対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。 作:槍刀拳
19章:2078年/7月 第4週
夏休みに突入。
なお先輩、コロ先輩に依頼していた魔族語の種別を確認するため学園へ。
教室で待機しているコロ先輩を発見するも、黒田先輩と氷室先輩の姿を発見したため時間を改めて訪問しようとしたところでなお先輩とのぞみ先輩と遭遇。押し込まれる形で例の人物たちと再会。詰問に追い込まれるもなお先輩こと〈言いくるめ〉の貴公子のおかげで九死に一生を得る。
言語の特定について、結論。解析できず。
ナーガ族の親友と言う観点から言語の特定を目指すが三者三様であった。
遅れて登場したおに
目覚めた時から所持していた書物の言語について
・高位魔族6種のうち、ナーガ族と鬼族の言語は除外された
・残るは吸血鬼族、レイス族、淫魔族、鬼神乙女の4種族
・美容関係なら淫魔族
・力比べ関連なら鬼神乙女
・暗躍関連なら吸血鬼族
21章以降の追記:エドウィン・ブラックはどう考えても鬼神乙女というタイプではなかったので除外。カリスマ性を考えると淫魔族。暗躍系で考えるなら吸血鬼族のいずれか。
22章以降の追記:淫魔族にしては鹿之助くんみたいな魅惑的要素が感じられないことからエドウィン・ブラックは淫魔族ではなさそうだった。
つまり、吸血鬼族か?
20章:2078年/8月 第1週
鹿之助くんのお誘いでくさぶき城(茨城県)の海へバカンスしに出掛ける。
五車学園のプールでは見られなかった鹿之助くんの水着(スクール水着)を堪能。
こちらも抜かねば武作法というもの防犯目的で私も男水着チャレンジと刺青ストッキング、古傷を御開帳するカタギとは思えない恰好で一日を楽しんだ。
とはいえやはり対魔忍世界。油断も隙もあったものではなく、鹿之助くんが毒牙に掛かりかけていたので、軽くいつもの露払いをする。
夕陽が差し込む海岸で鹿之助くんからプロポーズをされた。
邪魔が入って返事は出来ていないけど、目を閉じれば鮮明に思い出せるステキな出来事だったことには違いない。
ところであの邪魔虫邪神がゼラトシーカーについて突いてきたので、東京キングダムでもう一回泣かしてやろうと思う。
21章:2078年/8月 第2週
前日から電車に乗り込み、魔都 東京へ。
たった半世紀の時間経過程度で治安は劣悪化。国家権力である警察すら信用できないグランドセフトオートなマッポー。東京は常に空気が濁り、壁まで築かれて外国人に日本国の領土が占拠されたかのような酷い有様だった。
ニュータウン(笑)五車町の因習村ほうがマシでは?と考えてしまうほどの治安・外観の悪化。
1日目は東京百貨ホテルで宿泊をして、翌日の2日目の夕方東京キングダムに向かう。
帰りのバスがないことが判明した。
日本の法律が及ばないこともなんとなしにわかる。既にネオン街が九龍城砦のごとし。いわゆる現代日本でラスベガス。中国が主導したかのような無断土地違法開発計画。建築法が息をしていない。
住人も真面な姿をしておらず、魔族や魔獣と呼べるような存在が我が物顔で闊歩し、日本国では違法とされている武器を抜き身で所持されている始末。ここはオープン・キャリーが許されているコロラド州かな?
特に人間の娼婦たちもトー横や大久保公園のように立ち並んでいるが、催眠アプリで常識改変が加えられたかのような表情だったのが異質で不気味だった。
東京キングダムの裏路地に入った途端に
繰り返して迷子になったところでクラブ・ペルソナの“マダム”なる人物が接触をしてきた。おそらくはふうま君の差し金だと推察(ふうまは、まじなんなの?)、鋼人屋敷で手に入れた情報料を受け渡し口止め料を支払っておく。サービスとして東京キングダムの地図を入手する。
集合地点で高位魔族な蛇子ちゃんとその友達を待つ。
先に蛇子ちゃんが到着、友達は遅れてやってくる。友達の名はエドウィン・ブラック。種族は不明。若本則〇でもなかった。
↳追記:吸血鬼族説 濃厚
魔族語の写本を見せて解析や言語の特定を頼むも、本だけ没収されて本物の在処を問いただされる羽目に。すっとぼけた態度を取ったら実力行使に晒される羽目になった。
重要:この世界の住人の身体構造、脆い。
改造した釘打ち機で臓器を軽く傷付けただけで勝手に死んでいく。逆に言えば一矢一殺で効率よく仕留められることが判明したので、後半は作業感があった。
魔族共の死体でシェルターを築きあげた籠城戦を展開したが防御ばかりでは進展がしなかったため攻勢に出る。適当なオークの四肢を削いで盾として活用しつつ、効率的に殲滅戦を展開。
適当なタイミングで離脱はしたが、エドウィン・ブラックの私兵に追い詰められて籠城戦に逆戻り。蛇子ちゃんがやっとここで手の内の1つを開示した。
結局、捕縛。情報不足で頼みの綱は改造した釘打ち機しかないのに高位魔族3人を相手に出来る訳がなかった。尋問の一環でレイプされかけたがハッタリで凌ぐ。逃れようと思ったところでアイツ等、7月に転校して行ったはずの駒水ちゃんを人質に取りやがった!
