った。
秀吉「どこへ行くのじゃ!!!?」
吉井「どう為ってるの!?」
高橋「システムのコアに近い教師用の召喚獣は完全にフリーズして居て召喚できません。生徒の召喚獣は暴走状態に在ります。」
学園長「困ったねぇ、あんたや西村先生が使え無いんじゃ物理干渉の出来る召喚獣で修理出来無いよ。」
カタカタカタ
(学園長がセキュリティーシステムにログインして内部をPCで確認する音。)
学園長「参ったねぇ、サーバールームの防犯システムにアクセス出来無いよ。是じゃ扉が開か無いから修理にも入る事も出来やし無い。」
高橋「システムの電源を落としてはどうです?」
学園長「無停電電源装置で一月はスタンドアローンで機能するよ。」
高橋「其では、、、壁を壊して進入するしか無い訳ですね。」
学園長「明日は学会に学園のシステムの御披露目が在るんだ、壁に穴なんか空いてちゃ日にゃあ、飛んだ恥晒しさ。」
高橋「では、、、、どうされます?」
学園長「うーん、そうさね、、、、、、ちょいとバカに働いて貰おうじゃ無いか。」
高橋「馬鹿、、、、、、ですか、、、、、、」
学園長「いや、バカだね。」
高橋「はぁ、、、、、、」
吉井「僕が修理を!!!?」
只今学園長室で試験召喚システム暴走対策本部緊急議会が開かれた。
学園長「観察処分者の召喚獣はシステムの別領域で走って居るから、他の生徒とは違って、暴走の影響を受け無いんだよ。」
秀吉「成程、其で明久の召喚獣だけ様子が違ったのじゃったのじゃな?」
鉄人「そうだったか、疑って悪かったな。」
吉井「でもちゃんと呼び出せ無かったですよ?」
学園長「不具合の在る教師フィールドで召喚したからだよ。でも御前さんは自前のフィールドを持って居るだろ?」
吉井「そうか!!!黒金の腕輪を使えば!!!じゃあ僕と一緒に観察処分者の清水さんにも声を掛けるんですか?」
土屋「其は無理。」
坂本「中で召喚バトルに為る可能性が在るからな。」
吉井「どうして?人が多い方が楽でしょ?」
坂本「御前、清水と連携取れると思うか?」
秀吉「最悪裏切られて味方の清水から遣られる可能性も在るのぅ。」
学園長「清水はフィードバックは付けたが未だ吉井のデータに入ってるシステムに移して無いからねぇ、召喚獣は暴走した儘さね。」
坂本「詰まり、何処を探しても御前しか居無い訳だ。」
吉井「そうなのか、責任重大だな~。」
学園長「召喚獣でサーバールームに入って、ケーブルを繋いで御呉れ。そしたらあたしが端末の防犯システムを切って扉を開ける。そしてシステムを書き直す。」
坂本「物理干渉の出来る、観察処分者ならではの作戦だな。」
吉井「でも僕の召喚獣は壁をすり抜けられ無いよ?」
学園長「システムを冷却為る為のの通気口が在る、召喚獣のサイズなら通れるよ。元々、その為のサイズに設計してたからね。」
島田「だけど通気口の中が見え無いと召喚獣を操作出来無いんじゃ無い?」
学園長「しかもねぇ、五感を司るシステムは全て教師の召喚獣データと同じ場所に保管してるから吉井は召喚獣の目から直接見る事は出来無いんだ。」
土屋「是、ビデオカメラと送信機、ヘッドライト。」
姫路「是を召喚獣に持たせれば中が見えますね。」
吉井「あったま良い~ムッツリーニ!!!」
秀吉「良くこんな物持って居ったなぁ。何に使うのじゃ?」
土屋「っグッ!!」
吉井「ムッツリーニを責めないで!!!本当は良い奴なんだ!!!」
秀吉「未だ何も言って無いんじゃが、、、」
吉井「只、、、一寸悪戯っ子なだけで、、、、、、」
坂本「明久は(ムッツリ商会の)御得意さんだからな。」
学園長「黒金の腕輪の有効範囲は狭い。御前さんはサーバールームの前で操作しな。進路は此処から誘導する。」
姫路「召喚獣が出て来るタイミングは此方から分かる様ですから御伝えしますね。」
学園長「気を付けるんだよ。向こうの操作は自動だからね。」
吉井「じゃあ簡単じゃ無いか。人が操作して無いコンピューター相手ならゲームじゃ雑魚キャラだからね~。」
坂本「いや、そうとも限ら無い。」
学園長「坂本の言う通りだよ。向こうの召喚獣には前召喚獣のステータスデータが脳に入って居るからね。相手のステータスを考慮した完璧な戦い方で攻撃を仕掛けて来るよ。」
坂本「ゲームのコンピュータのレベルマックスとは訳が違うって事だ。」
島田「其に画面越しでしか見られ無いんでしょ?」
姫路「通信に因っては僅かに遅れますし、背後を取られたら見えませんよ。」
吉井「そんな!!!!」
学園長「明日は学会に召喚システムの御披露目が在るからね。今日中に修理し無いと明日からスポンサーからの補助金が出無く為るよ。」
(此のタイミングで言わ無いで欲しい。)
島田「学園の存続を掛けた大事な任務ね。」
工藤「頑張ってね~吉井君。」
(軽っ!!!!!!)
