紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです 作:ライドウ
さて、東方二次創作において”十六夜 咲夜”は大抵”強キャラ”に設定されている。
その理由は、その能力・・・”時間を操る程度の能力”が理由だ。
まあ、二次創作主人公はその能力を軽々突破して惚れられたり、恋心抱かせたり、ヤンデレ化されたり監禁されたりetc・・・。
作品によっては、練習ばかりで実戦経験がなく逆にそれが隙となるというものまであるが・・・基本的に”十六夜 咲夜”は強キャラに設定されている。
なぜ私が、今そんなことを説明しているかと言うと。
「貴女の
「残念、私の
なぜか私が、その”十六夜 咲夜”と対峙しているからだ。
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襲撃はいきなりだった、レミリアお嬢様がこれからお眠りになられる明朝。
唐突に紅魔館の正門が爆発を起こしたのだ。
すぐさま副メイド長補佐が私の元に飛んできて、紅魔館が教会の襲撃を受けている。という報告を受ける。
すでに正門と中庭では、教会の私兵と美鈴率いる警備兵たちの激しい戦闘が広げられていた。
美鈴主導の元、美鈴の鍛錬法で鍛えられた狼女たちは数的不利を押し返してはくれているがどうしても完全に抑えるということはできないみたいだ。
レミリアお嬢様にはフランドールお嬢様を連れてヴワル魔法図書館に避難することを伝えて、自分の空間からハルバートを取り出してロビーへと走った。
副メイド長補佐には適当にライフルを渡しておいて、大急ぎでロビーへ出ると。すでに、副メイド長が6人の兵士相手に大立ち回りしていた。しかもただの兵士ではなく、よく見ると教会精鋭の修道者ということが見て取れる。
「はははっ、教会も大したことないっすねぇ。随分と弱いっす。」
冷静にしかしながら確かな怒りを垂れ流しながら、ロングソードの双剣を振り回している。
飛んでくる弓矢を弾いて、切りかかってくる修道者を蹴り捨てて、何なら放たれる銃弾すら切り払っている。
そして修道者たちの息が切れた隙を狙って、その全員を斬り倒した。
「メイド長!ご無事だったんすか!!」
「無事も何も、爆発したのは正門だけよ。」
「そうっした!敵はかなり多いっす!!美鈴さんとこの人らも頑張ってるっすけど結構ヤバ・・・!?」
私は副メイド長補佐を突き飛ばしながらハルバートを振り回し、副メイド長はその双剣で”唐突に現れた銀製のナイフを叩き落とした”。
「め、メイド長!!」
「逃げなさい!!」
それだけ言うと、副メイド長補佐は素早く離脱してくれる。
・・・今のは間違いない。
「なんなんっすか今ノ"ッ」
唐突に、副メイド長の声が変になる。
副メイド長のいる方向を見れば、喉元にナイフを突き刺されている副メイド長が。
「・・・・!!」
やりやがったな!!と言わんばかりの表情で、ロングソードを振ると・・・随分と小さな影が、私たち二人の前に現れる。フードを被っていてよく見えないが、青く輝く瞳だけが随分と不気味さを際立たせている。
(間違いない、この子が。十六夜 咲夜・・・)
目の前に唐突にナイフが現れたのも、気配察知能力だけは異常な副メイド長の喉にナイフを突き立てたのも”時を操る程度の能力”をもつ十六夜 咲夜なら当然できる。
ズボッと嫌な音ともに、副メイド長が喉元に突き刺さっているナイフを抜き取る。
「いつつ・・・教会はこんな子供まで動員するようになったっすか?!随分と腐ったもんっすね!!」
そう叫びながら、ロングソードを構えてその十六夜 咲夜(仮称)に突撃する。
対する、十六夜 咲夜(仮称)もそんなメイド長に向けて突撃しだした。
両者の距離がほぼなくなったと同時に、激しい打ち合いの音が響き始める。
副メイド長がロングソードを的確にそして冷静に振り、対する十六夜 咲夜(仮称)はそれを弾きながら素早く反撃に移っている。
「こんのぉ・・・ちょこまか、ちょこまかと!!」
副メイド長のそんな叫びが聞こえ、どうやら副メイド長がおされているということが伝わってくる。
どうやら少なくとも副メイド長以上の実力を持つみたいだ・・・さすが十六夜 咲夜(仮称)。
ガキィンという高い金属音の次の瞬間、副メイド長の背中にはおびただしい数のナイフが突き刺さる。
「カフッ・・・な、なぜっすか!?い、いま。真正面に!!」
焦る副メイド長。さすがに元教会所属でかなり強かったとはいえ、原作登場キャラクターに勝てるわけがないか。
なら仕方ない。
「副メイド長。それを早く抜いて中庭の戦闘に参加してきなさい。こいつは私がやるわ。」
「め、メイド長が!?だ、だめっすよ!!こいつは」
「アンナ・ゲールマン。聞き分けなさい。」
「うぅ・・・わかったすよ。名前呼びは卑怯っす。その代わりっす、絶対に生き残ってくださいっすよ!!メイド長の実力はかなりあるとはいえ・・・」
「私が負けると思う?」
「・・・・・・そうっすね。じゃあ、任せたっす!!」
それだけ言うと、副メイド長は背中のナイフを抜いてから中庭に出ていった。
・・・十六夜咲夜(仮称)は、そのやり取りをただ黙ってみてくれている。
「あら、行儀いいのね」
「・・・どうして。」
「?」
「どうして、あなたも逃げないの?」
「貴女が侵入者だから。どうしてくれるのよ、今日の掃除は大変なことになるじゃない。」
「その必要はない。」
「私はメイド長なの、だから必要なのよ。」
「そう。なら・・・。」
「貴女の
「残念、私の