対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい。   作:槍刀拳

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~まえがき~
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Episode73 『短期決戦』

「さて鋼人卿。勝負内容はどうやって決めましょうか?」

「Youの好きな方法を選ぶ形で麻呂は構わぬでおじゃるよ、すべて許可するでおじゃる♪ 麻呂はレディには優しいでおじゃるからなぁ。にょっほっほっほっほ♪」

 

 そりゃ、一見こちらにとっては好都合な条件だ。

 外面は敵意むき出しのポーカーフェイス。内心、ほくそ笑む。

 私も諸説を調べて多少なりとも、ヤツの手の内は把握しているのだ。本来、奴に空中を歩かせるような勝負や、物品を用いた勝負、単独での素手喧嘩(ステゴロ)は避けるべきだが……。

 しかし下手に私にとってはフェア、奴にとってアンフェアな挑戦を突き付けて変に警戒されるよりも、無難で奴を悦ばせるような内容の方が浮き立たせることもできるだろう。私は奴についてある程度知っているが、奴は“私”についてそんなには知らない筈だ。心寧ちゃんが話して(ゲロって)しまった部分もあるだろうが、それでも絶対に奴が『釘貫 神葬(わたしについて)』を知らないことがある。

 それをひた隠しにしつつ有効な戦略を編み出すのならば、1回戦目の挑戦内容は……——

 

「じゃあ、1回戦目は相撲なんてどうですか? 肉体同士がほぐれ交わう雅な日本の国技武道です」

「にょっほっほーっ♪ 最高でおじゃるな! 麻呂はリョナもいけるタチでおじゃるぅ♪」

「じゃ。決まりですね。支払ってもらう代償は、脱出経路である玄関扉を開けて……あぁ、出るには『鍵』が必要でしたか。ですが条件として私達のような侵入者へ、ドレスを纏った首のない貴婦人を含め妨害・危害を加える行為をしてこないことで……どうですか?」

「にょほ♪ 麻呂はすべてを許可するでおじゃるよぅ~♪」

 

 私の言葉に下卑な笑いが聞こえてくる。奴がどんな顔をしているか知ったこっちゃねぇが、あくまでも奴の中では想定内なのだろう。こちらも、奴がどんな手札を切ってくるか想像はつく。

 神話生物はともかく、こうして前世側の人物に出会うまでは、異世界転生したのは私だけだと思い込んでいた。これまでの情報や手札から察するに、奴が私と同じ『クトゥルフ神話世界線』から来たのであれば、きっと私のことも対魔忍世界の住人だと思っていることだろう。

 その状況で、対魔忍世界の住人が最も遭遇したくないものは何か。奴はこれまでの経験上、知っている筈だ。そして私も当然知っている。

 

「土俵は、スポットライトの円の中にするでおじゃるよ~」

「女が土俵に上がったからって、『神聖な場所が汚れたー』とか老害じみた言い訳をして不戦勝とかつまらない展開はないですよね?」

「うぇひひひひ♪ 日葵ちゃんの肉体を撫でまわし放題でおじゃるよ? そんなことするわけないでおじゃるぅ♪」

言ったな?(ならば安心です)

 

 奴の誘いに乗ってスポットライトの中に立つ。

 やはり、衣服どころか何も持っていない。でも指輪はある。何の役に立つかは知らない。メリケンサック程度にはなりそうだ。……もしや、奴が私からこれを奪わなかったのって……婚約指輪とかそういう……? うわ、そう考えると気持ち悪くなって来た。やめよう!やめよう!他のことを考えよう!

 他のこと。他のこと……そうだ!

 今、天井からは眩いスポットライトで謎の光が放たれている。おかげで、きっと心寧ちゃんからは私の下半身の大切なところは眩しくて見えないだろう。せめてもの救いは、義足の代わりをしているヒカキボルグと脚の止血・防水・防菌としてのコンドームの着用は許されていることぐらいだ!