優子「あんた失敗したら只じゃ置か無いわよ。」
(重!!!!!!!)
霧島「期待してる。」
(プレッシャー!!!!!!)
吉井「雄二、僕、押し潰されそうだよ。」
坂本「大丈夫だ。御前の操作技術なら自動化された召喚獣にも屹度渡り合える。俺達じゃ無理だけどな。」
吉井「雄二。」
工藤「そうだよ。君がそうそう負ける事なんか無いって。」
吉井「皆、有難う!!!」
学園長「あと言い忘れたけどフィードバックはあるから気を付けるんだね。」
吉井「何でそんなのだけ在るの!!!教師も在る筈ですよね!!!!?何で教師の召喚獣のデータと同じ場所で保管しないの!!!!!」
学園長「御前さんと清水はフィードバック率が違うからね。データ量が多いからサーバー を軽く為る為に別で保管してるのさね。」
吉井「此のババーー!!!!!」
学園長「良いから早く行きな。」
吉井「クソッ、文句は後で言うか。」
坂本「言うのは変わりねぇのかよ。」
サーバー室前
吉井「あれが通気口か。良し、アウェイクン!!!!世界史!!!サモン!!!!行けぇ!!!」
僕の召喚獣が先へと進んで行く。
世界史
吉井明久 1287点
指令室(学園長室)
姫路【召喚獣、通気口に侵入しました。】
島田【進路クリア。】
坂本【其の儘直進だ、明久。】
吉井【了解】
(糞、司令官見ないなごっこ遊びしやがって、是は遊びじゃ無いんだ。)
高橋「大丈夫ですか?彼は観察処分者、問題児ですよ。」
観察処分者=問題児と言う事を彼女は言ってるのでは無く、学園を破壊した破壊王の問
題児だからと言ってるので在る。観察処分者に為った経緯は彼女も知ってるが学園破壊の
真相は伝えられて無い見たいだ。
学園長「任せるしか無いね。今の所、黒金の腕輪と召喚獣はあのバカにしか使え無いからね。」
鉄人「俺を倒した男だ。屹度何かして呉れる筈だ。」
高橋「西村先生迄。」
坂本「大丈夫だ。明久がそう簡単には負けやし無い。」
秀吉【3m先を右に曲がって。次の十字路を左じゃ。】
吉井【丸で迷路見たいだなぁ何でこんなに複雑なの?】
学園長【セキュリティーの一種さね。】
吉井【ギャーーーー、痺れる~~!!!点数が減ってるよ!?な、何是!?】
吉井明久 1287→1089点
坂本【気を付けろ、毒の沼地だ。】
吉井【何でこんなの在んだよ!!!】
学園長【セキュリティーの一種だよ。】
何か僕の近くに段ボール?か何かが近付いて来たけど、僕の戦死を期待して鉄人が待機してる事は無いと信じよう。
坂本【危険地帯を迂回する。次の角を右だ。】
吉井【最初からそうして!!!!】
吉井【明かりが見えたよ。】
坂本【もう直ぐだ、其の儘真っ直ぐ、、、】
吉井【あれ?何だろうこの感じ。】
坂本雄二、土屋康太の召喚獣
吉井【召喚獣!!?】
島田【暴走召喚獣出現。】
姫路【攻撃、、、来ます。】
(そんな事も分かるのか。)
吉井【来ると分かった攻撃なんて】
坂本雄二 2380点
土屋康太 870点
(え?)
坂本【はぁ!!!!!?俺あんな点数取ってねぇぞ!!!!?】
秀吉【圧倒的過ぎる!!!!!】
学園長【そう言えば召喚獣のステータスと点数が夫々10倍に為って居たねぇ。】
(え?ステータスも10倍?其ってまずいんじゃ。)
雄二の攻撃。寸での所で避けるけど掠った。雄二は素早さは初期値だけど10倍もされたら流石にキツイ
吉井【あ゛ぁぁぁぁ~~~~!!!!!】
島田【攻撃が見え無い】
吉井明久 1089→893
(掠っただけで是!!?)
