夜明けと晴天   作:まみむ衛門

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ここでは今作について、タイトル通り、設定・解説・裏話等を話していきます。

色々盛大にぶっちゃけてるので、読後感を失わないよう、ここは読まないで次話のIF編(これを投稿時点では翌日から投稿予定です)を読むことをお勧めします。

ちなみにここを読み飛ばす場合は、本作主人公・成宮咲来の簡易プロフィール欄だけは読んでおくとIF編をより楽しめるかと思います。

また、本編を読んでいない場合は、盛大にネタバレになるので、一話から読み終わってから改めてここを読んでいただけますと幸いです。


設定・解説・裏話等

 このページでは、キャラや術式の設定やその裏話など、この二次創作について色々考えていたことを書きます。設定だけ考えたが本編に反映されなかったものもあります。

 

 本編ネタバレの他、本編以上に原作のネタバレもありますし、読後感を失いたくない方は読まない、または時間を置いてから読むことを推奨します。

 

 また、先述の通り、本編のネタバレを当然含みますので、本編読了後に読むことを強くお勧めします。

 

 

 

 

(1)製作動機

 

 一言で言えば、「推しを曇らせたいと思ったから」です。

 

 ツイッターなんかでは、二次創作で「推しを曇らせたい」という人がたまにいます。

 

 僕は、「否定はしないけど、曇らせることは目的・動機にはならないかなあ」でした。

 

 でし「た」。

 

 気になったのでアニメの『呪術廻戦』を見たところすっかりはまって、それと同時に初めて、「推しを曇らせたい」という感情が湧いてきました。

 

 本編とここまでを読んでくだされば分かると思いますが、推しは七海と三輪です。

 

 そういうわけで二人を曇らせるために、三月ぐらいから構想を始めました。

 

 本編のクライマックスが六月の話なので、六月中に投稿開始できてよかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)製作の経緯

 

 今回は人生で初めて、最終話を最初に書きました。

 

 最終目標が「推しを曇らせる」だったため、その結果を先に書くことで、そこまでの過程を書くのが楽になると思ったからです。

 

 前作『マジカル・ジョーカー』と違い、今回は話数も少ない短編にする予定だったので、道筋が立てやすいのもあると思います。

 

 

 

 

 

 

(3)キャラ紹介

 

 本編に関するあれこれや、そのキャラに対する感想なども書いていきます。

 

 

 

成宮咲来(なりみやさくら)

 

年齢・16歳(誕生日は決めてないですが、なんとなく11月ぐらいの感覚です)

 

出身地・広島

 

経歴・一般公立中学校→呪術高専京都校(1年8月中退)→一般私立高校(1年9月転校)→死亡(2年6月)

 

趣味・人助け、テレビ鑑賞、一応広島カープのファン

 

特技・利きジュース

 

好きなもの・ジューシーなフルーツ全般

 

苦手なもの・アボカド

 

ストレス・トラウマ

 

術式・≪爆散≫

 

ステータス(ファンブック風)

呪術センス7

座学7

運動神経3

 

身長・150cm台半ば

 

 

 

 本作のオリジナルキャラクターで、女主人公。

 

「推しを曇らせる」ためにあらゆる設定を考えたため、主人公なのに物語目的としてはサブ的存在です。とはいえ、書いていくうちにだんだん気に入ってきました。

 

 

 

 

 術式は≪爆散≫。

 

 呪力が固まっているもの(呪霊、呪力の球、構築術式での生成物など)があったら、その呪力同士の結びつきをなくして、ただの無秩序な呪力の粒子にする術式。その効果として、分子同士の結びつきが緩んで体積が増える気化・蒸発のように、呪力の体積が急激に増えることで、水蒸気爆発と同じ仕組みの爆発が起こる。

 

 拡張術式は≪陽白光(ようびゃっこう)≫。術式や生得領域、領域展開をただの呪力にして破壊する。

 

 呪力・呪霊・術式と言う存在の根幹に関わる、根本的な術式。呪力の仕組みと言う世界法則に触れる、結構すごいもの。故に両面宿儺や羂索は、過去に見たことない術式と言うこともあってそこそこ興味を示しますが、似た

術式は見たことあることと、応用範囲が狭くて彼らレベルでの実用性はないため、がっつり興味は示さないぐらいです。

 

 イメージとしては、人間の負の感情によって生まれた呪力と言う闇を、光で打ち消すような感じ。呪力や呪霊や負の感情の嫌なところを闇落ちするまで味わった夏油(本物)は、多分咲来の術式を知ったら、乙骨・里香カップル並みに執着すると思います。こうやって書くと滅茶苦茶凄そうですが、まあ実際は本編程度の使い様しかありません。

