って訳で番外篇スタート!!
〜side神宮寺崇徳〜
2018年クリスマス・イブ・・・、
竜王戦も激戦の果てに九頭竜が桐山を振り切って竜王防衛を果たして年内の行事も一段落着いた処で・・・、
昨日は今年最後の船釣りを播磨灘界隈で行ったのだが、釣果は1人酒宴程度でしかなく、佗しい思いで帰路に着き、人の難儀を好き放題からかう宗谷を〆ながら虚しく一夜を過ごしていた訳なのだが・・・
その日の昼、桐山は既に供御飯ちゃんと婚前旅行に出掛けており、一方で宗谷は朝イチで俺が京都の供御飯家に送り届けており、俺は手ぶらも手ぶら、アテもなく大阪の街を彷徨ってたのだが・・・・、
そんな処で鉢合わせたのが、桂香ちゃんとは・・・
何のフラグなのか、偶然必然だったのか、今思えばなんとも摩訶不思議としか考えられねぇ話だった訳なんだが・・・
その桂香ちゃんのお買い物なんだが、体調の優れない空ちゃんの滋養に最適な食材を買い込んで一門(旅行中の桐山除く)の慰労会として他何人かも巻き込んで執り行う運びだったそうな・・・
けど、そもそも清滝のとっつぁんからして蔵王の爺さんに招かれて神戸で呑み明かしコース決定で、他も九頭竜は雛鶴ちゃんの実家に年末年始拘束されていて、肝腎の空ちゃんも祭神を破った代償として当面休場を余儀なくされる始末となって、後は内弟子になりたての土橋しか残ってなく・・・
「なぁ、桂香ちゃん、買い込むのはいいけど、食える奴ら他にいるのか?」
と問うと、
「まず健司君と君は決定、後は澪ちゃんと綾乃ちゃん、シャルロットちゃんと飛鳥ちゃんも来る手筈になってるからwww」
との事で、大人は俺と桂香ちゃんだけ、後は子ども集団のクリスマスパーティーとなる様だった・・・
で、清滝邸に入るや早速電話が入り、空ちゃんは主治医の明石医師の指示で最低1月以上の入院療養となり即入院、パーティーは欠席と相成り、それ以外のメンバーで開催の運びとなった。
パーティーそのものは無事恙無く過ごせ、飛鳥ちゃんは千鳥足の生石のダンナの迎えで一緒に京橋の自宅に戻り、残りの子ども達は全員2Fの土橋の子ども部屋で雑魚寝となり、桂香ちゃんも自分の部屋に入って、リビングに残ったのは俺1人・・・
まぁまだ酒も食い物も十分にはあるし、のんびり呑み明かすのも一興だなと思いつつ、一升瓶の残りを空にした処・・・
其処に現れたのは、豊満な体型露わなネグリジェ姿の桂香ちゃんだった・・・・
「・・・、一体何のつもりだ?俺だって1人の若い男だ。そんな姿晒したらどうなるかなんて普通に分かるだろうが・・・」
「そんなの先刻承知に決まってるじゃない。私の身体に貴方を存分に刻み付けて欲しいの。」
と言うなり、間髪入れずに桂香ちゃんが全力で俺に抱き着いて来たのだった・・・
それにしても抱き着くなり、一気に唇塞ぐわ、舌を強引に絡み付けるわ、この年頃の成熟系のオンナってこれ程までに性に獰猛なのかね・・・
流石に居間でこれ以上盛ったら奴らが起きて来たらどんな事になるのか宜しくない想像と未来しか見えなかったから、一先ず桂香ちゃんの部屋に移る事にした。
そしてその後は・・・・、言わずともってな訳で・・・。
そして怒涛の3連発撃ち抜くと流石に俺もグッタリして一眠りしていたのだが・・・
ふと目を覚ますと、桂香ちゃん曰く、
「ねぇ崇徳君、寝言で香織とか留美とか女の名前出てたけど、アメリカでもお盛んだったの?(氷の視線で)」
とか言い出すもんだから、
「そんなハッキリ言ってたか?」
と返し、続けて、
「あー・・・、こりゃ言わなきゃならんかな?