ムッツリーニの攻撃、腕輪の加速を使って来る。
(ヤバい、マジで見え無い。)
吉井【ダァァァァ~~~~~~~!!!!】
坂本【速い!!!!】
吉井明久 893→311点
感覚で避けたから掠っただけだけど、結構直で喰らった。真面に喰らったら。マジで失神物だ。
吉井【止めさせてよ!雄二!!!!】
坂本【駄目だ、コントロール出来ねぇ!!!】
吉井【そんな、嫌だよ。こんなのやだよ!!!止めてよねぇ!!!!止めさせてよ!!!】
雄二の攻撃。完全に避け切ったけど、床を殴った衝撃波で幾らか喰らって仕舞った。勿論普通衝撃波が起こる事は無いし、物理干渉の無い雄二の召喚獣が衝撃波は出せる筈が無い。もう無茶苦茶だ。
吉井明久 311→189
本部の皆は目の前で仲間が死に行く姿を見る様に見て居るの
が辛そうな様子で皆画面から目を背けて居る。
工藤「吉井君でも!?」
島田「駄目、、、、、、、、、、なの。」
吉井【雄二!!!秀吉!!!!美波!!!姫路さん!!!!父さん!!!!止めてよ!!!こんなの止めてよ!!!】
ムッツリーニの攻撃、加速に忍者の構えで速さがバグってる。
僕は避けたつもりだったけど避けた方向に攻撃が修正された。多分さっき一回目を躱し
たからこその修正だろう。ムッツリーニの短刀は僕の召喚獣の心臓を的確に切り抜いた。
吉井【ガァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ピーーーーーーーーーーー
と言う音と共に対策本部のスクリーンには無残にも0点の文字がはっきりと写って居た。
吉井明久 戦死 ダメージ量 4019点
僕の近くに在った、段ボールが完全に僕の真隣迄遣って来た。
段ボールから何か出て来たみたいで、、、、、、
吉井「ん?」
鉄人【戦死者は補習~~。】
静かにそしてドスを利かせる事無く只落ち着いたトーンで鉄人は言う。
吉井【なし~て~~~~~!!!!!!!!】
ガチャッ(吉井が学園長室に入る音。)
姫路「大丈夫ですか?吉井君。」
吉井「フッ、地獄を見たぜ。」
秀吉「どう言う補習じゃったのじゃ?」
坂本「あの遣られてフィードバックでかなり痛め付けるられた後の補習だからな~、キツイだろ。」
工藤「真逆吉井君があんなに何も出来ずに負けるなんてね。」
優子「驚いたわ。」
姫路「でもあの速さでも掠り傷で済む程度に躱せるって事は見えてるんですよね。」
吉井「ま、まぁね。」
土屋「ゲームで培われた素晴らしい視力。」
霧島「・・・・・・でも避けられ無いんじゃ。」
坂本「どう言う感じなんだ。」
吉井「僕が操作しても召喚獣が遅いから回避が間に合わ無い。」
姫路「ステータスが10倍でしたら大概の相手にはどのステータス値も負けて仕舞いますよね。」
工藤「吉井君なら大きくステータス値が離れても戦えるけど10倍はそんなに違うんだね。」
高橋「作戦を続けます。回復試験を受けて点数を補充して下さい。」
島田「でも余程高得点を取ら無いと敵と遭遇したらアウトよ?」
姫路「吉井君、、、、、、、、、、、、、、、若し良かったら、私が御勉強、、、、お手伝いしましょうか?」
確かに学年次席の姫路さんが教えて呉れれば心強いだろう。中間テストは偶々分かる所
ばっかり出たから実際には3500点程に実力しか無い。姫路さんとは1000点程差が在る。
{吉井:ジョボジョボジョボ}
吉井「姫路さんが僕と個人レッスンをを!!!!!?本当に!!!?」
僕は姫路さんの手を取り、目を輝かせて言ってる。多分。
秀吉「そう言う脳内変換だけは頭の回転早いのぅ。」
霧島「・・・・・直ぐに効果が出る方法じゃ無いと、、、、、、無理。」
工藤「だよね~。誰がどう教えた所で世界史を2000点も取れる様には為ら無いよね。」
優子「其に2000点分の問題解くのにはかなりの時間を要するわよ?制限時間を設け無いとしても全教科その位取るには1日じゃ足り無いわ。」
島田「大体こんなボロボロで問題考える程の体力残ってるの?」
坂本「其なら良い方法が在るぞ。」
(教師、坂本以外)全員「はぅん?」
今僕はテストを受けて居る。
➀8+1= ②12+2= ③9+2= ④13+3= ⑤8+3= ⑥11+4=
⑦9+4= ⑧10+5= ⑨8+5= ⑩10+6=
そう、小学校の1年のテストを。
島田「成程ね。今のボロボロで真面に脳が働いて無いアキでも解ける簡単な問題ばかりな
ら点が取れる訳ね。」
工藤「試験時間問題も解決だしね。」
優子「是なら粗考える事無く感覚の領域だものね。」
坂本「一寸チート臭いけどな。」
スクリーンには36242点の文字
秀吉「おぉ!明久が今迄に無いレベルに為って行くぞ。」
姫路「凄いです吉井君!!!」
(坂本:いや、全然凄くは無いんだがな。)
島田「頑張れ~アキ。」
ブッブーーー
画面は40926点で止まった。
学園長「はぁ~。」
坂本「何を間違えたんだ?明久。」
大化の改新は何年に起こったか。 625年
坂本「大化の改新は645年だ。あれだけの事が在ったのに覚えてねぇのかよ!!!?」
吉井「だからどっちか分から無く為ったんだよ!!!!混乱するじゃ無いか。虫殺しで覚えたら一発なのに。」
秀吉「じゃが、大分レベルが上がったのでは無いか?」
島田「これならもう敵が現れても大丈夫じゃ無い?」
土屋「・・・・・・・作戦開始。」
吉井「よ~しっ!!」
(坂本:吉井とよ~しって掛けた駄洒落か?)
