対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。   作:槍刀拳

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手記『情報整理/出来事総括/By.探索者の手記』
Episode-Tips 『□釘貫 神葬の手記①』1章~9章


手記の目的:

 これまでの出来事を振り返るための私の記録。

 

 いずれ私が死んだり、日常に戻れなくなっても対魔忍世界へ転生して経験した出来事や情報や気づきが後任に役立つ可能性もあるので記しておく。

 後任の誰かがこれを見た時、私では成し遂げられなかった仕事をきっと終わらせてくれると信じて。

 

 

1章:西暦2076 夏頃~

 転生先は強運にも〈母国語:日本語〉が話される日本国であった。

 転生直後はビル屋上で本(魔族語・魔獣語)を閲覧中であった。詳細な該当言語は不明。

 エノク語やアクロ語に似ていること、文字列が動くような幻覚があったのでロクでもない書物であることは確定。

 ナーガ族やらアラクネ族というような人類以外の存在がいることを教えられた。

 (この世界では、基礎中の基礎らしい情報)

 ビルには研修目的で訪れた模様。

 持ち物のリュックサック内部にCALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG新クトゥルフ神話TRPGと綴られた書物を発見。説明にあった説明書と思われる。であった。

 他の有用な情報源として、ノートパソコン。

 

1.今世では"魑魅魍魎"(妖怪、魔物、魔獣なる怪物)が目視でき、付近に存在している。

2.魑魅魍魎は"人類に不干渉"と契約が存在したが…一部の悪人によって破棄、その妖魔と結託した組織的犯罪が横行している世界である。

3.一般人はその怪物におびえながら、必死に生き抜かなければならない過酷な世界。

 

 おまけに日本国の治安も前世より悪化。テロリストの襲撃に加えて、違法連射火器の音。しかも逆らう奴は『肉便器化』宣言。

 思い出しても既に得られた情報や出来事の端々に世界観の問題点が際立ち、ノートパソコンの情報フレーズで転生先を突き止める。

 

 転生先は対魔忍世界。

 前の肉体で『ヨミハラの高級娼館で性奴隷として調教されかけた事件』で遭遇済み。

 この世界でも警察は機能しない。

 

 対魔忍と初遭遇。50ⅿの高さから飛び降りても無傷着地していた。

 対魔忍達に保護してもらおうと進んだところでドジを踏み囚われる。その先からの記憶がない。何か色々とヤケクソに喚いた記憶。

 目が覚めたら病院。

 ↳要因:テロリストとゼロ距離で撃ち合った結果。

 

 対魔忍世界での人生計画と個人目標を立てる。

★『対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい』

 

 父親の転勤の都合で他県に引っ越し。半年以上入院していても受け入れてくれる素敵な進学先を発見。(でも自身を評価・推薦入試を考慮するに何か引っかかりを覚えた)

 進学先の名前は『五車学園』。群馬県まえさき市の隣、山間に位置する町(ニュータウン)である五車町に存在する学校。

 

 

2章:西暦2078年/5月

 私立学園『五車学園』に入学。

 運命の相手、上原 鹿之助くんと初めて出会う。

 町の事を教えてもらう代わりに、勉強を教えるギブアンドテイクの約束を取り付ける。

 紫先生に転校以前の情報を暴露された挙句、実力と基礎能力を求められる。

 お淑やかなキャラで学園生活を謳歌しようと思っていたのに開幕から計画を木端微塵にされた人生の分岐点は間違いなくココ。

 実力試験と称されつつも紫先生から殺す気で襲われる。

 顔面に電動ガンを当てまくったのに、紫先生は敗北宣言どころかサバゲーにおけるゾンビ行為で訓練は強制的に続行することになったため第三者の介入手段を取り、試験を強制終了させた。

 

 

3章:西暦2078年/5月/2週間目

 既に五車学園で色々あったが、対魔忍の世界なのに、対魔忍とは一切関わらずに今のところ順調に五車学園で学生生活を満喫出来ている。

 紫先生のせいでクラスでは上原 鹿之助くん以外からは村四分状態へ。五車学園全体で言えば悪い意味で注目の的へ。

 紫先生との最悪な出来事は本来は負けイベだったことが鹿之助くんの口から判明する。

 

 ふうまくんに連れられて図書館へ訪問。

 図書館:建物4階かつ吹き抜けとなった開放感のある施設だった。

 図書館で奇妙な出来事あり。誰かと“ぶつかった”のだが誰もいなかったのは印象的な思い出。

 

 下校の最中、前世にしかいないはずの物体を見てしまった。ナイ牧師の話では、ムーンビーストと呼ばれる神話生物の存在。でも3人は何も反応していなかったことからあれは間違いなく幻覚のはずだ。

 《魔術》の使用がチラつく。だが《魔術》を使えば待っているのは破滅であることを忘れるな。

 

 休日、青空日葵の母親である青空 八雲から魔族が擬態しているのではないかと疑いの眼と尋問に掛けられる。転生前の青空日葵を知らないのに、彼女の生活習慣や言動を何一つ間違えないで真似ろって方が無理ゲー。

