対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。 作:槍刀拳
今日は台本形式で話になってます。
Episode142における~一方、その頃……~の対魔忍達の動向を記した幕間小話だからですね。
オリ主は、オークでアートしている頃合いです。
初心者対魔忍向け講座
筆者:高坂 静流
□『初心者対魔忍向け講座』
┣□『東京キングダムの勢力 “5強” について』
┃┣◇鬼武衆
┃┣◇クラブ・ペルソナ
┃┣◇沙無羅威
┃┣◇獣王会
┃┗◇龍門
┃
┗□『ヨミハラについて』
~一方、その頃……①~
日ノ出 陽葵「ジェットヘリに乗ってやってきました!東京キングダム!この闇の街で日葵ちゃんを探しちゃうよー!」
日ノ出 陽葵「けど……闇雲に探しても見つかるわけないよね!」
日ノ出 陽葵「日葵ちゃんならこんな時、どう動くかなぁ……」
日ノ出 陽葵「……」ウーン
日ノ出 陽葵「まずは、自分の足で歩いて情報収集かな? 肌身離さず持ち歩いている日葵ちゃんの写真があるし! 聞き込み!聞き込みっと! こんな大きな町なら日葵ちゃんの姿は絶対に見られている筈だよね!」
………
……
…
日ノ出 陽葵(わぁ……!道端に堂々とアダルトグッズが売買されているなんて……! 何度か軽い任務で来たことはあるけど、東京キングダム恐るべし……! 日葵ちゃんも対魔忍だけど、こんな街で一人っきりなんて危なすぎるよ! 早く合流しちゃわないと……)ジロジロ
「今日はやけに若い女の子がくるでゲスなぁ。お嬢ちゃんも竹鞭に興味があるんでしょうねぇ。攻めっぽい顔した攻め側なら納得でゲス」
日ノ出 陽葵「ううん、違うよ! 私は人探しかな!」
「人探し?」
日ノ出 陽葵「うん!この子なんだけど、おじさん見てない?」
「……おや。この子は……」
日ノ出陽葵「知ってるの!?」
「ゲヘヘヘ。知ってますとも、そりゃ知ってますとも。この子なら店内で鞭を振るって聞き分けのないメス豚を躾けてるでゲス」
日ノ出 陽葵「え? し、躾……?」
日ノ出 陽葵(でもこの前、日葵ちゃん家に遊びに行ったときは『東京キングダムの強度を調べる』みたいなこと言ってたと思うんだけど……寄り道かなぁ?)
「ええ!ええ! なんでもパートナーのケツを
日ノ出 陽葵「えぇっ!?
「おやおやぁ?その様子じゃお嬢さんが本命っぽいでゲスなぁ……? 攻めっぽい顔して受け側なんてたまげたなぁ……」
日ノ出 陽葵「あ、あの……それで……日葵ちゃんは今どこに……?」
「ゲェーッヘッヘッヘッヘ!店の奥でゲス!店の奥でゲス!ついてくるでゲスよ!」
日ノ出 陽葵「日葵ちゃん……♥ 今、新妻が行くからね……♥」クラッ……フラフラ……
~一方、その頃……②~
上原 鹿之助「なぁ蛇子?」
相州 蛇子「ん? どうかした?」
上原 鹿之助「その、さ。日葵って蛇子から見ても外から来た一般人なんだろ?」
相州 蛇子「うん。蛇子はそう思ったかな! 日葵ちゃんは間違いなく私たちとは違うし、対魔忍じゃないよ」
上原 鹿之助「…………」
相州 蛇子「……確かに不思議なところもあるけど、その不思議なところも外の世界では普通の振る舞いなのかもしれないし!」
上原 鹿之助「お、おう。不思議なところに関しては、俺もそう思うんだけど……。それでさ、蛇子から背中を押してもらったアレの話なんだけどさ」
相州 蛇子「うんうん! あれから返事もらえたの?! どうだった!?」キラキラ
上原 鹿之助「まだちゃんとした返事もらってないけど……」
相州蛇子「」ズゴー
上原 鹿之助「その、うまく行ったとしてさぁ? 日葵が外から来た一般人で、俺が対魔忍だってこと、受け入れてもらえるかなって……」
相州 蛇子「? どういうこと?」
上原鹿之助「俺、ときどき考えちまうんだ。蛇子も言った “外の世界では普通かもしれない” って部分をさ。……じゃあさ、俺達対魔忍が外の世界の悪いヤツ等を二度と悪さできないようにやっつけたり、悪い奴のところに忍び込んで情報収集したりすることは、外の世界では普通じゃない……ってことにもなるだろ?」
相州 蛇子「それは…………」
上原 鹿之助「あの時はその場の勢いで日葵を護りたいってことを伝えられたんだけど、だんだん時間が経つにつれて返事とかその後のことを話すのが怖くなっちゃってさ」
相州 蛇子「……」
上原 鹿之助「ご、ごめん。任務中なのに……。おれ今日は変な事言ってばっかりだな。『俺は正義の対魔忍なんだから悪い奴をやっつける!』…………今は、それでいいよな? 細かいことは、ちゃんとそういう関係になってから考えるのでも」
相州 蛇子「うん……。……そうだね」
~一方、その頃……③~
八津 紫「なっ……!? それは本当か!?」
□東京キングダムの勢力 “5強” について
現段階では5つの勢力が東京キングダムをパイのように切り分け分割統治している。
◇
鬼族で構成された団体
本拠地店は東京キングダムではあるが、近年はヨミハラにも拠点を置くようになった。
頭領の名は
またの名を “不死身のラーヴァナ”
幹部は四鬼と呼ばれ、それぞれの名は
◇クラブ・ペルソナ*2
東京キングダム1位、2位を争うクラブ。
5強の1つに加えられている所以は、凄腕の情報屋でもあるオーナー “マダム” の影響力が1つの要因である。
◇
頭領の名はニールセン
幹部の名はサイレンス
頭領のニールセンがノマド大幹部フュルストの腹心であり、傀儡のような存在。
最終的な実情としては、フュルストおよびノマドの私兵部隊である。
◇
獣人を多く抱えた組織。
現在の頭領が拾った捨て子やストリートチルドレンによる構成員十人程度の零細ヤクザだったが、今や家族同然の絆で勢力を拡大。
頭領の名は十蔵。構成員からは“親父”の名で親しまれている。
幹部は灰狼一郎太、トラジロー、白熊タローの3名。
うち、近い将来に頭領である十蔵の引退後は灰狼一郎太が跡目を引き継ぐと思われる。
◇
中華連合(2020sでは中国と呼ばれた国)の出先機関。
秘密裏に強化人間やクローン人間、人体改造などの技術を研究しており要警戒組織。
頭領は不明。
幹部は多数存在している者の、現状判明しているのは弩竜のみ。
はて?