吉井「アウェイクン!総合科目!!サモン!!!」
総合科目の方が点数は多いから万が一喰らっても戦死為る可能性が低い。
吉井の召喚獣が進む。
吉井【良~しっ、今度こそ、クリアして見せるぞ。】
坂本【良しっ。其の十字路を左だ。】
吉井【了解っ!!ぬあぁぁ!!!!!】
毒の沼地で在る。
吉井明久 40926→40498
坂本【強く為っても痺れるんだな~。】
吉井【試さ無いでよ!!!!】
坂本【今度は突き当たりを右だ。】
吉井【突き当たりって何?】
坂本【マジか!!!?知らねーのか!!!行き詰まった所と言う意味だ。】
吉井【了解っ!え?】
目の前には何かキノコの様な物が。
坂本【気を付けろ、明久。其に触ると、、、、、】
吉井【ぬあぁぁ~~~~~!!!!!】
姫路【明久君!!!!】
島田【アキ!!!】
吉井【ぐ、苦し~~!!!】
坂本【気を付けろと言っただろ!!!!!】
吉井【何時もの癖でつい。】
坂本【何なのか興味を持ったら突っ込んで行くのは幼児の思考回路だ!!!!】
吉井【なっ!!あれは!!!!】
秀吉、雄二、ムッツリーニの召喚獣
吉井【よ~し、今度は負け無いぞ~!!!フィールドチェンジ!!日本史!!!】
木下秀吉 3280点
坂本雄二 2320点
土屋康太 890点
吉井明久 4020点
雄二と秀吉の攻撃。
(そんな遅さ、躱して呉れと言ってる様な物じゃ無いか!!!)
僕は秀吉と雄二の攻撃を躱し、秀吉の攻撃を雄二の喉元に雄二の攻撃を秀吉の心臓に当た
る様木刀で軌道修正させ、刃物では無い雄二の攻撃では足り無いと秀吉の召喚獣の喉元に木刀の突きを一発噛ます。この間、3秒も無かったと思う。
木下秀吉 3280→1807→0
坂本雄二 即死。
工藤【さっすが吉井君、あんな早技出来るの君位だよ~。】
優子【その速さで動けてもあの速さで反応して操作迄するのは常人には無理ね。】
高橋【あ゛ぁ、あああああああああ。】
鉄人【高橋先生、そんなに驚く事は無いでしょう。彼の操作技術なら考えられる事です。】
土屋【・・・・・・神業。】
吉井【勝てる!!!勝てるよ!!!】
姫路【油断し無いで下さい!!!】
島田【土屋が来るわよ!!!】
吉井【大丈夫、対戦科目は歴史だから!!】
鉄人は蜜柑箱に入り誰かに近付いて行く。
ムッツリーニがクナイを5本投げて来た。
(そんな投げるのが遅いなんて簡単に薙ぎ払えるよ。)
僕は木刀で其等を薙ぎ払いムッツリーニの召喚獣の喉元に鋭い突きを。
吉井【保険体育の使え無いムッツリーニなんて、、、、、、、、、敵じゃ無い!!!!!】
土屋康太 戦死
鉄人「戦死者は補習~!!!」
坂本、土屋「え~。」
秀吉「あ~~!?」
秀吉「理不尽じゃ~~!!!!」
坂本「召喚獣が勝手に負けたんだぞ!!!!!?」
鉄人「問答無用~!!!」
坂本、土屋、秀吉「あ゛ぁ~~グガ~~~。」
カァーンガランギャランッ(明久の召喚獣が出口と為る通気口の金網を外す音。)
吉井【着いた。】
学園長【外れて居るケーブルが在る筈だよ。其を繋いで御呉れ。】
吉井【了解。】
進む。
吉井「おっ、あった。」
明久がケーブルの前に迄来た。僕の召喚獣がそのケーブルに手を伸ばす、すると、
キーン
何者かの刀が切れたケーブルの間に割り込んだ。
其処には美波の召喚獣。フィールドは暴走して?数学に変わって仕舞って居る。
吉井「美波!?」
島田美波 3280点
吉井明久 8720点
島田「アキ!!!?」
姫路「逃げて下さい!!!!!」
吉井「でもっ!!」
姫路「早く!!1で無いと、、、、、、私が!!!」
シュワ~~ン
姫路瑞樹 4980点
姫路さんの召喚獣が不気味な音を立て乍ら足からゆっくりと姿を現す。
吉井「姫路さん!?」
島田「バクーモグカンサ~!!!!」
僕の後ろから何かが召喚された。
後ろを振り向くと。
(三角木馬?)