 いい感じには説得できた。しばらくは大丈夫だろう。

 

 説得後、鹿之助くんからの電話でまえさき市に遊びに行く約束をした。

 

 

4章:西暦2078年/5月/4週間目

 鹿之助くんとふうま君と蛇子ちゃんと一緒にまえさき市へ遊びに行く。

 【悲報】五車町から最寄りの都市まえさき市へ出るのに電車とバスで累計3時間かかる。

 蛇子ちゃんとふうま君ペア、私と鹿之助くんペアで別れて休日を満喫することに。蛇子ちゃんはお花にビックフットをしにその場を離れる。

 

 ショッピングモールで買い物を楽しんでいたところ、魔族語で書かれた店を発見する。転生直後から所持していた魔族語で書かれた本の言語が判明する期待を寄せて突撃しようとしたところ鹿之助くんに頑なに止められることになった。

 どういうわけか魔族の店から蛇子ちゃんが登場。トイレにお花を摘みにウンコしに行ったことも含めて魔族の店にどうしているのか尋ねたところ、蛇子ちゃんは蛇子ちゃんでも別人と判明する。

 このえっちなお店で働いている蛇子ちゃんに、魔族語の本の言語解析を依頼するも不明。

 鹿之助くんに問題ないことを告げようとしたら、ガチ怯え状態でかつ梅雨にも拘らず静電気が激痛をほとばしらせながら首元で弾ける始末。

 ここらへんで嫌な予感が警鐘を鳴らしていた為、誘いを断って退散する。

 フードコートで新事実発覚。『えっちなお店で働いている蛇子ちゃん』は高位魔族でした。鹿之助くんはガチギレする程には危険な存在だった様子。“瘴気”なるものが彼には見えていたらしいが……私にはさっぱりだった。

 

 蛇子ちゃんがウンコをしに行ってから更に30分が経過。鹿之助くんはふうまくんと蛇子ちゃんを探しに出かけている間に、私の元へ高位魔族の蛇子ちゃんが再来する。

 鹿之助くんの情報とは別に直感でも神話生物と同格のおぞましさが伝わる。

 本名は伏せるべきだと思慮して『ゼラトシーカー』と名乗る。

 高位魔族の蛇子ちゃん再来の目的は名刺交換と翻訳が可能な人物との日程すり合わせのためらしかったが、逃がす気配は微塵にも無かったのでいくらか警告を入れた上で応戦準備。

 またこっちが高位魔族の蛇子ちゃんに絡まれている間に、鹿之助くんの方も厄介ごととして茶色のケモミミフード連中に拉致されていた。

 蛇子ちゃんは〈頭突き〉で適当にあしらって退散。

 あやうく対魔忍になりかけるが、セーフ。追い詰められたときにいくつか言葉が交わされたが、同類意識が芽生えかけた。

 

 鹿之助くんが拉致された現場から彼を追跡。居場所を突き止めた。

 対魔忍世界では私の世界は創造物にしかすぎないが、ケモミミフードの連中は本当に邪神を招来させようとした上に、天井には邪神の奉仕種族である大喰らいの泥濘/赤黒き花弁が顕現していた。

 対魔忍世界でもラヴクラフトの“創造物”は、存在する。

 大喰らいの泥濘/赤黒き花弁からカウンターを受けることにはなったが、無事に鹿之助くんを無事に助け出すことができた。

 彼が無事で本当に良かった。

 

 

5章:西暦2078年/5月/4週間目

 夢落ちって、サイテー!

 夢でよかった。マジ、夢で良かった。

 大喰らいの泥濘/赤黒き花弁よりも、高位魔族の蛇子ちゃんが私へかなりの心労を与えた存在だって分かった。高位魔族やべぇ。人間の小娘風情に泣かされてたけど(笑)

 

 

6章:西暦2078年/6月1週間目

 ルーティーンで病院目覚め。

 対魔忍世界なのに処女膜が破られる前に横隔膜が破られる。笑。

 今後の飲み会で滑らない話になりそう。人生の持ちネタGet.

 『横隔膜ぶち破られてて実は横隔膜が非処女なんです~』はウケる予感。

 

 相州蛇子ちゃんのお父さん、『上原 燐』先生、『ふうま時子』先生、『室井光彦』先生と出会う。

 今度はベッドから脱走しないように身体拘束された挙句、オムツを履かされる。

 その後、ふうまくんと蛇子ちゃんがお見舞いに来てくれた。蛇子ちゃんはまえさき市で3時間ウンコしていたが痔になった様子はなさそう。

 鹿之助くんの姿が見えないことを尋ねたら『会いたくない』と2人から言われたが、本人からよくよく事情を聴けば自分のふがいなさを悔いて会わせる顔がなかったらしい。

 中間試験は追試になったが、鹿之助くんの中間試験結果は上々であった。

 56大イベントである修学旅行、社会科見学、体育祭、音楽祭、学園祭、スポーツ祭は逃さないようにしたい。

 