 

 火力としては、真依の弾丸爆発でメカ丸のジャブのような砲撃、五寸釘爆弾がメカ丸のちょっと本気出した砲撃、トンネルでの暴走時は与幸吉の≪チャージ2年「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」≫ぐらいのイメージ。実は一瞬だけ特級クラスの火力を発揮していました。

 

 ただし、それは発生するエネルギー全体の話で、メカ丸・幸吉の攻撃は指向性を持った攻撃(エネルギーのほとんどが攻撃対象に向かう)なのに対し、≪爆散≫はあくまでも爆発(ほとんどエネルギーが対象に向かわない)であるため、実質威力は比べると相当低いです。雑魚を一気に倒す、内部で爆発させる、または離れたところからの大量爆殺など、実は虐殺・テロ・呪詛師向きの術式ですね。真に1級上位クラスの呪力をもっていたらその危険度から特級認定されるでしょう。

 

 いわば「ぼくのかんがえたさいきょうのじゅつしき」。ただし、推しを曇らせるために、咲来の性能を抑えることで、まあまあ程度の強さにしかしませんでした。

 

 察している方はいると思いますが、もろに、『魔法科高校の劣等生』の、『爆裂』『分解』『マテリアル・バースト』です。前作『マジカル・ジョーカー』を書くにあたって約四年間もこれらの魔法と正面から向き合っていたので、オリジナル術式もそっちに吸い寄せられました。

 

 

 

 

 性格は、気弱、穏やか、お人よし、自己犠牲、時と場合によって押しが強い、仲が良くなるとほんの少し言葉が強くなる、といった感じ。

 

 呪術師としてはイカれていない性格。人助け大好きすぎる少女のは異常と言えば異常ですが、呪術師には向いてないですね。

 

 ちなみに、こんな性格になった生い立ちは、特に考えてないです。虎杖悠二と目的意識は似ていますが、実際そこまで似ていませんね。強いて言えば、保育園とかで友達に言われた「ありがとう」が嬉しかったとか、家のお手伝いをして両親にお礼を言われながら撫でてもらったのが嬉しかったとか、そんなありふれた理由だと思います。

 

 

 

 

 趣味のテレビ鑑賞は、がっつり見るというか、暇なときにテレビつけて適当にチャンネル回して見る、というタイプ。今時珍しいテレビっ子ではありますが、贔屓番組とかはあまりありません。ドラマ、アニメ、ニュース、バラエティ、音楽番組、全部見ます。大みそかは紅白派。

 

 

 

 両親は、言ってしまえば、エリート階級。二人とも有名私大卒で一流ホワイト企業に入社し、職場結婚。咲来が中学進学したあたりでどちらもフリーランスに近い形態で仕事をしているため、引っ越しなどは割と簡単にできて、それでいて高収入。夫婦仲は円満で、どちらも性格は常識的で心優しい。こんな環境で育ったら、まあ咲来みたいな子になってもおかしくはないよね、って感じ。

 

 ただ仕事自体は充実しているが中々忙しく、幼いころから咲来を一人にしがちでした。あんな性格なので仕事に疲れて帰ってきたら咲来が家事を大体終わらせている、ということも多く、その分、短い時間に咲来にたっぷり愛情を注ぎました。ちなみに咲来本人はさほど寂しいとは思っておらず、「人助け」を咎められなくてちょうどよいと思っていました。親の心子知らず。

 

 本編では冗長になるので書きませんでしたが、当然、咲来の死は霞・七海クラスに悲しんでいます。七海が自らの責任だと伊地知たちの制止を聞かずに、咲来の死について自ら説明しに行きました。両親二人は色々思うところはありますが、七海を責めるのは娘が望んでいないということで、号泣しながらも罵倒したりはしませんでした。それがむしろ逆に七海を苦しめてるわけですが……。

 

 咲来の死後は、二人とも鬱になり、呪術界から払われた多額の補償金を少しずつ使いながら、どこか田舎に引っ越して、細々と仕事して生活することになります。二度娘が大きく傷つき死んだことで、もはや生きる気力は二人ともありませんが、「相手を支えてあげないと」という愛が生きる支えになっています。

 

 ちなみに、咲来の遺体は、十劃呪法+黒閃+半身が≪獅子蟲≫に食われていた、と状況が重なって、骨や肉片すら残っておらず、お墓には遺骨などは入っていません。

 

 

 

 

