紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです 作:ライドウ
今回は日記形式・・・ではなく台詞形式です。
ちょっとしたおまけとしてお読みください!
・レミリアの場合
レミリア(以下レ)「マリアについて?そうね・・・私的に言えば、半身と言っても過言ではないわ。」
フラン(以下フ)「それはやっぱり、専属メイドだから?」
レ「あのねフラン。マリアが私の専属メイドだから~とかじゃないわ。私はね、ある意味マリアに育てられてきたの。貴女だってそうでしょ?」
フ「たしかに、私も物心ついたときにはマリアが近くにいたわ。」
レ「つまり、私にとってマリアは唯一無二の相手であり、私の半身。私にとってなくてはならない存在よ。もしいなくなったりしたら、私も共倒れしそうだけどね。」
フ「・・・え、もしかしてお姉さまってレ」
レ「違うわよ!!というか、アンタ私の事そんな目で見てたの!?そういう意味じゃなくて信頼してるって意味だからね!?」
フ「冗談に決まってんじゃん!お姉さまったら~!」
・咲夜の場合
咲夜(以下サ)「おかあ・・・おほん。メイド長について、ですか?」
フ「そうそう!いまみんなに聞いて回ってるんだけど・・・」
サ「そう言う事でしたらフラン様もよくご存じのはずです。私にとってメイド長・・・マリアは育ての母。そして私にとっては唯一の親なのです。」
フ「だよね~咲夜がちぃっちゃいころからマリアとずっと一緒に居たし。」
サ「お、幼いころの話はあまり得意じゃありません・・・」
フ「あの頃は、お母様お母様ってマリアに引っ付いてて~」
サ「ふ、フランお嬢様~」
フ「あ~でも、紅魔館を襲撃したときは結構殺気立ってたよね。」
サ「まあ、あの時は・・・大司教の指示がすべての時ですからね。あの時こそ、お嬢様の言い方を借りれば私の運命分岐点だったんだと思います。メイド長に殺されず、お母様に拾われて・・・今がある。私にとっては、とってもとっても大切な、人のぬくもりと愛を教えてくれた大切な人ですからね。」
・フランドールの場合
サ「じゃあ、フラン様はどうなのですか?」
フ「あ、私?私にとってマリアはね~咲夜と同じだけど、ちょっと違うかな。私にとってマリアはお義母さんだし。」
サ「?」
フ「義理の母親ってこと、私の本当のお母様は12歳のころに失踪したからね・・・」
サ「あぅ・・・申し訳ございません。」
フ「イイのイイの。今はそれを受け入れてるからね、お母様にもなにか理由があって私の前から姿を消した。ただそれだけっ!あーあと、マリアは私にとって恩人、かなぁ。」
サ「恩人・・・ですか?」
フ「そうそう、私の能力の”ありとあらゆるものを破壊する程度の能力”はオプションでヤバい狂気がついてるのよ。それを克服するために手伝ってくれたのがマリアだからね。」
サ「なるほど・・・そういった意味ではフラン様にとってメイド長は」
フ「そっ、私の一生を使っても頭が上がらないし恩を返しきれない相手ってわけ。メイド長が困っているなら、私は全力でその困りごとを助ける。これが私の恩返しってね!」
・美鈴の場合
美鈴(以下メ)「私にとってのメイド長・・・ですか?」
フ「そうそう!美鈴は何かないの?」
メ「わざわざ日傘をさしてまで来て何事かと思ったら、まあいいでしょう。そうですねぇ、私にとってはメイド長は恩人、ですね・・・フランお嬢様とは違ったベクトルのですが。」
フ「?どういうこと?」
メ「大体は同じ意味です、私もフラン様もマリアさんに一生を使っても返しきれない恩義を感じている。だけど、フラン様は運命を変えてくれた恩人。私にとっては、九死に一生を得させてくれた人です。」
