紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです 作:ライドウ
転生429年と6日目(土曜日・三日月。ハレ)
つい昨日・・・またお嬢様のお散歩で拾ってきた子・・・というか人。
名前はないらしいが、強者を求めて武者修行をしつつ旅をしてるらしい。
そんな話をしつつ私は、その人を浴槽にぶん投げて隅々まできれいにしてやった。
最初は嫌がっていたが、だんだんと私のテクニックに篭絡させられ最後は甘んじておとなしく受け入れていた。
そして綺麗にして気付いたことがある。あいつ紅美鈴だ。
赤髪で、だいぶやさぐれてはいるがあの顔は間違いなく紅美鈴だ。
ちなみに本人に確認したところ、中華拳法を使えるらしい。間違いなく紅美鈴だ。
何でも故郷である国で強い人がいなくなったからわざわざこっちまで来ているらしい。
・・・でもまあ、妖怪とかの強さ的に言えば日本に行った方が武者修行になるような気がするのは気のせいかな・・・
まあそんなことは置いておいて・・・レミリアお嬢様はすぐさま手紙をしたためていた。
どうやらあのクソ当主にむけてホンメイリン(仮称)を雇ってもいいかの確認をするのだろう。レミリアお嬢様が拾いものをしてきたときのアイツの「またか」っていう独り言と動作はそれだけでディナーがかなり進むものだうまうま。
ちなみにフランお嬢様は、来たばかりのホンメイリン(仮称)に興味津々で遊んでもらいたそうに眼をシイタケにして見つめ続けていたりした。
そん時のホンメイリン(仮称)はどうしていいか分からず、私に助けを求めていたのはギャップ萌えだったよ。
転生429年と7日目(日曜日・新月。アメ)
昨日中に私が不夜城に手紙を届けたところ。
クソ当主は頭を抱えて一言「門番として雇え」とのことだった。
その言葉をお嬢様に伝えると、とても喜んでうっかりその日の清掃作業を増やしたことは許しはしない。いくら可愛くしてもそれだけは許さん。
というわけで、ホンメイリン(仮称)は無事紅美鈴の名前をお嬢様から与えられた。
そして門番としての力量試験として私の右腕(不老不死になったあの子)が相手することになったんだけど。
その子が手も足も出ずにやられるもんだから結局私がやる事に。
お嬢様に全力を出していいというので思わず、けがをさせてしまったことは許してほしい。
転生429年と8日目(月曜日・三日月。アメ)
結局、紅美鈴の試験は規格外すぎる私に30秒もったということで無事に採用となった。
これで採用にならなかったらどうしようかと思った。
けれど門番というのもほぼほぼ形式上で、ほとんどメイド組の手伝いをしてもらっている。だけど合うメイド服が一つもなかったから念のために作っておいた執事服を着せた。中々似合っていたのが腹立ったんだが、その胸をどうやってその執事服に収めたんだろう。顔がいいからかお嬢様がメロメロになったので今日のおやつはお嬢様の苦手なニンジンカップケーキにしておいた。けれど甘く作っておいたので、意外って言う顔の後にとってもまぶしい笑顔でお代わりを要求したので仕方なく大好物のマカロンを作ってあげた。
ちなみにお嬢様が寝静まった直後に私たちも5時間の就寝時間をとる。お嬢様方が眠りにつくのが朝の5時。朝の10時に起床してお嬢様たちを起こさないようにメイドの心得を復唱する。ちなみに来なかったら首なのでみんな真面目に来てくれた(美鈴もね)
紅魔館メイド心得その一!
常に優雅に気品あるよう!!
掃除の時間は3時間以内!!
何事があっても余裕あれ!!
その朝礼が終わった後は、すぐさま掃除の時間。訓練されたメイドによる3時間の紅魔館清掃作戦だ。ちなみに新しいメイドが入ってくる春ぐらいになると緩和の為に5時間に変更される。その新人メイドが慣れてきたら3時間に戻すのだ。
ちなみに今いるメイドたちは、メイド長の私。副メイド長の不老不死の子。副メイド長補佐の子と、人間のメイドが12名。私が勉強を教えた結果頭がよくなった妖精メイドが5名+紅美鈴だ。合計21人でこの紅魔館を3時間で完全に清掃を完了させる。
さぼったり散らかしたりしたら折檻、まじめにやってくれたらご褒美なのでみんな真面目にやってくれる。
私が紅魔館の北館。
副メイド長と副メイド長補佐、妖精メイド5人の古参組が西館。
人間のメイドたち+紅美鈴が一番部屋が少なく作業が少なく済む中央館だ。
私はほんの30分で北館を終わらせ、中央館の様子を見に行くとそこは阿鼻叫喚。
四苦八苦して人間のメイドたちにもみくちゃにされながら必死に食らいついていく紅美鈴の姿が・・・ちなみに人間のメイドたちと言ってるけど、身体能力はすっかり鍛えられて中央館の清掃ぐらいなら10分もかからないで済ませてしまうぐらいになっている。
・・・まあ、その日の紅美鈴はその日一日動かなかったと記しておこう。
転生429年と9日目(火曜日・半月。クモリ)
さて大変なことになってきた、つい昨日の夜。
庭師を担当してくれていた人狼のおじいさんがついにぎっくり腰をしてしまい。そのまま引退してしまった。
無論それは、メイドたちでやればいいのだが・・・なにぶん庭の剪定なんてやったことない子たちがほとんどだ。かくいう私も庭の剪定だけは苦手としている。どういうわけか、私が庭の剪定をしようとすると大抵侵入者が現れて剪定前よりひどい状態となるのだ。
だからと言って放置していれば別荘とはいえお嬢様たちの沽券にかかわる。
さてどうしたものかとしているところにちょうどいい人材がいること思い出した。
というわけで、門番兼庭師の仕事を紅美鈴に投げつけて、代わりにメイド隊から追い出した。
本人は、まだやれますと言ってきたが庭師の方が楽だよと教えたら喜んでやってくれた。
その分、屋敷から見えないところや客人の見えないところで美鈴の好きなようにしていいとお嬢様からお許しを経ているのでこっそりと美鈴と一緒になって秘密の花壇を作っているのは内緒だ。
ちなみに美鈴の剪定能力はとんでもないことだった。
・・・あと、今日お嬢様は、どこから拾ってきたのか馬を拾ってきた。