パシィッ
僕の召喚獣に何かが巻き付いた。そして物凄い力でグイッと引っ張られる。
気付いたら僕の召喚獣は鞭で縛られて三角木馬に乗せられて居た。
姫路さんは武器が何時もの西洋剣では無く、木刀!?
学園長【どうやらバグの様だね。】
僕は美波に縛られて居る間、姫路さんの召喚獣から徹底的にボコられた
吉井【ダァ~~~!!!】
姫路【吉井君!!!!】
どれ位ボコられたんだろう。8000点程在った筈の点数がもう5000点台に為ってる。
一発90点位の攻撃を1秒間隔で受けて居る。
吉井【ガァァーーーー!!!!】
姫路【吉井君!!!!】
吉井【あ゛ぁ、あ゛ぁ~、あ゛ぁぁ~~~~~!!!!!】
島田【アキ!!!!】
(もう何もする事は出来無いのかっ!!!何て無力なんだ!!!!)
僕は思わず涙を流す。ポタッ、ポタッと又、一粒又一粒。
吉井【くっそ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!】
最後の一粒の涙が落ちた。
(ん?この感じ。)
吉井【っ!!!!!!!】
姫路【何か来ます!!!!召喚フィールド、移送シンク、召喚獣、出現します!!!】
清水「お姉~様~!!!!」
清水美春 1380点
島田【美春!!!?】
清水「縦召喚獣同士でも豚に抱き着くなんて許せません!!!抱くなら私の召喚獣を抱いて下さい。」
島田【何であんたが!!!】
清水「お姉様が豚に抱き着いてるとの情報を得て美春はDクラスの授業をこっそり抜け出して来ちゃいました~!!!」
(彼女の場合こっそりでは無い気がする。)
島田【良いから離れなさい!!!】
(通信機に直接話してる訳じゃ無いから普通は聞こえ無いけど大きな声と高い声の御蔭で
はっきり聞こえたよ。普通は邪魔だと思う清水さんだけど、今回ばかりは有難い。)
清水さんの召喚獣が美波の召喚獣に体当たりした。
と同時にバグが解消されて姫路さんの武器が西洋剣に戻った。
(チャンス!!!)
吉井【今だ!!!!】
僕は僕の召喚獣のベルトを外し、其を姫路さんの召喚獣の顔に鞭打った。
姫路さんの召喚獣が怯む。其の隙に美波の鞭を解く。
姫路さんの召喚獣が力一杯西洋剣を僕に振って来た。ジャンプで躱す。よって僕の後ろに
居た召喚獣はと言うと
清水美春、島田美波 戦死
確りと心臓を切り裂いて居た。
鉄人「補習~~!!!」
島田「嫌~~~!!!」
清水「イヤンッ」
(本当に美波好きなんだな。)
僕は落ちてた鞭と僕の木刀を使ってダブルで攻撃。
吉井【御免!!!姫路さん!!!】
僕の渾身の喉突き、そして可能な限りの鞭打ちの連打。
姫路瑞樹 4980点→4067点→2109点(連打の結果)
そして後ろに居た雄二とムッツリーニの召喚獣に激突。ムッツリーニや雄二は総合科目で
倒して置くべきだった。
坂本雄二 6210点→戦死 土屋康太 670点→0
姫路瑞樹 戦死
ラッキーだった。姫路さんが飛ばされた勢いで姫路さんが前に突き出してた西洋剣が偶々
雄二の召喚獣の心臓を貫いたのだ。
フィールドが総合科目に変わった。僕の黒金の腕輪の電波は弱い、このシステムのコアか
ら出るフィールドの電波の方が強くて簡単に負けてしまう。しかも、波が減衰して無い状
態のフィールドだから波が揃わずに重ね合わせで干渉が起き無い。
そして姫路さんの召喚獣が復活した。
総合科目
姫路瑞樹 48920点
吉井明久 40428点
姫路さんの召喚獣には白かった部分が全身黒に為り、西洋剣の重そうな漆黒の剣に変わっ
た。背中には羽?そして腕の付け根には鎖の様な物が付いて居る。
そして胸のボタンからビームが、
(是、熱戦よりも幅も威力も桁違いだ!!!ってか総合科目は腕輪使え無い筈じ
ゃ、、、、、、、)
僕は回避の為に横っ飛びしたが、如何せんビームの横幅が凄まじく広くて真面に喰らって
仕舞った。
吉井明久 40428→28890点
直後、姫路さんの腕の付け根の鎖が僕に鞭を打った。
(いや、是は鞭じゃ無い、自動で動く意志の持つ生物だ。鋼鉄の蛇と言った物か。)
吉井明久 28890→19820点
フィードバックで僕召喚者も吹っ飛ばされた。
吉井【ダァハァッッ!!!】
姫路【吉井君、無理です!!!逃げて下さい!!!!】
吉井【でも、此処迄来て、、、、、、、そんな事、、、、、、、、、、、、、、、、】
姫路さんんがもう一度強力なビームを放つ。
吉井【ダァァァ~~~~~~~!!!!!!!】
姫路【吉井君!!!!!】
吉井【後、少しなのに、、、、、、、】
