紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです   作:ライドウ

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☆ パチュリー観察日記とか誰得?

転生429年と13日(土曜日、新月。ハレ)

 

結局のところ、パチュリーは峠を越えて安静に眠り続けている。

外傷の傷の治りは速いのだが、意識が回復してもいいぐらいになってもパチュリーは目を覚まさなかった。

どういうわけか魔法に詳しい副メイド長が言うに、結構な量の魔力を使って魔力切れらしく生まれつき魔女のパチュリーがそのガス欠から回復するためにはおおよそ4、5日間眠り続けるらしい。

副メイド長が簡単に教えてくれたおかげで10ℓバケツに水滴一滴ずつで魔力をためているイメージでいいらしい。そりゃ時間がかかるわけだ、起きていればその程度のガス欠はすぐに治ると言っていたが意識がない状態ではそれが最速の状態で、無理に回復させようものなら「ボン」といくそうだ。くわばらくわばら・・・

 

それを聞いていたお嬢様は、安心しきったのかつい昨日はキャロットカップケーキを5つも食べつくしてしまった。おかげで、キャロットカップケーキを独り占めされて頬を膨らませたフランお嬢様には本来お二人に提供するはずのおやつだったショートケーキを”二つ”お出しした、するとレミリアお嬢様が血涙を流しながらこっちを睨んできたのでおかわりのキャロットカップケーキを差し出した。

 

それでパチュリーの様子をだれが見るという話になったのだが、交代制でメイドたちで見ることとなった。

最初は不夜城のエリートメイド様たちが嫌がっていたが、どうせ明日明後日で不夜城に帰る連中のことは無視して紅魔館のメイドたちで見ることにしたのだ。

 

あと、ついにクソ当主が紅魔館のメイドを増やしていいといった。

副メイド長に録音魔法を使わせて言質をとったのでこれで長年の人員不足からも解放される。

 

 

やったぜ(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

転生429年と14日(日曜日、三日月。クモリ)

 

今日はとにかく疲れた、紅魔館のメイドとして働きたいという狼女たちや吸血鬼の女の子たち、どこからうわさを聞きつけてきたのか妖精たちが妖精メイドになりたいと押しかけてきた。

最終的に明日から新人メイドとして雇うのは、狼メイドが10人、妖精メイドが40人、夜間の作業のために吸血鬼メイドを5人。一気に55人ほど雇った。ちなみにクソ当主は「50人でいいのか?もっと多く雇うのかと思った」と抜かしたため、追加で30人美鈴の部下として狼女たち20人と吸血鬼の女の子を10人雇った。今日のうちは雇ったメイドたちは帰したが、明日からはしっかりとメイドとしての仕事をさせようと思う。誰もかれもが覚悟を持ってきているから、逃げたり辞めたりすることなんてないだろう・・・多分。

 

うっきうきの気分でいたら、レミリアお嬢様にからかわれてしまった。くやしい・・・でも可愛いから許す!!メイドを新しく増やすということを伝えると、レミリアお嬢様はうれしさ半分ちょっとだけ嫉妬したのか「貴女は私の専属メイドなんですから。ほかの子にあんまりかまけないで」と言ってきた。

急なデレ期は聞いてないですよ!?私が尊くて消えかけましたが、副メイド長のおかげで何とかこの日記を書けています。

 

それと、パチュリーの様子なのだが今日も起きなかった。

しかし、魔力はちょっとずつ回復していると副メイド長が伝えてきた。

それに寝息も安定してきたようで、うなされる声も少なくなったという。

・・・そういえば今思い出したけど、紅魔館の地下への入り口はどこだろうか。

429年ずっとこの紅魔館で暮らしていたが、地下への入り口らしいものは一切見ていない・・・

・・・・・・あとでクソ当主に聞いてみるか。

 

 

転生429年と15日(月曜日、半月。アメ)

 

クソ当主に地下室の有無を聞いたところ、倉庫として使っている。そのドアはイタズラされないように厳重に封印してある。使いたいならその封印は解除する。と言っていたために、問答無用で開けてもらった。扉の時点で隠されていた分の経年劣化かなにかで触った途端に砂になった。この時だけはクソ当主と顔を合わせてうわぁ。と言う声を2人して出していた。

 

砂になったドアを踏み越えて地下室に行ってみればレンガでできた薄暗いダンジョンが出来上がっていた。

なんかスケルトンとかゾンビとか湧いてるし、なんならスライムもクリー〇ーもって、最後のは違うか。

その様子を見たクソ当主は、目頭を抑えてこんなことになるのなら早めに教えておけばよかったと後悔していた。

 

スケルトンに矢を放たれながらも、どうにか地下室ダンジョンを脱出し、入口を私の能力で出したタンスで塞ぎ、溢れ出てくるのを防いだ。

一瞬だけバイ〇ハザードが頭をチラついたが、残念ながら相手はゾンビではなくスケルトンなのでバイ〇ハザードではなかった。

 

ちなみにこんなになるまで地下室の存在を秘匿していたクソ当主に笑顔で正座♡と言ったら、青い顔をしながら正座していた。

怒られる時の表情とか姿勢が、レミリアお嬢様にそっくりでやっぱり親子だなぁ。と思いつつ、おおよそ4時間ぐらいお説教した。

 

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