対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。   作:槍刀拳

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Episode188 『滝つぼ遊びの1日』

 

「心寧お姉ちゃ~ん!」

「日葵ちゃ~ん!」

 

はやくはやく~!」

 

 今日は陽葵ちゃん、心寧ちゃん、鹿子ちゃんを連れた川遊びの日だ。

 元気いっぱいコンビは川上へ向けてひょいひょい身軽に山上へと登っていく。

 いやぁ、若いって、いいね!

 私も、青空 日葵の、肉体じゃなきゃ、確実に、2人に、ついていける気が、しなかったよ。

 

「ぜぇ……はぁっ……ぜぇっ……はぁっ」

 

 既についていけてないからね!

 

「日葵ちゃん大丈夫です……?」

「でぃ、だぃ、だいじょうぶ、じゃ、ないです……。山登りなんて…………何年振りか……っ

 

 心寧ちゃんに介抱される形で、山を登るはめになっていた。

 本来であれば、心寧ちゃんには2人のストッパーもしくは介護役に回ってもらいたかったのだが、私が想像以上に2人の有り余るパワーに追いつけず引き離されてしまっていることにあった。

 平坦な道であれば、私だって3人と同じ行軍速度で迎えただろうが山登りとなると話が違う。

 

 鹿子ちゃんは小柄な体躯と比較して信じられないような〈登攀〉力や持久力と体力だが、きっと幼さによるパワーだと思われる。

 飽きっぽい幼児にしては興味への持続性が平均よりも長い気がするのは個人の特性によるものか?

 それにしても、いやはや流石はド田舎ニュータウン五車町育ちの陽葵ちゃんと心寧ちゃんのコンビではある。2人は川上を登っていくのに森林地帯へ侵入して登っているにも関わらず、足を取られることなくヒョイヒョイとまるで階段を駆け上がるかのような身のこなしで遡っていくのだ。

 心寧ちゃんに至っては両足義足……って話を聞いたはずなんだけどなぁ……? 今日もやっぱり義足だよね? 義足だね。

 

 私はここのところずっと都会暮らしだったし、こんな大自然など実家のある本家に戻らなければ関わり合うことなど無かった。

 まさかこんなに舗装されていない岩場を登り続けながら川上に行くのが険しいなんて……!

 左前腕で汗をぬぐい、雫を振り払う。

 

「陽葵ちゃぁ~ん……本当にこの先に、穴場スポットがあるのぉ~……?」

 

 くっそ情けない私の声が森と川のせせらぎの中に消えていく。

 

「あるよ! 公民館の臼橋さんに教えてもらったの!」

「うすばしさん……?」

臼橋(うすばし) 乃々(のの)さんですね。五車町の公民館を管理されている方です」

「ああ、そう……」

 

 両手を膝について、一呼吸を置く。

 このタイミングで簡易的な休憩を取るのと同時に、少しだけ陽葵ちゃんの思い出の中にのみある穴場スポットではないことに安心する。

 さすがの私も森の中を突っ切って、秘境アトランティスを探すのだけは勘弁願いたかった。

 

「あともうちょっとのはずだよ!だから頑張って!」

「ええ、もちろん。……頑張りますよ!」

 

 陽葵ちゃんに引き離されそうになるのを必死に食らいつきながら、心寧ちゃんと一緒に2人のあとに続く。

 ……さて本来であれば心寧ちゃんと陽葵ちゃんの役割が反転していると私達の関係を知っている五車学園の生徒達は思うだろうが、今日のところは私が陽葵ちゃんにお願いしたのだ。『水辺では元気いっぱいの鹿子ちゃんから離れないで』と。

 まぁ、いま、確実に押し倒せるほどに弱々しい私から、彼女が離れているのは、そういうことである。

 

 まじ、キッツ…………。

 

………

……

 

「着いたー!」

「わぁっ! すごーい!!!!」

「あともう少しらしいですね」

「みたいですね……」

 

 木陰が森のトンネル出口を形作り、木葉がこすれ合うような水っぽいサワサワという音が聞こえる場所が見えてくる。

 かなり上流のほうまで登ってきたようで、河川の傍の石も石というより岩な大きさだが……。陽葵ちゃんはここまで山奥までやってきて、帰りの往復分があることは忘れてないだろうか?