マジクソ。
駒水ちゃんを奪還するために、高位魔族の蛇子ちゃんを泣かしてやった。奪い返した。
人間の小娘風情に泣かされる高位魔族(笑)
22章:2078年/8月 第2週
高位魔族の蛇子ちゃんを引き続きギャン泣きさせつつ肉盾として活用。
逃走には成功しているがエドウィン・ブラックを引き離すには至らず。
終わりの見えない追走撃をしていたところで、大爆発が発生。
エドウィン・ブラックも焦ったのか本気で私を捕縛してきたが、手の内を見せた時点でさらに私の勝利は近づいた。
↳また私は高位魔族について一つ理解を深められた!
★エドウィン・ブラックの能力
・手のひらに黒色の球体を顕現させて、ブラックホールのような吸引(重力)を扱うことができる。威力としては、こちらの慣性の法則を無力化できるほどに自在。
・ヒト1人を空中に浮かせてその場に停滞が可能
(停滞後は対象の状態維持可能、直視による継続運用不要)
(上記の効力により脱出は非常に困難かつ不能)
(上記は脱出を試みると無重力空間のような三半規管へのペナルティを課してくる)
(解除条件は、他の能力の使用もしくは一定距離からの離脱? あるいは彼の解除)
・別地点とワープホールをつなげて、対象を瞬時に移動ができる。
(ワープホールは自身の通過以外にも、他者の通過も可能)
ヤツの手の内の1つで空中に持ち上げられた際に争っている場合でもないことが判明。
休戦協定を持ち掛けたが、休戦には至らず。
同タイミングで駒水ちゃんが裏切ろうとしていたことも発覚したけど、このノートを纏めている状況で当時を考えると私が相手していた連中は高位魔族だったし、まぁ仕方ないかなって思う。
映画の中の配役と同じで、私は悪役は主人公俳優には絶対的に勝てないというメタ推理が可能でも、映画の中の悪役にはその推理はできない。駒水ちゃんも私がまさか脱出に成功するとは想定できなかったのだろう。改めて思うと私もよく脱出できたなと思う。
“封じ込め”のせいでエドウィン・ブラック達が独自の脱出ルートを練っている間に、こちらも宙に浮いたまま脱出の算段を練る。
その際中、私の振る舞いに感銘を受けたらしいオーク多彩な魔族を指揮して高位魔族3体を爆発に巻き込んであわよくば殺害。
東京キングダム脱出を目指す。
アレクトラなる部隊長を半殺しにして高位魔族が生存していた時用の書置きを託す。
高位魔族どもが生き残っていれば、脱出の魔術も利用できない中で刻々と迫る窒息死から救ってやったのだから彼等は私に“貸し”が
貸しの対象:エドウィン・ブラック、桃髪の痴女、蛇子ちゃん、エドウィン・ブラックの部下
エドウィン・ブラックを窒息暗殺計画に私も巻き込まれるなんて、なんて酷いとばっちりなんだが? 高位魔族同士で勝手に潰し合うのは歓迎だが、私を巻き込まないでほしい。
23章:2078年/8月 第2週
奇妙な共闘を繰り広げた魔族とは道中で解散。
適当なアパートを襲撃してガスマスクを奪取。ついでに島を出るための皮と服も回収。
駒水ちゃんは怯えさせてしまったが、コラテラルダメージなので我慢してもらってなんとか東京キングダム大橋まで戻って来る。
【悲報】遺憾ながら、高位魔族は誰1人殺せていなかった。
【朗報】だが“貸し”は機能するかもしれない
高位魔族の蛇子ちゃんが追撃を加えてきたため応戦。
ちょっと色々あって、友達の間柄になる。私としては大変不本意なのだが他に選択肢はなかった。
・高位魔族の蛇子ちゃんと友達になる条件
私側:金輪際、敵対はなし
蛇子ちゃん側:私、駒水を含む友達を殺さない。今回東京キングダムでも見逃す。
★↳目的が読めない。私をあのまま篭絡してエドウィン・ブラックと引き合わせた方が彼女にとってよほど有利に物事が進んだはずにも関わらず、わざわざエドウィン・ブラックを裏切るような形にもなるのに蛇子ちゃんが私を見逃して今後の一切の不可侵条約を取り付けてきたのは何故だ? あんなに(22章)では『カオス・アリーナで地獄を見せてやる』と意気込んで殺気にあふれんばかりだったのに? 転身の早さが神話生物並みに不気味。
しかも条件を設けてくるあたり、私が窒息死から助け出してやった“貸し”の清算でもなさそう。
蛇子ちゃんは何を考えている?