 もし≪獅子蟲≫との戦いで生き残り、乗り越えた先での七海への恋愛感情は、まあ、ないとはいえない、ぐらいでしょう。

 

 ここまで話したものの、七海と霞を曇らせるべく死んでもらうために生まれた(酷い)ので、「もし生き残ったら」は想像しにくいですね。中退しなかったら京都百鬼夜行で死ぬでしょうし、≪獅子蟲≫戦を生き残って復帰しても交流戦で中途半端に勘が働いたせいで真人に殺されるでしょうし、そこを乗り越えても渋谷事変で宿儺の領域に巻き込まれて死ぬと思います。

 

 

 

 

 

 中退後の12月、東京と京都で百鬼夜行があった際、咲来が住んでる神奈川某所周辺からは呪術師が減り呪霊が活発になったので、あのクリスマスはてんてこ舞いでした。後日、これが最悪の呪詛師によって起こされた事件と知り、恐怖からトラウマがフラッシュバックして、正月は寝込んで過ごす羽目になりました。

 

 こんなことやっているもんだから、監視している呪術界は扱いに困っていた様子。

 

 

 

 

 

 ステータス解説。

 

 呪術センス7。呪力のポテンシャルは高く、2級と準1級の間ぐらいで、8相当。ただ呪力への感性や理解度が低く、自分の術式の理解深度も浅いため、応用や拡張や呪力操作は上手ではなく、6相当。総合して7。1級呪霊も一瞬で祓いましたが、土壇場での火事場力があったのと、プレゼント呪具や高田ちゃんの補助があったからです。プレゼント呪具が無限に使えるなら1級、使えないなら2級、全くなしなら準2級がせいぜいと言った感じ。

 

 座学7。三輪霞と同じぐらい。元々5.5か6ぐらいだったのですが、東堂に教わって7ぐらいになりました。

 

 運動神経3。クソザコ。呪力なしの場合は、同年代女子平均ぐらい。呪力有術式無呪具無なら、4級呪霊と格闘戦が互角に成り立つ程度。一般人の中に混じって呪力有でやったら、そりゃあ目立つわなって感じ。ただし身体能力が上がるだけで運動センスが上がるわけではないため、体育でやる球技の類は身体能力のごり押しでやっていただけで、そこまでうまくはないです。

 

 呪具を用いた戦闘で才能を発揮します。真希さん(高い身体能力でいろんな武器を達人クラスに振るえる)とは違ったベクトルで、状況に応じて多様な呪具を適切に使いこなすタイプ。

 

 戦闘能力としては、「術式込みで七海と共闘して絆を深める程度の強さはあるが、基本的に弱く、それでいて七海の命の危機を何回も助けることができる。最後は死ぬしかない弱さ」という点を意識して色々設定を考えました。

 

 

 

 名前の由来は、なんとなく大人しそうで可愛らしい名前ってことでフィーリング。西宮桃と全ての字が対称になるのは完全に偶然で、紛らわしいので変えようと後から考えたものの、そのころには自分の中でこの名前が馴染んでしまったので、変えませんでした。あと、ナルミヤ・ナリミヤどっちなのか、サキ・サクラどっちなのか、分かりにくいのも反省点。長編ならまだしもこの作品は短編・中編程度なので、読者にオリジナルキャラが浸透しにくく、紛らわしい漢字を使うべきではなかったかもしれません。

 

 

 

 

 身長は低め。西宮桃程小さくはないけど、長身の真依や霞と並ぶとちんちくりん。スタイルも顔も結構よいが、呪術師はみんな顔が良すぎるのでその中に並ぶと埋もれます。

 

 顔とスタイルがそこそこ良くて、低身長で可愛らしく、誰にでも優しく、よく助けてくれるため、中学と転校後高校では結構モテます。ただし、助けられた側は尊敬や感謝の念を持つことが多く、どちらかといえば頼られている、の面が強いです。そんなわけで浮いた話はなく、本人はモテているとは思っていないでしょう。

 

 ちなみに、なぜか異性からよりも同性からの方がモテます。

 

 

 

 

 死因については、表向きには、「嫌な予感がしてあの夜に学校に向かい、爆発の瞬間、近くを通りかかった一般人を助けて代わりに自分が犠牲になって死亡した」ということになっており、校内だけではなく、地元の英雄になっています。ただしマスメディアの取材や葬儀などは両親が望んでいなかったため、呪術界のバックアップもあって、家族がいろいろ苦労することはなかったでしょう。

 

 

 