 

——さて、素直に姿を現すとは思えないが……ご尊顔を拝させていただくとするか。

 

 腕を組み、片足に体重をかける形でジト目のまま待機する。

 やはり現れたのは10フィート(約3メートル)級の巨人。

 獣のような胴体には剛毛とも呼べる毛がくせ毛のように生え伸びていた。

 頭部にはカマキリの顎のように4つに分かれた顎と巨大な複眼が私の姿を電気屋に並べられたテレビの画面のように複数に反射させている。

 腕らしき器官はすべて昆虫の脚のような細長い物体で、先端には3本の指が付いていた。

 体臭はカメムシやパクチーに近く、異界の錆と下水が混じったかのような臭気を放っている。

 その怪物の首にはネックレス状のカメラレンズ付きラジオがぶら下がっており、そこからは『織田 鋼人』の声が絶え間なく流れていた。

 だが、この程度で動じる私ではない。もう既にこの神話生物とは1時間以内に接触している。

 

「ほっほぉ~! 次元の蟲人/残虐な人攫い(麻呂の与助)を見ても正気を保っていられるでおじゃるか♪ 麻呂の見立てでは、心寧ちゃん「アッ ギゥッ♥♥♥のようにここで尻もちをついて、日葵ちゃんは負ける予定だったのにぃ~♪」

「ふふっ……慣れのルールが適応された((6版-88頁、7版-165頁))クトゥルフ神話TRPG世界線の住人を舐めるな(そこまで甘ちゃんじゃないってことですよ)

 

 狂気仕様がお前の土俵だけだと思うなよ。“ある程度の期間”が過ぎるまで、私がそう何度も発狂すると思ったら大間違いだ。

 そんな言葉には出さぬ〈威圧〉を込めながらも私は策を練る。

 さて。時間も押している。状況的に決着は1ラウンド(12秒)以内に収めるのが最も望ましいが……。ここは、奴を盛り上げる為(奴のご機嫌を取るため)にも5ラウンド(60秒)は耐え凌いだ方が……——

 

「はぁーっ はぁーっ はぁーーっ♥♥♥

 

 ……そんな余裕はなさそうだ。姿こそ見えないが、心寧ちゃんの方の肉体の限界も近そうに見える。あの息遣いや嬌声の様子からだと、前世で私が欲求不満時に陰核を用いて自慰(ヤって)いた時よりも数段強いオーガズムに達しているように感じた。あの鋼人卿(クソ野郎)に5回名前を呼ばれただけであんな状態だ。そろそろイキ過ぎで呼吸困難に陥ってもおかしくはない。

 

「……。心寧ちゃん。お辛いところ大変恐縮なのですが……相撲における行司の役割を担って頂いてもよろしいでしょうか? 『はっけよい/のこった』コレのみで構いません。……できそうですか?」

「まって……そのしょうぶ……はぁーっ ……まって、ください……! 日葵ちゃん……そんな脚……足が……っ。足が……ッ! 相撲なんかできる状態じゃ……っ!」

「大丈夫です。既に即放性の強オピオイドとスプラレニンを打っています。これに関して痛みは感じておりません。さ、掛け声をお願いします」

「す、すぷら、れ……?」

「ほらほら~♪ はやくするでおじゃるよ~♪ 心寧ちゃん

「あああああっ♥♥♥♥!!!」

 

 闇に包まれて見えないが、心寧ちゃんの達する声が響く。

 それを目の前で対峙している(けだもの)は楽しそうな声を上げていた。私に対する精神攻撃のつもりでもあるのだろう。その獣を私は冷めた目つきで睨む。

 

 ——やっぱ、遊びはなしだ。

 

 作戦を一から構築し直す。“一瞬”で決着をつける。一刻も早く、彼女を蝕んでいる呪縛から解き放つ。この勝負は12秒もいらない。6秒……いや、約3秒で決着をつける。そう気構えして相撲とは程遠いとは理解しているが、陸上競技におけるクラウチングスタートの姿勢をとった。

 ヤツ(鋼人卿)はそんな私を鼻で嗤うが、お笑い種(おわらいぐさ)なのはテメェの方だって分からせてやる。

 

「……心寧ちゃん。——私を信じて」

「は、はぁっ はっきょ…… はっきょい のこったぁ♥♥

「——ッ!」

 

