紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです 作:ライドウ
咲夜さんは無事に原作咲夜さんと同じ体格にはなりましたが性格が全然違います。
それと色々と変更点がありますのでご了承ください。
・・・主人公の転生年数とレミリアの年齢があわないだって?
・・・・・・正直本当に済まない。だけど許してくれ。
転生507年と1日(月曜日、新月。ハレ)
507年前の今日、私はこの世界に生まれ落ちた。
時間が流れるというものは何とも早いものだ。
既にレミリアお嬢様は中学生ほどの身長であり、フランドールお嬢様に至っては淑女らしい立ち振る舞いをマスターしている。
美鈴は、原作よりもクールでカッコよく、警備隊の狼女たちに至ってはすでにどこの吸血鬼たちの私兵たちよりも屈強で強いものとなっている。
あれから図書館にこもっていたパチュリーはまた喘息を患ってしまい、最近は図書館から出て喘息の改善をしている。そして、いつの間にか小悪魔を召喚しており図書館側は完全に司書の一族となったホブゴブリンたちと小悪魔が協力して毎日整理や掃除をしている。
私のところのメイド隊はというとあれからさらにメイドが増えたどころか、さらに精鋭になるように鍛え上げた。
咲夜はすっかりメイドとしても人間としても成長を遂げており、どこに出しても恥ずかしくないほど立派な娘となった。
もう私のやる事はないので咲夜にメイド長としての立場を譲ろうとしたのだが、咲夜がマジ泣きしていやがったので、未だ私がメイド長の立場である。そして咲夜がメイド長補佐の立ち位置だ。
そして、何の因果か10日後。私たちは、幻想郷へと移住するのだ。
これを提案したのは、レミリアお嬢様の親・・・クソ当主なのだ。
どうやらクソ当主の話では、ハンターグリーン家とミッドナイトブルー家がスカーレット家に対して戦争を吹っ掛けようとしているらしい。
クソ当主はこの戦争に徹底的に抵抗する様で、そのはじめとして紅魔館を幻想郷へと移動させるらしい。その戦争で、レミリアお嬢様たちに危険が及ぶことが嫌ということらしい。
真剣な表情でそう相談されて、つい私も了承してしまう。
だけど、完全に帰る前に私はクソ当主に「貴方がどんな立場の吸血鬼であろうと、レミリアお嬢様とフランドールお嬢様の父親なのです。死ぬことは許されませんよ。」
と、きつく叱っておいた。
その私の言葉に「もちろんだ、危なくなったらすぐに転移しようとも」と言っていたので死ぬ気がさらさらないということがよくわかった。
転生507年と2日(火曜日、三日月。クモリ)
さて、今私は幻想郷に居ます。
なぜかというと、私が先発隊のメイドを数人引き連れ幻想郷の管理者に引っ越しするということを伝えることと、紅魔館が転移するための場所を確保するためである。
なぜ私なのかというと・・・美鈴は、警備隊の隊長だから抜けると万が一の際に戦力が激減するという注意点が存在する。
パチュリーは、何とか喘息が改善しているが長時間・・・それこそ残り9日間を健康に居られる自信などないし、そもそもパチュリーもヴワル魔法図書館の管理で離れられない。
だからと言って咲夜を送ろうとすると、レミリアお嬢様が猛反対・・・いや、私でも猛反対したんだけどそれなら誰が行くことになるんだって話で私が話をつけたんだけどね・・・
そして、私はまず幻想郷に転移して目の前に現れた九尾におどろいた。
藍さんが転移場所にいきなり現れたのだ、思わず私が連れてきたメイド数人がライフルを構えてしまったが、相手もそういうことは予想していたみたいで冷静で助かった。
話はトントンと進んでゆき、私は八雲紫に唐突に転送され幻想郷の代表格の全員と話すこととなった。
幻想郷の管理者である”八雲紫”
妖怪の山の主”天魔”、幻想郷地獄支部局長”四季映姫・ヤマザナドゥ”
冥界の主”西行寺 幽々子”、人里の長や妖怪組織のトップ。
その中に私は放り込まれた。
彼ら(主に天魔と妖怪組織のそれぞれのトップ)からプレッシャーが放たれるが、美鈴が放ってくる重苦しい覇気の方がずっと恐ろしいものだ。
私はそんなプレッシャーを全部無視して、つらつらとレミリアお嬢様からの声明を代わりに発表する。
一つ、紅魔館は幻想郷に転移するに際し一切の戦闘行為の意思はない。
一つ、幻想郷に転移した後のことは幻想郷各勢力圏とは中立の立場で交流したい。
一つ、もしそちらが交戦の意志があるというのならこちらもそれ相応の対応をとる。
の三つだ。
天魔は、その条件を聞いてからというもの放っていたプレッシャーを収めた。
どうやら天魔は、私たち紅魔館が敵対する意志はないということをしっかりと受け取ってくれたみたいだ。
しかし、それ以外の妖怪の組織たちは私に向けていちゃもんをつけてきた。
だけど、八雲紫の一喝によりすべて丸々と受容された。
・・・まさか、私たちの転移を利用して邪魔な妖怪組織を壊滅させる気だなこいつ・・・
やっぱり胡散くせぇわ。フローラルな香りでごまかしてるけど、特段と嫌なにおいがする相手だった。
転生507年と3日(水曜日、半月。アメ)
あの会議のあと私は帰され、休息した後メイドたちとともに土地を探して歩きだした。
八雲紫には、人里からはあまり近いところに作らないことを条件にいい場所を紹介してもらった。
そう、原作の紅魔館と同じ場所・・・霧の湖のほとりだ。
私はそこを見てメイドと協力して紅魔館分の㎡で計測したところ・・・無事に転移ができるということが分かった。
そのため八雲紫に相談し、それぞれのメイドが立っている位置にとあるクリスタルを設置してもらった。こっちに転移する前にパチュリーから渡されたマーカーの魔法が刻まれたクリスタルで、紅魔館が転移するのに必要らしい。
そのためそのクリスタルを置いた後、私たちはゆっくりと過ごすことになった。
これで私たちの仕事は大体終わったので、あとは待つだけだ・・・
それにしてもたった9日とはいえ、咲夜が寂しがっていないか心配だ。