 

「日葵ちゃーん! 心寧ちゃーん!」

 

 陽葵ちゃんが岩場のてっぺんによじ登って、私達に大手を振っている。

 あーあーあーあー!そんな苔生した湿っているであろう大岩に登らないでよぉ! 転んだらどうするの!?

 注意したいが、道中がキツ過ぎて大声が出ない。

 

「……ここまでくれば大丈夫です。心寧ちゃん、陽葵ちゃんの元へ。早く陽葵ちゃんの元へ。お願いします」

「わかりました」

 

 心寧ちゃんを先行させ、私もあとから追いつく。

 

 陽葵ちゃんの川辺遊びの穴場スポットというのは、滝つぼ周辺だった。小型の湖のような立地で、まるで空から懐中電灯で滝を照らしたかのように日光が差し込んでいる。あたりは緑が多く、〈自然〉の観点から推察するに岩場や木々は苔生(こけむ)しており人の手がまったく入った形跡のない森林地帯だとわかる。

 本当に穴場だ。

 

「すごいすごーい!」

「鹿子ちゃん、私達から離れないでくださいね」

「うん! 心寧お姉ちゃん大好きだもん! 勝手にいなくなったりなんかしないよ! いつも一緒だもんっ!」

「ふふふっ」

 

 ほほえましい光景が目前で広がっているが、私も到着と同時に速やかに雑草が生え伸びた地点にレジャーシートを広げ、ライフジャケットを持って水辺でキャイキャイしている若者3人に近づく。

 3人ともそれぞれ個性的な水着だ。心寧ちゃんは白と薄いピンクを基調としたフレアビキニだし、鹿子ちゃんは五車の養護施設で使っているのか現代では珍しい鼠径部が際立つ旧式のスクール水着を着ている。陽葵ちゃんは……陽葵ちゃんはいつもの痴女服のインナーだな!それ! このメンバーで稲毛屋に行ったときもその服装だったよね! 稲毛屋の日は、その服装のジャケットありバージョン!

 やっぱ水着じゃねえかッ!!! その服装は痴女だってッ!

 

「はい、じゃあこれライフジャケット。全員、川辺で遊ぶなら絶対につけてね」

 

 本来であれば五車川に到着した時点で3人に渡す予定だったのだが、陽葵ちゃんのまさかの上流に昇る提案で渡すタイミングを失っていた装備をここで手渡す。

 

「? ライフジャケット? 海じゃないのに?」

「海じゃないけど着けるんです」

「浮き輪じゃダメ?」

「浮き輪じゃ駄目」

「絶対?」

「絶対」

 

 心寧ちゃんが鹿子ちゃんと一緒に大人しく着けているのに対して、陽葵ちゃんはライフジャケットを手に首をかしげて素っ頓狂な顔をして私を眺める。

 その様子だと、事前に川遊びをする前に調べてこいと言ったwebアーカイブにある岐阜県の公式ホームページ『水難事故等に関するQ&A 記事ID:0027330』は見なかったのだろう。あんなにも河川遊びでライフジャケットの着用を推しに推しまくっているページはないのだが……。

 

「陽葵ちゃん、陽葵ちゃん」

「ん?」

「これはこれから鹿子ちゃんが大人になって川で遊んだときに、大事な事として知っておくためですよ。年上のお姉さんとしてルールは守るカッコイイところを見せつけちゃいましょう」

 

 さすが。さすが心寧ちゃん。

 既に上流まで登る過程で疲労困憊で口下手な私に変わって、うまいこと陽葵ちゃんを〈言いくるめ〉にかかってくれる。

 そうだよ陽葵ちゃん。ここはお姉さんとしてカッコイイ所見せて~。

 

「たしかに!ここはお姉さんとして着たほうが良いよね!」

 

 よかった。

 心寧ちゃんの言葉に陽葵ちゃんもライフジャケットを着てくれる。肌の露出面積も減少する。

 陽葵ちゃんに対する機転の利かせ方については、やはり心寧ちゃんのほうがうまい。長年の付き合いから扱い方もわかっている。

 あの場で私のことが大好きな陽葵ちゃんにライフジャケットを着るように伝えても、私の手前着なかった可能性も————それはないか。

 川の上流に昇るだけで、いっぱいいっぱいだった私には思いつかなかった解決方法なのでこれでヨシ。

 