 非常に色っぽい開始のゴングが鳴る。

 悠々と構える次元の蟲人/残虐な人攫いに対して目を見開き一気に接近し、圧倒的な体格の差のある奴の脚に〈組みつき〉することに成功した。

 奴の素肌に触れた瞬間、異質な触感で生理反射的な鳥肌が全身に及ぶが強張る指にさらに力を籠める。

 

「ほぅ♪ そこかr——」

「シィッ!!!」

 

 あとは、そのまま流れるようにひっくり返して地面に押し倒す。

 ドスンという音と共に、次元の蟲人/残虐な人攫いスポットライトの中(土俵の上)で、私に下敷きにされる形で寝そべっていた。

 

「へ? あ……?」

 

 織田 鋼人は、次元の蟲人/残虐な人攫いの身に何が起こったのか理解できないのか、マヌケな声をラジオ機器から漏らしている。

 こちらとしても地面に押し倒した次元の蟲人/残虐な人攫いの上に重なるのを止めて、右手首を左手で握り、右手をニギニギとグーパーグーパーと動きを確認する。

 そのまま、次元の蟲人/残虐な人攫いの正面に立ち、ヤンキー座りで膝を用いて肘をつき頭を支えた。ドヤ顔をしながら、次元の蟲人/残虐な人攫いのブサイクな面に対してメンチを切る。奴から私の姿は生まれたままの姿、大事な秘部も全て曝け出しているがカメラ越しの奴を見下すには丁度良い角度だった。

 

「まずは一勝、敗者は代償を支払って貰いましょうか?」

「……。……にょっほっほっほっほ♪ 約束でおじゃるからなぁ……くぃくい~っとな♪ にょほほほ♪ 今、洋館の玄関を開けたでおじゃる♪」

「……フっ」

「今のは油断したでおじゃるよ……まさか、日葵ちゃんが、My first honeyのようにサイボーグ強化されていないにも関わらず、こんな武闘派だったとは……にょほほほほっ♪」

「さ。2回戦目行きましょうか……」

「そんなに焦らなくてもいいでおじゃる♪ 勝負はあと2回あるのじゃから、すこし休んでも構わないのでおじゃるよ~?」

 

 やはりな。1回戦のあっけなさや自分自身の思考を客観的に見て、そうじゃないかと薄々感づいていたが……ヤツは私が3回勝負で挑んでくると思ってやがる。勝負でも盛り上がるのは大体3回戦というのも相場が決まっていることもあるし……。

 私も先ほどまで作戦を構築し直す前までは、そのつもりで居た。

 ……何せ私は、カードキー。心寧ちゃんの淫紋もとい肉体改造安全な脱出の確保をしなければならないのだ。そして今、私は奴の思惑通りに安全な脱出ルートの確保に努めた。奴が3回戦で仕掛けてくると思うのは当然の流れ。

 その状況を裏付ける証拠として、奴は私に1回でも勝てば後は心寧ちゃんと同じ状況に陥らせて容易に勝利を掴むことのできるのだ。奴にはまだ()()2()()ものチャンスが残されている。

 これが神話生物なら人智では計り知れない思考で、こちらの虚を突いてくる計略に出ていただろうが……今、次元の蟲人/残虐な人攫いを操っているのは『織田 鋼人』……またの名は『壁田 鋼人』というちょっと魔術を嗜んだ程度の賊だ。同じ人間の知恵比べなら、ある程度の想定はできる。

 だが、正直装備も何も持たずに、このまま逸話だらけの織田 鋼人を粉砕できるとも思っていない。せめて幸運な勝利を掴めたとしても、2回が限度なはずだ。3回目はどんな手を使ってでも、それこそ《魔術師の支配》や心寧ちゃんを出汁にしても、このタイプは本気で私を負かせにくる。

 ……だが、今回はその2回目も少し危うい。あまりにもあっけなさ過ぎて奴を楽しませられなかった。2回目から潰しに来るか……? いや、その方がこちらとしては好都合か。逆に来なかった場合の事を想定して、状況に応じて臨機応変に動いた方がいい。

 だから、今はわずかに油断している次の2回戦目で決着をつける。それには第二プランに関連するような賭けにも出るわけだが……。

 

