対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。 作:槍刀拳
健全版、R-15禁小説に似つかわしくないタイトルって、マ?!
「カ……」
「♪?」
「コキュッァーーーッ!!!! ……ゲーェッホ!!! ゴホッゴホッ!!!ゴホッゴホッ!!!ゲッホゲホッゲホッ!!!!」
辛うじて吐き出せた言葉にヤツの手が緩む。
空気を吸い込むのと同時に激しく噎せ込む。
「考え直した?」
「げほっ、げほっ……。……まさか。ゴホッ。レスバ、クソザコ……高位魔族♪」
「うんうん♪ ゼラトちゃんはやっぱりその威勢じゃなくっちゃね♪ こんな些細な
ヤツは満足そうな笑顔を浮かべてそのまま立ち上がり、エドウィン・ブラックと桃色髪の痴女の方へと向き直る。
蛇子ちゃんから
無防備にも背中を見せている蛇子ちゃんの意識がエドウィン・ブラックへと向いている間に思考を張り巡らせ、作戦を練る。
私の両腕は後ろ手で拘束され、足は折り畳むように拘束。
銃口も突きつけられているが、これは私があの桃色髪の痴女の勝利宣言後も
暴れた結果、奴等はボディチェックを省いたのだ。
ジャケットの裏、腹には未完成品のパイプ爆弾が巻き付けられており、荷物さえ奪還できればライターを武器に脱出のチャンスを作り出せるのかもしれない。
しかしそれ至るにはまず私の四肢に銃口を突きつけ踏みつけ身動きを封じているエドウィン・ブラックの私兵を何とかしなければならない。
幸いにもエドウィン・ブラックの私兵によって私のリュックサックの中身は床へぶちまけられており、探して取り出す手間は省けている。
自分の荷物に〈目星〉をつけて、どこにライターが転がったかも把握済みだ。
敵の銃弾をローリング〈回避〉しながらライターの奪還。
拘束からの脱出。
脅迫へと洒落込みたいところだが、攻撃の順序として私がライターを取得するよりも先に彼等が銃の引き金を引く方が早いと 『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG』65頁 “戦闘 DEX(機敏性)と攻撃の順番”にも明記されてしまっている。
『新クトゥルフ神話TRPG』側でも108頁 “火器とDEX順” で火器の射撃の方が早い定義されている以上、打開策はほぼない。
(…………)
一応、これらの先制射撃を覆して防御や攻撃に転じる術もなくはないのだが……。
高位魔族3人に、この
窮地で新たな打開策としての起死回生のために使用するよりも、やるなら不意打ちがいい。
あるいは、もっと相手を攪乱させるための——確実なトドメへとつなげる一手として使うべきだというのが私の考えだった。
「……さて」
ライターを使った打開策に至るまでの道筋を完成させるよりも先に駆れの相談事が終わってしまう。
未だに噎せながらも再び3人の圧に晒される私。
「ゼラト・シーカーと言ったか」
次に口を開いたのはエドウィン・ブラックだった。
まさかの青空日葵ではなく、ゼラトシーカー呼びにギョッとしてしまう。
でも、そう言えば蛇子ちゃんの初回紹介で愛称呼びであったこと。
『蛇子ちゃんの紹介もあったから……』と自ら名乗っていないことを思いだす。
「い、ゲホッ。いえ、ゴホッゴホッ。本名は青空 日葵、それは愛称です」
だから自己紹介も兼ねて対魔忍世界での個人名を改めて名乗っておく。
どうせ蛇子ちゃん辺りから本名に関しては筒抜けだろう。
それに蛇子ちゃんのみならず、フュルストなる人物も私に探りを入れていたようだし。
この情報カードは切ってしまっても問題はないはずだ。
「…………」
「……」
笑う蛇子ちゃんにイラつく桃色髪の痴女。
「……年頃の小娘であれば泣きわめいて許しを乞う頃合いだが、先ほどから貴様にはそれが見られない。スネークレディに甚振られても未だ原書の所在を吐かない。瞳の奥の名状し難い淀みは輝いたまま。随分と苦痛に対して強い免疫を持ち、かつ強情な性格なことは充分に理解した」
ブラックはまるで私の振る舞いが尊敬に値すると褒めたたえるように一歩前で出て来て賞賛の言葉を浴びせてくる。
「そりゃどうも。……で? ンン゛ッ!失礼。……その勇気を讃えて賞状でもくれるんですか?」
「いいや。そろそろ浸透してきた頃合いだろう? 隠しても無駄だ。分かっている筈だ。身体は正直なのだからな。ならばここは苦痛の種を変えて、どこまで威勢が続くか我慢比べとしよう」
浸透してきた? 身体は正直? 苦痛の種を変える? 我慢比べ?