 川遊びと言っても私は大したことはしない。

 3人が水着に着替えて遊んでいる間の荷物の見張り番と害獣を追い払うこと、そして3人が危ないことに巻き込まれないように見守ることがメインだ。

 山登りだけでヘトヘトという部分もあるが、基本的にこんな救助隊が到着するのも時間がかかりそうな場所で身動きが取れなくなる絶望的な状況は避けて欲しいというのが私の考えだった。

 

 見守りに徹している間にも——

 いつもの痴女な水着すら脱ぎ捨てて、野生児スタイルで楽しもうとする陽葵ちゃんを全力で引き止め水着を着てた方が煽情的(セクシー)だと力説。

 鹿子ちゃんが1人で滝つぼ近くまで泳ごうとすれば、心寧ちゃんと一緒に引き止める。

 陽葵ちゃんが岩から飛び込もうとすれば引き止める。

 鹿子ちゃんが地面に落ちていたいつのものか分からない菓子パンを食べようとするのを取り上げる。

 陽葵ちゃんが山肌を登ろうとすれば引き止める。

 鹿子ちゃんが背丈より深い茂みに入って行こうとすれば引き止める。

 木陰から近づいてきた蛇をとっ捕まえて森の中に〈投擲〉して——

 

「もー! 青空お姉ちゃん、あれもダメ、これもダメってお母さんみたい!」

「ヴっ……お母さんみたいって言わないで」

 

 いろいろ制限されて怒り出す鹿子ちゃんの言葉に、両目を瞑って後頭部を搔く。

 元の実年齢を考えると……地味に刺さるんだわ…………その言葉。

 前世では結婚して子供を作るなんて弱点を増やすだけ、先祖の仕来りに囚われかねないと思って選択肢にもいれていなかったが、私も探索者としてではなく順当にまやかしの日常にとけ込むことが出来ていれば今ごろは……なんて思うこともある。

 

「そうだよ! 日葵ちゃんは別にお母さんじゃないよ!」

「陽葵ちゃん……」

 

 小型ナイフみたいに地味に突き刺さったこちらの心証を察してか、力なく否定する私に割って入るように力強さいっぱいの声で代弁してくれる。

 

「日葵ちゃんの新妻は私だから、お母さん役は私だよっ!!」

「陽葵ちゃん……?」

 

 自信満々でノロケをこんな場所で暴露されても……と思ったところで、あれ?

 話の雲行きが……?

 

「あ、でも。えっちしたときの責めは私だから、日葵ちゃんはお母さんになるのかな……? 私が腰を打ち付けたし、孕むのは日葵ちゃんのほう……?」

「ひま、陽葵ちゃん?」

 

 あの真剣な表情でどっちがお母さん役か考察しないでもらえます?

 しかもこのメンバーだから、同性を抱いた話をしても許してもらえるかもしれないけど、外で話したらそれアウトだからやめてね。特に五車町というニュータウンのくせに、学生を対魔忍組織に横流しにしたり、クソみたいな風習が残っている町でそんなことされたら、確実に異端者扱いされちゃうからお互いのためにやめようね?

 あとそのギラギラした野獣の眼孔で私の腰に視線を落とすの止めようか? ゆっくり手を伸ばすのもやめようね……? 同性なのに、こんなに恐怖に駆られるの高位魔族の蛇子ちゃん以来だよ?