「そうでおじゃる♪ そうでおじゃる♪ ここは楽々1回戦を突破した日葵ちゃんに敬意を表して特別にMeのfaceを見せてやるでおじゃる♪」

「……別に興味はないのでいいです」

「まぁまぁまぁ、そうは言わずに見るのでおじゃる♪ 生涯、未来永劫My first honeyと共にこの洋館で沢山の子供を拵える大切な孕み袋……マッマとして生活するのじゃからな♪」

 

 お前、なんJ民かよぉ!とツッコミを入れそうになるが、その前にスポットライトがまた消失する。

 そして次元の蟲人/残虐な人攫いによると思しきドラミングが聞こえてきたあと。再びスポットライトが私を中心に照らすように点灯し、『織田 鋼人』は私の目の前へと姿を現わした。

 銅色の肌にのっぺりとした平たい顔。容姿に関しては全裸であることと、身長が170cm程度と私よりは大きいが、ふうまくんよりはチビだ。梅毒のような性病を持っているのか。それともここに訪れた魔族達にも降りかかった病を発症したのかは定かではないが……奴の皮膚には不気味に輝く斑紋が浮かび上がっている。斑紋はどういう原理なのか、蟲が表皮を移動するかのように蠢いていた。

 そして、股間には立派な謎の光が……なんだ? あの光。テレビドラマのTRICKのようにモジャモジャしていてキメェ。光の角度によって光がカシャカシャと音を鳴らして蠢いている。大きさにして700mlのコカコーラペットボトルほどの直径と長さだ。

 

「うぉっほぅ♪ 間近で見る日葵ちゃんの肉付きの良いお尻と引き締まった身体♪ お胸は心寧ちゃん「あぐっ♥♥♥に劣るものの……慎ましやかでプニプニな裸体を見ていたら、麻呂の大黒柱が! 江戸幕府が隆起してしまったぁっ!!!」

 

 そんなことを言いながら奴は、テレビゲーム『The forest』の原住民がエフェジーを作り上げるかのような奇怪な行動を取り始める。私は奴を闇の中から観察するためにも飛びのいて闇の中に身を隠した。

 そうだな。ヤツを率直に言えば……キモい。そして私が掛けるべき言葉は——

 

「あと……2回戦(・・・)で……その砂の一夜城を倒幕して差し上げますね?」

「にょっほっほっほっほ♪ 生娘が言いよるわ♪ これは麻呂の手中に収めた時が楽しみじゃのう……♪」

「…………」

「して……日葵ちゃんはどのようにして、我が与助をあんなにも簡単にひっくり返してみせたのでおじゃるか?」

 

 闇の中に身を潜める私を奴は目で追い続けている。視姦とはこういうことを言うのであろう。

 クソが! 鹿之助くんにはしたことはあるけど、まだされたことが無かったのに!!! ギョロギョロとした目が、頭のてっぺんからつま先まで舐めるように何度も繰り返して眺められる。

 そしてまだあの勝敗に納得が行ってないのだろう。次元の蟲人/残虐な人攫いを押し倒した方法について触れてきた。

 だからこそ、ニヤリと笑って言い返してやる。

 

「次に私が鋼人卿に負けたときに支払う代償が決まりましたね?」

「お……」

「そして、先ほど鋼人卿は私に対して私から支払う代償を言わなかった。それでも勝負は執り行われ、私が勝利し、貴方はその勝利条件を黙って飲んだ。これは、片方の代償が決まっていれば、片方は言わなくてもよい、また同時に勝敗が決まれば敗者は勝者ののぞみを聞かねばならないという誓約があるのではないでしょうか?」

「♪~。麻呂は賢いおなごは何よりも好みでおじゃる。でも麻呂も賢いでおじゃるからな。きっと次は……」

「ひっ……」

「さしずめ“彼女” の肉体を元に戻すように言ってくるのでおじゃろう? 日葵ちゃんは外へ出られたにも拘わらず、そのような脚でも構わず “彼女のため” に、麻呂の洋館へ戻ってきたのでおじゃるからな」

「ぅ……」

「心寧ちゃん。気を病む必要はありません。鋼人卿は貴女を動揺させて、反応を楽しみたいだけです」

「にょほほほ♪ 流石は日葵ちゃん! 麻呂の魂胆は筒抜けでおじゃるか? さて次の願いが “彼女” の肉体を元に戻すこと以外なら……カードキーの譲渡でおじゃるかな?」