□ヨミハラについて
東京の地下300m地点に存在する闇の無法都市。
魔界へと続く
縦横5km四方ほど、高層ビルがすっぽり入るほどの高さがある広大な地下空間で、日本の首都直下にありながら政府の力も対魔忍の力も及ばぬ魔の巣窟。
一般人が迷い込めば1時間も経たないうちに金か命か、尊厳を全て失う極めて危険な街。
ヨミハラに高級娼館アンダーエデンも存在している。
中心街では都心並みの賑わいを見せているが、表通りを外れた地区は貧民街、スラムが立ち並ぶ。
エドウィン・ブラック率いるノマド傘下の魔界の住人を中心にしたマフィア組織がヨミハラ一帯を支配しており、エドウィンブラックが羽休めする屋敷にあるらしい。
(各情報の出典・引用元:対魔忍RPG CHAPTER38、対魔忍RPG攻略wiki 用語集 ヨミハラ)
八津 紫「くっ……」
高坂 静流「それだけじゃない。米連で活動していたエドウィン・ブラックが東京キングダムへ訪れたという情報と、先ほどカオス・アリーナを根城にしているスネークレディが市街へ現れた話もあるわ」
本当か?「八津 紫」
高坂 静流「ええ。少なくとも実際にスネークレディの姿はこちらでも確認しているし。と言っても見たのは一瞬だけで、上機嫌のまま身綺麗な私服姿でどこかへ消えちゃったけど。東京キングダムで活動している対魔忍達には既に通達済だし、本部(五車学園)にも東京キングダムでの活動は控えさせている状態よ」
八津 紫「」
高坂 静流「例のあの子の情報はまだ何も得られていないけど、まだ彼女について調査を続けるつもりながら心して紫も動いてね」
八津 紫「ああ……。わかった」
………
……
…
高坂 静流「余計なお世話かもだけど」
八津 紫「なんだ?」
高坂 静流「あの子がノマドと繋がっていると疑うには早計過ぎるじゃないかしら?」
八津 紫「…………」
高坂 静流「いちいち動きがあからさま過ぎるのよ。蓮魔の報告書も読んだけど、彼女の言う通り本当に狡猾な子ならわざわざ友達に魔族との密会を大声で話すかしら? 確かにあのぐらいの年頃の子は自慢話でしちゃうかもしれないけど……報告書通りなら普通は隠し通すものじゃない?」
八津 紫「ああ」
高坂 静流「それに仮にノマドとの密会だとして。ノマドのトップであるエドウィン・ブラックがわざわざ赴くのも大袈裟過ぎる歓迎じゃないかしら?それもヨミハラから幹部数人や私兵部隊まで募って、同所属のスネークレディまで集めるなんて抗争でも引き起こす気と考えるのが普通よ」
八津 紫「何が言いたい?」
高坂 静流「ふふっ。ちょっと頭の固い同僚にアドバイス♪ でも……ちょっと気になるのがスネークレディの方かしら?」
高坂 静流「彼女、常に享楽的で自分自身が楽しむ目的以外の出来事ではあまり興味がなさげだし、密会するってタイプじゃないのよね。かといって招集を受けたからと言って真面目に抗争に参加するタイプかと言えば違うし…………いったい、何が目的なのかしら?」
八津 紫「わかった。わかった。気を付けるようにはする」
~あとがき~
元はEpisode142に付属させる予定だったのですけどね……。
あとがきで話したいこと多すぎ問題。
せっかく対魔忍組織の超有能諜報員である
原作(対魔忍RPG、対魔忍RPGX)では龍門が壊滅していたり、獣王会のボスが違ったりしますが、本小説の現状はこうなっているよーという情報になります。
探索者がEpisode7で出鼻をくじいた結果、バタフライ効果でこっちの組織にも影響が及んでいるのか……(作者、大困惑)
その上で何か修正個所や追加情報などがあれば遠慮なく教えてください。
よろしくお願いいたします。