紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです   作:ライドウ

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☆ なんかお母さんになってる!?

転生429年と27日(月曜日、三日月。ハレ)

 

結局のところ、襲撃の撃退は成功。

昨日1日日記を書く暇がないほどの片付けにおわれ、更にはサクヤの育児にも追われるようになった。

レミリアお嬢様と副メイド長は私にすっかりなつき母親判定しているサクヤを見て目を丸くして固まっていた。

正直私も、母親判定されるまで懐かれるだなんて思いもしなかった。けれど、正直サクヤから「おかあさん」と呼ばれると守りたくなってしまうものだ。

レミリアお嬢様は、いつも私が拾ってきているから問題ないわ。とのコメントを頂き。

副メイド長には、サクヤちゃんはメイド隊全員の妹っすね!と、割と受け入れられている。

でも副メイド長にはサクヤの教育に悪そうなので態度は改めるように伝えると、ショックを受けて部屋の隅で丸まっていた。

 

 

転生429年と28日(火曜日、半月。アメ)

 

サクヤがこの紅魔館で育てられ始めてはや3日。

紅魔館の住民からは、元々襲撃者であるという態度は見受けられなかった。むしろ、みんながみんなサクヤを甘やかすもんだから中々に制御が大変だ。意外な事だが特に美鈴とレミリアお嬢様が甘やかす。

 

美鈴に関してはまだいい。

あの人は、みんながする甘やかしよりもまだマシな方だし、なんならサクヤの遊び相手にもなってくれているからむしろ助かっている。

 

むしろ問題はレミリアお嬢様だ。

眠りかけのサクヤを連れ出しては、自分の寝具(かんおけ)に連れ込んで抱き枕としてそのまま二度寝しようとするもんだから、その時だけはメイド隊と美鈴たち全員で反逆してやった。

さすがのお嬢様も反省したのか、それ以降は(まあ良くないんだけど。)レミリアお嬢様秘蔵のお菓子を与えたり、会う度に抱きついて何かを堪能なされたり、何かサクヤの身の危険を感じたり・・・。

私は私でサクヤにぞっこんなのだが、レミリアお嬢様もレミリアお嬢様でサクヤにゾッコン(意味深)らしい。

・・・サクヤにはきちんとした貞操観念を持ってもらうようにちゃんと教育しておこう。

 

転生429年と29日(水曜日、満月。アメ時々キリ)

 

今日は、サクヤの名付けの日だったりする。

私は便宜上「サクヤ」とは呼んではいるが、ほとんどのみんなが「フラワリングナイト」・・・縮めて「フラナ」の愛称で読んでいる。いや待てやどんな愛称やねん。

 

そしてさらに問題があった。

そもそもの話、私が名無しの妖精メイド(ネームレス・フェアリーメイド)のせいで名前を決めづらいだそうだ。

その意見について私は、「そういえばそうだった。」という言葉しか出なかった。

私は429年もの間、メイド長(先代が居た時は「妖精ちゃん」)という立場で呼ばれ続けていたため、半ば「メイド長」が私の名前のような気がするのだが。さすがに名前がメイド長のやつなんて相当ヤベー奴である。

 

そうして問題なったのが紅魔館総出の名前決めの話し合い。

紅魔館の主であるレミリアお嬢様だけでなく、フランドールお嬢様に副メイド長と副メイド長補佐。美鈴に警備隊副隊長、パチュリーに専属司書のホブゴブリン。さらには本来名前をつけなければならないサクヤまでその話し合いに参加していた。

 

最終的にはサクヤの提案した「マリア」という名前と、レミリアお嬢様の提案した「十六夜」の苗字が与えられた。サクヤもサクヤで、私が呼んでいる愛称そのままの名前がついた。

サクヤは原作通りに十六夜 咲夜(サクヤ・イザヨイ)。私は十六夜 マリア(マリア・イザヨイ)の名前が与えられた。

 

ちなみになぜ十六夜?と、レミリアお嬢様に聞いてみたところ。

運命と出会ったのよ。と、ドヤ顔で日本語辞書を見せてくれた。

つまりまた落し物を拾って黙ってたんですね。お説教です。

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