「……どうでしょうね」

 

 奴はやけに長い舌を出して、下品な舌なめずりをする。

 こちらも闇の中でわずかに口角を上げて、愛想よく笑い返してやる。

 

「ぐすっ…………ひっく……」

「……。大丈夫……。大丈夫ですからね……」

「ぅっ……ぁ……」

「泣かなくても大丈夫ですよー……。心寧ちゃんは何も負い目を感じることはないです。ここには自分自身の意志できたのですから、気に病むことは何もないのですよー?」

 

 それから連続したオーガズムとストレスによって、やや過呼吸気味に息絶え絶えになっている心寧ちゃんに近づく。しゃがみ込んで彼女の背中をさすり、恥辱と凌辱の限りを尽くされた女騎士のような嗚咽を零す彼女が落ち着けるよう、慰めの声掛けをしながら介抱するのだった。

 

 ときに私が次元の蟲人/残虐な人攫いに対して行ったことは特別でもなければ、大した技ではない。『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG』77~78頁における “組みつき” 78頁 ■1つ目のサブオプションルール『対象を“自動成功”で押し倒す』ことを用いただけにしか過ぎない。

 そう。本当に〈組みつき〉を実行しただけなのだ。〈近接戦闘(格闘)〉のmnvr(マヌーバ)ではない〈組みつき〉だ。それがあの戦闘のタネだった。

 それ以上でも、それ以下でもないシンプルな答えだ。

 そしてそれが神話生物に対しても有効なのか?という疑問については『新クトゥルフ神話TRPG』の〈近接戦闘(格闘)〉101頁 “mnvr(マヌーバ)”で説明がされている。

 そう。『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG』の定義では用いられていなかった。『新クトゥルフ神話TRPG』で詳細化したという事は、『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG』でも〈組みつき〉のルールが神話生物に使用されたという場面はあったという裏付け証拠としても捉えられ、運用は可能であり。今〈組みつき〉を使用出来たこと。……それこそこの世界では正解のルールなのだ。

 まぁ、そんな小難しい話を持ち出さずとも『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG』の77~78頁 “〈組みつき〉”のルールでは、“神話生物には使用できない”というルールは存在せず、〈組みつき〉を行った対象に対して用いることのできるオプションルール裁定になっているのだから、使用しない手はない。

 そこに相手を円の中から押し出す・相手を地に伏せさせるという競技である相撲は私にとって有利なのは明らかで、〈組みつき〉が決まった時点で私の勝利は約束されていただけだ。

 

 




~あとがき~
 今、対魔忍RPGの方で『毒と復讐(復刻)』というMAPイベントがやっているのですが、そこに本小説にも登場していた『日ノ出 陽葵』ちゃんと『速水 心寧』ちゃんが登場しています! 立ち位置的には脇役で、発言も5つ前後のセリフなのですけど……ありがたや、ありがたや。
 たまたまなのかもしれませんけど、【サンライズチアー】日ノ出 陽葵の実装とか、作者希望のがんばれ♪ がんばれ♪ がーんばれっ♪というボイス内容。そして今回の復刻イベントでの2人の登場、やはり運営の人が本小説を見ているのではないかと少しばかり勘ぐってしまいます。
 ……タイミング的に偶然なのだと思いますけどね! 必然感じちゃう……。
 
 え? ケイリー マイ……? 作者は知らない子ですね。(当時、対魔忍から米連に派遣された対魔忍の存在は知っていましたが、米連から対魔忍へ派遣された兵士の存在は知りませんでした)


~評価返信~
『衛生兵様』
■ 積極的に特殊タグなどといったものにチャレンジしている。せっかくのハーメルンなのでこういった面白い試みはとても評価したい。あと単純に意図的に読めなくするのはとても面白かった
◇ 特殊タグに対する好意的な反応ありがとうございます! 意図的に読めない部分と言いますと「にじみ」とかのことでしょうか? あちらはオリ主の意識が完全に危ういときに使用しておりました! そこを面白いと言っただけるとは……! 歓喜しております!

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