フ「へぇ~・・・具体的には」
メ「あの時、メイド長が私に世話を焼いてくれなければ今頃私はどこかで野垂れ死にしてたでしょうね。」
フ「うぇ!?そのレベル!?」
メ「まああの時は擦れてましたからね。とにかく、あっちこっちに敵意を向けて、ボロボロになって、レミリアお嬢様に拾われて・・・それでマリアさんにしごかれてなきゃ、今頃狼女たちの部下にも恵まれずにただただ、修行と称して居眠りしてサボってただけですね。」
フ「あれ~、意外とマイルド」
メ「それで、レミリアお嬢様に飽きられてクビになって、それで働き口をなくして放浪して・・・それでって感じですね」
フ「じゃなかった意外と深刻だった!?」
・パチュリー&小悪魔の場合
パチュリー(以下パ)「私にとっての、メイド長?」
小悪魔(以下『でません!!』)「私は接点がないですね~噂じゃあ、冷酷むじ」
フ&パ「「はーい、小悪魔は黙っててね~」黙ってなさい」
小悪魔「そんなー!!」
パ「そうね・・・私が瀕死の状態でレミィに拾われたってことは、フラン様も知ってるわよね?」
フ「うん、あの時の壮絶な現場は驚くものだったよ~」
パ「その時、適切な治療をしてくれたのがメイド長だったのよ。」
フ「そこまでの話は聞いてる、つまりパチュリーにとってメイド長って。」
パ「レミィと同じ命を助けてくれた命の恩人。フラン様や美鈴と同じで、一生をかけても恩を返せない相手。」
フ「へ~・・・」
パ「それに、魔法が行き詰まったときの相談相手でもあるの、今まで私が解けなかった魔法式を簡単に解いちゃうんだもの。軽く嫉妬したけど・・・でもね、マリアは優しく教えてくれたの。とってもわかりやすいから、今まで私が独学で学んだものは何だったんだーってなったときもあるわね。」
フ「マリアって基本的に何でもできるからね~。」
パ「何でもできすぎで、こっちが困っちゃうけれどね。・・・それにしても早く会えないかしら。ここの魔法式の構築方法がよく分からなくって」
フ「どれどれ~・・・うっわ、何この複雑な構築式!?」
・副メイド長の場合
アンナ(以下ア)「アタシにとってのメイド長っすか?」
フ「そうそう、一番関わりあると思うし。聞いてみたいなって」
ア「そうっすね~、まずアタシは元々教会所属の人間って言うのは知ってるっすか?」
フ「聞かされた時はビックリしたよ。だって元々敵なんですもの」
ア「アタシもあの時は、まさかこうなるなんて思わなかったっすよ?でもそもそも、あたしが働いているのもメイド長のおかげなんっす。」
フ「やっぱり?」
ア「まあそういう反応っすよね。まだ不老不死になる前、アタシは極秘でこの紅魔館の調査に来たっす。まあ、その当時紅魔館は秘匿されていてようやく見つけられた吸血鬼の本拠地の一つでしたっすからね。」
フ「そんなレベルだったの?!」
ア「まあ、三大吸血鬼の一つスカーレット家の別荘で、そこには血の恐怖公”ラウル・スカーレット”の家族が住む場所っすからね、潜入する人選も慎重に慎重を重ねてアタシが選ばれたっす。」
フ「それで、ここにきてどうして心変わりしたの?」
ア「そうっすねぇ。まず、レミリアお嬢様と話してみて何ら人間と変わらないっていうことが分かったことっすね。ただ、蝙蝠の翼が生えていて主食が偶然血ってだけだったっていう。蓋を取ってみれば、ただの幼くて年相応の女の子とその子を不器用に守ろうとするメイド長を見て・・・ああ、私はこういう風景を護りたかったんだ。っていう、かつての想いを思い出しただけっすよ。」
フ「か、感動話!!」
ア「その一言さえなければそうっしたねぇ。」
おや、何やら不穏な雰囲気が・・・