高橋「是以上は無理です。辞めさせましょう。」
学園長【・・・・・・・・】
高橋「生徒に無益な苦痛を強いるのは教育者として、、、、、、」
吉井【未だだぁ!!!!!】
高橋「あぁ?」
吉井【未だ点数は残ってる!!!】
吉井明久 6点
高橋【その点数では勝ち目は在りません!!!!実力が違い過ぎます!!】
吉井【でも、、、、だからって、、、、、、】
(あんな小学生の計算問題を大量に用意してくれた先生とか僕の祭典に付き合って呉れた
先生とか、小学生並みの試験なんて本当の実力じゃ無いけど、、、、、、)
吉井【実力?そうか!!!僕の召喚獣が強く為った様に実力が点数差に為るとは限ら無いんだ!!!姫路さん!!!!回復試験を受けて!!!!】
姫路【え?】
吉井【御願い!!!】
姫路【!!!!!そう言う事ですね!!!!】
学園長【フッ。】
姫路「高橋先生!!!御願いします!!!」
高橋「?是以上貴方が点数を上げたら、彼に勝ち目は無いですよ?」
姫路「良いんです!!!」
高橋「では是を。」
姫路「終わりました。採点、御願いします!!!」
高橋「?、、、、、!!!!そう言う事ですね。姫路瑞樹、、、、、、、、0点」
そう、幾ら10倍でも0点じゃ0点の儘だ。
姫路さんの召喚獣が消えた。
姫路「吉井君。」
吉井【又何か来た!!!!!】
家庭科 姫路瑞樹 80点
吉井明久 589点
(え?10倍されてるんだよね?)
全員「・・・・・・・・・・・・・・」
勝負は一瞬だった。
吉井【ねぇ、是何時まで続くの!?学年全員を総合科目と副教科で全員倒さ無いと行け無いの?】
坂本【かもな。】
学園長【其は無いよ。今ので3回遣られたからね。システムの一部が壊れたから教師の召喚獣も併せて何かの教科が戦死したらもう出無いよ。】
と言う事は、、、、、、、
ポンッポンッ、ポンポンポンッ、ポンッ
総合科目
Aクラス
平均24870点×45人
霧島翔子 49810点
木下優子 18940点
工藤愛子 34090点
久保利光 42980点
佐藤美穂 32080点
Bクラス
平均20080点×47
岩下律子 19800点
菊入真由美 19880点
根本恭二 22980点
Cクラス
平均16900点×48
小山優香 17890点
新野すみれ 16980点
Dクラス
平均 13120点×47
玉野美紀 13670点
平賀源治 16680点
Eクラス
平均 12210点×48
中林宏美 13190点
Fクラス
平均 8790点×39
須川亮 31900点
福村浩平 29810点
横溝浩二 30870点
朝倉 7890点
有働 6780点
誰かの召喚獣が姫路さんの召喚獣に化けた。熱戦を出す。そして点数が50点減り戦死する。
僕は避ける。
Eクラス 中林宏美戦死 他28名戦死
Dクラス 平賀源治、玉野美紀戦死 他27名戦死
Fクラス 有働、朝倉、福村浩平戦死 他9名戦死
続いて我等がFクラスが皆一斉に嫉妬入魂を使う。
(使ったのは32人。即ち2³²分の一の点数に為る筈だ。凄いな、指数怖っ。然も何か2の2の5乗乗って面白いよね。そして奇数は割り切れ無いから小数点は切り上げ、詰まり、、、、、、)
全員が1点に為った訳だ。
(でかした!!Fクラス!!!!何時もは妬ましいけど今日は塩水奢って遣るよ!!!!)
誰かが又、美波や、僕の召喚獣に化けた。トルネードと竜巻を出した。
(ってか名前変え様よ。トルネードも竜巻も一緒じゃん。)
Eクラス、Dクラス、Cクラス全滅。
Fクラス15名戦死 横溝浩二戦死
今度は誰かが姫路さんに化けて熱戦か。
(こんな発動が遅い熱戦なんて喰らう物か!!!)
Fクラス 15名戦死
Bクラス 岩下律子、菊入真由美 戦死
他27名戦死
Aクラス 木下優子 戦死
他25名戦死
姫路さんの召喚獣で御茶会の腕輪を使って来た。
(速い!!!Aクラスの攻撃か。仕方無い此処は!!!)
吉井【根本バリア~!!!!!!】
根本君の召喚獣でバリア。
全員「・・・・・・・・・」
根本恭二 戦死
霧島さんのスタンガン。
僕は躱して足を引っかけて、、、、、、、
工藤愛子 戦死
鉄人「戦死者は補習~!!!」
工藤「はぁ~。」
また誰かが熱戦を。
Bクラス全滅、Fクラス全滅
須川君も為替れては居たけど掠って掠ってが溜まりに溜まってって感じだった。
吉井「良し、逃げてばかりじゃ無くて今からは本気で行くか。」
もう化けるの腕輪を使える人が居無い。即ち僕が自力でしないと行け無い。
誰かが腕輪を発動させる。
(未知の腕輪は発動させるもんか!!!)
