IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

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長らくお待たせしました。

今回はORCA視点です。


第十二話

IS学園にて行われたクラス代表決定戦から翌日。ORCAのリーダー、セレンはフランスのとある都市のコーヒーショップに来ていた。

 

何故フランスにいるかと言うと、とある人物を待っているからだ。

 

「…」

 

セレンは無言でコーヒーカップを手に取り、口に運ぶ。

 

そして数分後、セレンに向かい合う席に一人の男が座り込む。

 

「すまない、待たせたか?」

 

「いえ、構わないわ。それじゃ早速で悪いけど、渡してくれないかしら?」

 

「ああ、これに入っている」

 

そう言って男は机に封筒を置き、セレンが手に取って中身を確認する。

 

「…確かに受け取ったわ、ありがとう。これが報酬よ」

 

そして、セレンも足下に置いてあるアタッシュケースを机に置き、男に渡す。

 

「…鍵が掛かっている様だが、番号は?」

 

「5462よ」

 

男が番号式の鍵を解除し、アタッシュケースを開ける。

 

中身は、アタッシュケース一杯に入ったドル札の束。

 

流石に、店内で札束という代物は他の客に見せる訳にはいかない為、見るだけだったが、それだけでも十分な代物だった。

 

「…こちらも確かに受け取った。それでは、俺はーーー」

 

「あら、コーヒーの一杯位飲んで行かないのかしら?」

 

「だが…」

 

「私が奢るわよ」

 

「………では」

 

そう言って男は立ち上がろうとした態勢から、再度席に座り、店員にコーヒーを注文した。

 

その数分後、男の元にコーヒーが届き、男は一口つける。

 

「…一つ、聞きたい事がある」

 

「答えられる範囲なら、どうぞ」

 

 

 

「…何故お前の様な子供が、裏に関わっている?」

 

 

 

質問を聞いたセレンは、再度コーヒーカップを口に運ぶ。

 

 

 

「………そうね、言うならば…私は裏でしか生きられないから、かしら。貴方もそうでしょう?

 

一度裏に関わったら、もう表舞台には戻れない。戻れないからこそ、闇の中に生き続ける。貴方も、私も」

 

「…なるほど」

 

男は残りのコーヒーを一気に飲み干し、席を立つ。

 

「それじゃ、俺は戻らせてもらう。今後ともご贔屓に」

 

そう言って、アタッシュケースを手に取り、店の出入り口に向かって歩いていった。

「ありがとね」

 

セレンはそう言って男を見送り、男が店を出た。

 

「…さて、と」

 

セレンは服のポケットを探り、手のひらサイズに収まるスイッチを取り出した。

 

 

 

そして、タイミングを見計らって赤いボタンを押した直後、遠くで爆発音が響いた。

 

 

 

「…馬鹿ね。アタッシュケース自体に仕込みがある可能性もあったでしょう?」

 

そう言ってセレンはスイッチをしまい、封筒の中にある資料を取り出し、目を通し始める。

 

 

資料の中身は、クラス代表決定戦の時に判明した白式のデータ、織斑真也の経歴だ。

 

 

「…零落白夜、か。中々面白い物持ってるわね」

 

そして、織斑真也の経歴に目を通そう(・・・)としたその時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……久しぶりだな、セレン……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セレンの手が止まり、自然と声が聞こえた方…向かい合う席を見る。

 

そこにいたのは、黒髪の平凡な服装をしているが、それには似つかない、日本の武士を思わせる覇気を纏う少年がいた。

 

「…いつから私に気が付いたのかしら?」

 

「……爆発音の直後だ……」

 

「…なるほど、それじゃしょうがないわね。スイッチが入った貴方の気配察知能力は異常だもの」

 

「……セレンもだろ……」

 

「流石に貴方程じゃないわよ。で、私に何か用かしらーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー真改」




新たな原作ORCAのリンクス、真改。
ブレーダーとしての腕は、間違いなく最強の一角。

月光怖い。初見の時、APが一気に三分の一も持っていかれた時はビックリした。
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