 

「やっぱり青空お姉ちゃんは、お母さんみたいじゃん!!!」

「違いますけど……」

「でも病室のベッドで抱いたとき、すごくえっちな声で喘いでたよね? お母さんじゃない?」

「陽葵ちゃん???」

 

 一転構成。いつのまにかに、私の事をお母さん判定している奴が1人増えた。

 ボケ2人にツッコミが追いつかず、泣きっ面で心寧ちゃんの方を見る。

 

「2人ともそこまでです。日葵ちゃんが困っているじゃないですか!」

 

 アイコンタクトをキャッチして、言い寄られる2人の間に入ってくれる。

 た、助かった。

 

「だってー!」

「そんなに怒らないでください。何も鹿子ちゃんが憎くて日葵ちゃんも注意しているわけではないんですよ」

「えっ!?そうなの?!」

「もしかすると日葵ちゃんは人より物知りですから、鹿子ちゃんはまだ知らない川の危険性を察知しているだけなのかもしれません。陽葵ちゃんだって、日葵ちゃんがなんでも知っていることは充分にご存知でしょう?」

「うん!」

 

 完全に追い込まれ、憎まれ役となっている私に心寧ちゃんがフォローを入れてくれる。疑いを知らない鹿子ちゃんに便乗する様に、陽葵ちゃんもギラギラとした目つきから一転。私が彼女達の知り得ない雑談をした時のような小学生が科学に興味を持ってくれたようなキラキラとした笑顔を向けてくれる。

 

「ああ、ええと。1つ修正をば……。残念ながら“何でも”は知りませんよ。私は私が知っていることしか知りません。…………話は大分それましたが、私が2人を制止するのは川遊びの楽しい思い出を楽しいままにしておくために最善を尽くしているだけです」

 

 はにかみながら水難事故を予防している旨を伝えるが、鹿子ちゃんは首を捻る。まだ彼女は私が何を警戒しているのか理解をするのは先の未来になりそうだ。

 

「さてそろそろお昼ですし、お昼ご飯を食べましょうか」

「わーい! お昼ご飯ー!」

「心寧ちゃんのお弁当ー!」

 

 心寧ちゃんの言葉にふと防水腕時計に視点を移してみれば、時刻は12時30分を指していた。確かにお昼ご飯にはちょうどいい時間だ。

 一足先にレジャーシートまで戻って、アルコール消毒用のウェットティッシュを取り出して様々な自然の物にふれた3人の手指消毒を促す。

 心寧ちゃんの作って来てくれたお弁当一式は、一般的にピクニックで見られるような軽食に近い盛り合わせだった。おにぎりに、サンドウィッチ、ウィンナーや卵焼き。ミートボールやプチトマトなんかが入っている。デザートには。鹿子ちゃんでも1口で食べられるようなミニ苺がタッパにふんだんに詰め込まれている。

 

いっただっきまーす!」

「「いただきます」」

 

 4人で手を合わせてお弁当に手を付け始める。

 たわいもない雑談をして、2学期も楽しい日常が続くように願いながら。

 それにしても流石、心寧ちゃんもとい恋愛クソ強女だろう。彼女は料理の腕前以外にも魅せる技にも長けているようだ。

 ウィンナーはカニさん型にデコレーションされているし、おにぎりはゆかり、うめこ、ひろし、あかり、ごましおと5色のふりかけを使って色とりどりに飽きない味になるように工夫がされている。サンドウィッチもパンの耳は綺麗に切り落とされて水気が欲しくなるボソボソとした触感を削ぎ落してあるし、ミートボールなんかは一噛みするだけで肉汁がじゅわりと広がって、これが冷凍食品を使用していないことは明白だった。

 

「…………」

「美味しいですか?」

 

 『美味しいね!美味しいね!』とバクバク心寧ちゃんの手料理をがっついている正面2人には聞こえないようなASMR(ささやき)声で、隣に座っていた彼女が尋ねてくる。

 

「ん? えっ?」

「日葵ちゃん、どの料理に手を付けても頬を緩ませて美味しそうに食べるので……」

 

 心寧ちゃんの指摘に自分の頬に触れてみる。

 本当だ。自分でも気づかないうちに口角が上がって笑顔がこぼれ落ちている。

 

「実はこの料理、日葵ちゃんのお母さんに日葵ちゃんの好みの味付けを聞いて作ってみたんですよ」

「ふぇっ!?」

「聞くところによれば、陽葵ちゃん日葵ちゃんにお礼をしたって人伝いに聞きまして。私も個人的に何か日葵ちゃんにお礼が出来たらな……と思って」

 

 いやぁ……行動力、すごすぎないこの子……?

 いつのまに青空 日葵の母親にそんな情報を聞き出したの……?