 当初は、『断章のグリム』とクロスオーバーして、七海・霞と共闘するものの最後の最後に≪異端≫(呪霊を生み出しまくる、呪詛師と呪霊の中間みたいな感じ)に堕ちてしまい二人に殺してもらう、という流れで構想スタートしたのですが、色々難しくて断念しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆獅子蟲

 

・特級呪霊→特級呪物→特級呪霊→死亡

 

・術式≪呑害(どんがい)

 

・領域展開・≪蠕蠢蝕猊肚(ぜんしゅんしょくげいと)

 

 咲来を共闘させて七海に情を抱かせ、咲来を取り込んで苦しませて七海を困らせ、咲来に七海を助けられて七海に感謝させ、咲来を殺させて七海を曇らせる。そんな欲張りセットを実現してくれた今作のMVP。

 

 寄生虫や食害や庚申講など、虫への恐怖全般が蓄積して生まれた、いわば虫の総合自然呪霊。生まれとしては漏瑚・花御・陀艮に近いです。蝗GUYの兄弟・親戚みたいなもの。

 

 生まれ持っての性質上、独力でパワーは発揮できません。呪霊に取り込まれることで真価を発揮し、宿主をどんどん切り替えて、ある程度のレベルになったら、今度は呪霊や呪術師をいっぱい取り込んで、覚醒していきます。

 

 身体は、羽虫が大量に集まったかのような黒い靄という見せかけの体と、現実次元には基本現れず見せかけの体で覆われて呪術次元に隠れている本体、という構成。エヴァンゲリオンの使徒・レリエルの、ディラックの海という外面と、コアという本体、みたいな感じ? ですかね?

 

 術式は、取り込んだ呪霊や術師の術式や知識を扱うことができる≪呑害(どんがい)≫。元々術式だけだったのですが、江戸時代の喋り方を再現できないため、急遽咲来の知識を取り込んで現代語で喋ってもらえるように、知識も吸収できるようにしました。ただ術式解説のプロセスなどを踏むために、あくまで「一部知識」と設定。ライブ感で設定を付け加えるとこんなことになります。ネーミングモデルは、食害。

 

 

 

 領域展開は≪蠕蠢蝕猊肚≫。仏教に詳しくないので、仏教用語要素を加えつつ字面も発音も格好よいもの、と考えるのは死ぬほど難しくて、領域展開をする流れに決めたことを何度も後悔しました。でもこれがないと霞の簡易領域は生きないし……。

 

 仏教用語要素は「猊」。獅子を意味して、修行がノってきた僧はまるで獅子のように勢いがある(獅子奮迅)という話から。仏や高僧は獅子に例えられ、それらが座る場所は「猊座(げいざ)」と呼ばれるし、敬称は「猊下」となります。こうなると、仏教そのものが獅子で例えられるため、「獅子身中の虫」のたとえ話は本当に上手ですね。昔の宗教者は賢いです。

 

 展開時の印は考えてません。詳しくないのと、後から本編で出た印に被ったら格好悪いからです。

 

 本編で使った未完成の領域は、完成度で言ったら、八十八橋時の伏黒の少し上ぐらい。

 

 

 強さ。

 

漏瑚・渋谷真人≧獅子蟲(咲来・七海捕食)>花御・陀艮(羽化)>獅子蟲(咲来捕食)≧領域展開前真人>七海健人>八十八橋呪霊>獅子蟲(1級呪霊食べられる)>少年院呪霊、ぐらいの感じです。

 

 こうやって見ると漏瑚は本当強いですね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆トンネルの呪霊

 

 1級。

 

 地元の反対を押し切って寺社を潰してトンネル工事をしたら事故が起きて作業員一人が死亡したという事実が、怪談として伝わって、それが集積して呪霊になりました。

 

 怪談の内容は、「寺を潰して工事した結果、祟りで事故が起き、作業員一人が孤独に長時間閉じ込められた。救助されたとき、すでにこと切れていて、その顔は恐怖と苦痛と怒りで歪んでいた。それ以来、寺が鎮めていた霊と重なって、トンネルに怨霊として出没する」というもの。

 

 

 

 この生まれが性質として影響しています。

 

 体のつくりは、「昔のトンネル工事」のステレオイメージの合成。プラスチックヘルメットとツルハシを同時に使う時期が史実にあったかは定かではありません。

 

 生まれ持っての縛りは、トンネルから出られないことと、犠牲者は一人であること。

 

 縛りで得られた強さは、トンネル内での強い隠密能力(入り口までカバーしきれないので残穢が見える)、圧倒的フィジカル、範囲なら特級に届きうる術式。

 