AクラスA 戦死
残りが一斉に襲い掛かる。躱して。
Aクラス10人戦死
久保利光、佐藤美穂 戦死
(結局こう言う戦いしか出来無いか。あと11人か。もう彼是40分は戦ってるよな。そろそろもう集中力が限界に、、、、、無理も無い。今の僕は本来なら20分しか持た無いんだ。此処迄来れただけ十分だろ。)
キーン!!
坂本【あっぶねぇ!!!今当たる所だったぞ!!!あいつ集中力切らしてやがる!!!!】
生徒「え!!!?」
姫路【吉井君!!!!】
島田【アキ!!!!!】
躱す。ギリギリ過ぎて風を感じる。
素早く振り返って一撃。
スカッ
外した。
吉井【あれ?】
坂本【どこ狙ってんだ!!!確りしろ!!!!】
高橋「辞めさせましょう。彼はもうヘロヘロです。」
学園長【私も諦めは悪くてね。】
高橋「そんな。」
ガバッ、ダっ!!(雄二が指令用のヘッドホンを外して走り出す音。)
秀吉「御主よ!!何処に!!!」
坂本「活を入れてやらぁ!!!」
ガチャッ
僕の居るサーバールームの扉が開いた。
(あ、やっともう良いよって言いに来て呉れたんだ。屹度、「疲れただろ、御前は良く遣った。」と言う一言を掛けて呉れて、、、、、、、)
ボゴッ
殴られた。
坂本「明久っ!!!テメエ、、、、、、」
雄二が胸倉を掴んで来た。
(成程。そう言う事か。)
ペシィッ
僕はその手を払い除けた。
坂本「行けるな?相棒。」
静かに頷く。
(そう。後たった11人だ。僕ならどうって事は無い。)
吉井【此処からが本気だぁ!!!】
Aクラスの召喚獣が突進して来た。僕は素早く躱して相手の召喚獣の手首を木刀で打つ。
(と言っても集中は長くは続か無い。短期勝負だ。)
相手が手首を打たれて手が痺れ、刀を落とした。僕は其を空かさず拾う。其処に相手が突進して来て殴ろうとする。僕は召喚獣に回し蹴りをさせて相手と無理矢理距離を取る。
AクラスB 24090点→24609点
更に木刀を投げる。
AクラスB 24609→18947点
霧島さんや他5人が一斉にこっちに向かって来る。
先ずは霧島さんともう一人のAクラスのモブの間を抜け、
霧島翔子、AクラスC 戦死
相打ちで戦死させる。振り返ってさっき奪った刀で心臓を真横に切り裂く。
Aクラス3人戦死
(行ける。)
残り一人を刺す。 Aクラス1人戦死
残り3人は躱す時に通り過ぎる時にと言った具合で刺す。 Aクラス3人戦死
(段々意識が薄れる。頭がフル回転してるからだろうか。急が無いと。)
残り二人の中。片方を遣る。 Aクラス1名
(後一人。)
吉井【是で止めだ!!!!】
スカッ
(え?、あれ?相手何処?)
姫路【明久君!!!!】
島田【アキ!!!】
坂本【後ろだ!!!!】
(え?其、矢場い。)
すぐさま振り返るがもう敵は木刀を振って居た。
ザクッ
坂本【あっぶねぇ、よく反応したな。】
土屋【ゲームで鍛え上げられた反射神経。】
(でも背後は取られ無い様な立ち回りしてた筈なのにな。しかも相手も背後に行っても僕なら直ぐ気付くから意味が無い事は知ってるのに、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、まさか、前しか見えて無い事がバレたか?)
又消えた。(後ろかっ!!)
ザクッ
防げるけど是、意外に集中使う。
坂本【マズイあいつ集中切らしてやがる!!!】
全員【え!!?】
坂本【仕方ねぇ。あいつは最近だと20分しか連続で戦え無い筈だからな。ゲームとは違って試召戦争は常に集中して其を切らさ無い様にし無いと為らねぇからな。ゲームみたいに相手が仕掛けたのが目視で分かってからじゃ遅いからな。もう45分も戦ってるんだ。そろそろ限界かもな。】
(限界?舐められちゃ困るな。見てろ!!!)
スカッ
(未だ未だ!!!)
スカッ
(糞、コンピューターの癖にちょこまかと!!!!)
スカッ
坂本【焦るな明久!!!ブレブレだぞ!!!!】
(そんな事言ったって、木刀が、、、、、、、こんなに軽い木刀が重いんだもん。待てよ?木刀
を振る力が無いなら、降ら無ければ良い。)
吉井【是でどうだぁ!!!!】
僕は木刀を捨てた。
島田「一寸アキ!!!何遣ってるの!!!」
姫路【素手なんて無茶です!!!!】
吉井【オリャ~~~!!!!】
モブは避けた。
(馬鹿め、そんなの御見通しだ!!)