実は俺、人生2回目、つまりは転生ってヤツだ。んで、前世でも此処とは幾分状況が違うが、同じ日本で生まれ育って将棋と釣りにのめり込んで名人にズダボロに伸されて暫く将棋から遠ざかったり復帰してその名人にやり返して名人ブン取ったり、挙句は将棋特化の憎めねぇクソガキ宗谷にボロ負けして現役退いたりって、自分で振り返るのもなんだが、なんとも荒波だらけの人生だった訳で・・・
あ、現状俺の前世も今も知ってるのは宗谷と桐山、後は二海堂に土橋と・・・そんなとこだなwww」
ってシレッと白状しといたwww
で、この暴露話を聞いた桂香ちゃん、
「はぁ・・・、なんか零君も崇徳君も異常なまでに将棋の神域に近いって話が真実として落とし込めるってのがまた・・・」
とか、将棋の化物なんて俺達だけじゃねぇってのにな・・・
なんて話してたら、また俺のが覚醒したから更に3戦追加、この夜で都合6戦熟したとか、大概スタミナお化けだろ・・・
後日(大晦日)、土橋に、
「神宮寺さん、先日は桂香さんと凄まじかったようでwww」
とか言われたもんだから、
「お前、何処で聞いてた?」
と聞くと、
「他の子達は皆グッスリ寝入ってましたけど、僕はなんとなく尿意で目覚めてトイレに行った際に何処かくぐもりながらも激しい息遣いを感じたから少し聞き耳を立てたら野獣の交わりかと思った位には・・・一体どんだけ溜ってたんですか?」
なんて答えが返ってきやがったwww
・・・・あ、そういや、本能のままに交わってたから後先考えずにヤってたな。
そもそもそんなの想定してなかったから何の準備もしてなかった訳だしな・・・
まぁ、そうなったらそうなったで俺がどうにかすりゃいいだけだがな。
後日・・・(土橋にブチ撒けられた後、年明けの指し初め式の数日後)
大阪福島・関西将棋会館
この日は春休みの只中って事も有り、馴染の面子が大勢揃っていたんだが・・・・
俺、桐山、宗谷、九頭竜、夜叉神ちゃん、土橋、供御飯ちゃん、供御飯ちゃんの親友の月夜見坂ちゃん、更には桂香ちゃん、鏡洲のダンナ、椚の小僧、何故か生石のダンナに娘の飛鳥ちゃん、挙句には生石のダンナの昔の同期で遅咲きのルーキーって話題に上っていた辛香のダンナまでも顔を見せており、一体何の集まりなんだか一瞬意味が解らなかったんだが・・・
・・・どうやら、桂香ちゃんに漸く輝かしい春が訪れたって聞いた面々が一堂に集ったって事らしい・・・
あ?誰が喋った?土橋か?それとも伝え聞いた宗谷か桐山か?
・・・にしても、少し違和感あるんだが・・・
・・・って訳で、改めて聞く事にした。
「土橋、お前、何処まで暴露した?」
と聞くと、
「それですけど、殊更僕が全国津々浦々に喧伝すると思いますか?」
って答えられて
「なら何でこれだけ一堂纏めて集結してる?」
と再度聞くと、
「それは零さんが供御飯さんとの婚前旅行から戻って来て宗谷君と3人で家に寄った際に供御飯さんがえらくのぼせてたから、そんな流れで『そう言えば・・・』って3人に話したら3人それぞれのルートで伝わっただけかと・・・」
なんてやり取りしてたらそれを遮る様に月夜見坂ちゃんが、
「いーじゃねーかwww、女がオンナとして好きな男と睦み合ったってだけだろwww、目出度い話なんだからそう目くじら立てるなよ、荒獅子さんよwww」
とか言って来て更には生石のダンナまでもが、
「零と万智ちゃんに続いて何ともいい話じゃねぇか。桂香ちゃんも正女流になって幸せも一緒に掴んだんだからこれ以上の話なんてなかなか無いだろ(笑)」
なんて言って来て、他の面子からもやいのやいのと祝われたりからかい混じりに弄られたり・・・、まぁ俺も桂香ちゃんとなら何だかんだでやってけそうな感触あるから別段問題ねぇ筈だがな・・・、うん、ねぇだろ。
後は、本能任せの結果次第ってとこか・・・