 本来は知能もそこそこありますが、咲来たちと遭遇した時は初撃を防がれたことで全員纏めて相手せざるを得ず、縛り違反となって知能が大幅に低下しました。

 

 

 咲来たちを瀕死に追い込み、咲来を暴走させ、咲来たち四人を曇らせるために色々設定しました。

 

 

 

 ちなみに、寺を潰したのと死亡事故が起きたのは事実ですが、寺はもともと廃寺になっていたので祟りなんか起きませんし、死亡事故も長時間孤独に閉じ込められたのではなく即死です。怪談がおどろおどろしくなっているのは、トンネル工事反対派によるネガティブキャンペーンの成果でした。つまり、この事件もまた、人間の過剰な悪意によって起こされたものです。

 

 

 

 

 

 

(4)原作キャラの原作からの変化

 

・七海建人

 

 この出来事がきっかけで原作よりちょっと強くなってます。

 

 あと咲来に一生いろいろと感情を抱き続けているので、性格やシチュエーションがよく似ている虎杖との共闘をきっかけに、彼にも原作よりも思い入れが強くなります。

 

 渋谷事変で「後は頼みます」するときの走馬灯には、多分灰原と並ぶぐらい咲来が思い浮かんでるでしょう。

 

 

 

・京都校メンバー

 

 咲来の意志に報いるためにより修行をするので、全体的に原作よりちょっと強くなってます。

 

 あと咲来の仇が特級呪物なので、それを飲み込んで生きている虎杖悠二へのヘイトはすさまじいですが、交流会を通じて彼の性格を知ると、咲来を重ねて逆に全員好感度が原作よりも高くなります。

 

 特に人助けと言う動機の部分で、加茂は地味に咲来を気にかけていたので、悠二への好感度の上げ幅はすごいことになるでしょう。

 

 霞は原作と違ってストレスが「なんにも」と言うことにはならず、咲来を思い出しては胸を痛めてたまに泣いてます。

 

 真依は「自分を承認してくれる術式を持つ人」が死んだので、原作並みかそれ以上にやさぐれて自己肯定感が低くなっているでしょう。

 

 メカ丸は、咲来の死をきっかけに「みんながいつ死ぬか分からない」と思って、急いで健康な体を得るべく、偽夏油一味により協力するようになります。咲来を殺したのが彼らだとは知らずに。

 

 

 

 

 

(5)どこまでが偽夏油の作戦だったか

 

≪獅子蟲≫の情報が隠されてた→関わっている。いつか呪霊を操作できる何かの手段が見つかれば、何かに使えるかもしれないと、加茂憲倫時代に加茂家由来という権力を使ってさりげなく禁書に設定。のちに身体を入れ替えつつ上層部に取り入って色々した

 

≪獅子蟲≫が魔除けとして学校に置いてある→関わっている。外部においておけば手出ししやすいから。1から10まで関わっている虎杖・宿儺と違って、いつか使うかも程度の理由で一応そうしておいた。体を入れ替えて上層部にそれとなく促して配置した。

 

 咲来の誕生と生得術式→関わってない

 

 歌姫と遭遇し入学→関わってない

 

 トンネル事件の発生や咲来がそこに派遣されたこと→関わってない

 

 中退した咲来が≪獅子蟲≫の安置されてる学校に転校→ほぼ関わっていない。≪獅子蟲≫を置く→学長が呪術関係者→咲来が受け入れられやすい、という偶然のバタフライエフェクト。

 

 わずかに≪獅子蟲≫の封印が緩んでいた→関わっている。というか犯人。咲来がこの学校に転校してきた段階で、悠二に指を飲ませる計画の囮にするついでに戦力増強になると考えた

 

≪獅子蟲≫の封印が解けた→まんま犯人

 

 

 

 

 

 

 

(6)終わりに

 

 ツイッターでのリプ、マシュマロ、活動報告や本作のコメント欄などで、質問や感想を常に歓迎しております。

 

 また、明日からは、「もし咲来が≪獅子蟲≫との戦いを生き残って高専に復帰し、交流会に同行したら」という話を投稿する予定ですので、そちらもよろしければどうぞ。

 

 

 呪霊が一杯湧いてくるし1級呪霊もいる→≪獅子蟲≫の誘引呪力の範囲が広大と言うのもありますが、中には相当数、操っている呪霊もいます

 

 七海と霞を全力で曇らせる本編の展開を考えるにあたって、「いやあこれ全部を偶然で済ますのはご都合主義の権化だよなあ」と思って、急遽全ての黒幕として最後にすべてのヘイトを持っていってもらいました。読後感最悪だったと思います。

 

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