殴った勢いを殺さ無い儘僕は召喚獣に左足を上げさせた。
(勢いは死んで無い、行ける!!!)
躱して体勢が崩れてるモブの召喚獣の顔面に僕の足が食い込む。
(勝った。)
Aクラスモブ 戦死
カチっ(ケーブルを繋ぐ音。)
パソコンにはOPENの文字。
僕の召喚獣がサーバールームに帰還した。
吉井「お疲れ。ん?」
召喚フィールドが消えて行く。
高橋【システム、回復しました。】
学園長【是で取り敢えずは解決さね。】
ガチャッ(学園長の部屋が開く音。)
姫路「吉井君!!大丈夫ですか?」
吉井「うん、是位何て事無いよ。」
鉄人「0点に為った戦死者は補習~!!!」
吉井、姫路「え?」
姫路「其じゃあ、、、、、、、、、、、、、行ってきますね。」
吉井「・・・・うん。」
(僕が指示したとは言え可哀想だな。)
吉井「姫路さん、、、、、、、」
学園長「何湿気た顔してんだい?」
吉井暉久 戦死
学園長がチョップしたからだ。
吉井「いったぁっ!!何するんですか!!!!あ~~~点数が!!!!」
学園長「そんな端数にしがみ付いてるんじゃ無いよ。あんたも補習に行ってきな。」
吉井「えぇ~~~~~!!!」
姫路「吉井君。えへっ。」
姫路さんが手を差し伸べて呉れる。
(多分一緒に行きましょうって事だよね。)
吉井「うんっ!」
僕は走って追い掛ける。
高橋「Fクラスの生徒一人にこんな重要な仕事大きな賭けでしたが、上手く行って良かったですね。」
学園長「別に賭けだなんか思っちゃ居無いよ。」
高橋「え?」
学園長「その内御前さんにも分かるさ。バカとの付き合い方がね。」
(あんたはバカ一人にあんな仕事を任せるのは荷が重すぎるとでも思ったんだろうけど、
バカと言うのは大切な物の為には途轍も無い力を発揮出来る物だよ。)
後日
坂本「で?犯人は誰なんだ?」
学園長「防犯カメラに漸くアクセス出来たんだがねぇ。Bクラスの根本だったよ。」
坂本「成程な。」
秀吉「心当たりが在るのじゃな。」
坂本「奴は先週俺達を倒し損ねたからな。1週間プログラミング学んでシステムを書き換えて倒そうとでも思ったんだろ。」
優子「外道ね。」
土屋「根本は未だ更生はして無かった。」
吉井「人には迷惑掛け無いけど、自分の為にはって感じだね。」
坂本「まぁ自分の為なら協力して呉れるんだから使い勝手はいいだろ?」
優子「丸で物扱いね。」
坂本「いや、物扱い其の物だ。」
工藤「うわぁ。」
学園長「プログラミングを舐めて貰っちゃ困るね。」
吉井「どんあプログラムを組んでたんですか?」
学園長「操作の自動化、点数やステータスの10倍化、他科目で負けても復活出来る様にする不死身化だね。観察処分者だけシステムが違うから作用し無かったけどね。」
優子「どんだけ勝ちたいの?」
学園長「だが根本だけじゃ無くて其を全体の召喚獣に作用させて仕舞ったみたいだね~。」
坂本「今度Bクラスに仕掛けるか。」
だが其の前に事態は急展開を迎える事に為る。
バカテスト
素数p、qを用いてP^q+q^pと表される素数を全て求めよ。
京都大学
霧島翔子の解答
p、qが共に奇数だとするとp^q+q^pは2より大きな数字に為る因って、其は素数では無いので不適。共に偶数だとすると共に2で在るが是はp^q+q^pが8に為るので不適。即ち片方が2で在り、片方が2以外の素数である事が分かる。因ってq=2としても一般性を失わ無い。
ⅰ)p=3の時
p^q+q^pは17と為り題意を満たす。
ⅱ)p≧5の時
p²+2^p=p²+(3-1)^p=p²+3Mー1(Mは自然数。)
=(p+1)(pー1)+3M此処でpは3の倍数では無いのでp+1かpー1は片方は3の倍数で在る。因って3の倍数で在り3よりも大きな数字に為るので素数では無い。
従って題意を満たすのは17=2³+3²で在る。
先生のコメント
流石ですね。是は非常に難問とされる物ですが簡単でしたか?素数問題で奇遇を考える場面は少ないですからレアですね。
坂本雄二の解答
無理。
先生のコメント
正直な回答で先生は好きです。
吉井暉久の解答
京都大学の問題なのでp=3としても一般性を失わ無い。
又此処でp^q+q^pは2以上が確定なのでp^q+q^pは奇数の素数で在る。
此処で奇遇に付いて考えるとp^qは奇数、p^q+q^pは奇数なので引き算よりq^pは偶数と為る。即ちq=2で在りので17=2³+3²で在る。
先生のコメント
「京都大学の問題なのでp=3としても一般性を失わ無い。」入試では此処で全てを失ってます。