 室井の口から魔界医療で治療されていることが判明

 ↳私の治癒力の隠れ蓑として活用できそうなのである意味ではありがたかった。

 ↳★……2078年/7月1日~第2週(14章)要参照。

 

 二車と初遭遇。本名『二車(にしゃ) 骸佐(がいざ)

 二車と一触即発になりかけるが、鹿之助くんの仲介のおかげで拳を交えるには至らなかった。

 私に敵意を向けてきたのは、何か私が紫先生と基礎能力試験(2章)を行った日に予定されていた計画を頓挫させたことによるものらしい。

 

 見舞いに来てくれた鹿之助くんの説明から、二車とふうまくんとの関係性。関係性の情報や二車の腰巾着の様相から五車町がニュータウン(笑)の存在になった。とんでもねえ因習村。でも実家よりマシ。

 メヌケはふうま君に対する蔑称で、すくなくとも人の痛みが理解できない愚かな健常者の残酷な蔑称やマヌケという方言ではない。少しデリカシーに欠けているあの鹿之助くんでも、本件に関して話したくない様子。

 周囲の人間に “大喰らいの泥濘/赤黒き花弁” について言及し続けるというのは、精神病院への入院の危険性を秘めているということを理解・認識して欲しかったため。鹿之助くんへ大喰らいの泥濘/赤黒き花弁の情報を隠匿するようにお願いした。

 

 後日、人間風情に泣かされた蛇子ちゃん(笑)が五車学園に電話を掛けてきた挙句に脅迫してきた。魔族語で書かれた書物の翻訳のため日程調整を行う。

 重要:2078年/8月中旬 第2週 東京キングダム待ち合わせ。

 

 

7章:2078年/6月 第1週

 鹿之助くん、蛇子ちゃん、ふうまくんの3人が課外授業に出かけている関係で寂しい五車学園での日常を過ごす。

 入れ替わるようにして『日ノ出 陽葵』ちゃんと出会う。ついでに恐らく私の噂を新たに生成していると思わしき人物である『速水 心寧』の情報を得る。この小娘、許さん。

 陽葵ちゃんから五車町の森の中にある雨降洋館の怖い話を聞かされた。探検に行こうと誘われたが、危険性を考慮して現地調査しようとする陽葵ちゃんを咎める。同行するかどうかは保留する。

 来週の土曜日、18時30分に学校裏門に集合

 

 

8章:2078年/6月 第1週

 ドッキリを速水心寧に仕掛ける。衝撃的過ぎて、第一インパクトは成功。成功?

 ただやりすぎて過激な体罰ありきの生徒指導に直行。

 前科がありすぎるからか、紫先生、蓮魔先生、眞田先輩、黒田先輩、氷室先輩という大所帯の総動員で私の制圧に向かっていることが判明した。

 陽葵ちゃんのクラスメイトの反応から大惨事になることも判明。

 眞田先輩より生徒指導と称して体罰が開幕。殺すという脅迫付き。黒田先輩の一撃で一時的に追いやられるも追加条件などを提示し策を練った。最終結果は紫先生が制止、敗北を認めたため、また鹿之助くんに関する裏話を赤裸々にしてきたせいで、生徒指導は終わりアフターケアもOK丸く収まったかのように想えたが……

 まさかの眞田先輩が続行。地下施設で情け容赦なくボコボコにされる。少なくとも顎に1発。一矢は報いた。

 

・気になること。

 開戦する直前までの会話では確か眞田先輩が主体となって生徒指導の内容を変更したような話だったが、紫先生に “頼まれて” というとまるで紫先生が生徒指導の内容を決めたかのような言いぐさがあった。

 

 

9章:2078年/6月 第1週

 課外授業から帰ってきた3人を昇降口で出迎える。

 陽葵ちゃんも交えて少し話した後で食事の席にて課外授業について尋ねてみるが、今日もはぐらかされてしまった。そっと目を逸らすことから触れられたくないのはその仕草から察することはできる。それに『触れられたくない』というより、彼等の中で何をどこまで話して良いものか迷いが生じていて、安牌をとった結果話せないと言ったような様子。

 彼等が課外授業について話せないのは、課外授業で出題される小テストの“公平性”を保つためとふうま君から聞かされている。

 鹿之助くんに校舎裏にいる『神村 舞華』の元まで連れて行ってもらう。

 神村に洋館への訪問を中止してもらうように働きかけるが、本人の信念から参加を続行する旨が伝えられた。

 現状できる限りのこととして、蓮魔先生に密告を行う。

 蓮魔先生から様々な疑いの眼や洋館に入らないように釘を刺されるが、善処はする。

 その要望は検討に検討を重ね、可及的速やかに従う予定を公約に掲げた。

 

 

 




~あとがき~
 オリ主こと青空 日葵(in 釘貫 神葬)による個人的な記録、情報のまとめっぽく書いています。
 探索者にありがちな手記です。
 ですので彼女が物語の最中に観測できていないことは記述していませんので悪しからず。
 (例えば、(Episode(裏)での出来事や~あとがき~に付属している小話など))

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