彼の言葉に一抹の不安を抱える。
今やスネークレディに首を締め上げられ死にかけたおかげで頭の中は透き通るような脳内だが、それ以前の身体に起きた謎の
パチン
その不安に応じるかのように狂気の笑みを浮かべた蛇子ちゃんが指を1回鳴らしたかと思えば、魔族の威厳など微塵にも感じられない——落雷に怯えるフクロウのヒナのようなオークの集団が現れる。
同時に四肢へ銃口を押し当てていた彼の私兵も離れる。
銃口は向けたままその場から緩やかに後ずさっていく。
あ…………。やばい。
これは…………やばい。
「た、確かにアンタらは俺達の雇い主だし、こ、こいつが暴れまわった時に真っ先に逃げ出したのは本当に悪いと思ってるがよ……」
「無理だで。あの狂犬にイラマチオさせるとか……絶対にオラ達のイチモツが根元で嚙み千切られちまうだで」
「日本人のメスにしてはデカケツで好みなんだけど、アレは胸が…………あとキンタマ引きちぎって腕を振り上げて高笑いを始めるタイプは好みじゃないっぺ……」
「オ、オデ。まだ女の子になりたくない……」
「絶対にあのタイプは下半身にも貞操帯……それもトラバサミが付いているぜよ……」
やばい。
やばいやばいやばい。
やばいやばいやばいやばいやばい。
何が行われるか一瞬で理解する。
ナチュラルに選ばれた対魔忍世界らしい尋問・拷問の
目前のオーク達は弱腰の引き腰だが、この世界の
鹿之助くんとは、少ししかエッチなことしていないのに*1、対魔忍世界の洗礼と言っても過言ではないガチの凌辱が始まってしまう事に焦りを隠せない。
やべーぞ!レイプだ!!
水城 ゆきかぜのことについて物申せなくなっちまうよ!
「大丈夫よぉ、ちゃんと抵抗できないように縛ってあるんだから♪」
「そ、そうかぁ?」
「だどもぉ……」
「それにここでまた逃げるならあなた達もお友達の仲間入りにさせてあげるけど? オークならオークらしく欲望に忠実になればいいじゃない♪ どっちがお好みかしら?」
「ヒェッ」
「そっ。それなら……フ、フヒッ!」
まずい。
オーク達の目の色が変わった。
表情を強張らせた畏怖の感情から、これまでの鬱憤を晴らすかのような復讐と欲望に彩られた気味の悪い笑みに徐々に切り替わり始める。
そのうち『(処女膜も*2肛門も*3扁桃腺も*4角膜も*5くも膜も*6)奪えば全部ゥ!』とでも言いだしそうな気迫を漂わせる。
ヘラヘラと笑うこともできず、両手足を拘束されているため立ち上がれず、うつ伏せになったまま潰れたカエルのように這って逃げることしかできない。
ヤツ等は機敏なハイエナのように取り囲んでから、じわりじわりとにじり寄ってくる。
高位魔族……と言ってもそれぞれの反応は各々まちまちだが『やっと人間らしい感情』『(最大級に嫌がることに)当たった』『
「ゲヘヘヘ……先ほどはよくも仲間を殺してくれたなぁ?」
「代償はその体でたっぷりと払って慰安とさせてもらうぜよ」
「もう逃げられねぇからなぁ?」
「ザーメン風呂で溺れさせて、一生の思い出を作ってやるだで」
「ヒヒッ。肉袋だっぺ。肉袋」
オーク共はやっぱり滅ぼすべきだ。
事前情報なしにこんな緑色の車止めポールの太さもある先端だけが毒々しいムラサキ色の例のアレを見せつけられながら強姦とか、普通の少女ならばトラウマものである。
あと脳姦などされたら対魔忍世界の住人はか弱いゆえに死んでしまうだろうから、身体があっち側の肉体で良かったとも思う。
眼孔姦は普通に私の性癖範囲内、脳姦はギリ守備範囲内だし。
そんなことを脳裏に浮かべながらばら撒かれた持ち物へ目指して這い進む。
エドウィン・ブラックも部下に指示を出し、私の武器になりそうな装備のたぐいも回収させてしまう。
「ぐぇっへっへっへっへぇ……つぅかまーえた♪」
ああ、無情にもオークの1匹が私の右足を掴んだ。
~一方、その頃……①~
日ノ出 陽葵「うぅんまーい♪」ツヤツヤテカテカ
日ノ出 陽葵「お値段はちょっと高めだけど、来てよかった! 華優麗華!」
日ノ出 陽葵(東京キングダムで安全なお店を知る機会って本当に大事だよね)
日ノ出 陽葵(それにしても、日葵ちゃん……ここにも居ないなぁ)キョロキョロ
日ノ出 陽葵(あとで店員さんにも聞いてみようかな?)モグモグ
~一方、その頃……②~
八津 紫(略
〜あとがき〜
あっちもこっちも対魔忍(動詞)してるなぁ。
ところでオリ主が登場する対魔忍小説で、対魔忍しそうな流れになるオリ主って見たことないんですけど気のせいでしょうか?
私が対魔忍小説をあまり読んでないだけですかね?
〜お知らせ〜
ここに書いてしまうと、作者の楽しみな本編の感想文がお知らせに対する感想になってしまうような気がしますので、詳しい内容は作者の活動報告をご覧になってください。
突発的な出来事で大変申し訳ないのですが、ご了承をお願いいたします。