IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜 作:クローサー
あの機動力から文字通りの一撃必殺の攻撃が放たれると思うと…うわぁ。
クラス代表決定戦当日。第三アリーナにて、真也は箒と千冬と共に真也の専用機の到着を待っていたのだが…
「…なあ、箒」
「何だ?」
「剣道を教えてくれたのは助かったけどさ…ISの事は一切触れて無かったよな」
「………」
「いや、目を逸らさないでくれよ…」
そう、真也は箒と共に剣道の鍛錬を行っていたが(真也は定期的に剣道の鍛錬は続けていた)が、ISの勉強は殆どしていなかった。
「…まあもう過ぎた事だし、今それを愚痴っててもしょうがないか」
「う、うむ。それより、お前の専用機はまだなのか?このままではーーー」
「お、織斑くん織斑くん織斑くん‼︎」
その時、真也の元に真耶が走ってきた。
「来ましたよ‼︎織斑くんのISが‼︎」
そして、ピットの搬入口の隔壁が重々しい駆動音を響かせながら開き、現れる。
「これが、俺のIS…」
「はい、これが織斑くんの専用機、《
純白の装甲の機体、白式。
真也が触れた途端、白式に光が灯る。
「…」
真也はそのまま白式に乗り込み、手足を装甲に入れ、装甲を身に纏う。
そして、空気が抜ける音と共に装甲が閉じ、白式が起動。
「システムオールグリーン…気分はどうだ、織斑」
「大丈夫です」
「
「分かりました」
そして、白式を纏った真也はピットのカタパルトに乗る。
「…勝ってこい、真也」
「ありがとう、箒。行くぞ‼︎」
その直後、真也はピットから飛び出した。
アリーナに飛び出した真也。そこには、既に《ブルー・ティアーズ》を纏ったセシリアが待っていた。
「遅かったですね、織斑さん。何かありまして?」
「ああ、ちょっと相棒が遅れてな」
「そういう事ですか。……という事はもしや、初期化も完了していないのですか?」
「…ああ。何せついさっき着いたばかりだからな」
「ふむ…」
その時、試合開始のブザーが鳴った。
「では、行きましょう」
そして、自然体からほぼ一瞬でセシリアの持つレーザースナイパー《スターライトMkIII》を照準、発砲。
「うおおっ⁉︎」
真也は発射された青色のレーザーを反射的に避けるが、白式の肩を掠めシールドエネルギーを奪う。
「今のは挨拶です。次からはしっかりと当てて行きますわよ?」
そして、スターライトMkIIIを再度構えた。
そしてその頃、アリーナのカメラをハッキングし、さらにもう一つの映像で模擬戦を見ていた者がいた。
「ふむ…あれが織斑真也の専用機、白式か」
映像にはブルーティアーズと白式がアリーナの空間を飛び、スターライトMkIIIから発射されるレーザー、そしてブルーティアーズから分離した4基のビット兵器《ブルー・ティアーズ》から発射されるレーザーが白式のシールドエネルギーを削っていく。
「…弱い。弱すぎる。何故”あの程度”の速さと数のレーザーを避け切れない?」
もし普通の一般人がそれを聞いたら「お前は何を言っているんだ」と言える愚痴を言いながらデータを集めて行く。
「…このままでは一次移行も間に合わずに負けるぞ」
その時、一基のブルー・ティアーズが破壊された。
「ほう…セシリアの隙を見抜いたか。ただの単純馬鹿では無いか」
そう、セシリアのブルーティアーズにはある弱点がある。ビットを制御している間、セシリアは一切移動が出来ない。その事に真也は気付き、見事にビットの破壊に成功した。
そして、少しずつビットを破壊していきセシリアに近づいて行く真也。
「…やはり単純馬鹿か。不用意に近付けばーーー」
その時、セシリアの隠していた2基のブルー・ティアーズからミサイルが発射。避ける暇も無く白式に命中し、爆発を起こした。
「…………いや、ようやく見せてくれるか」
そう言った時、爆煙が晴れ、そこにいたのは更なる純白の装甲…中世の騎士を思わせる姿に変えた白式。
そして、右手に握られた伝説とも言える名刀。
「雪片、か」
雪片。それは織斑千冬が現役時代だった頃、千冬の圧倒的な実力、その大黒柱の一つを担った武器。
一次移行を終えた白式を纏った真也は再度、一気にセシリアに近付いて行く。それと同時にセシリアは迎撃を開始。
だが機動力、反応速度が拡大に上がった白式を止めるには至らず、逆に青き刃によってブルー・ティアーズが破壊されていく。
「阿呆が。それを闇雲に使って行くとーーー」
そしてブルーティアーズに一太刀入れるその時。
ビーーーーーーーー‼︎
『試合終了。勝者、セシリア・オルコット』
「ーーーそうなるんだ。さて…」
空間ウィンドウを起動。収集した情報を整理、保存していく。
「…やはり、か」
そして、一つの項目が目に入る。
「織斑真也…お前の持つ
その項目には、彼がそう危惧するには十二分な文字が映し出されていた。
-白式 所有者 織斑真也-
-搭載武器 雪片弐型-
-予想世代 第3.5世代-
ん〜…微妙な出来具合。