私が捕縛されて大爆発を引き起こし、彼女が大爆発に巻き込まれて黒焦げにされるに至るまでの短期間の間にどんな心変わりがあった?
そして衝撃の事実発覚。
駒水ちゃん、対魔忍だった。
率直に東京キングダムで一番の衝撃。
エドウィン・ブラックに拉致されかけたこととか、魔族同士のつぶし合いのとばっちりを喰らったこととか、高位魔族の蛇子ちゃんの蛇子ちゃんに抱かれた事とか霞む。
ここからどうやって港湾区に迷い込んでしまったのか覚えてないぐらいに衝撃的だった。
港湾区では現地民の手を借りて船を作成し、本土まで逃げ帰ることに成功。
道中、自称対魔忍の陽葵ちゃんを拾う。
本土まで同行してきた現地民2匹は排水処理施設のヨミハラに通じる排水パイプに入って行った。
24章:2078年/8月 第2週
魔都 東京で駒水ちゃんと陽葵ちゃんを引き連れて日常を満喫。
温泉に入って、美味しいものを食べさせて、お土産物屋に寄って。
道中鹿之助くんの名をかたる第三勢力が現れたが、接触や遭遇を避ける形でホテル内の籠城戦を計画。
その後、私達の姿を見たと語る本物の鹿之助くんと蛇子ちゃんと合流。本人確認も取れたところでふうま君とも合流し、ふうま君所有のヘリコプターに乗って五車町へと帰ることになった。
生きた心地がしなかった。
25章:2078年/8月 第3週
東京キングダムから帰った後、過敏性腸症候群によって自室とトイレをシャトルラン。
高位魔族どもめぇ……!
26章:2078年/8月 第3週
『対魔忍の世界なのに、対魔忍とは一切関わらずに今のところ順調に五車学園で学生生活を満喫出来ている』
前言撤回。五車学園が対魔忍組織へ生徒を斡旋していた。カスがよ
思い返してみれば、対魔忍組織と五車学園の癒着についていくつも思い当たる点がありすぎることが多い。私の勘と感情は大体的を射ていたことが発覚。
あとは普遍的な日常。陽葵ちゃんと心寧ちゃんと鹿子ちゃんと川遊び→滝壺遊びに出かけたり、陽葵ちゃんとまえさき市に私服を買いに行ったり、神村にギャルコーデをレクチャーしたり。
やっっっっっと!穏やかな日常に戻って来れた。
戻って来れたが、東京キングダムの一件で鹿之助くんと付き合うことは、彼にとって不幸をもたらすんじゃないかと不安が付きまとっている。
私は彼と付き合う資格などあるのだろうか?
27章:2078年/8月 第3週
夏休みの幕間で話していた通り鹿之助くんの家に遊びに行った。
私が想像していたよりも鹿之助くんの家は大きくて、まるで武家屋敷の様だった。
鹿之助くんの希望の元ご両親には内緒での訪問であったが、鹿之助くんのお母さんに発見され逢えなく連行されて、願ってもない許可を頂いた。
私には成し遂げられないかもしれない。でもこの世界の住人が相手ならばなんとかなるかもしれないという希望が見えた。
鹿之助くんの家に遊びに来たのは、これが目的だったわけじゃないけど。
彼について1つ知って。念願の関係へ。
28章:2078年/8月 第3週
鹿之助くんと念願の関係になった翌日、彼から組み手の練習相手の依頼を引き受けた。
陽葵ちゃんと綴木 みことちゃんも一緒で、夏休み明けの小テスト対策をしたいとのことだった。
対魔忍組織に生徒を斡旋している五車学園ならばありえない話ではないこと、3人に教えたい事柄もあったので快く引き受ける。
3人にそれぞれの良点・悪点を評価する。
また実戦には持ち込まないでほしいと告げたところ、やはり実戦に持ち込もうとしていたことが判明。
少しの問答ののち、最終的に私が折れて3人へ実戦を見据えた指導を行う。
★……当面の目標、組手では本人たちの弱点や改善点を踏まえて実施していく。
★……実践方面では実戦用の資料作りも行い、武術のみではなく知識の方も習得させながら適切な判断が行えるよう下地を整えていく。
★……説明書研究は後回し!
~あとがき~
おもったより夏休みの日程がみっちり詰まっていて、無事に満喫していますね。
おや? 夏休みはあと1週間もあるらしいですよ……?