 こりゃ、まえさき市で3時間ウンコしていた方のヘヴィちゃんはふうま君の争奪戦に参加するなら、彼女ぐらいの度胸と外堀を埋めていくガッツがないと、ちょ、ちょちょっと厳しいかもしれない。

 ちなみに味、好みに関してはドンピシャで、胃袋を鷲掴みにされてしまっている。実際、この手料理は青空日葵、釘貫神葬の両方を正確に掴んで離してくれない。

 

「どうでしたでしょうか……?」

「とても美味しいですよ。ミートボールの中に細かく刻んだタマネギ入れました?」

「そうです……! ミートソース風ハンバーグみたいに作ってます!」

「だからこんなにジューシーなんですね。明らかに冷凍食品とは違った触感だったので1口目から驚きました。あと、このカニさんウィンナーですが、料理酒でボイルしたあとにオリーブオイルも添えました? あとなんか、ローズマリーの風味がある?」

「はい。ちょっと苦みのある大人の味です。ふふっ、だから陽葵ちゃんと鹿子ちゃんはあんまり手を付けてないですね」

「デザインとしては2人の子供心をガッツリ掴んだみたいですけどね」

 

 実際に2人は甘めでソフトな舌触りのサンドウィッチや卵焼きの争奪戦を目の前で繰り広げている。

 卵焼きは私も1つは頂いたが卵焼きにはすこぶる驚いた。砂糖をどれだけ使ってるの?と尋ねたくなるほどに、甘いのに焦げが1つもないのだ。しかもふんわりとまるで料理人の作るオムレツのような柔らかさもある。この焦げやすい卵焼きを焼き上げるのに、彼女はどれだけの時間をかけてじっくりと弱火で焼いたのやら……。

 この手料理をもし前日に冷凍保存をしていないとすれば……今朝は4時起きだったのではないだろうか?

 

「陽葵ちゃんには内緒ですよ。知られたらきっと嫉んじゃうと思うので……」

「もちろんですよ。ごちそうさまでした。私好みの手料理ありがとうございます」

「どういたしまして」

 

………

……

 

「鹿子ちゃん、帰りますよー」

「うん! 今行く!」

「陽葵ちゃーん?」

「はーい!」

 

 時刻は15時頃。

 帰宅をするには少し早い時間だが、荷物を纏めて川下へと緩やかに下っていく。

 真夏の太陽は五車を煌びやかに照らしていたが、疲労状態を抱えた3人が暗くなる道を焦って下山しようとして、苔に滑って転倒してしまう事態は避けたいと思った判断になる。

 実際、帰路は私が先導して高台を降りることになった。小さな鹿子ちゃん、足の悪い心寧ちゃん、甘えんぼうの陽葵ちゃんを介護しながら。

 

 まぁでも、すごく心が洗われるような素敵な1日だったと思う。五車では、こんな素敵な毎日がこれからも永く続きますようにと祈るばかりだ。

 




~あとがき~
 夏休み明けるんじゃねえ…………!(全体プロットを確認しながら)
 だがこれ以上、対魔忍組織がオリ主の存在尋問を野放しにしておくだけの展開を作者は思いつかねえ……っ!
 津島(つしま) 優紀子(ゆきこ)先生の忍法がオリ主に刺さるスキルすぎるから対魔忍側が警戒している以上、出さない訳にはいかねえ……!
 でも前回の認識のままオリ主に対魔忍組織の本拠地や存在を感知させたくねえっ……!
 尋問をうやむやにするためとかの小さな理由でアルサールも出したくねえ…………!(宇宙的恐怖がいる世界線に盗品などを活用し他種族を侵略する程度しかできず、発狂無力化すら持ち込めないアルサール風情が生き残れるのか?という疑問が作者の中にもあるため未登場)

 このまま平和パートを続けさせてくれ…………!

 二車軍の反乱?
 毎度の如く決起しようとしても先に五車学園全体を引っ掻き回し、対魔忍側を臨戦態勢へ整えさせてしまう輩がいるせいで、未遂に終わってしまうので作戦を練り直して貰っています。
 まずはその現場を引っ搔き回す輩を牽制・潰しておこうね。…………前回の感想返信パートで唯一の希望に見えてしまっている。

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