IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

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間違えて削除してしまった為、再投稿です。出来の悪いバックアップからなので、多少の問題があるかも…


第二章
第九話


IS学園。

 

表の顔は倍率1万倍という唯一のIS操縦者を育成する超々難関 の女子高。

 

裏の顔は世界各国の思惑が交錯し、模擬戦による威力偵察、情報収交渉集、代表候補生同士による話し合い(交渉)、ISの情報の抜き取り、etc…

 

様々な方法でISの技術を奪い合い、20歳にも満たない少女達が 国家の命運と自身の運命を賭ける場所。

 

そんな極端な裏表の顔を持つIS学園に、場違いと言っても良い一人の「男子」がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(こ、これは…いつまで耐えられるか…)

 

その男、「織斑真也」がIS学園に入学してから真っ先に思った事がそれだ。

 

現在は1年1組の教室にて担任の到着を待っているが、入学式からずっと多くの女子達からの好奇の視線(精神攻撃)を受け続けて、現在進行形で真也の精神はガリガリと削られていた。

(何でこんな事に…)

 

織斑真也が何故、”実質的”に女子高であるIS学園に入学したのか、これには理由がある。

 

 

IS、正式名称「インフィニット・ストラトス」。

 

約10年前、篠ノ之束が発表したパワードスーツ。しかし、発表当時はあまりにもオーバースペックな性能だった為に全く話にされな かった。

 

しかし発表から数ヶ月後、《白騎士事件》によってISは証明され、 世間にその存在を知らしめたが、現在は467機全てが本来の目的か ら外れ、軍事利用された。

 

しかし、その圧倒的な性能を誇るISにはある欠点がある。

 

その欠点とは、女しかISを動かせない事だ。

 

原因は開発者である篠ノ之束でさえも、一切解明されていない。

 

これにより「女尊男卑」という思想が生まれ、ありとあらゆる分野において女性待遇の体制が完成。「女尊男卑」の世界になった。

 

 

だが、それを揺るがす存在が現れた。

 

それが世界初の男性操縦者、織斑真也。

 

事の始まりは、織斑真也が藍越高校の受験場に向かった事から始 まった。

織斑真也は受験場に向かっていたが、建物の複雑な構造に迷い込み、偶然辿り着いたのがIS学園の受験場。

 

そこでISに触れた瞬間、ISが起動。世界で初めて男性がISを動かせる事が判明。

その後、政府によってIS学園に強制入学され、現在に至る。

 

 

 

(早く来てほしい…)

 

その時、教室のドアが開き...恐らく担任なのだろうが、それにして は小さな体、そしてその体に不釣り合いと言っても違和感の無い大き さの胸を持った女性が入ってきた。

 

「皆さんこんにちは、IS学園入学おめでとうございます。私は1年 1組副担任の山田真耶です、これからよろしくお願いします」

 

そして自己紹介が始まるが、肝心の真也は…

 

(─────)

 

極度の緊張に襲われ、思考回路を半停止していた。いや、正確にはもはや自分自身も通訳不能な言葉で思考していた。

 

「次は織斑くん、お願いします」

 

「は、はい」

 

真耶に呼ばれ、真也は席から立つ。そして、一気に集まる視線。

 

「えーと…織斑真也です。よろしくお願いします」

 

それだけ?と言わんばかりに更に視線が鋭くなるのを真也は感じた。

 

(いや、そんな目で見られても…)

「え、えーと……以上です」

 

その時。

 

「全く…挨拶もまともに出来んのか、お前は」

「え…」

 

真也の耳に聞こえた、あまりにも聞き慣れた声。ほぼ反射的にその声が聞こえた方を向くと、そこには。

「さて、1年1組の諸君。私が1年1組担任の織斑千冬だ。これから 君たち新人を1年で使い物になる操縦者に育てる。私の言う事はよ く聴き、よく理解しろ。いいな 」

(…姉さん!?)

 

真也の姉、世界最強の称号を持つ織斑千冬がいた。

 

「「「「「「キャーーーーーーーーー!!」」」」」

 

そしてクラスメイトの悲鳴(鼓膜攻撃)が教室に響く。

 

「全く…毎年毎年馬鹿共が集まるものだな。織斑、いつまでも立ってないで座れ」

 

「あ…分かりました、姉さ…織斑先生」

 

そう言って真也は席に着席した。

 

(あれ、もしかして織斑くんって千冬様の…)

 

(今織斑くん、千冬様の事を姉さんって言おうとしたような…)

 

(いいなぁ…)

 

「さて、 SHR(ショートホームルーム)は終わりだ。各自、きちんと準備しておけ」

 

(…これからどうなるんだろう)

 

そう思いながら、真也は授業の準備を始めた。

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